これから始まるトイトレを応援します!トイレトレーニングの方法
ママがお世話しないと何もできなかった赤ちゃんが、どんどん自分でできることが増えてくる頃、ママの頭に“そろそろトイレトレーニングをしないといけないのかな?”という考えが出てくると思います。
大体自立して歩けるようになる1歳半から2歳でスタートする人が多い傾向にあります。
ここでは、トイレトレーニングに入るにあたっての準備や、始める時期によっての傾向、スムーズに進めるための方法をご紹介してきます。
トイレトレーニングに入る前の準備と方法
大人は当たり前にトイレで排泄しているので、いざ子供に教えようと思ってもどうしていいものか、と悩む人も多くいます。子供も、“さぁここでしてね”と言われても戸惑うのは当たり前です。
トイレトレーニングを始める前に、やっておくとそのあとが少し楽になるかもしれないアイディアをご紹介します。
トイレについて教える!絵本や教材
子供が好きなキャラクターや絵本、トイレを題材にしたものがたくさん出ています。
これらを利用して、まずはトイレというのがどんなところなのかを、キャラクターを使ってわかりやすく教えていきましょう。
我が家の娘は『しまじろう』が好きな子だったので、しまじろう教材にお世話になりました。
教材や絵本で出てきた場面で「おうちにも同じ場所があるんだよ~」などと言い、実際に一緒に行ってみるのも効果的です。
お人形を使ってごっこ遊び
1歳半を過ぎた子供はだんだんと自分以外の誰かという存在を認め、遊ぶときにも自分以外の第三者を登場させるようになります。それはミニカーであったり、人形であったりと対象は様々です。
そういったお気に入りが出て来たら、それを使ってごっこ遊びを通してトイレの疑似体験をします。
親「○○がトイレに行っておしっこしてみたいんだってー!いってみようか!」
子「…イヤ」
親「…」
まぁ、上手くいくことばかりとは限りませんが、トイレは生活の一部で身近なものだと感じさせてあげましょう。調子が良いときに実際のトイレに連れて行くのもいいですし、おもちゃでもいいでしょう。
便座に座るための練習をする!
トイレトレーニングをする一番最初の段階で躓きがちなのが、便座に座る段階。
実際のトイレでは、子供は便座に座って床に足がつかないのでこれが原因で嫌がってしまうこともあるよう。また、穴が開いているトイレにも言い知れぬ不安を感じることも多いようです。
そのためにあるのが、おまるや補助便座+ステップです。
おまるは子供には最高のトイトレグッズ。ですが親にとって排泄物の処理が…という壁があるため、実際には補助便座+ステップを使うケースが多いようです。
どちらも最近はキャラクターやデザインが豊富にあるので、子供自身に選ばせて、“お気に入り”にしてトイレトレーニングを円滑に進めるアイテムにできるといいですね!
以下ではおまると補助便座のメリット・デメリットを解説します。
おまる
おまるは昔から使われている育児グッズの1つです。
昔ながらのしゃがんでまたぐタイプのおまると、洋式のように腰掛けるタイプのものが売っています。洋式タイプなら、実際のトイレへの移行のハードルは下がりそうですね。
おまるのメリットとしては、蓋つきのもの、排せつ物の処理がしやすい引き出しタイプのものなど、様々なものがあるので家庭環境にあったものを探せます。部屋のどこにでも持ち運ぶことができ、なじみのある空間でトレーニングができることがあげられます。
そして足がしっかりと床につくので安心感がありますし、トイレしたいときにすぐ近くにおまるがあるのも、排泄の感覚が鈍い子供には良い点です。
トイトレには関係ありませんが、トイレのように奥に流れていかないので、子供の排泄の健康状態を確認しやすい、という面も。
デメリットとしては、掃除や消毒が手間となること、子供がおもちゃと考えてしまうこと、おまるでの成功体験からトイレへと場所を移していく手間があげられます。
補助便座
トイレに設置して使う補助便座は、おまるのような排泄処理がないので非常に楽だということがメリットとしてあげられます。最初からトイレでトレーニングを行うので、成功体験をそのまま継続することができます。
デメリットとしては、トイレをしたいと思ってから、トイレに行くまでに時間がかかるために最初の成功率が低いこと、都度補助便座を設置してあげる必要があること。しかし、排泄成功までにこの距離があることにより、排泄感覚をつかみやすいというのも利点です。
また、先にも触れましたが、実際にみんながトイトレにどちらを選択しているか…は、断然補助便座。
排泄の処理がカンタンで衛生を保ちやすい面は、トイトレ中の子供に馴染みやすいおまるの長所をはるかに超えるようです。
長期戦でいく?短期戦でいく?トイトレの方針を決めよう!
