子供の友達と上手く付き合うにはどうしたらいいの?
自分の子供が友達と仲良く遊んでいる姿をみると、親として安心します。ただ、自分の子供の友達がどんな子なのか、やはり気になります。子供の友達の中には、「この子とは、あんまり遊んで欲しくないな」と思ってしまうような子供もいるかもしれません。
今回は、子供の友達が家に来た時の対応・子供の友達が嫌いな時の対応・プレゼント交換の注意点など、子供の友達と上手く付き合って行く方法をご紹介します。同じ子供を持つママ達のおやつプレゼントにまつわる体験談もご紹介していますので、子供の友達との関係に悩んでいる方は、参考にしてみてください。
子供の友達作りへの親の関わり方
子供には沢山友達が出来て欲しいと親なら思います。ただ、子供の性格は人それぞれです。すぐに仲の良い友達を作ることができる子供もいれば、なかなか友達の輪に入れない子供もいます。
子供が友達と遊ぶことは、子供の成長においてとてもプラスになります。親として、子供が仲良く遊べる友達ができるようにサポートしてあげたいですね。
子供の話を聞いてあげる
子供自身も自分に友達が少ないことに悩んでいるかもしれません。子供に、親に話を聞いて欲しそうにしている様子が見られたら、進んで相談に乗ってあげましょう。子供にとって、「友達作りに失敗した時も、親身になって話を聞いてくれる家族がいる」ということは、とても心強いです。
ただ、あまりしつこく「今日は友達と遊ばないの?」などと、聞くのは逆効果です。子供も遊ぶ友達が居なくてがっかりしているかもしれませんので、家にいる時は楽しく過ごせる方法を考えてあげましょう。
親の関わり方は子供の年齢で異なる
子供の友達作りに親がどの程度関わったら良いのかは、悩ましい問題です。子供の年齢が上がるにつれて、親が関わってもできることには限界が出てくるでしょう。
親子で友達作りができる幼稚園時代
子供が幼稚園の頃は、親子セットでお友達と遊ぶことが多いので、親がサポートできることも多くなります。子供が家でよく名前を出す友達の母親に幼稚園の参観日などでお話をしてみて、仲良くなれそうなら自宅に招待してみるのも良いでしょう。
子供同士で関係を築く小学校時代
小学校になれば、子供同士で勝手に約束をしてきて遊ぶようになります。消極的なお子さんには、少しハードルが高いかもしれません。ただ、親が「今日は習い事がないから、お友達を家に呼んでいいよ」など、少し背中を押してあげことはできます。
最近は、放課後の習い事で忙しくしている子供も多くなってきています。お子さんが放課後お友達と遊ぶ約束をして来ないのは、たまたま仲の良い友達と予定が合わないからかもしれません。学校では、友達と楽しく遊んでいる可能性もありますので、気になるようでしたら一度担任の先生に聞いてみてはいかがですか。
子供の友達が家に来た時の対応
子供が友達を自宅に呼んで遊ぶことは、子供の友達の顔を覚えたり、子供達の遊ぶ様子を身近でみたりできる良い機会です。ただ、それぞれの家庭で色々なルールがあるので、おやつやご飯をどうすべきか悩んでしまうことも多いです。
最近では、ご飯だけでなくおやつも出さないという家庭も多くなっています。子供の友達におやつやご飯を出す場合には、アレルギーだけには十分に注意して下さい。子供の話は正確でないことがありますので、事前に親に確認をとるようにしましょう。
子供の友達を家に呼ぶ?呼ばない?
