サッシ掃除の裏ワザ
サッシ掃除の裏ワザ・溝の汚れを簡単キレイに落とすコツ
サッシ掃除を簡単に済ませるコツや、ごみやホコリなどの汚れをキレイにする、あると便利なお掃除グッズやパッキンにカビがついてしまった場合のクリーニングの仕方を教えます。サッシレールや溝の手入れを行う頻度を決めて、掃除の習慣をつけましょう。
サッシ掃除の仕方
サッシ掃除のやり方がわからず悩みを持つ方はたくさんいます。雑誌やメディアの掃除特集で取り上げられることが多いことからも、主婦の苦戦ぶりがうかがえます。
窓のサッシは屋外に面しているので砂ぼこりが溜まりやすいうえに、レールやでこぼこがあるので、掃除しづらい場所です。家の隅ずみまで綺麗にしたい方は、掃除の方法や頻度、サッシ掃除にぴったりの洗剤や道具を確認しておきましょう。
サッシを掃除する頻度はどれくらい?
サッシ掃除は大掃除の時に全ての部屋の窓をまとめてやってしまう方も多いですが、大掃除のときだけでは汚れがこびりついて、なかなか落とすことができなくなってしまいます。
アルミサッシは腐食しづらい素材ですが、塩分やほこり・砂が溜まった状態で湿気の影響を受けてしまうと、腐食することがあるので、汚れが溜まっていたらこまめに掃除するようにしましょう。
車通りの多い地域や海岸沿いに家がある場合は、サッシが劣化しやすいので月に1度くらいは掃除するようにしましょう。こまめにする場合は週に一度、窓ふきのついでに曜日を決めて行うと忘れません。月に一度の場合は1日や15日など日にちを決めておくと綺麗に保てます。
そして週に一度やるのは大変という方は季節の変わり目にやる方法がおすすめです。季節の変わり目なら年に4回掃除するだけなので気が楽です。また、大掃除のみに比べると汚れがこびりつくこともないので、季節の変わり目を目安にしましょう。
サッシの掃除におすすめの洗剤
汚れがあまりない場合には水で濡らした雑巾で拭く程度でいいのですが、ホコリやカビがこびりついてしまっている場合には洗剤を使用しましょう。
洗剤を使用する場合にはサッシの素材に注意します。サッシの材質がアルミ製であれば中性洗剤を使いましょう。
塗装されたサッシ表面のツヤが落ちてしまった場合は、研磨剤の少ない自転車用ワックスでお手入れしましょう。ホワイト系にはホワイト系のワックス、ブラウン系にはブラウン系のワックスのように色味に合わせたものを使います。艶消しタイプには使えないので注意しましょう。
便利なお掃除グッズ
窓のサッシはでこぼこした部分が多いため、お掃除をする時に細かいところまで行き届かず苦労します。便利なお掃除グッズを使うと簡単に100円ショップで購入できるお手頃価格の物からお掃除好きに人気の本格お掃除グッズまで集めました。ぜひ参考にして下さい。
刷毛・ブラシ
まず必ず用意してもらいたいのはほこりや砂を落とす刷毛やブラシです。家にある古歯ブラシや、ペンキを塗るための刷毛で十分です。特に刷毛はお掃除のプロも使うお掃除グッズなのでとても掃除しやすいです。
スポンジ
また、汚れがひどく、スポンジを使う場合は、柔らかめのスポンジやメラミンスポンジがおすすめです。固いスポンジやステンレスのタワシなどは傷がついてしまうので使わないようにしましょう。
割りばし・ウエス
細かい部分には割りばしにいらなくなったシャツなどを切ったウエスを輪ゴムで巻き付けたものが便利です。細かいところまでしっかり落とせ、傷がつきにくいので重宝します。
ペットボトルにつけられるブラシ
サッシ掃除でおすすめなのがペットボトルに着けることができるお掃除ブラシです。メディアにも取り上げられた売れ筋お掃除グッズで、サッシの汚れが簡単に綺麗になります。ホームセンターや100円ショップで見つけてみましょう。
