保育園懇談会の内容&自己紹介

保育園懇談会の内容は?自己紹介はどうすればいい?

保育園の懇談会に初参加する方へ。懇談会の内容や服装・持ち物と自己紹介で話したい内容について、詳しくご説明していきます。初めは不安な保育園の懇談会ですが、参加するとうれしいメリットがあります。保育園の懇談会はできるだけ出席するようにしましょう。

保育園懇談会の内容は?自己紹介はどうすればいい?

保育園の懇談会の内容&服装/自己紹介のポイント

保育園で新年度が始まる4月や必要に応じて開催される「懇談会」。初めてお子さんを保育園に通わせる保護者の方は、「懇談会って、どんなことをするのだろう?」と不安な気持ちになっているのではないでしょうか。

今回は、初めて保育園の懇談会に出席される方のために、懇談会の目的・内容・服装・持ち物から、気になる自己紹介の仕方など、保育園の懇談会について詳しくご紹介していきます。

保育園の懇談会とは?

保育園の懇談会とは、保育園で行われる保育士と保護者の話し合いのことです。多くの保育園で年度初めの4月とそれ以外の時期に必要に応じて懇談会が開催されます。

懇談会の年間スケジュール

懇談会の開催回数

懇談会が1年間に開催される回数は、保育園により異なりますが、だいたい年間2~4回程度になります。たいてい年度初めに配布される年間行事予定表に懇談会の日程が載っていますが、年間行事予定表に記載されていない場合は、お仕事の都合もあるでしょうから、保育園に問い合わせをするとよいでしょう。

懇談会は何時間くらいかかる?

懇談会にかかる時間は、保育園やお話の内容により異なりますが、2時間もあれば終わることが多いでしょう。保育園によっては、保護者が平日お休みをとらなくてもよいように、週末の参観の後に懇談会を開催することもあります。また、平日のお迎えの時間にあわせて夕方から懇談会が行われる保育園もあります。

懇談会の間子供はどうしているの?

保育園で懇談会が行われている間は、在園児は、保護者会を行っていないクラスの保育士や担任を持っていない保育士と一緒に遊んでいます。ただ、保育園に通園していない兄弟については、保護者と一緒に教室で先生のお話を聞いていないといけません。赤ちゃんを連れている方は大変かと思います。赤ちゃんがあまりにも大きな声で泣いて、迷惑になるようでいしたら廊下に出るなどして対応しましょう。

懇談会の目的

開催される時期によりことなりますが、保護者会には以下のような目的があります。

  • 保育園側が保育方針や保育園での決まりごとを保護者に説明する
  • 保育園側がクラスや子供たちの様子を保護者に伝える
  • 保護者からの質問
  • 保護者同士の懇談

懇談会の内容

懇談会では、まず保育園側からお話があり、それに対して保護者が質問をするという流れになることが多いです。年度初めの懇談会では、保護者の自己紹介がある保育園が多いです。また、保育園によっては、年度初めの懇談会でクラス役員を決めることがあります。

保育園側のお話

保育園の担任が報告する

懇談会での保育園側からのお話の内容は、開催される時期により異なります。クラスの様子については、毎回担任よりお話があるでしょう。懇談会によっては、資料が配付されることもあります。最近は、スライドなどを使用して保育時間中の子供たちの様子を、写真や動画で見せてくれる保育園もあります。

年度初めの懇談会

年度初めの懇談会では、保育園の保育方針や大きな年間行事・服装や持ち物など通園についての細かな決まりことなどのお話があります。
担任からは、どのようなクラスにしていきたいか・1年間の目標のようなことが話されます。

まずは全保護者がホールなどに集まって園長先生の挨拶があり、その後、各クラスに分かれて担任から話がある保育園もあれば、初めからクラス毎に分かれて話しをする保育園もあります。

年度半ばの懇談会

年度途中に行われる懇談会では、大きな行事(運動会・お遊戯会)についての話があります。運動会については、当日の場所取りの注意点などについて話があることもあります。お遊戯会については、保育園によっては子供がお遊戯会で使用する衣装作りのお手伝いを依頼される場合もあります。

年度末の懇談会

年度末の懇談会では、1年を通じてのクラスの様子や子供たちの成長についての話があります。また、進級または小学校入学するにあたってどのような準備が必要かという話もあるでしょう。

