二世帯同居の体験談
二世帯同居の体験談15ストレスなく過ごすにはどうする?
二世帯同居をうまく運ぶポイントをご紹介します。二世帯同居はある日突然やってくるかも知れません。二世帯同居のメリットを最大限に活かすポイントはストレスのない生活です。失敗しない二世帯同居にするには、同居を始める前にちゃんとしたルールを作っておく必要があります。
二世帯同居でうまく暮らしていくにはどうすればいいの?
もしかしたら、望んでいなくても二世帯同居の現実が突然やってくるかも知れません。その時になってあわてないように、二世帯同居の現実と、二世帯同居をストレスなく上手くやっていくためにはどうしたらいいのかを知っておきましょう。
二世帯同居を始めたきっかけは?
二世帯同居は、昔と違って今は当たり前ではありません。旦那が長男だとか、当たり前にそうなったというよりも、きっかけや目的があって二世帯同居を始めることが多いです。寄せられた体験談でも同居を始めた理由は多種多様でした。
- 自分が母子家庭だったから必然的に母の面倒をみることになった
- もともと旦那が義母と二人で暮らしていて義母を放っておけなかったから
- 夫の両親が高齢で面倒を見る人が必要だったから
- 義父が亡くなり義母が一人になったから
- 旦那が長男だったから
- 私の転職の条件だった
- 2人育児があまりにも大変だったから
- 私の出産がきっかけ
- 私が仕事をしたいと思ったから
- お金を貯めたかったから
- 生活費が不安だったから
- 旦那が実家の住宅ローンを払っていたから
- 結婚式の相談で旦那の実家に通っているうちになんとなく住みついた
二世帯同居にはメリットがある
二世帯同居には、いつも「めんどくさそう」というイメージがつきまとっています。でも、異なる世代が一緒に暮らすと、いいこともあります。幼い子供を抱える親にとって助かることメリットを見ていきましょう。
二世帯同居のメリット1.子育てが助かる
体調が悪い子供を保育園へ迎えに行かなければならない時や、子供が保育園を休まなければならない時、おじいちゃんおばあちゃんに役目を代わってもらうことができます。つきっきりで子供の様子を見てもらえることは、仕事を抜けにくい親にとってありがたいに違いありません。
自分の用事で外出したい時だって、子供の遊びにつきあってもらえます。仕事で帰りが遅くなる時は、ご飯の支度もしてもらえます。子育てで悩んだ時は、相談にのってもらえます。何かあった時に助けてくれる人が同じ家の中にいるのは、大きな安心といえるでしょう。
二世帯同居のメリット2.お金が助かる
子育て世代の若い親にとって、お金の問題は大きいです。おじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らすことで、生活費の援助が期待できます。お金に余裕が生まれると、借金の返済に充てたり、子供の将来のために貯金したり、自分のお金を上手に活かすことができます。あこがれていた外国へ旅行に行く、夫婦で敷居の高かった高級なお店で食事デートをするのも夢ではなくなるかも知れません。
二世帯同居にはストレスもある
育ってきた環境や時代が異なる世代が一緒に暮らすのですから、必ずしも毎日がハッピーと言うわけにはいきません。世代間のギャップによって受けるストレスは、昔も今も同じです。
家事のやり方の違いによるストレス
料理の手順が違う、掃除の仕方が違う、他人から見るとなんでもないようなことが気になり、「そうじゃないのよ」と言いたくなるストレスがあります。出来上がりに大きな違いはないはずなのに、味噌汁に味噌を入れるタイミングがちょっと違うだけで「間違いです」と言われるのはどうにも納得がいきませんが、人生の先輩には従わざるを得ません。そんな小さなストレスの積み重ねが、やがて大きなストレスとなり、言い争いになってしまうことがあります。
子供の教育方針の違いによるストレス
男の子なんだからもっと厳しくとか、女の子には女の子らしい仕草を身につけさせてとか言われると、「らしさって何だ?」と思ってしまいます。お菓子は与えないでくださいとお願いしているのに、陰でこっそり「お母さんとお父さんには内緒だよ」と言って渡しているおじいちゃんおばあちゃん。学校は私立で早いうちから塾に通わせてきっちりいい大学を目指すべき、いやいや、うちは普通の公立で十分ですという対立もめずらしくはないでしょう。
「自分の子供じゃないんだから孫の教育に口をはさまないで」問題は、古くからある大きなストレスです。なかなか決着を見ないので、このストレスは解消されることがありません。はいは~いと言って聞き流すか、代わりに旦那さんに対応してもらうなど、正面から受け止めない姿勢が大切です。
