子供の落書き対策と消し方
子供の落書き対策・いたずら書きをキレイに消す方法
子供の落書き対策とキレイに消す方法を伝授。壁紙や床にクレヨンでお絵かきしたり、家具にマジックやボールペンでイタズラ書きされるのが怖いと頭を抱えるママやパパは多いもの。落書き防止に効果的なポイントを知っておきましょう。
子供に落書きさせない対策とイタズラ書きを消す方法
新築や賃貸で、壁や床に子供から落書きをされて困った経験のあるママやパパは多いでしょう。どんなに愛おしい我が子の絵も、買ったばかりの家具や家電がキャンバスになっていたら、つい怒ってしまいます。
落書きをする危険がある年齢のお子さんをお持ちなら、事前にお家の落書き対策をしておきましょう。最低限の対策をしておけば、カッとなることも買ったばかりのものをダメにされることも減ります。
クレヨンやペンで描かれた落書きを消す方法を知っておくと、より心強いでしょう。子供の落書き対策と、壁や家具に書かれてしまった落書きを消す方法をご紹介します。
子供の落書きを防止するには
子供に落書きをされる前に、落書きをさせない・落書きされても笑って許せる環境作りが必要です。子供の落書きを事前に対処する方法をご紹介します。
ペンやクレヨンは大人が管理する
絵を書く道具が子供の手の届く場所にあるのなら「落書きしてもいいよ」と言っているようなものです。落書きされたくないのであれば、ペンやクレヨンは子供の手の届かない場所にしまっておきましょう。
大人が頻繁に使うボールペンやマジックなどを、机に置きっぱなしにしているご家庭も多いでしょう。絵を書く道具は、子供が勝手に使えないよう工夫する必要があります。
子供に「お絵かきしたいときは、ママに言ってね」と伝えておき、子供が絵を書くときは側で見ておくようにするだけで、ほとんどの落書きは防ぐことができます。
しっかり話して理解させる
子供は意外と話せば分かってくれることが多いです。落書きがどうしていけないのか、その理由を優しく話してあげると落書きが減ることがあります。
「大切なお家が落書きで泣いちゃうよ」「〇〇ちゃん(子供)もお顔に落書きされると嫌でしょ?」という風に、お家を擬人化すると伝わりやすくなります。
落書きの掃除を一緒にする
日ごろから子供と一緒に掃除する習慣をつけておくと家や部屋への愛着が増し、落書きを防止する効果が期待できます。部屋の壁などに落書きされた場合は、子供本人に掃除をさせてみましょう。
落書きをしてもママがキレイにしてくれるのでは、反省する気持ちも「ここに書いてはいけない」という理解も浅くなってしまいます。
落書きをした後の掃除がどんなに大変なのか体を使って覚えれば、徐々に落書きが減ってくるでしょう。何歳であっても自分が掃除した場所が汚れるのは嫌なもの。自分で掃除をしてキレイになった場所なら汚したくないという心理が働きます。
落書きをしてもいい場所を作る
部分的に貼って剥がすことが可能な、黒板として使える壁紙があります。このような素材を壁に貼って、自由に書いていい落書きコーナーを作ってあげるといいでしょう。
落書きコーナーを作れば、壁に大きな絵を描きたいという子供の欲望を満たすことができます。「ここには自由に描いていいけど、他の場所はダメだよ」としっかりとルールを決めることで、落書きコーナーでのみ絵を描いてくれるようになります。
壁にダイナミックな絵を書くのが好きな子はたくさんいます。紙にはあまり絵を書かないのに、壁や床など広い場所にばかり絵を描きたがるなら、部屋の一角に自由に落書きしていい場所を作ってあげましょう。
ウォールステッカーやアクセントクロスで対応
新築の間や張替えの難しい壁には、剥がせるウォールステッカーを貼っておくと安心です。オシャレな柄も多いので、模様替え感覚で張替えができます。
新築の壁に落書きをされたら、ママやパパは絶望的な気持ちになるでしょう。とても「成長の想い出」という広い心では受け入れられません。
どうしても汚れが取れず汚くなった壁は、その部分だけアクセントクロスにして張替えすると、お部屋全体がオシャレに変身します。壁一面だけならそれほど料金はかかりませんし、DIYに挑戦してみるのも楽しいでしょう。
壁をウォールステッカーなどで対策したからといって、壁に落書きするのを容認してはいけません。保育園や幼稚園、余所のお家に行ったときに制御できなくなります。対策した後も、壁や床に落書きするのは悪いことと教えてあげてください。
子供の落書きやシール跡を消す方法