最後に、保護者一人一人から1年間の子供の成長などについて話をする時間をとっていただける保育園もあります。保護者の中には、1年間の我が子の成長を思い出し涙を流す方もいらっしゃいます。

質疑応答

懇談会で保育園からお話があった後には、質疑応答の時間があります。保育園からのお話の中で疑問に思った点や不明な点については、その場で質問してください。

懇談会は、時間が限られていますので、個人的な内容の質問を懇談会の場でするのは避けてください。懇談会終了後に、個別に保育士に質問をしましょう。

保護者の自己紹介

ほとんどの保育園の年度初めの懇談会では、保護者一人一人の自己紹介があります。普段多くの人の前で話をする機会のない方は緊張するでしょうが、年に1度のことですので頑張ってください。自己紹介の仕方については、後ほど細かくご説明します。

クラス役員決め

役員を決める保護者と園

保育園にも保護者を代表する保護者役員というお仕事があります。役員の決め方は、保育園により異なります。内々に保育園側より保護者に役員の依頼があることもあれば、順番に回ってくることもあります。立候補やくじ引きなどで役員を決める保育園では、年度初めの懇談会で役員決めが行われます。

立候補者がすぐに出ると助かりますが、なかなか立候補者が出ない場合は、懇談会が長引いてしまう可能性があります。

懇談会の服装

懇談会に出席する時の服装は、特にかしこまる必要はありません。保育園では、仕事帰りに懇談会に出席する方もいるでしょうから、普段着ている服装で問題ないでしょう。逆に、入園式のようなかしこまった服装で出席すると、周囲から浮いてしまうことがありますので、注意しましょう。

常識の範囲内で、「あまり露出の多くないもの・派手すぎないもの」という点に注意しておけば、大丈夫です。

懇談会の持ち物

保育園の懇談会では、通常以下のものが必要になります。その他、保育園の方から持ち物の指定があった場合には、その指示に従いましょう。

懇談会の持ち物リスト

  • スリッパ
  • 筆記用具
  • 保育のしおり(年度はじめ)

保育園の懇談会の自己紹介のポイント

自己紹介のポイント

懇談会で保護者が最も緊張するのが、自己紹介ではないでしょうか。初めて顔を合わせる人の前で話をするのは、緊張してしまいますね。保護者の中には、自己紹介が苦手なので懇談会に出席したくないという方もいますが、保育園や保護者との交流のきっかけを作るよい機会です。自己紹介のことばかり考えすぎず気楽に参加してみましょう。

自己紹介に盛り込みたい内容

懇談会での自己紹介は、話すべき内容はだいたい決まっているので、あらかじめ自己紹介のネタを考えたりするなど、そんなに難しく考える必要はありません。

1.子供および自分の名前

「○○(子供の名前)の母親の□□(自分の名前)です。」という具合に、まず初めに、自己紹介をしましょう。自分の名前の前に、子供の名前をつけるのがポイントです。

2.兄弟関係

「一人っ子です」「○歳の弟(妹)がいます」などと、子供の兄弟関係について、話しておくとよいでしょう。下の子が同級生の保護者とお話するきっかけになることも多いです。

また、妊娠中で安定期に入っている場合には、「○月頃、赤ちゃんが生まれる予定です」とお話しておくのもよいでしょう。出産前後で保育園行事などに参加できないこともありますので、あらかじめ先生や保護者にその可能性をお知らせすることもできます。

3.子供の性格・好きな遊び

「落ち着きがないので、迷惑をかけないか心配です」「外遊びが大好きです」「○○のアニメにはまっています」「お人形遊びが大好きです」など、子供の性格や好きなことについて話すと覚えてもらいやすいです。同じ遊びやアニメが好きなクラスメイトがいると仲良くなるきっかけにもなるでしょう。

4.最後の挨拶

話すべきことを話おえたら、最後に、「1年間親子共々どうぞよろしくお願いします」と締めの挨拶をして終わります。

担任の先生によっては、場を盛り上げるために「好きな芸能人を教えてください」「最近ハマっていることは?」などお題がでることがあります。その場合には、答えられる範囲で自己紹介に盛り込んでお話してください。