お金の分担のストレス
毎月5万円出してくれる約束だったのに、「先月温泉めぐりの旅行に行ったから今月は3万円でよろしく」「あっちの孫におもちゃを買ってあげたから今月はなしね」と、突然入れてくれる生活費の減額を宣言されると、言いようのない衝撃が走ります。こんなドキドキハラハラのストレスは味わいたくありませんが、ちゃんと約束しておかないと、家計の収支計画がどんどん狂ってしまうスパイラルに突入してしまいます。
プライバシーがないストレス
それぞれに個室があったとしても、同居ゆえに何の前触れもなく突然部屋に入ってくるかもしれないストレスがあります。年頃の子供ならまだ許されるかも知れませんが、おじいちゃんおばあちゃんの無断侵入を避けるため、親が部屋に鍵をかけるのはなんだか気が引けてしまいます。夫婦や子供との会話に聞き耳を立てているのではというストレスも、無くなることはないでしょう。
ダブルケアになるかもしれないストレス
年老いた親と二世帯同居するなら、ダブルケアの覚悟が必要です。子育てのさなか、親の介護が必要になるダブルケア状態になると、どうしても同居をしている人に負担がかかってきます。自分たちの兄弟が協力をしてくれるといっても、毎日ではないでしょう。子育てにかける時間が減るうえに自分の時間もなくなるダブルケアのストレスは、想像以上に大きなストレスがかかりますので、二世帯同居を始める時は、あらかじめ情報を調べておいた方がいいでしょう。
二世帯同居を失敗しないためにはルール作りが大切
二世帯同居をストレスフリーで送るのは難しいことです。しかし、楽しい二世帯同居を夢見るなら、できるだけストレスを減らして上手くやっていかなければなりません。そのためには、二世帯が同居する前に、ちゃんとしたルール作りをすることが大切です。
家事のやり方はどちらが主導権を握るのか、前もって細かくルールを決めておきましょう。子供の教育におじいちゃんおばあちゃんは口を出さない、生活費は毎月○○日に○○円渡す、それぞれの部屋に入る時はドアを開ける前にノックするなど、ハッキリとしたルールを決めておくことで後々のトラブルを防ぐことができます。
ルールを決める時は、一方的に「こうしてください」と言うのではなく、「こうしたいのですが、いかがですか」「どう思いますか」など、おじいちゃんおばあちゃんの意見も聞いてあげてください。おじいちゃんおばあちゃんの要望も少なからず受け入れることで、ルールに偏りがなくなります。
二世帯同居を失敗しないポイントは、お互いに思っている事、感じている事、こうしたいと思っている事を、包み隠さず本音で話し合いをすることにあります。したくないのにしなければならない二世帯同居なら、なおのこと、心にわだかまりを持ったまま同居をスタートさせるのは失敗の元となるでしょう。
二世帯同居の体験談
ここからは、寄せていただいた二世帯同居の体験談を見ていきましょう。何かと子育て世代の力になってもらえる二世帯同居も、一つボタンを掛け違えるとストレスだらけの辛い生活になってしまします。二世帯同居の生活をうまく運ぶコツを、これからご紹介する体験談から見つけてください。
お金が絡むと厄介
はな(20代後半)
主人、私、4歳娘、1歳息子の4人家族です。母子家庭だったので結婚する時に私の母親も同居することになり、そのまま必然的に二世帯同居になりました。
しかし、育児の面でも金銭面でもサポートしてくれる訳でもなく、主人も私も母に対して不満がたまり、二世帯同居は2年半で解消することになりました。
二世帯同居の良いところは、子供がおばあちゃんに対して親しみを持てたということでしょうか。私たちの場合は、主人が母親のことを嫌いになってしまいましたし、嫌な面もすべて見えてしまうのが悪いところだと思います。
特に金銭面は、二世帯同居を開始する前にどう分担するのかきちんと決めておかないと、後々もめる原因になると思います。お金が絡んでくると厄介です。
居住空間を分けた同居が理想的
アイナ(48歳)
主人は長男であるため、義両親との同居を結婚当初から考えており、長女の幼稚園入園を機に二世帯住宅を建てました。二世帯同居を始め、かれこれ15年が経ちました。家族構成は、義両親と私たち夫婦、子供三人の合計7人です。
同居のメリット、デメリットは沢山あります。メリットとしてあげられるのは、子育てに協力して貰える事が一番のメリットだと思います。例えば、下の子供達が幼稚園や乳児といった手のかかる頃など、一番上の子供の習い事や用事でどうしても家を空けなければならない時など、義両親に面倒を見て貰える事で、私も子供達も精神的にも物理的にも、とっても救われました。
