靴の収納アイディアでスッキリ綺麗な玄関にしよう
靴の収納はアイディアしだいで今ある靴箱や玄関のスペースでも間に合います!
家の顔とも言われる玄関はスッキリ綺麗にしておきたいものですが、家族の人数に比例して靴の数も増えるものです。しかし、ごちゃごちゃと口が散乱している玄関は見苦しいだけでなく、無理に収納すると靴が傷んでしまったり型崩れの原因になってしまいます。
スッキリ靴の片付いた玄関にするために、まずは必要な靴の見直しとライフスタイルにあった靴の収納を考えましょう。
靴の収納を考えるうえで大切なこと
- 外から見えない収納
- シンプルな収納
- どこに何があるのかすぐに分かる収納
- なだれが起きたりせずに使うものだけ取り出せる収納
- 型崩れせずに保管できる収納
「靴の収納」の前にまずは必要な靴の見極めと処分を実行して!
収納に困っている人のほとんどが、余分に靴を所持しています。本当に必要な靴は何足なのか、経年劣化を頭において一度に持つべき靴の数を見直しましょう。
実際に筆者が靴の処分をしてみたところ、傷みのある靴、もう履かない靴、サイズアウトの靴、家族の分も合わせて12足不要な靴が出ました。貴重な靴の収納スペースが12足の不要な靴のために使われていたということです。定期的に靴を出してメンテナンスも兼ねて必要なものを見直すことも大切です。
問題です!あなたは靴を何足持っていますか?
「あなたは靴を何足もっていますか?」。この質問に、靴箱や玄関を見ずに答えてみてください。その後、答え合わせをしてみましょう。思っていたより靴は多かったでしょうか?少なかったでしょうか?存在を忘れていた靴はありませんでしたか?
個人が持っている靴の数は、一桁の方もいれば、20足~30足の靴を所有している方もいます。特に女性は靴が多く、ファッションにそこまで関心のない男性から見ると何故そんなに靴が必要なのかと疑問に思うでしょう。
しかし、同じパンプスひとつとっても、女性は出かける場所によってヒールの高いものや低いものを使い分けるのが普通。子供と遊ぶときのスニーカー、ちょっとした買い出しならフラットシューズなど靴の種類が豊富ですので「妻(ママ)の靴が多すぎる!」とすぐに責めることのないようにお願いします。
自分に必要な靴を見極めてスタメンを確認しよう
靴が増える理由として、昔と比べると安価にデザイン性の高い靴が手に入るようになり、気軽に購入出来るようになったこともあげられます。しかし、いくら安く購入できるといっても、靴のコレクターでないのなら履かない靴を持っていても無意味です。
以下のようにジャンル分けしつつ、自分にとって必要な靴を見極めましょう。
- 普段最も履いている靴
- 仕事用の靴
- お出かけ用の靴
- 雨の日の靴
- ブーツやサンダル等の季節物の靴
- その他、趣味等で必要な靴など(スポーツシューズなど)
自分や家族にとって絶対に必要な靴を確認しましょう。もっともよく履く靴は「スタメン」として、玄関のもっとも取り出しやすい収納スペースに置くことになります。
家族が多いなら1人何足までの所有と決めてしまう
家族のライフスタイルに必要な靴は何足なのか一度考えてみましょう。子供1人につき、普段のスニーカー、お出かけの靴、雨の日の靴、季節物の靴で4~5足までと決めてしまえば無駄に靴が増えること
もなくなりますし、余分な靴は処分することができます。
子供のサイズアウトの靴はどうする?下の子におさがりしたいときの保管方法
子供のサイズアウトの靴は傷みが激しければ処分、下の子供がおさがりで使う場合は年齢が来るまで保管しておかないといけません。
玄関の靴箱の中で数年眠らせるのは収納スペースが無駄になってしまいますので、サイズアウトの服等と一緒にボックス等に入れてクローゼット収納が理想です。同じ時期に着ていた服とまとめて収納しておくことで、時期を逃すことなく、おさがりできます。
靴を捨てらないあなたへ!大切に収納していても靴は劣化していきます
靴は日々メンテナンスして長く使うのが理想的ですが、靴も劣化をしていきます。使用による底のすり減りや傷だけではなく、経年劣化により底が取れてしまったり、靴の中がもろもろになってしまうこともあります。
あまり使用していなくても、大切に保管していても、保管期間が長ければ経年劣化が起こるのです。
靴の経年劣化とは?ポリウレタンや合皮素材でおこりやすい
ポリウレタンは軽く伸縮性があるため、靴によく利用されている素材ですが、経年劣化すると加水分解が起こるため、ソールが崩壊してしまいます。また、靴本体と底を接着する接着剤の中にもポリウレタンは含まれており、底が剥がれてしまうことがあります。
合皮はバッグや靴に良く利用されていますが、経年劣化するとベタついたりボロボロと表面が剥がれてしまいます。
経年劣化は見た目ではわからない?外出時に靴が壊れる危険も…
経年劣化している靴は、見た目にはわからないものもあります。
しかし、そのまま靴を履いたら脚に剥がれた合皮がついてしまったり、ひどい場合はソール(靴底)が崩壊し、歩けなくなります。
外出前に靴の異常に気が付けば良いのですが、外出先で靴が崩壊してしまうと大変です。あまり使用していない靴もある程度の期間で見切りをつけるか買い替えを検討しましょう。
「流行遅れ」になっている靴は潔く捨てるべし!
