働かない夫のコントロール方法
働かない夫を働かせたい!働かない心理からの解決方法
働かない夫に困っている!仕事が続かず転職ばかり、休職期間も長く働く素振りを見せない夫に不安に感じるのも当然です。イライライしてなぜ働かないのか?その理由や心理を理解して、働かない夫に対する解決方法を試してみましょう。
夫が働かない!最悪の事態に陥らないために妻がするべきこと
働かない夫に悩む妻は、世の中に多くいます。仕事が長続きせず転職を繰り返す、定職に就いてくれない、転職に向けて就職活動をしてくれないなど、夫が少し休んでから再就職してもらうつもりが、なかなか働かずに危機感を持たずにいられたら、妻の精神も追い詰められてしまいます。
考えたくなくても「別れ」という二文字がよぎってしまう人もいることでしょう。そういった最悪の事態にならないためにも「働かない夫の心理」を知って、対処していくことが大切です。解決方法を探っていきましょう。
働くことに疲れてしまってしばらくの間は就職活動もしたくない
働かない夫に多いものとして、働くこと自体に疲れてしまうというのは今までの仕事が激務だった夫に多い心理状況です。早朝出勤の深夜退勤、休日返上で仕事漬けなどのストレスフルの日々から解放された夫は「しばらく何もしないで過ごしたい」と思うことでしょう。こういった夫は、気分転換できたら再就職に向けて頑張る傾向にあります。
この夫の心理を妻が理解せずに、焦燥感から夫に早く働きに出ることを強要すると夫もいい気はしません。「家族は自分をATMだと思っている」と夫に思わせてしまうことにもなりかねないので要注意です。
働くことに価値を見出せないために働かない夫
仕事に対して、ヤル気や誇りを感じられない夫もいます。世の中、自分の好きな仕事についている人ばかりではありません。「家族のため」「お金のため」と割り切って働いている人も少なくありません。
しかし中には、朝早くから夜遅くまで会社に拘束されて、家族との時間や自分の自由時間を思うように取れないことに不満を持ち、自分はなんのために働いているのだろうと、働くことに価値を見出せずにいる夫もいます。
親の遺産や家族の貯金が潤沢にある、妻が高給取りで生活に困る状況ではないなど、自分が働く意味が更に見いだせなくなってしまう場合もあります。
プライドが邪魔して妥協を許せない
働く意欲はあるけれど、自分にふさわしい職場がないと思っている場合もあります。過去に大企業に勤めていたり、自分には秀でた才能があると過信している場合に起きがちです。
仕事を選んでいる場合ではない状況に陥っていてもプライドが邪魔をして、「この会社では自分の能力が発揮できない」となかなか仕事にこぎつけないものです。就職活動がうまくいかないことによって「自分の能力を認めない会社や、社会が悪い」と曲解した考えに陥る場合もあります。
こういったタイプの男性は、うまくいかない事は他者のせいにする現実逃避の傾向があります。その傾向から、他者との関係を築くのが苦手で嫌なことから逃れてしまいがちです。働かないのはプライドが邪魔をしているという言い訳になっている場合があります。
働かないことに慣れてしまって楽な方に逃げている
人というのは一度楽な生活に慣れてしまうと、また苦しい思いをしたくないものです。妻も、夫が仕事をやめたばかりのころは「今まで頑張って働いてきたんだし、少しは休んでもらおう」と、気を使って労う場合が多いです。しかし仕事をやめたことを妻が怒らず、さらには労ってもらえることで、甘えを覚える夫も一定多数いるのです。
「就職活動はゆっくりで良い」「当分ゆっくりしよう」などの、夫にプレッシャーを感じさせまいという妻の気遣いの言葉を楽観的にとらえて「働かなくても何にも言われない」と思われてしまう場合もあるのです。
就職活動もしなければ、家事も育児も妻任せ。1日何もせずにダラダラしていたり、スマホを手放さずにゲームばかりしている、そんな夫の状況に頭を抱えている家庭も多いことでしょう。
