2歳児の遊びはできることがどんどん増える
2歳児の遊びはできることが急激に増えるため、遊び方の幅も広がります。産まれたばかりの頃の可愛らしさとは違って自己表現をしてくれることでコミュニケーションの幅がぐんと広がりかわいいと思う表情や仕草が増えます。
その反面、感情を上手に表現することができずにかんしゃくを起こしてしまうことや、自我が芽生えることで何でもイヤイヤと言ってくるなどの困ってしまう場面も多くあります。
初めての育児をしているママにとって、2歳児が興味を示すものや遊びたがることは危なげで、見ていてもハラハラすることもあり、「どの程度まで見守ったらいいのかしら?」「危ないからやめさせた方がいいのかな?」「遊びたがるけど、この遊具は早い?」など疑問を日々感じています。
そんな2歳児の遊びについて紹介します。発達に合わせた遊び方をすることで、よりのびのびと楽しんで遊んでくれることでしょう。
2歳児の遊びは発達にあった遊び方をしよう
2歳児の成長は「運動能力」「言葉」「自己主張」がキーワードになります。体も心も目覚ましく発達し、できることが増え、できるようになったことが嬉しくてさらに次のことがやりたくなり、何でも試してみたくなります。それに伴い自己主張が強くなってくるのです。
2歳児と言っても月齢によっても成長の度合いは異なります。また、個人差による発達状況の違いの大きい時期でもありますので、ここでは目安として2歳児の遊びの発達を紹介します。
2歳~2歳半:1人遊びやごっこ遊びができるようになる
2歳を過ぎると言葉の爆発期と呼ばれるほど、語彙数が増える時期にあり、周囲のお友達に対しても関心を持ち、見慣れた友達の名前を覚えるなどの様子が見られます。
ですが、まだまだ言葉巧みに自分の気持ちを伝えることはできませんので、「相手に伝わらないもどかしさ、思い通りにならないジレンマ」にかんしゃくを起こし、大人の指示に「イヤイヤ」を言うことが多くなります。いわゆる『第一反抗期』です。
2歳児の体の発達はめざましいものがある
2歳頃になると足を使った運動機能が目覚ましく発達します。走り方も不安定ではなくなり、少しの高さならジャンプして飛び降りたり、片足を軸にしたボールけりも安定しするようになったりします。
また、細かな手作業もできるようになります。蛇口をひねって水を出したり、絵本を1ページずつめくれるようになったり…できることが増えるに従い、子どもの好奇心も増大し、親からすると危なっかしい所にも登っていってしまったりなど、探索行動が盛んになります。
2歳児の心の発達はイヤイヤ期があるように自立心が芽生える
集中力が高まり長時間の1人遊びができるようになります。ごっこ遊びや見立て遊びもするようになり、大人の様子を見ながら同じことを自分もやりたいとチャレンジしたがったり、洋服を自分で着脱したがったり、という自立心が芽生えてきますが、まだまだ上手にはできなく、癇癪を起こすこともしばしばあります。
2歳半~3歳:記憶力がぐんぐんと伸びる時期
記憶する力が発達し、周囲の言葉をどんどん吸収して発するようになり、見立て遊びなどの想像力を形にすることができるようになります。
時間の概念を認識しだし、『明日は未来(今度)』という程度なら理解できてくるに従い「きょう」「あした」など言葉にして発するようになります。また、排泄などを事前に伝えられるようになり、段々とおもらしやおねしょなども減ってくる時期です。
2歳半~3歳の頃の体の発達
運動能力がより一層発達していきます。体力もついてくるので歩く・走るが思いのままにできるようになるほか、鉄棒にぶら下がることも数秒であればできるほど腕力もついてきます。
手先も器用>になるので、積木やブロックを積み重ねるだけでなく、形を作ることもできるようになり、スプーンやフォークも上手に使いこなせるようになります。
2歳半~3歳の心の発達
好奇心だけでなく、思いやりの心も大人と同じような感情を持つようになります。嫉妬をするといった複雑な感情も現れるようになります。
言葉と好奇心の発達とともに「どうして?」「あれ何?」などの質問が増え、大人の意表をついた質問や疑問を持ち、初めて知った言葉を使いたがるようになります。