トレーニングに入る前に、今度はママの方針を決めていきましょう。
働いているお母さんは少しまとまった休みがあるときに短期間でやろうか、下の子の出産がある人は、少し落ち着いてから、など、始めるときの子供の年齢だけでなく、子供の発達や家庭環境の状態を鑑みることが大事です。
長期戦の場合と短期戦の場合のメリットをご紹介しますので、我が家はどうするのがいいのかな?と参考にしてみてください。
長期戦で作戦を立てる
目標とするトイレトレーニング完了時までの期間を長く設けられる場合にお勧めです。1歳代など早期に始めるなら、長期戦を計画しましょう。
1歳半前後で、座らせるところから始め、少しずつ成功体験を増やしていって完了させていきます。
例えば排尿の感覚をつかむ作戦ひとつにしても、おむつを履かせたまま排泄→おむつとトレーニングパンツを使い分ける→トイトレが進んできたらパンツ…といったように、段階を踏んでいきます。
一般的に保育園や幼稚園入園までにはずしたいと考える人が多く、特に早生まれのお子さんをお持ちの方は、早期にトイトレを開始して徐々に…と考えて行うことが多いようです。
今日はおむつでやってみよう、午前中だけパンツにしてみよう、などママも子供に対してゆとりを持って対応できるところがメリットとして挙げられますが、おもらしの掃除やパンツの洗濯などは長期に渡るならやはり手間であり、子供の気分のムラに振り回される可能性も高いなどもデメリットとなるでしょう。
短期戦に挑む
トイトレを始める年齢が2歳半過ぎ、3歳を過ぎてからの頃なら短期決戦型がお勧めです。
このくらいの時期には子供もこちらの意図をくみ取ってみることもあったりなど、意思疎通もしやすくなりますので、トイレトレーニングがスムーズで短期で外れる場合が多いようです。
排尿の感覚をつかむ作戦としては、おむつをしながらのトイレトレーニングではなく、すぐにパンツに切り替えて不快感を先に覚えさせるという強硬手段をとることで、トイレで排泄しないと気持ち悪い、という感覚を覚えていきます。
始める年齢が遅くなるほど、もらしたあとの不快感をしっかりと“気持ち悪い”と感じやすいので、トイレでできるようになるまで早いと言われています。
デメリットとしては、毎日おもらしの掃除をする覚悟が必要というところ、短期で外したいので、早く外さないと!と、ママの気持ちに余裕がなくなる可能性もあるところが挙げられます。
トイトレ期間中にトラブル発生!中断しても大丈夫?
始めたはいいけど、自分の気持ちに余裕がなくて疲れてしまった。子供が全く興味を示してくれない、下の子を授かってツワリが辛い、引っ越ししなければいけなくなり、家に子供が慣れていない、など様々な状況が出てくることもあります。
筆者の家でいえば、娘は早生まれだったので幼稚園入園までの期間が短く、長期戦でいこう!と早めにスタートしたものの、下の子を授かり、出産までにはずれなかったら赤ちゃん返りでできなくなる可能性も考えてしまい、トイレトレーニングをやってみたり休んでみたりで、下の子出産前にはほとんどこちらから促すことはしませんでした。それでも入園までには外れました。
トイレトレーニングでは多くのママがイライラを経験します。ですが、追い詰められたような精神状態のままトイレトレーニングをせずとも、いつかは絶対に外れます。ママが肩の力を抜いたらうまくいった、そういう話もあります。
ここまでできていたのに、なんだかもったいないな、と思う気持ちはやまやまですが、行き詰ったときには思い切って中断してみるのも手ですよ!
トイレトレーニングをスタートしよう!