使い方は水を入れたペットボトルに、ブラシを装着するだけです。掃除するときには、ペットボトルを押すと中から水が出てくるのでとても便利です。
ブラシで水を出しながらこすればあっという間に綺麗になりますし、仕上げに水で流したい場合にも重宝します。
わざわざ水を用意する手間が省けるのでとても楽です。面倒なサッシ掃除をすぐに終わらせることができるので、ひとつは準備しておきたい便利アイテムでしょう。
サッシ用ブラシ
100円ショップで購入できるサッシ用ブラシもおすすめです。ブラシの部分にコシがあり、砂ぼこりやゴミをしっかりとかき出してくれます。
柄の部分に固い汚れを削り落としてくれるヘラがついているタイプのブラシもあります。用途に合わせて2通りの使い方ができるサッシブラシもあるので、いろいろ試してお気に入りのブラシを探してみると良いでしょう。お気に入りのお掃除グッズを揃えるとお掃除に対するモチベーションが上がります。
スチームクリーナー
掃除好きの方に大人気のスチームクリーナーも心強いアイテムです。頑固な汚れも手軽に落とすことができるので、汚れがひどい場合は重宝するでしょう。
スチームクリーナーにもいろいろな種類がありますが、サッシの汚れにはハンディータイプがおすすめです。付属のタンクに水を入れてスイッチを押せば、高温のスチームが噴き出して汚れを追いだしてくれます。
熱に弱い樹脂製のサッシには不向きなので注意しましょう。熱で溶けてサッシが変形する可能性があります。
ペットボトル加圧スプレー
熱に弱い樹脂タイプのサッシにも使えるのがペットボトルに取り付けて使える加圧式スプレーです。通販やホームセンターなどで手に入れることができます。
ペットボトル加圧式スプレーは、水を入れたペットボトルに取り付けてポンプで加圧すれば、ペットボトルの中の水がジェット噴射される優れものです。サッシに溜まったしつこい汚れも、ジェット噴射された水で一気に流すことができるので、とても手軽です。
コンパクトなので場所をとらないのも、このアイテムの良いところ。商品によってはつまみで水量を調整できるモノもあるので、サッシ以外の掃除にも使うことができるでしょう。
サッシ掃除の裏ワザと基本の掃除方法
サッシ掃除を頻繁にするようになると楽にお手入れできるので、なるべくこまめに綺麗にしたいものです。サッシの基本的なお手入れ方法や簡単に掃除できる裏技を見てみましょう。
基本のお手入れ方法
基本のサッシ掃除のやり方は以下の通りです。汚れがひどくなければじゅうぶん綺麗になりますので、まずはこの手順を試してみてください。
サッシ掃除の基本
- 表面についたほこりや砂をブラシや刷毛で丁寧に払い落す
- 隅にたまった汚れを、歯ブラシやウエスを巻き付けた割りばしでかき出す
- 水で濡らした柔らかい布かスポンジで全体の汚れを拭き取る
- 汚れがひどい場合は中性洗剤をつけて軽く擦る
- 洗剤が残らないよう水で洗い流す
- 固く絞った柔らかい布やスポンジで全体を拭き取る
髪の毛やゴミはすきまノズルを使う
髪の毛やゴミが溜まっている場合には掃除機のすきまノズルを使ってみましょう。掃除機に付属されている物でも、100円ショップで購入した物でも構いません。
すきまノズルを使えば細かいところのゴミや髪の毛も吸い取ってくれますし、手を汚さず手軽にお掃除できて便利です。すきまノズルをつかえば部屋掃除のついでにサッシ掃除ができるので活用してみましょう。
マンゴーカットスポンジでお手軽掃除
市販されているスポンジにカッターでマンゴーのような格子状の切込みを入れます。スポンジをカットした後は水で濡らしてしっかり絞りレールを拭きましょう。