母親世代が子供の頃は、友達の家を行き来することは当たり前のように行われていました。ただ、最近は、子供の友達を家に呼ばない方針の家庭も増えてきています。子供の友達を家に呼ぶ人・呼ばない人、それぞれ考えがあるのです。
子供の友達を家に呼ぶ派の理由
- 子供の友達のことがよくわかる
- 子供達の流行りなどがわる
- 子供が友達と遊ぶ様子が知りたい
- 他に遊ぶところがないから仕方なく
- 外で遊ばすより安全
子供の友達を家に呼ばない派の理由
- 子供の友達に家を汚されるのが嫌
- 集合住宅なので騒音が気になる
- おやつの準備が面倒
- いつまでも帰らない子供がいるので困る
- 仕事をしているので親の不在時に友達を呼びたくない
- 寝室やクローゼットに入る子供がいるから
子供の友達へのおやつ
子供の友達が家に遊びに来た時におやつを出すか出さないかというのは、意外と大きな問題です。ママ達の中には、「おやつを持参しない子供にも毎回おやつを出さないといけないのか?」と疑問に感じている人もいます。
確かに、おやつを準備するのにお金もかかります。一度くらいなら気になりませんが、回数が多くなると困ってしまいます。また、おやつをこぼされるなどマナーの問題もあります。
世間のママ達は、子供の友達が家に遊びに来た時におやつに対して、どのよう対応しているのでしょうか。先輩ママ達の意見を参考にしてみましょう。
おやつは子供の楽しみ
きいろぐみ(39歳)
我が家の子供達はご飯もよく食べますが、おやつも大好き!おやつは、子供の楽しみの一つだと思います。我が家では、子供の友達が来た時には、おやつ持参の有無に関わらず、おやつの時間になるとおやつを出しています。
スナック菓子やアイスなど、その時家にあるものを出しているだけなので、中には食べられるおやつがない子供もいます。そんな時には、「ゴメンね」と言い、諦めてもらっています。
人数が多い時は、紙コップや紙皿を使っています。洗い物が少なくなるだけでも、少し楽ですよ。
おやつを頂いた時だけ出しています
ラムネ味(35歳)
我が家では、学校から帰ってきてすぐにおやつを食べるので、友達が遊びに来る時には、すでにおやつは終わっています。なので、基本的には子供の友達におやつは出していないのですが、友達がおやつを持ってきてくれた時には、ウチにあるおやつを少し追加して出すようにしています。
あまり食べ過ぎると夕食にも響くので、子供達からもっとと催促されても、「もう無いよ~」とごまかしています。
おやつのサービス無し
スパリゾート(42歳)
以前は、子供の友達が持参して頂いたおやつや買い置きのおやつを出していたのですが、今は一切なしにしました。
理由は、食器の片付けや床に落ちた食べかすの片付けが大変だから!夕方は、ただでさえ夕食の支度などでバタバタするのに、余計な仕事が入るとイライラしてしまいます。
おやつを持ってきてくれた子供には、そのまま持ち帰らせています。そうすると、次回から手ぶらで来てくれるようになりました。
子供の友達へのご飯
休日や長いお休みの時など、子供の友達が午前中に遊びに来て、お昼ご飯の時間になっても帰ろうとしないことがあります。こちらがお昼ご飯を食べさせたくても、子供の友達が居ると困ってしまいます。初めから親同士の約束でお昼ご飯を挟んで子供を預かる約束をしている場合は、準備をしていますが、急に友達の分まで食事の準備ができないこともあります。
また、アレルギーや各ご家庭の方針もあるので、こちらの勝手でご飯を出してあげることもし辛いです。世間のお母さま達は、どのように対応されているのでしょうか。ママたちの意見を参考に、考えてみましょう。
急な食事提供はNG
ユーカリ(40歳)
小学校高学年になると、母親が仕事をしていて、夏休みなども子供が一人でお留守番という家庭も多くなっています。
小5の長男と友達もよく朝から家に遊びに来ますが、お昼の時間になったら一度帰宅してもらっています。やはり毎回食事を出すのは、手間もかかりますし、何か問題が発生した時にこまりますので。
お昼ご飯を持参してもらってます
まくのうち(36歳)
息子の友達で親が働いていて、休みの時の昼ご飯を家で、おにぎりなどを一人で食べている子供がいました。
何度かお昼の時間に帰りたくなさそうなそぶりをしたので、友達のママに「1日遊べる日は、お昼ご飯を持ってきてくれたらウチで食べていいよ」と話しました。