また、子育てでいっぱいいっぱいになっている私に色々と助言をしてくれたり、一人になる時間を作ってくれてガス抜きさせてくれたりしていただきました。
デメリットは、子供も達が大きくなるにつれ、義両親と子供たちの行動時間に差が出来てしまい、お互い生活音に苦労をしています。今となっては、玄関を別々にして、居住空間を分けた同居が理想的だったのかなと思います。
息苦しい
まこ(30代後半)
家族構成は、実父、実母、自分、小中高の子供3人です。元々、元旦那の実家近くに住んでいましたが、転職活動にあたり、私の地元へ戻ることになったのですが、地元へ戻る条件として、実母から出された条件は、実家へ戻ることでした。2世帯同居を始めたのが、上2人がまだ、4歳と2歳でした。なので、13年ほどたちます。
2世帯同居のいいところは、お金を出し合えるので、生活費が抑えられ、子供に、あまり不自由をかけずに済んでいるところです。
よくないところは、実母は、今で言う、毒母と言うことを最近わかってからなのですが、わが家に関しては、私、子供3人の全てを把握できないととても機嫌が悪く、友達づきあいも口出しする、子供に勝手に門限をつくる…。言わば、毒母の監視下の元の生活です。
上2人は、思春期、反抗期真っ只中なので、毎日、祖母と喧嘩です。私が、当時、反抗期、思春期などと行った言葉とは無縁だったので、とても、うらやましいですが…。
2世帯同居を始めるのであれば、きちんと、家庭内のルールを作る方がいいと思います。
考え方がそれぞれ違う
きなこ(32歳)
私、主人、保育園児の子供二人の四人です。二人目が生まれてから里帰りをしていたのですが、やはり二人育児は大変で、また、一人目と比べて二人目が体調を崩しやすかったりしたことで、私から主人にお願いし、私の親にもお願いし、私の実家で二世帯同居をすることになりました。同居を始めて、もうすぐ三年となります。
私も仕事をしていることもあり、子供が風邪をひいたりしてしまい保育園を休まなければいけない時、すぐに親に頼めるところが本当に良いし、助かります。
外出好きな親、休みの日は家でゆっくりしたい主人、考え方がそれぞれ違うので、意見が合わない時がたまにあり、そんな時、同居は大変だなと思います。
二世帯同居をする相手(実の親か、義理の親か)にもよりますが、やはり女性が間に入ることが、うまく一緒に過ごしていけるかなと思います。
心強い
はなまる(30代前半)
出産をきっかけに私の実家に帰り、私の両親と7ヶ月の子供と3世代で同居しています。両親世代は退職して比較的時間に余裕があるので喜んで子供の相手をしてくれ、その間に自分のちょっとした用事などができるので助かっています。
でも「あるある」だと思いますが、一緒に暮らしていると生活の方針の違い(テレビをなるべく見せないなど)にイライラしたり、また意外と両親の何気ない一言に傷ついたりすることもあるんですよねぇ。
普段からお世話になっているし、相手は何気なく言っていることも多いと思うので、「そう言われると私はこう思うよ」ということは、はっきり口にして伝えるようになりました。
また、色々溜め込まないで外に出る時間を作るなど、自分で気分転換を取れるようにしています。そして「いざとなれば出れば良い」という環境にしておくと気持ちがだいぶ楽です。不満をためてまで一緒にいる必要はないし、そう思うことで気持ちが追い詰められてしまうと思います。
お互いを尊重できる距離感を上手くつかめると心強いし、色々な人の中で育っていくというのは子供にとっても良い環境だと思うので、気持ちも生活も自立している環境を大切にしていこうと思います。
仕事ができる
ゆう(38才)
家族は主人、私、長男、次男、三男、実父、実母の7人家族です。二世帯同居のきっかけは、実父が定年退職をしたことと私が仕事を始めたいと思ったことです。
私は一度育児のために退職をしたのですが、やはり仕事をしたいと思って親に子育てを助けてもらうことになりました。
二世帯同居を始めて1年になりますが、二世帯同居のいいところは、子育てを助けてくれる人がいるということです。仕事中に保育園からお迎えにきてくださいと言われたり、子供が病気になっても親にお願いすることができます。
二世帯同居の良くないところは、親の目が気になって主人や私がゆっくりできないことがあることです。二世帯同居はベタベタしすぎないで、適度な距離を保ったほうが良好な関係を続けることができます。
外出が楽
ゆぅ(30代後半)
我が家は子供2人を含めて主人の両親と同居の6人家族です。主人が長男なので、結婚イコール同居と暗黙の了解のような感じでした。二世帯住居を建ててから同居をスタートし、13年ほどになります。