2歳児との遊び方のポイント!イヤイヤ期の子供との遊び方
2歳児は「イヤイヤ期」「魔の2歳児」と言われるほど複雑な時期です。感情が複雑化し、できないこと、伝わらないことにイライラしてしまってかんしゃくを起こしてしまいます。
2歳児の発達を促す意味でも少し頑張ればできる遊びを気が済むまでやらせてあげることがポイントになります。好奇心をくすぐる遊びをすることで自立心を育ててあげることができます。
子供の思い通りにならない悔しさに親も共感を示してあげる
遊んでいる最中、突然かんしゃくを起こすことがあります。そんなときは、多分、自分のしたかったことができなかったとき、自分の予想に反して思い通りにできないときです。
「できなくて悔しいね」「これがしたかったんだね」などの理解をしていることを伝え、何が起こったのかパパママに理解されているとわからせて安心感を持たせてあげましょう。
体を動かすことで子供のストレスを発散できてイライラも減少
子供の運動能力がアップするのに伴って、走り回ったり、遊具で遊んだり、思いっきりジャンプのできる環境を用意してあげましょう。
「動きたい!」という2歳児の欲求を満たすべく、晴れていれば公園や広場などに連れていき、雨の日でも室内でできる体を使った遊びを取り入れることで子どものイライラが減り、イヤイヤと反発する回数も少なくなっていきます。
子供にも分かりやすく理解しやすい言葉と見通しを立てた声かけ
日常生活の中でどんどん言葉を吸収していく時期です。子どもに分かりやすく様々な言葉で積極的に声かけをしましょう。スポンジが水を吸収するように記憶力が発達しているために、不用意な言葉も覚えてしまいます。お兄ちゃんお姉ちゃんがいる家庭では特に、不適切な言葉使いは意識的に使わない心がけが必要です。
親にとっては「ご飯の時間になったから」「十分遊んだはずだから」と思っても、子どもがまだ遊んでいるところに「もうおしまいだよ」「帰ろうね」と中断させられると、子どもにとっては突然の強制終了になってしまいます。
「次のボールを投げたらお片付けしようね」などの、次の行動の見通しを立てた声かけをして気持ちの切り替えを促してあげることで、子供のストレスが軽減されます。
子供ができそうもないことでもチャレンジを認める
今までできなかったことができるようになるのでチャレンジする心が強くなります。「まだ2歳なんだからできるわけがない」と思わずに、「手助けをしたらできるかも?」と思うように心がけましょう。
手助け付でもできれば思いっきり誉めてあげましょう。できなくても「あとちょっとだったね」「次はできそうだね」とチャレンジしたことを認めてあげる声かけをすると良いでしょう。
雨の日だって楽しい!室内遊びで子供の感受性を育む
室内での遊びは子どもの感受性を大きく成長させることができ、走り回ることだけでは得られない発想力などの発達にも役立ちます。「雨の日だと体を動かすことができなくて困る」という活発な子どもが室内でも外と同じように体を使った遊びもできますので紹介します。
2歳児におすすめ!成長が見える室内遊び
どんどん活発になる2歳児が、室内遊びで満足できるものを紹介します。1人遊びもできますが、声がけしながらママも一緒に遊んであげましょう。
積木やブロックなどのおもちゃに夢中
1歳児の頃には積木やブロック同士を打ち付ける、崩すなどの行動がメインでしたが、2歳児になると高く積むことや見立て遊びができるようになります。
積木を車や電車に見立てて走るように滑らせてみたり、ブロックを組み合わせて家に見立てたりと、複雑な遊びを夢中になってできるようになります。見立て遊びは子ども想像力や発想力を育てることにつながります。
子供の成長を感じるお絵かき
グチャグチャに書きなぐっていたお絵かきにも変化が現れるようになります。ただの丸を描いていたのに、丸や点を組み合わせて顔を思わせる絵を描きはじめ、徐々に手足なども書き始めます。ママが見本の絵を描いてあげると真似をした絵を描くなど観察力や真似る力を育てることができます。
2歳児の観察力を育てるおままごと遊び
