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台風のときの保育園登園

保育園が台風で休みの時の確認先・子供の預かり先候補

保育園が台風でお休みになるかどうかの時の確認先は公立・国立・私立で違う場合があります。どのように確認するのか、また、ママとパパがお仕事の時に子供の預かり先はどのように探すのか、子供の保育園・幼稚園の登園、お迎え、など台風の時の対処です。

保育園は台風のときは開園しない?仕事への対応や休ませる基準

保育園は台風のとき、どのような対応になるのでしょうか。保育園に子供を預けていると言うことは、両親共に働いていることも多く、どう判断すればいいのか迷うのではないでしょうか。

台風が来ることで大雨警報や暴風警報が発令されると、保育園が休みになることがあります。どのような基準で保育園が休園になるのか、子どもが通う保育園の基準をどのようにチェックすることができるのかについて探っていきましょう。

保育園が台風で休みになる理由

台風と言っても被害は千差万別です。大雨洪水警報が出ていても、まったく雨が降らないこともありますし、暴風注意報しか出ていないのに、風が強くてまっすぐに歩くことも難しいときもあります。
台風で保育園が休園になるときは、保育園まで出かけること、もしくは保育園から家に帰ることが子どもにとって厳しい状況であると、市区町村や保育園が判断したときとされていますので、子どもを家の外に出さないようにするのが望ましいと言えるでしょう。

各保育園の台風への対応や休園基準

保育園によっても、台風で休園になるかの基準が異なります。公立保育園は市町村のホームページを、私立園は直接問い合わせるのが確実です。

公立保育園は市町村のホームページをチェック

市区町村が運営している保育園の場合は、台風で休園になる基準が市区町村によって決まっています。入園の際にもらった保育園要項などに記載されていることも多いですが、要項が見当たらないときは、保育園に電話をかけて尋ねるのも良いでしょう。
また、保育園のホームページや市区町村のホームページに台風で休園になるときの基準が記載されていることもあります。ブックマークしておいて、怪しい天気のときはすぐに参照できるようにしておくのも良いですね。

例えば、大阪府羽曳野市では、市内の公立保育園の台風のときの登園・休園基準について以下のように定めています。市区町村によって若干異なりますが、基本的には羽曳野市のように警報が出されている時間帯によって登園・休園が決まることが多いです。

羽曳野市の公立保育園における台風休園基準

羽曳野市の効率保育園を例に、台風の際に救援になる基準を紹介します。すべての保育園にあてはまるわけではありませんが、おおよその目安にはなるでしょう。

私立保育園は独自の基準があるか確認

私立保育園でも、保育園の地域の公立保育園の基準に準じた休園基準を持っていることもありますし、独自の基準を定めているケースが多いです。一般的に、公立保育園と比べると登園する園児の地域も広くなりますので、午前6時の時点で判断してしまう等、早い時間帯で休園を決定することが多くなります。
また、遠くから通園している園児や保護者を配慮して、一旦、休園が決まると、途中で登園を受け入れない保育園も少なくありません。

いずれの場合でも、保育園の要項を熟読し、判断に迷うときは保育園に電話をかけて確認してみましょう。
また、保育園が休園出なくても、お住まいの地域がピンポイントで暴風・豪雨になっているときは、保育園にその旨を伝え、保育園を休ませるようにしましょう。

台風への対応は幼稚園や小学校でも違う

幼稚園や小学校も、保育園と同じく、公立の場合は市区町村の基準に従い、国立・私立の場合は幼稚園や小学校の基準に従って休園・休校が決定されます。

京都市の公立小学校・中学校における台風休校基準

例えば、京都府京都市の公立小学校・中学校では、台風のときの休校基準を次のように決めています。

ですが、同じ京都市内にある某私立小学校では、「暴風警報」と「特別警報」以外にも「大雨警報」でも休校もしくは登校時間が遅延になります。
また、遠くから通学している生徒に配慮し、午前6時までに警報が解除された場合のみ通常授業が行われ、午前7時の時点で警報が解除されると3時間目からの授業、午後8時の時点で警報が解除されない場合は休校になります。

このように、通学する範囲が広い私立・国立の幼稚園や小学校・中学校では、休校や登校時間の遅延を決めるタイミングが公立校よりも早くなるケースが多いです。また、午後からの授業などのややこしい措置が少なく、朝のかなり早い時点で休校を決定してしまうことも多いのです。

保育園が台風で休みになった!子どもはどうする

仕事をしている保護者にとって、保育園の休園や早い時間帯での子どもの引き取りは、大きな問題になります。どのような対策を練ることができるのか、また、子どもを預ける場所にはどのようなところがあるのか探っていきましょう。

台風の進路から前もって有休をとる

台風はある程度進路が予想できますので、天気予報などで明日あたりに暴風域に入ることが予測されているときは、前もって、会社に有休を申請しておくのも良いでしょう。休園にならなかったときは、子どもと1日触れ合うのも良いですし、子どもを登園させて自分のために時間を使うのも良いでしょう。

