ママ友がいない…独りぼっちのママになりやすい5つのタイプ
ママ友と言う言葉がよく使われるようになりました。子どもの『ママ』という共通の立場から友だちになる『ママ友』。子どもが幼稚園にいるときや保育園にいるとき等、親子で行事に参加する機会が多い時期にはママ友同士の付き合いも活発になりますよね。
ですが、ママ友がいない人も少なくはありません。どのような人にママ友がいない傾向があるのか、5つのタイプに分けてみていきましょう。
タイプ1◆集団行動を好まない(苦手な)人
女性は、どちらかというと集団行動を好む傾向があります。
小学生や中学生のときも、ほとんどの女子がいつも数人固まって行動していたのではないでしょうか?でも、どのクラスにも一人で行動する女子だっていたはずです。
元来、仲間と連れだって行動するよりも一人の方が気楽だと感じる気質を持っていたら、進学先でも就職先でも一人で自分のペースで時間を過ごし、ママになっても自分のペースで行動するのです。
ママ友グループに入ると、行事やイベントがある度に、「どんな格好していく?」「子どもにはどんな服を着せる?」「お弁当は作る?お弁当屋さんで買う?」等、歩調を合わせた行動が求められることも少なくありません。
ですが、自分のペースで生きているママにとっては、それらは全て自分にとって不要な情報でしかなく、周りに合わせず好きな格好をするし、子どもにも好きな服装をさるし、その日の気分でお弁当の中身を考えていくのです。
タイプ2◆幼稚園や保育園での生活に重きを置いていない人
子どもが幼稚園や保育園に行くと、子どもが過ごす幼稚園・保育園の生活が、ママ自身の生活の中心になってしまいがちです。
例えば専業主婦で子どもが幼稚園に行っている場合には、朝のお弁当づくりから夜の明日のお弁当の下ごしらえまで、家庭のことよりも幼稚園関連の用事に比重をかけてしまうこともありますよね。
ですが、もちろん皆が皆幼稚園中心の生活を送っているのではありません。
仕事を持っていなくても、幼稚園は朝9時~午後2時まで子どもが行っている間は生産的活動時間と捉え、課外活動や自分の仕事・趣味活動に力を入れているママもいるでしょう。そのようなママは子どもを預けたらすぐに他の活動を始めますし、子どもを急いで迎えに行ってからは子どもとの活動や子どもの課外活動に全力を注ぎます。
ママ同士で話したりランチに行ったり、子どもを交えて公園等で遊ばせたりすることに率先して時間を使わないから、自然とママ友ができない状況になってしまうのです。
タイプ3◆深い付き合いを求めすぎてしまう人
みんな家庭があり生活があるママ友界では、時間的なはからいをもって接するのは暗黙のルール。
子どもを通じてママ同士が付き合うのは自然なことですが、過剰と思えるほど深い付き合いを求める場合は、周囲が徐々に引いてしまいます。
「幼稚園の帰りに公園に行こう」と誘って1~2時間ほど遊ばせたら、「ちょっと、場所を替えてお話しない?」と夕方まで一緒にいることになって、「今日は、旦那が返ってこないのよねえ。夜ごはん、一緒に食べない?」と結局夜まで付き合うことになっては、誘われた相手もどのタイミングで断っていいのか困ってしまいます。
また、このようなことが稀にあるくらいなら問題は少ないのですが、週に数回頻繁にあるなら、「ちょっとあの人とは距離を置きたい」となってしまうのではないでしょうか?
その他にも、土日まで一緒に行動しようと頻繁に誘うママや、夏休みや春休みなどの長期休暇にも幼稚園に行っているのと変わらないくらい頻繁に誘ってくるママの対応にも困ってしまいますよね。
夜は夜で長電話をかけてきたりするならば、「いつもいつも迷惑、お付き合いしたくない・・・」と感じさせてしまうのも無理もないことです。
タイプ4◆自分の子ども以外は見えていない人
もちろん、自分の子どもが一番大切ですし、一番かわいい存在です。
そこはみんな同じですが、子どもを守る大人である以上、外では心の中にとどめておき表面には出さないものです。他の子どもたちと遊ばせるときは、他の子どもたちにも目を配り、危険がないように配慮し、良いところは褒め、もめたときにはなるべく公平に注意を与えて然るべき。
ですが、明らかに自分の子どもが悪いのに、「うちの子がそんなことするわけないでしょう。あなたの子どもがうちの子に何かしたんじゃないの?」とあからさまに言ってきたり、話を十分に聞かずに「それは○○ちゃん(自分の子どもではない子)が悪いに決まっている」と決めつけたりするような態度を取られると、他のママたちは、「あの人とは付き合いたくない」「あの家の子も自分の子どもと一緒に遊ばせたくない」と考えてしまうのではないでしょうか?