多くの保育園でも活躍するおままごとのセットは想像力が豊かになる2歳児には楽しい遊びの1つです。打ち付けていただけのおままごとセットの包丁で野菜のおもちゃを上手にカットできるようになり、自分からくっつけては何度も切るなど夢中になって遊ぶ子が多いおもちゃです。
「こんなことも知っていたんだ」と驚くこともあるほどです。フライパンを「ジュージュー」と言いながら振ったり、ママの真似をしてお皿に盛りつけて差し出してくれたりと観察力が身についていることを実感する遊びです。
室内でも体を動かす遊びをどんどん取り入れる
2歳児になると体を動かすことが上手になり、活動の範囲も広く体力もついてきます。雨の日など室内にいると元気が余ってしまって暴れん坊になってしまうこともあります。そんなときは室内でもできる体を使った遊びを取り入れましょう。
室内でも適度に体を動かすことと、外とはまた違う楽しさに子どもの満足も得られながら、様々な能力を育て、伸ばすことができます。程よく体を動かしておくとお昼寝や夜の睡眠のリズム、一日の生活リズムのキープにも役立ちます。
動物の真似っこ遊びで体を動かそう
ママがウサギやゾウ、猫などの動物になりきって、手を耳に見立てて頭の上に伸ばして、ピョンピョンと跳んでみたり、手を鼻に見立てて顔の前で手を伸ばして、ノシノシと歩いたり、鳴きまねをしてハイハイをするなど見せてあげ、子供にも真似っこをしてもらいましょう。
全身を使った真似っこ遊びは表現力や想像力を育てながらながら、体力もしっかりと身につけられられます。
体全体を使った的当てゲーム
古新聞やダンボールで作るシンプルな的当てゲームも、的までの距離をある程度とると、コントロール力が養われ、室内でも十分に体を動かすことができます。
的は壁に丸を描いた紙を何枚か貼ればOK、ボールも紙を丸めたもので十分!おもちゃのゴムボールは、弾力がある分跳ね返っていくので周りを片付けてから的当てをするようにしましょう。
ボールを的に上手に当てられたときのためにダンボールでメダルを作って景品も準備しておくと◎!達成感も味わうことができ、きっと嬉しくなって何度もチャレンジしてくれます。
リトミックや体操で大きく体を動かそう
リズムや音楽を使って体操をするリトミックは音楽を聴きながら体を反応させるため反応力や表現力、リズム感覚を身につけることができます。シンプルに体のストレッチなどをする体操運動もケガのしにくい体づくりにつながります。
雨の日でも楽しく歌って踊ることでストレスもなく過ごすことができるので、子供の好きな音楽をかけて一緒に楽しみましょう。
2歳を飽きさせない室内遊びに大活躍の身近な素材
身近な素材を遊び道具にすることでも、子どもの想像力や好奇心を刺激する良い遊びになります。
「買い与えたおもちゃにすぐに飽きてしまってもったいない」と思うこともありませんし、2歳児の破壊力を気にせず思いっきり遊びに没頭できます。
ひとつの素材で遊び方は無限大です。色々な方法で遊ぶことができるので、子供と一緒に宝探し感覚で遊んでみましょう。おすすめの素材と遊び方を紹介しますので、ぜひ参考にして遊んでみてください。
新聞紙も2歳児にとって大活躍する遊びの材料
2歳児の力でも、ビリビリと破ることも丸めることもできる新聞紙は室内遊びで大活躍してくれます。
細かく破った新聞紙を紙吹雪や紙テープのように散らかしてみたり、降ってくる新聞紙の下にもぐらせたり、丸めたり袋に詰めたりしてボール投げの代わりと色々な遊び方ができます。
1.破って楽しい!
ビリビリと裂いている感覚も楽しいので、破る段階で新聞紙の全魅力のうち7割位は楽しめてしまいます。
2.飽きたら焼き芋ごっこ
飽きたら、破ってちぎってばらまいた新聞紙を1か所に集めて小さな人形やおもちゃを隠して宝探しや焼き芋ごっこを!
3.お掃除ごっこも楽しめます!
新聞紙専用の放棄とちりとりを100円ショップで用意して、お片付けまで楽しんでしまいましょう♪
ハンカチで体を動かす遊びができる!
折り紙のように畳んで遊んだりできる身近なアイテムがハンカチです。家にある適当なハンカチを選んで、子供と全力でハンカチ遊びを満喫しましょう!
1.ハンカチキャッチ
ハンカチをクルクルとまとめて子どもの上に投げて、広がりながら落ちてくるハンカチをキャッチするだけ!