カットされたスポンジがサッシのすきまにフィットして、とても手軽に隅々までお掃除することができます。中性洗剤を含ませて擦ればさらにピカピカになるので、お掃除が面倒な方も楽に綺麗にすることができます。
角の頑固な汚れにはドライバーを使う
角にこびりついた頑固な汚れのかたまりは布やスポンジで擦ってもなかなか落ちません。そんなときはマイナスドライバーがおすすめです。
傷がつかないように気を付けながら、角についた汚れをこそげ落としていきましょう。仕上げに濡らして絞った雑巾で拭き取ればピカピカになります。
また、ストッパーの周りにも汚れがこびりついていることがあります。外せる場合には外してからスポンジや布で擦りましょう。外すことが難しい場合には、マイナスドライバーですきまを掃除してから全体を拭き取ります。
全体を綺麗にしたい時は酢水に浸す
サッシ全体を一気に綺麗にしたい場合には酢水がおすすめです。まずはキッチンペーパーに1:2の割合でお酢と水を混ぜた酢水をスプレーボトルに入れ、サッシ部分にまんべんなくスプレーします。
酢水が染み込んだキッチンペーパーをサッシの上に貼り付けていきます。汚れがしつこい場合にはさらにラップを上からかけておくとより効果が高くなります。
そして5分から10分放置した後にキッチンペーパーを剥がし、剥がしたキッチンペーパーでサッシを拭き取ればピカピカになります。この方法なら放置して剥がすだけで汚れがするりと落ちるのでとても簡単です。
酢水は酸性なのでアルカリ性の水垢汚れに効果を発揮します。ただし木枠の種類やサッシの材質によっては変色する可能性もあるので目立たないところで予め調べてから挑戦しましょう。
サッシにこびりついたカビを撃退する方法
冬の季節は外との気温差があるため、窓付近は結露がたまり、カビが発生しやすくなります。特に窓のサッシは、水が溜まりやすいため、カビが生えやすい場所です。サッシのカビを取る方法とカビ予防のためにできることを見ていきましょう。
効果抜群!漂白剤でカビ撃退
すでに発生してしまったカビを取りたい場合は、キッチン用の漂白剤が効果抜群です。キッチンペーパーに漂白剤を染み込ませて、カビが生えてしまった部分に当てて10分程放置します。上からラップをするとしつこいカビに浸透して落としやすくなります。
漂白剤と片栗粉を混ぜたものをカビの部分に塗る方法もおすすめです。液だれせずピッタリと張り付くので効果抜群です。どちらの方法もゴム手袋を着用してから行ってください。
アルミ製のサッシはアルカリ性や酸性に弱いため、塩素系漂白剤を使用する際は放置しすぎないよう気を付けてください。
やっておくと楽ちん!カビを防ぐ方法
サッシを掃除した後に酢水で仕上げに拭いておくとカビが生えにくくなります。酢水は上の項目でご紹介したようにお酢と水を1:2で混ぜたものをスプレー容器に入れて使用します。サッシに吹き付けて布で拭き取るだけなのでとても簡単ですが効果は絶大です。
また、窓の枠に結露を防止するシートを貼っておくと、結露がしにくくなり、カビを防げます。シートは100円ショップでも購入することができるので、こまめに張り替えると良いでしょう。
さらに結露が発生した時は窓を乾いた布でしっかり拭き取っておくと湿気が溜まらず、カビが発生する可能性が低くなります。また、寒い時期でもお部屋をしっかり換気することでカビがまん延することを防げます。
サッシ掃除はとても簡単!自分に合った工夫をしよう
面倒でついつい重い腰が上がらないサッシ掃除ですが、自分に合った工夫をすることでとても簡単に掃除することができます。また、サッシを掃除する習慣を身に着けることで手間いらずになります。時短掃除で家中ピカピカ!1日たった15分の簡単掃除術もあわせて読んで、自分に合ったお掃除方法を見つけましょう。