また、ママ同士で話すときも、自分の子どものかわいいところや良いところを延々と話すなら、相手のママは『つまらない』と感じてしまいます。自分の子どもを誇りに思う分には良いのですが、それを身内以外の人、しかも同年代の子どもを持つ人に話すのは、大人としてあまり褒められたことではないのです。そのような行為が続くと、ママ友が一人もいなくなってしまうかもしれませんね?
タイプ5◆自己中心的な人
例えば何人かでランチをしようということになったときに、「私はその日はいけないから、また誘ってね」というのは、特段悪い印象を与えませんが、「私はその日はいけないから、別の日にしない?」などと周りを振り回す発言をするなら、相手のママたちに自己中心的な人、という印象を与えてしまいかねません。
バザーや運動会などのイベントの準備のために集まろうということになっても、「うちの家には来てもらうと困る」と前もって皆に伝えてしまったりも、やはり自分勝手なイメージを与えてしまうでしょう。
人付き合いにおいては、自分の都合を優先するのではなく、相手の都合をまず考え、自分の意見を押し通さなずに合わせることも欠かせません。
敢えてママ友を作らない理由&ママ友ができない理由
ママ友に好かれにくい部分があるためにママ友がいない人もいますし、ママ友を作りたくなくてママ友がいない人もいます。同じママ友がいない場合でも、両者には大きな違いがあります。
例えば、バザーや運動会等のイベントのための委員会活動をしなくてはならない場合、嫌われるような理由があってママ友がいない人とグループやペアになったママは、今までの評判を聞いて「ちょっと困ったことになったかも・・・」と思う可能性は大ですが、あえてママ友を作ってこなかったためにママ友がいない人とグループやペアになったなら、「一度、お話してみたかった!」と好意的に迎えてくれる可能性が大きいからです。
ママ友に嫌煙されてしまう理由とはどのような理由か、また、ママ友を敢えて作らない理由とはどのような理由なのでしょうか?もし、今、ママ友がいない人は、自分がどちらのパターンに当てはまっているのか考えてみるのも良いかもしれません。
周りのママ友に敬遠される理由3つ
ママ友がいない理由には、ママ自身に原因がある場合と子どもに原因がある場合、その他の場合があります。
子どもに問題がある
子どもがよく問題を起こす場合、例えば、殴ったり蹴ったり等の暴力を毎日頻繁にする場合や、いつも誰かともめごとを起こしている場合には、他のママたちもあまり関わらないようにしたいと思うのは当然です。
ママがいくら付き合いやすい性格だったとしても、その子の親である以上関わるとその子自身とも関わることとなるために、警戒心からママとも距離を置こうとするのです。
ママ自身に問題がある
ママ自身に原因がある場合としては、ママ自身がよくもめごとを起こしていることが考えられます。
他のママたちとすぐに口論したり、子どものことでいつも他のママに文句を言っていたりすると、「できれば関わりたくない」「面倒事に巻き込まれるのはイヤ」と敬遠してしまうのは当然のことでしょう。
面と向かってもめごとを起こすわけではないとしても、よく悪口を言うタイプのママも敬遠されます。ママ友界では影で言ったはずの悪口も、本人の耳にしっかり届くもの。「他のお母さんから聞いたことなんだけど、○○ちゃんのお母さんが悪口を言っていたよ」と聞かされたら、あからさまに嫌な態度を取ってきたわけではなくとも○○ちゃんのお母さんと仲良くしたくないと考えてしまう人が多いのではないでしょうか?
