人間関係

夫の実家への帰省を回避する方法

夫の実家に行きたくない!イライラせずに付き合う方法

夫の実家に行きたくないと考える妻は多いです。帰省しない言い訳を考えるのも骨が折れますが、行きたくない原因を自己分析すると、乗り切る方法も見えてきます。夫にとって自分の実家なので孫を見せたい気持ちがあるでしょうが、夫の実家に行く頻度を減らすなどして、対策してみましょう。

夫の実家にはできれば行きたくない妻達

妻にとって夫の実家への帰省は、決して楽しいものではないという方が多いです。実際、義実家へ行きたくないと感じている方が多数います。結婚すると義理とはいえ、夫の実家が血縁になるのですから行かないわけにはいきません。

でも妻にとっては、それまで他人だったのですから気を使い、疲れる場所でもあるので、義両親は嫌いじゃなくても、できればあまり行きたくないと感じている妻が多いのです。

夫の実家に行きたくない理由と妻の心理

夫の実家へ行きたくない理由は、それぞれの家庭によって様々です。夫の実家とはいえ、生活習慣や考え方の違いがあります。夫にとっては慣れ親しんだ環境のため気にならないことも、妻にとっては気になることがたくさんあります。

欲しくてもできないのに孫の催促をされる

すでに子供がいるのに、2人目、3人目の孫を催促される場合があります。夫婦で話し合い、年齢や家庭の経済状況から、子供は何人と決めていたり、2人目不妊の場合もあり、義両親から「孫はまだか」と急かされたら鬱陶しいと感じたり、不妊の場合はとても傷つきます。

中には2人目以降の子供が授からない原因を義両親の息子である夫ではなく、妻のせいにするという義実家も多く、妻は「また嫌なことを言われるのでは?」と傷つくことを恐れ、二度と近寄りたくないと思ってしまいます。

義実家の衛生状態が悪いのが理解できない

義両親の部屋が、物に埋め尽くされているという状態という場合もあります。また、食品衛生の概念が甘く、賞味期限をあまり気にしない義母の場合、冷蔵庫にある食べ物の賞味期限が大幅に切れていたということも珍しくありません。

一方、若い世代は物を持ちすぎないことを美学とし、期限が切れた食べ物の危険性について知識がある世代なので、夫の実家の状況に理解ができません。

衛生面が悪いと感じることから「義実家は汚いから近寄りたくない」という考えに至ってしまいます。このような衛生面への価値観のズレも行きたくない理由に挙げられます。

育児や家事を義母にあれこれと干渉される

子育てや家事のやり方を干渉されたことで、義実家が嫌いになったという方も多数います。子供が生まれる前は良好だった関係が、子供が生まれてから一変し、子育てに口出しをされたというケースもあります。

夫の両親は良かれと思って言っていても、妻にとっては自分のやり方を否定されたと感じてしまうため、義両親の口出しが大きなストレスとなって、妻に重くのしかかります。

子供の接し方への価値観のズレ

子供を連れて行った時に感じるのが、子供への接し方に対する価値観のズレです。昔は親が噛み砕いたものを子供にあげたり、甘いお菓子を小さい頃から与えたり、今とは子育ての常識が全く違います。

うっかり目を離していた隙に子供に甘いお菓子を与えられていたり、義両親が自分の使った食器で食事を与えたりしていたら、妻の今までの努力は水の泡になってしまいます。

義両親に嫁の立場から注意はしづらく、義両親の接し方にモヤモヤすると、近寄り難くなってしまいます。

自宅と勝手が違うし気を遣うので心が休まらない

夫の実家へ行くと、夫と子供は血のつながった家族である一方、妻だけは血のつながりがありませんので、どうしても肩身が狭く感じ、気が休まらないです。

さらに、食事作りの手伝いや後片付け、お風呂に入る順番や洗濯物など、妻が気を遣う項目は多岐に渡ります。それぞれの家庭によって考え方が違うので、どこまで手伝えば良いのか迷ってしまいます。