2.ハンカチ鬼
子どものズボンにハンカチを挟んで尻尾のようにはみ出させ、子どもが逃げてママがハンカチを取るするという体を使った遊びもできます。ハンカチを取れたら役割を交代しましょう。
ひもは色々な遊び道具に使える
ひもをママと引っ張り合うなどの遊びをするなどのコミュニケーションの遊び道具としても使えます。
1.紐通し
大きめのビーズか、穴を開けた厚紙とヒモを用意し、ひもを通し遊びをしてみましょう。2歳は指先を使うことでどんどん器用になっていきます。少しだけ通しにくい穴にすることで集中力も養うことができます。
元気に外遊び!思う存分にエネルギーを発散しよう
天気のいい日には太陽光を浴び、外で遊ぶのも良い刺激になります。風を感じ、草木の匂いや揺れる音、ただ遊具に登って目線が変わるだけでも2歳児の五感を十分に刺激することができます。
また、2歳になると室内で動くだけではエネルギーが発散しきれず、元気でわんぱくな子ならストレスをためてしまうこともあります。広い公園などで思いっきり走り回ることで体力をつけながら有り余るエネルギーを発散させてあげましょう。
外遊びでは走るだけでなく、ボールや遊具を使うことで体幹や腕力など様々な箇所の筋力も強化できます。
お外で2歳児の発達を促す楽しい遊び
外では汗をかき、泥や砂などで汚れやすいので、汚れても良い服と着替え、水分補給のためのお茶や水を持つほか、帽子や虫除けなどの対策も忘れず行いましょう。
ボール遊びで腕力や脚力だけではなくコントロール力も!
ボール遊びは子ども大好きな遊びの1つです。
投げ合ったり、蹴ったりして夢中になって遊んでくれます。硬めのボールではなく、柔らかめのボールがケガの心配も少なく、小さな子にもつかみやすいのでおすすめです。
ボール遊びでは腕力や脚力の強化だけでなく、目的の場所にボールを届けるコントロール力も身につきます。ただし道路などではボール遊びをすると、夢中になり過ぎて事故やケガの原因になるので、広い安全な公園で行うようにしましょう。
晴れた日には影ふみで追いかけっこ
天気のいい日には「これ、なんだろうね。影って言いうんだよ、面白いね」など影に関心を持たせて影ふみをしながら追いかけっこをしてみましょう。自分の影との追いかけっこはたくさん走れるだけでなく、影の存在に気が付かせることで自己認識につながります。
活発になる2歳児はぜひ公園遊びをさせましょう
体力のついてくる2歳児のお外遊びはぜひ公園に連れ出しましょう。
十分に動き回って全身で遊んで汗をかくことで子どもの体温調整機能を作り、思う存分に動けばスッキリとした気持ちになるので、心の健康にもつながります。体にとっても良いことばかりです。
公園の遊具は体を使うものが多い
公園には様々な遊具があり、目に入った遊具で遊んでみたい衝動に駆られるのもこの頃です。2歳児にはまだまだ使いこなせない遊具だらけですが、ブランコやスプリング遊具など、ママが補助してあげると遊べる遊具もたくさんあります。
公園の遊具遊びでは、ほかの子どもが使っているときには順番を待つ、遊具を独占しないで譲るなどの公園遊びのルールを知ることで、社交性や社会性も育んでいけます。
ママの補助を嫌がるときは怪我の心配もありますが目の届く位置で見守って必要があれば助けてあげるようにしましょう。決して「2歳の分際で…」など思わず「自分でやりたい!」という気持ちを尊重してあげるようにしてください。
ぶら下がるだけでも運動になる鉄棒
腕力を身につけるにはいい運動になります。まだまだ鉄棒で回転をすることはできませんが、ぶら下がることなら10秒程度はできるようになります。今までにない遊びが新鮮で子子供は喜んで何度も挑戦をしてくれます。
ぶら下がることができたら「すごいね!」と褒めてあげましょう。褒められたことで満足感と達成感を感じ、自信をつけることができます。
ブランコはバランス感覚が養われる
バランス感覚が育つブランコも、大人の補助があれば2歳児でも遊ぶことができます。大人と一緒に乗るブランコもありますが、一人乗り用のブランコでは転落しないように注意をしながら少しずつ慣れさせて、軽くゆらゆらと揺らすように遊びましょう。
砂遊びは手のひらから様々な刺激を受ける