その他にも、先に紹介したママ友レスになりやすい『過剰に深い付き合いを求める人』や『自己中心的な態度』、『自分の子どもの非を認められない人』や『自分の子どもしか見えていない人』も、他のママたちから避けられてしまう傾向にあります。
特定のママにうらまれてしまった場合
ママ自身に問題がなく子どもにも問題がない場合でも、ママ友がいない人が見られます。これは、ママ友界のボス的存在や影響力の強いママ、執念深い性格のママに目を付けられてしまった場合に見られる現象です。
ママ自身にも子どもにも問題がなく他の人とはうまくいっていても、ボスママの鼻にかかるというだけで、結果的に特に落ち度のないママが孤立してしまうようなことも起こり得るのです。些細なことをきっかけに「あのママ(もしくは子ども、親子)が嫌いだ」と思ってしまうと大変!そこから積極的にあることないことを言いふらされてしまうことも。
周囲のママたちは、本当に「ひどいわね」と思って避けていることもありますし、本当かどうかは分からなくても、「ボス的(影響力が強い・執念深い)ママに目をつけられるのはイヤだから、かわいそうかもしれないけれど避けておこう」と保身のために避けることもあります。
そんな妬み恨みの理由は様々ですが一番よくある理由が『嫉妬』です。「あの人はいつも幸せそう」「あの子どもはいつもカワイイ」「あの人ばかり恵まれている気がする」等…。人それぞれ良いところも悪いところもあるもので、本来ならば比較出来るものではない点ことですら、特定のママにとっては憎む原因になるのです。
敢えてママ友を作らない理由2つ
冒頭で触れたように、ママ友を敢えて作らないようにしているママもいます。
過去の経験やママ友と付き合うことでのデメリットを考慮した上でママ友作りを避けている場合と、ママ友を作らないことで自分自身や子どもとの時間を確保したいと考えている場合に大別されます。
ママ友がいることのデメリットを避けたい場合
ママ友と付き合うと、時間的にも金銭的にもある程度負担がありますし、精神的にはかなりの負担となることも。自分自身が本当に納得できることに時間やお金を使いたいという考えが根本にあると、このような敢えて背負わなくても良いような負担を嫌って、自ら積極的なママ友作りを避けている人も少なくありません。
また、ママ友同士で他人の噂や悪口などを言えてしまう価値観が耐えられず、そのような環境に身を置かないためにママ友との付き合いを避けていることもあります。
時間を有意義に使いたい場合
子どもが大きくなると学校にいる時間も増えますし、子ども同士の付き合いの時間も増えますので、小さいときのように時間をかけて子どもと向き合うことはできなくなります。
幼稚園や保育園といった子どもが小さいときしかしてあげられないことを重視するために、他のママや子どもとの付き合いを敢えて行わない人もいるでしょう。
また、自分の時間を有意義に使いたいというような意識の高さがあると課外活動に力を入れているために、他のママとの付き合いを敢えてしないママもいます。
いずれの場合にも、ママ友づきあいよりも自分と子どもとの関係を重視するために、ママ友との付き合いを敢えて希薄にしていることが特徴と言えます。
それでもふとママ友が欲しくなるのはどんなとき?
望んでいないのにママ友がいない場合でも、望んでママ友を作らない場合でも、「ママ友がいれば良いのに」と思う瞬間はあるかもしれません。
特に運動会や文化祭などの行事のときには、学校に出向いても話す人もいないぼっち状態で、肩身の狭い思いをすることがありますしお稽古ごとなどの課外活動がないときに、一緒に遊ぶ人がいれば良いのに…と考えるかもしれません。
その他にも子どもが「他の子どもと遊びたい」と言うときや遊びたそうにしているときに、「ママ友がいれば良いのになぁ」と考えたり、「私が付き合いが悪いから、子どもにかわいそうな思いをさせている」と辛くなったりすることも出て来るかもしれませんね。
ですが幼稚園や保育園、小学校でママ友がいなくて悲しいときや辛いときがあっても、数年経てば子どもが小学校や中学校に上がる等、子供の環境も変わっていきますので、親子ともども要らぬ悲しみや辛さを感じなくても良くなることも。
少し後ろめたさがあるのなら、デメリットとメリットを比較してママ友づきあいを考えてみるのも良いでしょう。
ママ友がいないことも良いことがある!
ママ友との付き合いでストレスを感じている人も少なくなく、そういった人の影響を受けやすいのであれば、ママ友がいない分、親子関係・家族関係に向き合うことができ、ストレスの少ない時間を過ごせる可能性もあります。
もちろん、ママ友が欲しいと思っている人にとって、ママ友がいないという現状は辛いものとなるでしょう。ですが長い人生で見れば一瞬のことなのですから、ママ友がいない生活を謳歌するのもポジティブに生きていくコツだと言えます。
つまり必要がなければ無理にママ友を作らなくてはならないわけではありません。ママ友がいない分、子どもとの濃密な時間を過ごしてくださいね。