一度甘い考えに陥ってしまうと、なかなか仕事探しに本腰が入らなくなるのが現状です。更には、妻がフルタイムで働いているから良い、生活保護を受給すれば良いという甘い考えがあるようだと大変危険です。
働きたいという気持ちとは裏腹に社会でうまくやっていけない
人には向き・不向きというものがあります。会社という組織の中の一員としてうまくなじめなかったり、対人関係がうまくいかずに会社勤めが続かない人もいます。しかしその状況とは裏腹に、「働かなくては」という気持ちが強い人が多く、焦燥感を覚えて気を病んでしまう…というドツボにはまっていってしまう場合もあるのです。
夫はこういった自分自身の性格に関する悩みを妻に相談できず、一人で抱え込んでしまっていることが多いです。「男性が弱音を吐くのは男らしくない」という世間の認識があるからこその現象と言えるでしょう。
専業主夫になりたくて働きたくない夫も中にはいる
「専業主夫」という新しい家族の在り方が定着しつつある現代の日本。今までの「男は仕事、女は家庭」という価値観が覆されつつあります。女性が社会に進出していることもあり、夫である自分より妻の方が高給取りになるパターンもあります。
そうなったことによって、妻に働いてもらって自分は主夫として家を守ったほうが効率が良いと考える夫も出てきます。また、先に紹介した「社会でうまくやっていけない夫」も、家庭内で自分の活躍の場を設けたほうが効率的と考える人もいます。
妻の方が生活に困らないほどの収入があり、夫婦で同じ考えになっていればもめることもなく問題は何らありませんが、妻が共働きを希望する場合にすれ違いが生じてしまうのです。また、実際に専業主夫になっても何もしない夫がいるのも事実です。
働かない夫を働かせる解決方法!ガミガミ言うのは逆効果!
働かない夫の心理を知ることができましたが、夫を働かせるには具体的にどうすればいいのでしょうか。イライラするからと働くようにガミガミ文句を言ってばかりだと逆効果です。
頭ごなしに再就職を促すよりも、休むときは休んで、それから仕事を探そうとちゃんと提案することで、夫の気持ちの方向も決まるでしょう。夫の心理状況を踏まえて、具体的な解決方法をご紹介していきます。
働かない間は休職期間でリフレッシュしてもらう
今まで就いていた仕事による疲れが蓄積している夫に必要なのは、休息です。妻に「しばらく仕事のことは忘れてゆっくり休もう」と言ってもらえるだけで、夫の心は満たされます。ゆっくり休んだら、本格的に就職活動をしましょうと提案するのを忘れずに。
家族のために必死に働いてきた夫をねぎらって、この休職期間にしかできないことに挑戦してみるのも一つの手です。長期の旅行に出かけてみたり、夫のやりたかったことに挑戦してもらったりするとよいでしょう。
ポイントは、「仕事をしていたらなかなかできない事」に取り組むことです。仕事に疲れた夫にとってもリフレッシュになりますし、家族の絆も深めることができます。
妻は「夫が働いていない状況での旅行なんて、貯金を崩すしかない」と悲観的にとらえないことです。貯金は、再就職すれば必ずできます。しかし自由な時間を得るのは難しいことです。
「こんな長い休みは定年までないかも!」と楽観的にとらえて、休みを一緒に楽しむことを心掛けましょう。
厳しい家計状況を目の当たりにさせて危機感を持たせる
働くことに価値や理由を見出せない場合、説得は難航することでしょう。「ヤル気がない」「働く意味が分からない」という夫には、しっかり現実を見せることが大切です。家計簿や預金口座の残高など、目に見える数字を夫に提示して説得するのが効果的です。
「家賃、光熱費、食費…毎月最低〇〇万円出ていく。それに対して収入は私のパート代〇万円。毎月〇万円の赤字。このままでは半年後には破綻する」
「口座を見てもらうと分かると思うけど、貯金もあとひと月で底をつくよ」
家計の危機を「これからの生活、どうするの」などの叱責の言葉でなく、冷静に数字で表すと男性は危機感を持ち始めます。この方法は、家計管理を妻にまかせっきりで現状を把握していない夫には効果的です。家計が崖っぷちという現実を知ることで、ようやく甘えを捨てて働きだす夫も多いのです。