同居と言ってもキッチンもお風呂も別なので、お互いのプライバシーは守っています。常に顔を合わせている訳ではないので気楽です。また、子供を預けて外出できるのでとても助かります。
良くないところは、育児の細かいところに目が行き届いてしまうので、この服装は似合わないとか、昔はこうしたのにと言われる事です。些細な事が多いので、そこにこだわる?と突っ込みたくなるのを抑えて話を合わせますが…。
同居を始めるならば、お互いのプライバシーを意識して、付かず離れずの距離を保っていくのが良い関係を続ける秘訣だと思います。
やはり少し気を使う
あおい(30歳)
私の家は夫と1歳の子供、3歳の子供の4人家族です。私は勤めにはでておらず専業主婦なのですが、夫のご両親が高齢でお二人とも脚が悪いという理由で、夫の実家をリフォームして、6人で二世帯住居というかたちになりました。
同居を始めて2年ほど経ちますが、やはり子供のお世話をして頂けるという点がとても良いと感じています。私は専業主婦ですので、子供たちを保育園に預けることができないので、子供2人と付きっきりというのはさすがに疲れます。
そういった点で、義母、義父にはお世話になっていますが、お二人とも脚が悪いため激しい遊びはできず、逆に気をつかうときもあります。
二世帯同居といっても私たちの住む空間と、ご両親が住む空間とは少し距離があり、お風呂トイレは別で、食事の時ぐらいしか顔を合わすことがありません。
しかし、不意に部屋に入ってこられることがあるので、気を抜けないというか、少し気を張った状態は続いています。そういった点を除けば特に嫌なところはありません。
今後、二世帯同居を始めようとするのであれば、私たちのように空間を離すことをおススメします。同じ空間にずっといるとなると、少ししんどいかもしれません。
ストレスは覚悟して
麦羽(33歳)
我が家は夫の実家に同居なので、夫の父母と曾祖母、夫と私と2人の子供たちと一緒に暮らしています。初めは私たちだけでアパート暮らしだったのですが、上の子の体調不良や金銭面の問題でやむを得ず同居することになりました。
同居を始めて4年目になりますが、毎日会話する相手がいて楽しい食卓を囲むことができるのと、金銭面ではやはりとても楽になりました。子供の面倒も義父義母がよく見てくれるので、とても助かっております。
ただ、曾祖母がとても気難しい方なのと、みんなそれぞれ食の好みが違うため、ご飯を作るときは個人個人のことを考えて、たくさん作らなくてはならないのでとても大変です。
あと、夕ご飯のときに義父義母と曾祖母はお酒を飲む方たちなので、遅くまで食卓が開きっぱなしです。子供たちの食事や寝る時間のことを考えると、あまりよくないリズムになってしまっていると感じています。
これから結婚し同居を考えているのであれば、生活リズムの違いは覚悟して、同居する前に出来るだけ細かい決まりごとまで話し合うことをおすすめします。食器洗い、洗濯、掃除、料理など、誰がどこまでやるのか決めてから同居した方が暮らしやすくなりますよ。
距離を保つことが大切
ムーコ(45歳)
我が家は、義母・主人・子ども二人・私の5人家族です。主人のお義父さんが亡くなったのを機に、長男である主人が義母と一緒に住むことを決めました。二世帯同居を始めて15年ほどになります。
二世帯同居のいいところは、手が離せないときに子どもの遊び相手になってくれたり、相談に乗ってくれたり、私が具合悪くなってもご飯の用意をしてくれたりと、助け合えるところです。
逆に良くないところは、昔の時代の子育て方法を押し付けたり、距離感が近くてプライベートがなくなってしまうところです。
これから二世帯同居を始めるのであれば、お義父さんお義母さんと、ある程度は距離感を保って楽しく毎日を過ごされるといいと思います。近い距離間ですと息が詰まってしまいます。
干渉されて嫌
みほこ(40歳)
家族構成は主人と子どもが3人、姑の6人です。結婚する前から主人は自分のお母さんと2人暮らしだったので、お母さんを放っておく訳にいかず、2世帯同居という形で暮らすことになりました。同居を始めて7年ぐらい経ちます。
2世帯同居のいいところは、主人のお母さんに子どもを見てもらえるところです。あとは、お母さんから経済的援助が少しあるところ。
良くないところは、主人のお母さんから監視されてるようで気分が良くないところです。子育てについてあれこれ言われたり、自分の友達や自分の家族を家に呼びにくいところもあります。特に私の母は、気を使うからと家に来ず、外で会いたがります。