トイレトレーニングの方針を決め、準備も少しずつ整ってきたらいざ、トレーニングのスタートです。
まずは何からやったらいいのか、目的と方法をご紹介します。
トイレがうんちやおしっこをする場所だと理解する
教材やお人形遊びを通して、トイレという存在を理解したら、そこで自分も排泄するんだということを教えていきましょう。
まずは身近な大人、ママやパパがトイレに行くタイミングで同伴させてみるといいでしょう。
最初は子供を座らせることよりも、うんちやおしっこをしたくなったらこの場所に来るんだな、という印象をつけてあげることが大事です。
トイレトレーニングを始めようとするとその気配を察してなんとなくトイレに行くこと自体を嫌がる子供は少なくありません。「ママ、おしっこしたくなっちゃったから、一緒についてきてくれる?」などと言い、強制しているわけではないことを伝えていきましょう。
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ママが時間を決めて誘い、習慣を作る
トイレ自体に嫌なイメージがないことがわかったら、「ママもおトイレでおしっこできたし、今度は○○君もいってみようか?」などと声をかけ、トイレに誘ってみましょう。
できれば、習慣的なことと思ってくれるとそのあとのトイレトレーニングも進めやすいので、同じタイミングで声をかけることが大事です。
食事のあと、お風呂の前、など子供の機嫌がなるべく良いときを狙いましょう。
決めたタイミングだからといって、決してしてはいけないことは子供の嫌がるタイミングに声をかけてしまうということです。遊びに夢中になっているとき、寝起きすぐ、遊びへ行く直前などは避けてあげましょう。
最初は朝昼夕の1回ずつ、一日に3回誘うくらいでも十分なので、がちがちにスケジュールを立てずに臨機応変にいきましょう。
子供が排泄するサインが見られたら、声をかけてみる
トイレトレーニングを始めると、ママは“出る前”に教えてほしいな、と思いますよね。しかし子供は排泄の感覚に疎く、しばらくは『出た』の報告であることが多いでしょう。子供が『出た』の報告をしてくれるようになったら、その報告の前にどんな動きをしていたかを思い返してみてください。
『オシッコでる!』の報告が上手にできるようになるまでには、多少なり時間が必要なので、子供の排泄サインを知っておきましょう。主に以下のようなしぐさが排泄前のサインがあります。
排泄前のサイン
- ずっと動いていたのにいきなり動きが止まって静かになる
- 静かにしていたのに急にうろうろする
- 何もしていないのに声をかけると怒る
- 股のあたりをのぞき込む仕草をしたりおさえたりする。
- 歩き方が不自然になる
- 部屋の隅に移動したり、隠れる
このような仕草が見られたら、「おしっこでるかな?でたのかな?」と声をかけてみましょう。出る前のようで、子供が出るというのなら一緒にトイレに誘ってみましょう。
出てしまったあとであったら、「おしっこでたんだね、そっかー」と、子供の体験を口に出して伝えてあげましょう。耳から言葉を知ることで、自分が体験した感覚を意識としてつかみやすくなります。
おむつを替えたタイミングを記しておくと傾向をつかみやすい!
とはいっても、子供が起きている間中子供の様子から目を離さないこともできませんよね。こんなときは排泄の記録を付けていくと排泄前のしぐさをキャッチしやすくなります。
生まれたばかりの頃、おっぱいの回数や、うんち・おしっこの回数などを育児日記につけていたママもいるのではないでしょうか?
それと同じように、おむつを替えたタイミング、おむつが重かった、軽い、していない、そういった一言を添えておくと、トイレに誘うタイミングもつかみやすいでしょう。
出ても出なくても短時間で切り上げる
トイレに誘ってみて、気分よく子供がおまるや補助便座に座ったとき、ついつい“できるんじゃないか”という期待が強くなり、子供がまたがったまま「でるかなー?でるかなー?」と長々座らせがちです。
子供が座っているのを嫌だと示さない場合はそれでもよいのですが、降りたがった場合、無理に座らせ続けることは避けましょう。
トイレに集中しているわけでもない子供からすると、「ママがなぜかじっと見つめて怖い顔している…ここからおろしてくれない…」となり、トイレやおまるを余計嫌がる原因になってしまいます。
また、座ったまま、トイレやおまるで遊びだした場合も切り上げましょう。おもちゃではなく、排泄の場所なので用があるときに使おうねと教えてあげましょう。
出なかった場合は「今は出ないのかな?また来てみようね!」とポジティブな声掛けをしてあげてください。
トレーニングパンツやパンツにしてみる
おむつでしているタイミングを何となくつかめて、トイレへ誘っても嫌がらない、たまにトイレで成功するようになったら、または短期でさっと外したい場合、トレーニングパンツやパンツに切り替えてみましょう。
トレーニングパンツは、通常のパンツと違って厚めにできていて、お股の部分に防水加工がされた生地でできています。
3層、5層など様々なタイプがあり、1回分の軽いおしっこなら吸収し、おむつよりも蒸れたりせずに、不快感は伝わりやすくできています。しかし、その厚みのために洗濯後には乾くまでに少し時間がかかるので、すぐにパンツに切り替えてしまった、という家庭も少なくないようです。
筆者の家でも、娘の1回の量が多かったのか5層のトレーニングパンツでもおもらししたあとは床に水たまりができて、結局毎回しっかり掃除していたので、早々にパンツに切り替えたという経緯があります。
どちらも試してみて、子供やライフスタイルに合ったものを選んでみてください。この時間帯は量が多いことが多いからトレーニングパンツ、夕方はパンツ、など使い分けるのも良いと思います。
トイトレを長期でやっていた場合の目安としては、おしっこ・うんちが“出た報告”を自らするようになった頃がよいでしょう。
どこまでできていたらいい?時期別大体の目安!