夫の実家にいる間中気をつかっていると、自宅に帰ると疲れがどっと出ますので、特に義両親が苦手な人ではなくても、何となく行きづらいと感じてしまいます。

夫が実家に依存しすぎていてイライラする

夫の実家依存が強い場合、イライラしてしまうということがあります。やたらと実家を頼ったり、甘えたりしている部分を見せられるとウンザリしてしまいます。親孝行は素晴らしいことですが、あまりにも続くと嫌な気持ちになります。

とはいえ、夫本人が自分の実家依存を自覚していないことがほとんどです。だからと言って、夫にストレートに気持ちを伝えると、実家を大事にして何が悪いのかとケンカになりかねません。

気持ちを伝える際には、結婚して別の所帯を持ったことを自覚してもらい、自分の家庭を優先してもらうよう、お願いする方向で話し合いましょう。

決して楽な生活ではないのに夫の実家に仕送りしているのが嫌

夫の実家が経済的に困窮している場合や、親の苦労を見て育った男性の場合、親を助けたいという気持ちが強いことが多く、夫が実家に仕送りをしたり、帰省するたびにお小遣いを渡している夫婦もいます。

ですが、自分達と夫の実家は別世帯ですし、将来マイホームも建てたい、子供の教育資金もかかってくることを考えると、妻にとって仕送りはつらいものがあり、場合によっては家計に響きかねません。

妻は「この仕送りがなければもっと貯金できるのに…」と考えると自然と腹が立ち、夫の実家へ帰りたくないと考えるようになってしまいます。

夫の実家に帰省するための交通費にお金がかかる

実家が遠方にある場合、飛行機や新幹線を利用して行かなくてはなりません。さらにお正月やお盆は代金が高騰しているため、家族で帰省すると数十万のお金がかかる場合もあり、帰省費用が家計を圧迫しているという家庭が多いです。

盆暮れ正月、ゴールデンウィークに帰省するのが当たり前になっている場合、家計のことを考えると、高額な旅費のかかる夫の実家へ帰りたくないと考えてしまうのは仕方ありません。

夫の実家に行きたくないときの上手な言い訳

夫の実家に行きたくないと感じていても、夫や義両親に対してハッキリ言うのは気が引けます。場合によっては角が立ってしまうこともあり、なかなか本音を言うことは難しいです。

子供の体調不良を理由に行かないというのは、本当であれば優先すべきことです。ですが、行かない言い訳にするために子供が病気だと嘘を言うのは、夫の実家に心配をかけてしまいますのでおすすめしません。

自分の体調が優れないので行けないことを伝える

角が立たずに断れる言い訳と言えば、自分の体調不良です。「風邪を引いてしまったようで、申し訳ありません。」と伝えれば、相手も無理に来てほしいとは言わない可能性が高いです。

夫に言いにくい場合でも、この方法なら言い訳しやすいです。嘘をつくのは少し気が引けますが、無理をして本当に体調を崩してしまったら、本末転倒です。嘘も方便と思って割り切りましょう。

風邪を理由にするとドタキャンになる場合が多いため、自分以外の家族だけで夫の実家に行くこともあるでしょう。

仕事が休みではないことを理由に行かない

正月やお盆はサービス業以外では難しいですが、「仕事に行かなくてはならない」と伝えてみるのも手です。または、夫婦で仕事の休みが合わないということも言い訳に使えます。

夫の実家に行くストレスを軽減させる方法

言い訳は数回なら使えますが、毎回だと難しいですし、全く顔を出さないというわけにもいきませんので、夫の実家に行くストレスをなるべく軽減させることが大切です。

義両親とざっくばらんに話せる間柄だとストレスも少ないですが、そうではない人が多いです。ですが、この先長く付き合っていかなければいけない関係ですので、ストレスは軽ければ軽い方がいいのです。

いい嫁を演じるのはやめて本音で夫の実家と対応する

夫の実家に行くことに対するストレスを軽減する方法として、いい嫁でいるのをやめることです。特に、新婚だといい嫁を演じようと必死になってしまい、疲れ切ってしまいます。

良い嫁を演じるのは止め、ありのままの自分でいるということが大切です。嫌なことは嫌とハッキリ言うべきですし、必要ではないと思うことはやらないようにしましょう。自分は自分と割り切って行動すれば心がスッと軽くなります。

最初はとても勇気が必要ですが、義両親も嫁が言われるままに行動していると、ついついあれもこれもとお願いしたくなってしまいます。要求のエスカレートをストップさせるためにも、この方法は有効です。