また、明日は休園になりそうと思えるにもかかわらず、どうしても外せない用事で会社を休めない場合には、保育園以外の子どもの預け先を考えておきましょう。ファミリーサポートセンターなどの一時保育を受けつけているところは混み合いますので、なるべく前日までに予約しておくのがおすすめです。

保育園以外で台風のときに子どもを預けられる場所を確保しておく

保育園が休園になってしまった。でも、会社は休めない!そんなときの子どもの預け先を紹介します。

おじいちゃん・おばあちゃんの家

子どものおじいちゃんやおばあちゃんの家が近い場合には、1日だけ預かってもらえないか頼んでみましょう。もちろん、おじいちゃんやおばあちゃんにも都合がありますので、なるべくなら預ける前日に「明日、お願いするかも」と伝えておく方がスムーズです。

保育園のママ友

また、普段から仲良くしているママ友に預かってもらうと言う方法もあります。この場合は、誰か一人だけにいつも負担がかかってしまわないように、順番に子どもを預かるなど、初めにきちんとルールを作っておく必要があります。

コミュニティサービス

例えば、奈良県生駒市では、地域の知り合いに1時間当たり500円~700円で子どもを預けるサービスを実施しています。これなら、お金を支払いますので、預かる方も副収入になりますし、預ける方も「お礼はどうしたらよいかしら…」と悩まなくて済みますし、安心です。このような地域サービスがないか、地域の児童館や地域課に問い合わせ、普段からチェックしておくようにしましょう。

ファミリーサポートセンター

一般財団法人・女性労働協会が支援し、各市町村が設立・運営している「ファミリーサポートセンター」は、急なお迎えや預かり保育などを依頼したり、依頼されたりすることができるシステムです。
登録制ですので、事前に会員になっておく必要がありますが、台風の場合や保護者自体が病気になってしまったときなどの不慮の事情により子どものお迎えや保育が実施できないとき、力強い味方になってくれます。

出典:ファミリーサポートセンター|女性労働協会

一時保育

地域の認可保育園や認可外保育所、子育て支援センターで「一時保育」を実施していることもあります。
認可保育園は台風のときは休園してしまうことがほとんどですが、認可外保育所や子育て支援センターなら、警報が発令しているときも預かってくれる可能性があります。事前に登録していないと利用できないことが多いですので、普段から有事のときの一時保育所を探しておきましょう。

病児保育所

子どもが病気のときは、「病児保育所」に預けることもできます。預ける方法や申し込み方は保育所・病院によって異なるので、一般社団法人・全国病児保育協議会のホームページでお近くの「病児保育所」をチェックしておくようにしましょう。

出典:全国病児保育協議会加盟施設一覧表

子どもを台風のときに1人でお留守番させるのは危険

どうしても子どもを預けることができないときでも、保育園に通う小さな子どもを1人でお留守番させることは勧められません。
外が台風というときは、天候が悪化し、避難の必要性が出てくる可能性もありますし、それ以外にも転落ややけど、怪我などをしてしまうリスク、子どもに大変さびしい思いをさせてしまうこともデメリットです。

そのようなときは、信頼できる機関が派遣している「ベビーシッター」を頼むこともできます。即日対応してくれることもありますので、インターネット等で検索して見ましょう。
また、月払い制の共済システム(NPO法人が運営していることも多い)で、子どもの預かりを実施してくれるところもあります。利用者の声などを参考にし、適切な施設や団体を選択するのはいかがでしょうか?

預け先に困っても個人掲示板でのベビーシッター検索は避けよう

「どうしても今すぐ子どもを預けなきゃ」と気持ちばかりあせってしまい、個人的な掲示板でベビーシッターを探す方もいるかもしれませんが、これは絶対に止めて下さい。
全部が全部、悪意を持っている人とは言いきることはできませんが、もしものこと(子どもの怪我等)があったときに、個人が相手だときちんと対応することができないからです。

必ず信用できる団体に属しているシッターさんにお願いし、個人的に交渉せずに、団体を通して交渉するようにしましょうね。

普段から子どもを預けられる施設・団体を探しておこう

警報で保育園が休園になってから「子どもをどこに預けよう…」と探すのは、子どもを持つ働く親としてはちょっと不安です。
子ども保育園に預けて働くことを決定した日から、子どもを預けることができる施設や病気になった子どもを預けられる施設を探しておき、登録が必要な場合は登録しておくようにしましょう。

もちろん、今は共働きの世帯が多いので、台風になってから一時保育やファミリーサポートセンターに連絡しても、定員が埋まっていて利用できないということも予想されます。
できれば前日に預かってくれる施設に連絡を入れておき、預けられる場所を確保しておくようにしましょう。

また、急なお迎えをママ友やおじいちゃん、おばあちゃんに頼める環境を作っておくのも大切です。時間が許す限りは積極的にママ友の子どもを預かったり、おじいちゃんやおばあちゃんのお手伝いをしたりして喜んで子どもを預かってもらえる環境を作っておきましょう

どんな状況でも、一番大切なのは子どもの安全と子どもの心の平安です。いつも違う施設に預けるなら、子どもは落ち着きを感じられずに、不安を感じてしまうかもしれません。
できれば1か所~3か所に絞り、子どもが楽しく一日を過ごせるように配慮することも大切です。