始めた時期が早いから、早くトイレトレーニングが完了するというわけではありませんが、トイレトレーニングが完了するまでの期間は始める年齢が遅い方が短く済むようです。
それは意思疎通が言語でとれることが大きな理由の一つです。
子供の年齢とトイトレステップ
- 1歳…トイレは生活習慣の一部で、身近なものだとわかってもらおう
- 1歳半…トイレで排泄するということを疑似体験を通してわかってもらおう
- 2歳…おしっこ・うんちが出た感覚を感じてもらおう
- 3歳…出そうな感覚をつかんで、出る前にトイレと言えるようになろう
男の子はどこに気をつけたらいい?
女の子であれば自分と同じ性別なので、トイレトレーニングもスムーズに進めやすいという声もある一方、男の子はどうしたらいいの?と疑問に思うママは多いようです。
立ってさせるのがいいのか?座ってしたらいいのか?パパに聞いても頼りないし…
悩みどころですが、最初は座ってさせると良いですよ。おしっこもうんちがでるタイミングでおしっこも出るときもありますし、立ってするのは、座ってのトイレトレーニングが完了してからでも問題ありません。中には幼稚園や保育園などの集団生活でいつの間にか立ってできるようになっていたという子も多いようです。
気を付けてあげたいのは、トイレトレーニングを始めて排泄の感覚がわかってくると、おしっこしたいときに無意識にお股を触りがちになってしまう傾向があること。そこからばい菌が入って炎症を起こしたりすることのないように注意していてあげましょう。
習慣や、緊張、ストレスの緩和でおまたを触りがちな子もいるので、気にしているような様子が見られたら、無理に辞めさせるよりも声掛けをして気を反らしてあげましょう。
トイレトレーニング中の外出、どうする?
トイレトレーニングを始めると、外出するときはどうしよう?と考えますよね。
ある程度成功率が上がってきている場合、始めたばかりの場合…それぞれどのように対応していったらいいのか、まとめてみました。
携帯補助便座を持ち歩いてタイミングを見て連れていく
幼稚園に上がる前の子供は体もお尻も小さいので、まだまだ普通の便座ではバランスを保つのが難しく、本人も不安に思う場合があるので、おすすめしたいのが携帯補助便座です。折り畳み式なので、かさばらず、さっと出せます。
成功率がある程度あがってきたときには、まずは近場でのお出かけから、タイミングを見て連れて行ってあげるのがよいと思います。
なお、家以外のトイレに慣れていくことも大切ですが、小さな子供にとって和式トイレの見た目と使い方は難関となることもあります。ボットン式ならなおのこと恐怖に感じるかも…!トイトレ開始時点では、外出先ではどこに洋式トイレがあるかを把握しておくと良いかもしれません。
外出するときはおむつでもいい?
成功したことはまだまだ少なく、漏らすことが多い、そのような段階の場合は外出するときはおむつ、というので良いと思います。外出先で間に合わないと、親も子供もストレスフルな状態となります。
筆者の上の娘も、外出時はおむつの状態で、成功率が上がっていくのとともに、短時間のお出かけからパンツ、という段階を踏みました。様子を見ながら、無理なくスタイルを変えていくようにしましょう。
着替えは必ず持ち歩く
トイレトレーニングが完了に近づいていても、また完了しても、まだまだ油断できないのが子供のトイレ事情です。
トイレに間に合わず、もれてしまった、という場合だけでなく、トイレには間に合ったけれど、おしっこがひっかかってしまった、そういったことも多くあります。一人でトイレに行って、流す、この作業ができる段階になるまでは外出時には着替え、おむつを持ち歩くのがよいと思います。
おむつが外れて少し落ち着いたのにもかかわらず、おもいがけないタイミングで「トイレ!」の一言を発し長時間の外出時に焦った経験は筆者宅でもあります。今はビッグ、ビッグより大きいおむつ、などもあるので、いざとなったらパンツからおむつに履き替えさせるという手をよく使いました。
何かと荷物がかさみがちですが、安心を買うと思ってしばらくは用心しましょう。
トイレトレーニング中の心構え!