働かないと文句を言うのではなく夫の職探しを手伝ってみよう
妻というのは、夫のことをだれよりも近くで見ている存在です。したがって、夫のことを客観的に見て、向いている仕事を探すのにも適しているのです。前職の仕事を辞めた理由や、どんな仕事をしたいかなどをしっかり聞いて、職探しに協力しましょう。
ハローワークも登録さえ済ませれば自宅でインターネットを利用して求人情報を閲覧することもできます。求人探しを面倒だと思う男性も多いので、空いている時間に妻が求人をピックアップしておくと、案外すんなり転職活動を始める夫もいるものです。
人間関係がうまくいかず、会社になじめない夫の場合は、自宅でできるネット関係の仕事を勧めたりするのもよいでしょう。今の時代は自宅でできる仕事も増えているので、会社になじめないからと言って悲観的にとらえることはありません。旦那さんの持ち味を活かせる仕事を一緒に探すとよいでしょう。
義両親に相談する
夫が働いてくれないことを周りに相談するのは勇気が必要ですよね。ひとりで抱え込んでしまうと妻自身が追い詰められてしまうので、吐き出すためにも相談は必須です。夫の実の親である義両親に相談するのが効果的です。
妻に口酸っぱく言われるのには慣れっこな夫も、実の両親が悲しみ、叱責すれば嫌でも心に響きます。特にプライドの高い夫は、親に自分の情けない状況を知られることを恥ずかしく思います。妻である自分の説得を聞いてくれない場合には、夫の両親という最強の第三者に加勢してもらうことも大切です。
ただし、この方法は義両親と嫁である自分の立場が良好な場合にのみ有効な手段です。日ごろあまり連絡をとっていなく、滅多に交流もない場合や、嫁姑問題がある場合には、なるべく避けた方がいいケースです。
妻自身が経済的に自立する
妻自身が自立の道を歩むことも大切です。夫が長いこと働かないと生活や将来に不安を覚え、日常生活にも支障をきたすことでしょう。子供が小さいうちはなかなか行動を起こすことが難しいと考えられます。しかしこのままでは生活が破綻する…となれば、自らが働くしかないのです。
「別れる」という道を歩まないのであれば、「自分が夫に代わって稼ぐ、夫には主夫になってもらう!」くらいの勢いが大切です。手に職をつけることで困ることは何一つありませんし、自分が働くことで生活の不安を解消できるのならば、妻が大黒柱になるのも良いでしょう。そんな妻の姿を見て、夫も気持ちを改めるかもしれません。
最終手段!働かない夫とは前向きな目的で距離をおく
一通りの対処法を試してみたものの、夫の心には響いていない様子…と感じるのであれば、夫と距離を置いて生活するのを申し出るのも一つの手です。もちろんこれは状況をプラスに好転させるための提案です。
働かなくなってしまった夫は、あなたに甘え、依存している状況にあります。「働かなくても妻は出ていかない」「なんなら妻が働いてどうにかしてくれる」という、夫の甘えを断ち切るのが離れて暮らす狙いです。
今まで自分を支えてくれた妻が突然離れて暮らすことを申し出たら、夫の頭には「別れ」という文字がよぎることでしょう。この時になって初めて危機感を覚える夫もいるのです。
荒療治のようで心が痛むかもしれませんが、この離れて暮らす期間は夫を改心させるだけでなく、妻であるあなた自身の心を整理するための期間でもあります。夫婦生活の長いふたりが初めて離れたことで、見えてくるものもあります。
働かない夫のやる気を出させるために必要なこと
働かない夫を働かせるために重要なのは、大まかに分けて二点です。
- とことん夫と話し合うこと
- 現実を目の当たりにさせること
夫が働かない今は、妻の踏ん張り時です。夫婦、家族みんなで支え合い、ともに乗り越えていきましょう。
夫が働かない、仕事をしていないときは、できるだけお金を使いたくない、出費を抑えたいと誰もが思います。お金を使わない方法を知りたい!生活や子育てで貯めるコツを参考に、できるだけ出費を少なくしましょう。