それ以降は、子供がおにぎりやお弁当など昼ご飯を持参している場合は、一緒に我が家で食べさせています。息子も友達と食べるのを楽しみにしていますし、お互いに良いのではないかと思っています。
お昼ご飯を出すのは相手に気をつかわせてしまう
オートロック(39歳)
娘の仲の良い友達が休日に遊びに来ていて、「コンビニで買って一人で食べる」と言ったので、スパゲッティを作ってウチで一緒に食べさせました。
そうすると、その日の夜に友達と母親がウチにお礼にとケーキを持ってこられました。私は、よかれと思ってしたことですが、逆に相手に気をつかわせることになったと感じました。それ以降は、事前に約束した時以外は一度帰宅させています。
子供の友達が嫌いな時の対応
親も人間ですから、子供の友達の中で「この子は苦手」・「この子とは遊ばせたくないな」という子供もいるでしょう。ただ、子供同士の付き合いもあるので、親の思いだけで子供の友達を決めることは出来ません。子供の友達が嫌いな時は、どのように対処すればよいのでしょうか。
嫌いな子供の良いところを見つける
嫌いと思う子供でも自分の友達が仲良くしているのですから、どこか良いところがあるはずです。嫌なところばかりに目を光らすのではなく、子供の友達の良いところを探す努力をしてみましょう。良いところが見つかると、その子への見方も少し変わるのではないでしょうか。
子供に友達のことを聞いてみる
嫌いと思う子供の友達のことを、子供に「○○ちゃんは、どんな子なの?」と聞いてみましょう。そうすると、子供が友達の良いところや好きなところを話してくれるので、自然と友達の印象が変わってくるかもしれません。
明らかに問題がある場合は対応する
嫌いな子供が、明らかに自分の子供に意地悪したり、周りの友達に意地悪をしている場合には、何か対応が必要です。ただ、直接相手の親に話をしてしまうと、収拾がつかなくなる場合もあります。できれば学校で対応してもらうのがありがたいですね。
嫌いな子供も他の子供と同じように接する
大人ですから、いくら嫌いな子供であってもできるだけ他の子供と同じように接してあげたいです。子供は親の背中を見ています。親が誰にでも同じように優しく接してあげることで、子供も心優しく育ってくれるのではないでしょうか。もちろん、暴力や人間関係がこじれているようであれば話は別です。そのような場合には、毅然と対応してください。
子供の友達への誕生日プレゼント
子供が友達の誕生日会に招待された場合、何かプレゼントを用意しなければなりません。また、誕生日会がなくても、親しい友達間でお誕生日にプレゼント交換をすることもあります。そんな時に、困るのがプレゼント選びと予算です。中には、プレゼント交換を巡ってトラブルになることもありますので、注意したいです。
誕生日プレゼントの相場
子供同士で交換する誕生日プレゼントの相場は、地域・通う幼稚園や学校・子供の年齢により異なるでしょうが、小学生まででしたら300~500円程度が相場でしょう。子供のお小遣いで無理なく買える金額でプレゼントするのがベストです。
プレゼント交換をする場合には、必ず価格を決めておきましょう。また、子供が高いものをプレゼントしたいと言った時には、「金額ではなくて気持ちが大切」と教えてあげると良いです。
プレゼント交換でのトラブルに注意!
よかれと思ってした友達へのプレゼントがトラブルになることがあります。一生懸命選んだプレゼントを友達に気に入ってもらえなかった場合には、お子さんも悲しい気持ちになります。
相手の友達の思いはどうすることもできませんが、自分のお子さんには「友達があなたのことを思って一生懸命選んでくれたプレゼントだから嬉しいね」と話してあげるようにするとよいでしょう。
子供の友達との付き合いを見守ろう
子供同士の関係に親が必要以上に介入することは、子供にとっても良い影響を及ぼさないことが多いです。おやつやご飯を出すか出さないかに関しても各家庭で考えが違いますので、自分がよかれと思ってしたことが、逆効果になることもあります。
子供も成長していきますので、嫌いと思っていた部分が改善されることもあります。たとえ子供の友達が嫌いであっても、子供と子供の友達の関係を見守っていくようにしましょう。