トイレトレーニングで最善の方法を選択していると思っても、壁にぶつかったりすることはあります壁に激突するのは、トイトレに限らず育児全般において…といえますけどね。
トイレトレーニングと聞くだけで大変なことなのだろうな、楽に行けたらいいけど難しいのだろうな、と、ある程度の心構えはしているとは思いますが、トイレトレーニング中に特に心に留めておきたいことをご紹介します。
不快さを感じないとはずれない!おもらしは当たり前のこと
トイレトレーニングを始めた最初の頃は、おもらしされても「まぁまだ始めたばかりだし、仕方ないわよね」と幾分心穏やかにいられても、度重なるとそうはいかない感情も出てきますよね…。
しかし、おもらしはすればするほど、子供の不快感を少しずつ養い「なんか嫌だな」と思えるようになってくるものです。
ママの気持ちの切り替えが大事です。「よし、また一つ不快さを学んだな!」と思い直しておもらしした気持ち悪さを言語化して代弁してあげてください。「おもらししちゃったね、足つめたくて気持ち悪いね」そう声をかけながら一緒にお掃除するのもよいでしょう。
おもらしの度に床の掃除もできてきれいになった、とポジティブに意識を変えて(※…無理に感じても勢いでポジティブになりましょう!)、子供が「おもらししたらお掃除もしないといけない、大変なことだ」そう思ってくれたら儲けものです。
なるべく…怒りすぎない
トイレトレーニングを始める前は「怒ったらよくないというし、イライラしないようにしよう」と、これもある程度覚悟を決めていても、毎日毎日同じことを繰り返されるとついついイライラしてしまいます。やはり多くのママが経験していることですし、イライラするのは人間として当たり前の感情です。
ひたすら我慢はママの精神衛生上にもよくありませんが、子供側も全く怒らないと「別にトイレでしなくてもいいんだ」と勘違いさせ、トイレトレーニングが一向に進まないタイプもいます。大事なのは叱りかた。そして怒りすぎないことです。
もしも怒ってしまって失敗したな、と思ったら、どうしてママが怒ったのか、なるべくかみ砕いて説明して謝リましょう。トイレトレーニングは、親子の信頼関係が大切です。子供が、ママの心情をすべてくみ取ることはできなくても、幼心なりにある程度察してくれます。
成功したらこれでもかというくらいほめてあげよう!
偶然であるにしろ、とにかく成功した場合は、これでもかというくらいほめてあげてください。子供は自分にポジティブな関心が集まることを非常に喜びます。
「ほめてもらいたいから、またやってみようかな」そう思ってくれたら万々歳です。家にいなかったパパにも「昨日ね、○○がおトイレでおしっこできたんだよ!」などと目の前で話して褒めてもらう機会をつくってあげるのもよいですね。
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トイレトレーニングの完了って?うまくいかないときは?
トイレトレーニングの完了というのは、一般的に“自分でトイレに行きたいという意思を示して、トイレで排泄ができるようになる“ことであるとされています。
自分一人でトイレに行って、きちんと拭いて、流して出てこられる、というのはそのあとの段階です。
また、夜のおむつも、幼稚園に行っている間はまだ外れないという子も多いです。
おしっこはトイレできるのに、うんちだけは出るのがわかっているのにおむつでしてしまう、またはその逆など、どちらかができてどちらかがまだ、という段階もあります。
もしもうまくいかないことが増えてきたら、前述もしましたが一旦、それでもいい、と無理に先へ進むことはせず立ち止まってみたり、中断してみるのも手です。
なんでもママがお世話していた赤ちゃん期のひとつの区切り!自立への第一歩!
ママがお世話しないと何もできなかった我が子が、初めて自分で自分の世話をすることになる、というのがトイレトレーニングかもしれません。
いわば自立への第一歩です。今まではママの思う通りに動かせていた子供を、自発的に動けるように促すというのは非常に難しいことです。うまくいかないのも当たり前です。
分かっていても、ついつい感情的になってしまう、お友達はできているのにどうしようと焦る、そういった感情はトイレトレーニングを経験したママ、ほとんどが感じていると思います。