いつもより奮発して買った靴は、出番が少なくなってもなかなか処分ができないという方も多いです。スタンダードな物であれば手入れをして何年も履くことは可能ですが、その年の流行りで手に入れたものを数年履くことは難しいですし、服ともしっくりこなくなります。
大切に保管しておいてまた流行が来た時に履こうと思っても、それが何年先なのかは分かりませんし、その頃には経年劣化も考えられます。値段関係なく、今履けない靴は潔く捨てた方がよいでしょう。
靴は消耗品!理想は何シーズンかで靴を履きつぶすこと
靴の劣化を考えると何シーズンかで履きつぶして、買い替えることが理想です。溢れた靴箱に悩んでいる方は一度靴との付き合い方を見直してみましょう。靴が消耗品ということを理解して、無駄なく使いきれるだけの靴を所持することが大切です。
100均やホームセンターアイテムを使ったアイディア靴収納
厳選して残した靴、しかしそれでも家族が多い、又は玄関のもともとの収納スペースが狭いと靴が入りきれないことがあります。そんなときは今ある収納にプラスして、100均やホームセンターアイテムで収納スペースを作りましょう。
靴箱のデッドスペースを無駄なく活用するために、自宅の靴箱にはどのようなアイテムが合うのか考えてみましょう。
靴の量が多い場合は一つの収納方法にこだわらずに、2~3個のアイディアを組み合わせましょう。靴箱の中はツッパリ棒等で二段に分けて収納、あまり使う機会の少ない冠婚葬祭の靴等はシューズケースに入れてクローゼットに収納する等、靴の用途やライフスタイルに合わせて収納方法を変えましょう。
ツッパリ棒で靴箱内の収納スペースを2倍にアップ!
靴箱の縦幅が広く、単に並べるだけだと上部にデッドスペースができる場合、ツッパリ棒を設置して、ヒール部分を引っ掛けると、片足分のスペースだけで靴を収納出来ます。単純に考えると、同じ靴棚に2倍のスペースを確保できる優れ業です。靴の高さに合わせての調整も可能ですので手持ちの靴に合った収納が出来ます。
プラ箱にほうり込むだけの縦割りカンタン靴収納
100均などで購入できるプラ箱(プラスチック製のボックス)は、靴の収納にも使えます。プラ箱に立てて靴を収納するだけなので簡単です。立てることで収納できる靴の数が多くなりますし、プラ箱を引き出せば奥に収納した靴も一目で分かりますので靴の出し入れも楽です。
型崩れの気にならないスニーカーやバレエシューズなどのぺったんこの靴、子供の靴などを収納するようにしましょう。
靴は吊るす収納もあり!デッドスペースを有効活用
靴の収納といえば、シューズラックに置く・シューズケースにしまうというイメージがありますが、突っ張り棒を利用した『吊るす収納』もありです!靴用のハンガーは100円ショップなどにも売られています。
ブーツなど型崩れさせたくない靴は特に吊るして収納した方がよいですが、ブーツを置くような縦に広いスペースにパンプスなどを吊るすのもデッドスペースが活用できるのオススメです。
型崩れさせたくない大切な靴にはシューズケース・シューズボックスを利用しよう
1足ずつ靴をしまうシューズケースや1足分ずつスペース分けされたシューズボックスは、大切な靴の型崩れ防止になります。冠婚葬祭の靴や、お出かけの用の靴等の収納に適しています。
箱を収納するスペースさえあればごちゃごちゃせずに片づけることができ、重ねられるようになっているシューズケースもありますのでクローゼットに収納する際も便利です。
透明や半透明のシューズボックスは開けずに確認が可能です
外からだいたいの中身が透けて見えるシューズボックスは、わざわざ開けて取り出す動作をしなくてもお目当ての靴を探すことが出来ます。
透明ボックスでない場合は写真を貼って中身が分かるようにしよう
透明でないボックスに靴を収納してしまうと、中身が何なのかいちいち開けて確認しないといけません。出かける時にその手間をなくしてスムーズな同線にするためには、箱の外側に写真を貼って中身が何か分かるように収納しておくと良いでしょう。
マスキングテープで収納した中身をラベリングしても可愛い
1足ずつ写真を撮るのは大変という方はマスキングテープ等でラベリングしてみてはいかがでしょうか。「黒・ヒール」「白・スニーカー」自分が分かるように中身の情報を書くだけで、手持ちの物を思い浮かべる事ができます。
ワイヤーネットやウォールポケットで壁にかけ『見せる収納』にする
靴を見せる収納ならワイヤーネットやウォールポケットを使いましょう。イメージは靴屋さんのディスプレイです。スニーカー等の収納に利用出来ます。