手のひらから感じ取る砂の感触も、子供にとっては良い刺激になります。さらさらとスコップですくって落としたり、型に入れて遊んだり、水をかけて固めるなど遊び方を見つけて想像力を作っていきます。
最初は砂をつかんではまき散らすなどの行為を繰り返すこともあるので、周囲に人がいないかどうか注意しながら遊ばせてあげましょう。周りに砂を投げつけないようにと、口に入れてしまわないようにだけ気をつけましょう。
2歳児の遊びにおすすめの!発達に役立つおもちゃ
市販されているおもちゃはたくさんあるので、買い物に行くと何がいいのか悩んでしまうこともあります。また、お店では興味深げだったのに買って帰ると全く遊ばないこともあります。
色や形が独特であるとか、音が出るおもちゃは最初は好奇心をくすぐるのですが、惹かれても長く続かないこともありますので、じっくりと遊びながら子供の発達の手助けになるおもちゃを選べると良いでしょう。
脳を刺激する知育遊びができる積木やブロック
1人遊びができるようになると知育玩具としても人気がある積み木やブロックは、指先から脳を刺激してくれ、集中力も高められます。
高く積み上げる、形をつくることができたら「高いね~すごいね!」「お家作ったの?上手だね」と声をかけてあげることでさらに夢中になって遊んでくれます。
種類の違うボールがあると色々遊べる!
体を動かして遊ぶボール遊びは2歳児にとって楽しい遊びの1つです。形や硬さの違う素材、大きさなど、ちょっと違うボールをいくつか用意してあげると飽きません。
たとえば小さいボールを指先で投げたり転がしたりしたあとに、大きなボールを両手で投げる…などを経験することで対応力が身につきますし、硬さの違うボールの弾み方の違いや重さの違いなどにも「いっぱい飛ぶね!」「重たいね」など声をかけて違いに気が付かせてあげましょう。
ぬいぐるみやおままごとでごっこ遊びをしよう
周囲への理解が深まると真似っこを好むようになります。特に女の子はおままごとなどのごっこ遊びが大好きです。ママのまね、パパのまね、お姫様のまねをしながら想像力や表現力が高まります。
お気に入りのぬいぐるみを見つけると、ぬいぐるみをお友達のように見立てたお世話ごっごや切った野菜を皿に乗せ「どうぞ」と差し出すおままごとは他者への優しさも身につきます。
何度も繰り返し使えるお絵かきボード
お絵かきが上手になってくる時期、たくさんお絵描きさせましょう!お絵かきボードなら汚す心配もなく楽しむことができます。サイズの小さいものならお出かけのときに持って行けるので、例えば『病院の待合室で暇を持て余して号泣』対策にもなります。
音の出る絵本で歌って踊って体を動かそう
車の音やメロディーなど音の出る絵本も2歳時の心をつかんで離しません。メロディー絵本なら音楽に合わせて踊ったり歌ってくれてかわいいです。音の出る絵本は外出時にもっていくおもちゃとしても人気があります。
しかけのある絵本は自分でもやってみたい!という自己主張の強くなる2歳児にはピッタリのおもちゃです。
乗れる車は運動になるだけではなく考える力も育む
車に関心を示し始める子も多くなり、車遊びを好む中、実際に乗れる車のおもちゃも人気があります。またいで乗って自分の足で蹴るタイプの車のおもちゃは、前に進んだり、後ろに進んだりと体もフルに使います。ひたすら前に進むだけだとぶつかる経験を繰り返しながらハンドル操作を覚えるなど、脳にとっても良い刺激になります。
2歳児の発達にあった楽しい遊びをしましょう
2歳児といっても個人差が大きく、他の子にできることでもまだ難しい場合もあります。男の子女の子でも興味の傾向は違ってはきますが、基本的には個々で好みが出てくるので「男の子だから」「女の子だから」で決めつけず、興味関心のあるものを選んであげると良いでしょう。
2歳児と遊ぶときは少しずつ様子を見ながら「なんでもママがやってあげない」「少しだけ頑張ってみる」を繰り返してみましょう。2歳なりに自分で挑戦する感覚やコツ、ルールというものがあるんだな、と知ることができます。
ママも一緒に楽しみながら、たくさん体を動かし食事や睡眠にも良い影響を与え、心にも体にも健康的な生活を送ることができますように!