嫁姑問題を解決する方法

嫁姑問題を解決する方法7つ・こじれた仲を修復したい!

嫁姑問題に悩む方は大勢います。義母と仲が悪くなった場合、どうすれば姑との関係を改善していけるのでしょうか?姑と同居の場合の改善方法や、上手に夫に協力してもらえる解決策を解説します。ストレスが溜まってうつ状態になったり、離婚を考える前にできることをしてみましょう。

嫁姑問題を解決する方法7つ・こじれた仲を修復したい!

嫁姑問題に悩んだ場合に姑との仲を改善する方法

結婚した女性にとって心配なのが嫁姑問題です。実際に結婚生活で姑との仲に悩む女性は少なくありません。なかなか他人には相談しづらく、人によってケースがさまざまなため、1人で解決することは困難な問題でもあります。

そこで今回は姑問題に悩む女性に向けて、姑の仲を改善する方法についてお伝えします。実際にあったケースを交えながら、嫁姑問題の原因や夫との関係性など、さまざまな視点から改善方法を解説していくので、ぜひ参考にしてください。

嫁姑問題の原因は?

嫁と姑の間に立って困り顔の旦那さん

嫁と姑は大きく年齢が離れている上に、育った環境も違う血のつながりがない関係。価値観を合わせることがなかなか難しいことは問題が起こる原因の1つです。嫁世代にとっては当たり前のことも、姑世代にとっては受け入れがたいことも多くあり嫁姑問題が発生するのです。

姑にとって嫁は自分が育てた可愛い息子を奪った存在。そして嫁にとって姑は、夫を通して家族のルールへ干渉してくる存在でもあります。このように、お互いに相容れない状況からスタートするため、理解し合うのには時間がかかります。

最初の関係性がうまくいかないと、嫌な思いをお互いに重ねることで関係性が徐々に悪化していくことも多々あります。早めの解決が今後の姑との仲の改善につながります。

夫経由で気持ちを伝える

姑問題を改善するうえで欠かせないのが夫の存在です。まずは夫経由で姑に気持ちを伝えることが、キーとなってきます。とはいえ、夫にとって姑は自分を育ててくれた存在です。そのため、夫経由で気持ちを伝える場合に大切なのは夫に姑を悪く言わないということがポイントとなってきます。

お願いする上で大切なのは問題を伝える前に、いったん姑の良いところを褒めてみましょう。例えば、「この前、お義母さんが子供にプレゼントをくれてすごく嬉しかった。でも、毎週訪問されたら私は少し疲れちゃうな。だから、あなたから月に1回に減らしてもらえるようにお願いしてもらえると嬉しいな!」といった伝え方です。

このように、一度褒めてもらってからマイナスなイメージを伝えると相手に嫌な気分をさせずに済みます。例えば、会社の上司から「あなたのこの資料は全く駄目だ!」と伝えられるのと、「あなたの資料のこの部分はとっても素晴らしいね!でも、ここをこうしたらもっと良くなるよ!」と伝えられるのでは全く印象が違います。

この方法を応用して夫から姑に伝えることでトラブルにならず、スムーズに気持ちを伝えることができます。ただし、注意したいのは内容を曖昧にしないことです。内容を曖昧にしてしまうと、男性は悪気なく「嫁がもう来ないでと言っていたよ」なんて火に油を注ぐような伝え方をしてしまうからです。

そのため女性の気持ちをうまく読み取れる男性でない限り、「お姑さんには~と伝えてもらえたら、きっとうまく伝わるからお願いね」と具体的に伝えておきましょう。こうすることで、トラブルを回避することができます。

姑もかわいい息子からお願いされたら悪い気はしません。また、自分の問題がある行動を息子に知られた気まずさからその行動をやめる可能性が高いです。そのため、姑問題を解決する方法としてかなり有効的な方法です。困った場合は、まずこの方法を試してみましょう。

夫と姑を立てる

旦那さんと姑と一緒に仲良く料理をするお嫁さん

姑問題で大きいのが姑から嫁への敵対心です。姑にとって夫はとても可愛い存在なのです。あまりピンと来ないかもしれませんが、ご自身にお子さんがいる場合、お子さんが自分以上に他の方になついたら少し寂しい気持ちになります。また、自分の可愛がっているペットが自分以上に他の方になついてしまったら悲しい気持ちを持つ方は多いでしょう。

姑はこのような気持ちを夫に対して抱いていることが多いです。わが子やペットが可愛いように、姑にとって夫はいつまでたっても可愛い存在なのです。そのため、急現れた若い女性に息子を取られてしまったという心理が働くのです。

この場合は夫と姑を立てるという対処法がおすすめです。家族の前で夫を褒めてみましょう。夫を褒めた場合、「この人は私の可愛い息子を大切にしてくれる」という安心感が姑の中に生まれます。そうすると、自然と嫁に対して優しくなれます。