壁に掛けるので玄関の足元のスペースが狭くならずにすみます。靴をコレクションして履いている人にとっては、閉まったままにせず風通しの良い場所におけるので一石二鳥です。
他にも靴箱の扉には厚みのないスリッパやビーチサンダル等を、ウォールポケットやタオル掛けに差し込む収納も可能です。扉を活用することで最大限に靴を収納できます。
稼働の多い靴は帰宅したらシューラックへ
靴箱とは別に、玄関にシューズラックを設置して、稼働の多い靴はシューラックへしまうようにすれば玄関で靴が散らばることもありません。子供も脱いで置くだけの動作なら簡単なので習慣にしやすいです。
器用な人は収納のアイディアDIYにチャレンジ
器用な人は靴収納のDIYにチャレンジしてみましょう。初心者はだいたい形の出来ている物を自宅の雰囲気に合わせてDIYしてみても良いでしょう。自分で作った特別な家具は愛着も沸きます。
万能アイテムすのこを使って簡単にDIY
靴の収納として、DIYでシューズラック等を作る際によく利用されているのが「すのこ」です。風通しも良いですし、匂いや湿気もこもらず、靴箱を作るのに最適です。
アレンジによって雰囲気も変わり、ボンドや釘で固定して作っている人が多く、ほとんどが製作費2000円以内とリーズナブルに靴箱を作れます。
玄関スペースを使えない時は備え付けの靴箱の上に増築DIY
備え付けの靴箱では足りなくなってしまった方は玄関スペースを狭くするのではなく靴箱の上に靴箱を増築するというアイディアはどうでしょうか?
靴箱の上のスペースは、なんとなく玄関の鍵などを置いたりもしますが、鍵だけならリビングの壁などに吊るしておくだけでも事足りるので、有効活用できていないことも少なくありません。
下手にシューズラックを増やすと足元が狭くなり靴の脱ぎ履きの時にストレスになります。なるべく広く足元を利用できるようにしたいときにおすっすめのアイディアです。
オシャレにDIYするならワイン箱やレンガがおすすめ
普通の箱より雰囲気がでるのでワイン箱を靴箱としてリメイクする方法もあります。
ベニヤ板やカーテンを取り付ければ目隠しも出来て立派な靴箱になります。レンガとベニヤ板で作る簡易のシューズラックもレンガを使うだけでオシャレな雰囲気になります。木目を強調する加工をしたり、色を塗ったりアレンジも出来ますが、重ねるだけなので簡単です。
靴をスッキリ見せるには自宅の雰囲気や色を考えよう
靴箱をDIYするときは、自宅の雰囲気にあった収納ボックスになるようにしましょう。玄関スペースが狭いのであれば、暗い色を持ってくると圧迫感がありますし、白なら白、ナチュラル色ならナチュラル色でまとめましょう。
流行っているからと、カフェ風なDIYをしてみても、自宅の雰囲気に合っていなければかえって浮いて見えてしまいます。
マイホームを検討しているのなら知っておくべき靴の収納方法は?
マイホームの建築を検討している方は、収納スペースについては事前にしっかり考えておきたいところです。玄関を明るい印象にすることばかりを優先した結果、「靴の収納スペースが足りない!」と後になって困らないように、見落としがちなデッドスペースに最初から収納を完備しましょう。
シューズクロークを作って玄関をスッキリ
十分な大きさのシューズクローク(シューズクローゼット)を最初から作ってしまえば、あとでシューズラックなどを買い足す必要もなく、スッキリした玄関を保つことが出来ます。
シューズクロークは子供が小さいうちはベビーカー等の収納も可能ですし、趣味の道具を置く場所にしたり、冬の時期脱いだコートをしまうことも出来ます。いろいろな場面で役立ち、ドアさえ閉めれば来客時に見られることもありません。
見落としがちな隠れたデッドスペースを収納スペースに
玄関近くに階段がある場合は階段下に収納スペースを作っておくと靴の収納に利用することが出来ます。靴以外の物も収納可能ですし、デッドスペースを有効に活用できます。
靴の収納はアイディアしだい!理想の玄関に近づけよう
帰宅して玄関が広々綺麗だととても気持ち良い気分になります。子供がいるとなかなか綺麗に保つことは難しいですが、なるべく維持できるように、靴の収納の仕方を見直し、家族一人ひとりが持つだいたいの靴の数を決めておくことが大切です。
靴の収納が乱雑だと、靴のケアや玄関掃除が行き届かずに臭いがこもってしまうこともあります。靴の収納を考えると同時に、玄関が臭い!おすすめ消臭方法でニオイ対策をしよう!を参考に、家族それぞれが帰宅後にやるべき靴の手入れや保管についても考えてみてください。