夫の実家はこういうものだとある程度は割り切る

ある程度は割り切ることもポイントです。義両親の立場になって考えてみましょう。自分の子供の妻から疎まれ、近寄ってもらえないなんて悲しいことです。

また、「夫が妻の実家を疎ましく思っており、なかなか帰省できない」と逆の立場になって考えてみると、夫の気持ちも分かるのではないのでしょうか。

年に数回のことと割り切ることも、人生では必要です。自分の大切な人を産んで育ててくれた両親だと思って、ある程度のことは大目に見るようにしましょう。

夫に頼んで実家に行く頻度を減らしてもらう

実家に行く頻度が多い場合は、夫に頼んで回数を減らしてもらいましょう。夫に理解を示してもらえない場合は、妻の実家に頻繁に行って気を使うことをどう感じるか、相手の立場に置き換えて話すことで気が付いてくれる可能性があります。

月に1度だった帰省も、2ヶ月に1度に減らしてもらえれば、かなり楽になります。

回数を減らすのが難しい場合、滞在時間を減らすだけでもいいでしょう。夫から義実家には「仕事が忙しくて行けない」、「予定がある」など、正当な理由を伝えてもらえれば、角も立ちません。

夫の実家に行ったときは気持ちを切り替えて楽しんでみる

夫の実家に帰省したくないという気持ちを切り替えて、逆の発想で楽しんでみるのはいかがでしょう。こちらでは夫の実家に帰省した時の楽しみ方をご紹介するので参考にして下さい。

夫の実家に帰省した時は買い物にでかける

長時間義両親と一緒にいることがつらいという時は、買い物に出掛けるようにしましょう。外にいれば一緒にいるよりもストレスがかかりません。

買い物ならば、「自分の実家や職場にお土産を買いたい」「冷蔵庫の〇〇を切らしていた」などいくらでも理由が付けられます。「必要な物があればついでに買ってきますよ」と義両親に伝えれば、相手の気分も害しません。

夫の実家が遠方の場合、自分の住んでいる地域にはないスーパーやホームセンターがあったり、食べたことのないご当地食材が売られていたり、意外と楽しめます。事前にネットでチェックして買いに行くのもいいでしょう。ちょっとしたお楽しみがあれば、実家への帰省も楽しくなります。

子供を夫の実家に預けて夫婦でデートをする

子供がいるとなかなか難しいのが夫婦2人でのデートでが、夫の実家に帰ったとき、子供を義両親に預けて夫と2人でデートに出掛けてみましょう。この方法なら義両親は可愛い孫の面倒を見ることができ、ママはリフレッシュが出来て一石二鳥です。

近所のちょっとおしゃれなお店でのディナーや、おしゃれなショップでお買い物を楽しむ程度なら1~2時間で帰宅できるので子供への負担も少ないです。

トラブルを避けるためにも、事前にやめてほしいことなどの注意事項を伝え、子供のおむつや着替えをきちんと準備しておきましょう。もちろん義両親にお願いするのは夫からにしてもらいましょう。

夫の実家の味を義母に教えてもらう

義実家の料理といえば、夫にとって思い出の味です。義実家に帰省したついでに料理を教えてもらいましょう。

自分では作らないようなレシピや生活の知恵など、新たな発見もあるでしょう。さらに義母にとって、家庭の料理について聞かれることはとても嬉しいことです。

新しいレシピを知ることでアイデアが浮かび、料理のマンネリ化を防いでくれます。出された食事で美味しいものがあれば積極的にレシピを聞いてみましょう。

義実家の料理のレシピを知ることで、義両親の好みの味を知ることができます。好みの味付けを知れば、義実家との食事会のお店も選びやすくなります。

前向きに捉えて夫の実家への帰省を乗り切ろう!

夫の実家に行きたくない理由は何なのか、改めて自己分析することで、解決策が見えてくることがあります。また、前向きに捉えることで、義実家に帰省する際のストレスを和らげることができます。

義両親に苦手意識を持っているために夫の実家に行きたくない場合、義両親との付き合い方のヒント!程よい距離感で良い関係をなどを参考にし、義両親と会うことへのストレスを軽減させましょう。