子供の落書き対策はできないご家庭もありますし、どんなに気を付けていても知らぬ間に壁に大作が描かれていることもあります。そんなときは、落書きをキレイに消す方法を知っておくと安心です。書く道具によって消し方が違うのでチェックしておきましょう。
クレヨンはお湯で拭き取る
クレヨンは比較的お掃除しやすいですが、時間が経つと汚れが取れにくくなります。気が付いたらすぐにこの方法を試してみてください。
- 熱いお湯に浸したタオルを軽く絞り、石鹸や洗剤を軽くしみこませます。
- クレヨンの部分にしばらく当てます
- 汚れが浮いてきたら、つまむように拭き取ります。
- 残りの汚れも同じ要領で拭き取ります。
- ある程度クレヨンが取れたらこすって落としても大丈夫です。
歯磨き粉をつけた歯ブラシでもお掃除できます。木製の家具の落書気を消したいときは使ってみてください。
カーペットについたクレヨンは、アルコールとブラシ(歯ブラシも可)で落とせます。クレンジングオイルも、油であるクレヨンの汚れには有効です。
最初からゴシゴシこするとクレヨンが広がって、かえって壁や床を汚します。汚れた場所以外にクレヨンが広がらないよう注意しましょう。
油性マジックは歯磨き粉が効果的
マジックの汚れは、メラミンスポンジか歯磨き粉で対処しましょう。油性マジックは落ちないイメージが強いですが、早めに対処すればキレイに落ちることがあります。
- 落書きがある場所にメラミンスポンジが使えそうなら、優しく何度もこする
- 書いた場所が凸凹している場合は、歯ブラシに歯磨き粉を付けてこする。
- 布についたマジックはエタノールを染み込ませ、タオルで拭きます。
マジックの汚れに、シンナーやベンジン(除光液)などは不向きです。
ボールペンは油性か水性で使い分け
油性ボールペンや油性マーカーは消毒用エタノールか除光液を使って落とします。石やレンガ、革製品は残念ながら落とせませんが、それ以外なら落とすか薄くすることが可能です。
- エタノールか除光液をタオルや布に染み込ませ、落書きを拭き取ります。
一気に取ろうとせず、何度も繰り返し行うことで、大抵の油性ボールペンの汚れは落ちるか薄くなります。
水性ボールペンの場合は、ある程度の汚れは水で拭き取れます。汚れがひどい場合は、以下のようなお掃除を試してください。
- いらない布やペーパータオルに水をたらし、汚れた場所にパックしてしばらく待ちます。
- 汚れが浮き出てきたら拭き取ります。
この方法でインクが取れないときは、クレンジングオイルを使います。汚れた場所にオイルを塗り、汚れがペーパーにつかなくなるまで繰り返し拭き取ってください。
インクの種類が分からないときは、先に水で落としてみて、落ちなければ油性インクです。こっそり書いた落書きは、どのペンで書いたのか分からないことがあります。水で試してダメなら、しっかり水分を拭き取って、油性インクの消し方を試してください。
シールは温風かキッチン用洗剤を使う
壁や家具にシールを貼られるのも、落書きと同じように困ってしまいます。キレイに剥がしたつもりでも、跡が残ってベタベタすることも。シールの上手な剥がし方を見ていきましょう。
ドライヤーの温風を使った方法
- シール部分にドライヤーで温風を当てます。
- シールが柔らかくなったら端だけめくって温風を当てます。
- めくった部分からスムーズに剥ぐことができそうなら、ゆっくりと剥がします。
- 粘着力が強ければ、剥がれやすくなるまで温風を当ててください。
キッチン用の中性洗剤を使った方法
- シールに直接、キッチン用中性洗剤を塗り込みます。
- ラップをかぶせてパックして時間を置きます。
- ラップをめくって剥がれそうなら、ゆっくり剥がします。
- 粘着力が強ければ、パックの時間を延長してください。
これで大抵のシールはキレイに剥がすことができます。
シールも時間がたつと上手く剥がれず、跡が残ることがあります。気が付いたら早めに剥がしましょう。忙しいママは、子供とパパにお願いしてお掃除してもらいましょう。父子のコミュニケーションにもなります。
子供の落書きは事前の対処が大事!
壁や扉、家具に落書きがあると、キレイに掃除しても部屋が汚れているように見えます。子供がいるからしょうがないと諦めず、事前にしっかりと対処して子供も大人も住み心地の良い家を目指しましょう。
それでも子供が落書きをしてしまったら、お子さんと一緒に掃除をして親子のコミュニケーションをとってみましょう。落書きが綺麗に消えた後も、素敵な想い出はしっかりと残るでしょう。