自己紹介は長すぎず短かすぎず

懇談会は、保育園としても終了予定時間をあらかじめ決めています。自己紹介が長くなりすぎると終了予定時間をオーバーしてしまうこともありますので、あまり長くならないように注意しましょう。

また、短すぎて先生や保護者が知りたいであろう情報が織り込まれていないのも困ります。自己紹介は、長すぎず・短すぎず必要な内容を盛り込んで話すようにしましょう。

懇談会では、1番初めに自己紹介をする人の内容に2番目以降の人も倣って話をすることが多いです。もし、トップバッターになってしまった場合には注意しましょう。

懇談会は父親の参加もOK?

父親が子供を腕にぶら下げる

保育園の懇談会の出席者は、母親と決められている訳ではありません。父親でも、また両親ともに都合が悪い時には、祖父母が出席しても構いません。ただ、保育園によっては基本的には母親が出席している場合がありますので、事前に担任の先生に聞いてみると良いでしょう。その場合、懇談会で子供の様子などの質問に、きちんと答えられることができるようにしてもらっておきましょう。

懇談会に出席するメリット

お仕事で忙しい方にとって、懇談会への出席は仕事を調整しなくてはいけないので大変でしょう。ただ、懇談会に参加することは親や子供にとってメリットがあります。

保育園の様子がよくわかる

毎日の送迎だけでは、なかなか保育園の様子がわかりにくいものです。懇談会に出席すると、保育園や先生方の様子がよくわかります。担任以外の先生の名前と顔が一致すると、今後、お話をしやすくなります。

クラスの様子を知ることができる

子供が保育園のことをよく話してくれる場合は、クラスの様子がわかっていますが、子供によっては保育園のことをほとんど話さないことがあります。また、乳児では子供から話を聞くことができません。懇談会では、クラスの様子を担任から聞くことができます。

保護者の雰囲気がわかる

保育園では園児により送迎の時間がバラバラなので、保護者の様子がよくわからないことも多いです。懇談会に出席すると「こういう感じの保護者が多いんだ」と、保護者の雰囲気がよくわかります。

子育ての悩みを相談できる

懇談会では、先生が教室に来るまでの時間など、保護者同士で自由に話をすることができる時間があります。お互いに子育ての悩みを相談することができます。

懇談会で教室をチェック

保護者会で子供の教室に入る場合には、教室の様子をチェックしておきしょう。まず、こどもの教室のロッカーを見ましょう。上着・帽子・鞄などがきちんとハンガーにかけられ、指定の場所に収納することができているかチェックしてください。

特に、ほかのお友達のものを家に持ってかえってくることが多い子供は、収納の状態をチェックしておくとよいです。

懇談会を欠席する時はあらかじめ連絡をしよう

電話連絡する女性

懇談会では、一応保育園側が教室の入り口に名簿を置いて出席者は○印をつけるようにするなど、出席をとることが多いです。あらかじめ欠席することがわかっている場合には、事前に保育園の方に欠席の連絡しておきましょう。

急遽、出席することができなくなって保育園に電話する時間もないようであれば、仲の良いクラスメイトの母親にメールなどで連絡をして、保育園側に欠席の旨を連絡してもらうようにしてもよいでしょう。

懇談会で配布された資料は後日欠席者にも渡されます。ただ、資料に書いている内容以外にも重要な話があった可能性があるので、「懇談会で先生、どんなお話をしていた?」などと仲の良いクラスメイトの母親がいれば聞いてみると良いでしょう。

また、懇談会で役員決めを抽選で行う場合は、欠席しても抽選の対象となります。代わりに担任の先生や他の保護者がクジを引くことになりますので、その点だけは了承しておきましょう。

懇談会は保育園や保護者のことを知るよい機会

保育園に子供を通わせている家庭は、母親も働いているので、母親同士が顔をあわせる機会も幼稚園に比べて少なくなっています。保育園では、年初の懇談会に参加しないと子供の友達や親の顔がわからないまま1年間を過ごしてしまう、なんてことになる可能性があります。

懇談会は、子供の友達や母親と仲良くなる良い機会ですので、できる限り出席するようにしましょう。自己紹介も回数を重ねていくと、それほど緊張せずに話をできるようになるでしょう。