2世帯同居は、子どもが小さいうちは子育てや家事を助けてもらえて便利なところもありますが、基本的にややこしいと思っていた方がいいです。
貯金のために同居した
ももちゃん(23歳)
旦那の両親、中学生の弟と私たち夫婦と子供の7人で今は暮らしています(旦那は5人兄弟の次男で、長男と三男は結婚し独立、長女は彼氏と同棲中です)。
二世帯同居のきっかけは、子供が産まれる前まで離れた場所に住んでいたのですが、やっぱり実家近くに引っ越したいと思い、家を探すまでの間に引っ越し預金を貯める為です。同居を始めてからはまだ半年も経ちません。
同居のいいところは、お義母さんが居てくれるので、子育てのアドバイスや助けを求めやすいという事です。弟君も手伝ってくれるので、少しの買い物などでも安心して預けられます。
デメリットは、旦那の兄弟が実家に帰って来た場合の気まずさです。いい人達ではあるのですが、やはり私が居たら自分達の実家でゆっくり出来ないのでは?と思ってしまいます。
同居は、家賃がかからないので貯金は出来るのですが、義家族との相性やストレスなどがあると思うので、慎重に考えた方がいいと思います。
子供を見てくれる
みかん(25歳)
現在、義両親、旦那、義弟、娘、私の6人で住んでいます。私の妊娠がきっかけで二世帯同居を始め、約5年が経ちます。
つわりがひどい時や、出産直後などの家事は義母がやってくれて助かりましたし、子供がある程度大きくなったら預けて仕事に行けるようになったので保育園代がかかりませんでした。
出かける時も基本的に一緒に出かけるので子供も見てくれますし、孫が可愛いので孫の物は買ってくれます。夫婦と小さな子供の3人だとなかなかできない鍋など、食事の幅も広がるので良いポイントです。
ただやはり義両親なので、最初は生活スタイルの違いや価値観の違いなどでストレスが溜まることもありましたが、2年ぐらいしたら気にしなくなりました。
二世帯同居は子育て中の方にはとてもオススメです。たくさん大人がいて面倒を見てくれるのでお母さんが楽だと思います。あまりにも性格や生活スタイルが合わない限り、トラブルなく過ごせると思います。
楽だと思っていたらそうでもなかった
こつ(20代後半)
私の両親、私達夫婦、子供4人で生活しています。初めは、1時間くらい離れた場所に住んでいました。当時、子供はいましたが結婚式をまだあげていなかったので、地元であげたいと思うようになり、打ち合わせの度に実家に行っていました。
結婚式が近くなり、打ち合わせの回数が多くなり、結局住み着いてしまいました。住み始めて7年になると思います。
いいところは、お金の面で一緒に住んでいるので、家賃もいらないし、生活費も助けてもらえることです。
しかし、よくないところもたくさんあります。ゆっくりできないことです。親のペースに合わせないといけなかったり、自分の親でも気をつかいます。そして、考え方が違うということですね。
二世帯同居は、いいこともたくさんありますが、疲れてしまうんではないかなって思います。
気にしなければ良し
まるこ(20代後半)
4年前に結婚し、義理の父母、夫、息子、の5人暮らしをしています。夫は住宅ローンを払っていたため実家を出て暮らす訳にもいかず同居となりました。
子供が出来てからは、義理の母に色々教えてもらいながら、初めての子育てをし、会社に復帰してからは保育所の送り迎えをしてもらい、会社にはそれほど迷惑をかけることもなく子育てをすることができました。
色々助けてもらっていることも多くありがたいですが、やはり一緒に暮らす上で義理の両親と合わないことも多く、最初は辛いこともありました。
例えば、言葉の受け取りかたや掃除の仕方などです。義理の両親は冗談で言っているのか本気なのかよく分からない言い方をする人で、私はいつも本気にしていました。夫にもはっきり相談できず、仕事でのストレスや家庭内でのストレスで爆発寸前でした。
しかし、あるときから「気にしなければいいんだっ」と思うようになり、キツイ言葉もサラッと流せるようになりました。掃除も適当な義母に合わせていましたが、今では義母が掃除したあとでも気にせず追加で掃除をすることもあります。
はっきりと義理の両親や夫に言えないのであれば、私は「気にしなければ良し」をオススメします。
二世帯同居はストレスなくいられてこそ意味がある
家計が助かるからという理由で二世帯同居を始めても、ストレスだらけの生活であればそれは長くは続かないですし、精神衛生上もよくありません。せっかく異なる世代が一つ屋根の下で暮らすなら、知恵を出し合ってお互いが心地よく暮らせるようにしたいもの。二世帯同居を始める時は、暮らし始める前に必要以上に相手に近づかない一定のルールを作るようにしましょう。