また、姑を褒めると、姑も悪い気はしません。若い女性ならではの目線で褒められるのは嬉しいです。服装やメイクはもちろん、姑の良いところを褒めてみましょう。悪いところを探せば探すほど、嫌悪感が増すものですが、良いところを探すことで相手の嫌なところが気にならなくなる効果があります。

姑のちょっとした言動さえ気になってしまうという状態に陥っている場合、この方法はとてもおすすめです。姑の良いところや夫の良いところを探すことで新たな視点を持つことができます。ぜひ試してみて下さい。

いい嫁になろうとしない

姑問題の原因として多いのが、嫁が姑に対して大きなストレスを抱えてしまうという問題です。これは、必要以上にいい嫁になろうとして頑張ってしまうことが1つの原因です。

例えば、訪問の際はデパートで買った姑好みの手土産を用意して、姑の突然のアポなし訪問に付き合い、自分の趣味ではない姑のプレゼントを身に着け、病院などの送迎の際は率先して車を出すなど姑に合わせ続けたら疲れてしまいます。

特に最近の中高年はパワフルで社交的な方が多いため、嫁側が振り回されがちです。最初はいい嫁を演じようと付き合っていたら、姑側の要求がどんどん過剰になっていったケースも多数あります。こうなってくると、姑のことが嫌でたまらなくなってしまうでしょう。

そのような事態を避けるためにも、姑側のペースに無理に合わせることはやめましょう。とはいえ、いちいち断っているのも角が立ちます。そのため3回に1回は姑側に合わせる、夫と一緒の時だけ訪問を許す、いい嫁を演じるのは正月だけ、などといった自分ルールを設けましょう。

世の中、家事も育児も仕事も完璧という女性はなかなかいません。同じように姑に対して完璧を演じる必要はありません。無理をしてしまった結果、姑や夫との関係が破たんしたケースや、嫁側がうつ病を発症してしまったケースもあります。

そのような事態を避けるためには、自分らしい自然体でいることがとても大切になってきます。自分で無理をしすぎていると感じている方は、肩の力を抜いて一度いい嫁を演じることをやめてみましょう。そのままの状態よりもずっと楽な気持ちになれます。

同居の場合はルールをきちんと作る

嫁が掃除してるところを覗いてる姑

同居する前は良好だった姑との関係が、同居後に悪化してしまったケースもあります。いくら良好な関係といえ、一緒に暮らすとなると話は変わります。よほどお互いに配慮がない限り、なかなかうまくはいきません。

姑は何十年と築き上げてきた自分の家庭のルールを乱されるのを嫌います。また、嫁は新しい家庭を築いていくベースは実家での生活です。まったく別の世帯が一緒のルールで暮らすのには無理があります。

同居をする場合はルールをきちんと作ることが大切です。この場合は遠慮せずにハッキリ気持ちを伝えましょう。姑側は良かれと思って家事や育児の方法を伝えているつもりが嫁側のストレスになっていることがあるためです。

ルールを作る際は、お互いの意見を尊重し合うことが大切です。二世帯住宅で共有スペースがある場合は、スペースや家事ごとに分担制にすることがポイントです。分担制にすることで、口出しをする確率が減ります。お互いに分担した家事やスペースについては、やってもらっている以上は口出しをしないという割り切りをしましょう。

お互いの世帯に訪問するタイミングや、食事をするタイミングなどについても、ルールを決めておくと後から楽です。同居を始めるタイミングでルールを設けることが理想ですが、同居後の場合は改めて話し合いの場を設けましょう。

大切になってくるのが息抜きの時間を作ることです。同じ家で長い時間を過ごすのはお互いに息が詰まります。息抜きの時間を確保することはとても大切です。仕事が好きな方は仕事へ出てもいいですし、カフェでお茶をするなど自分の時間をちょっと確保するだけでもスッキリします。

子供がいる場合は、夫や姑に預けてお出かけしてみるのも良いでしょう。気後れするかもしれませんが、子供は本来自分1人で育てる存在ではありません。同居の大きなメリットは、祖父母世代と一緒に子育てをすることで、柔軟性のある子供が育つということです。遠慮せずに預けて自分の時間を楽しみましょう。

話し合いの場を設ける

姑自身も悪気はなく、良かれと思ってやっていたことが裏目に出ていたということもあります。姑にとっても自分とは世代も価値観が違う若い女性への対応はとても難しいのです。トラブルが起きた後に話し合ってみたらお互いに誤解していたなんてケースもよくあります。

嫁姑問題が勃発したらすぐに話し合いの場を設けましょう。お互いに不満を溜めたまま時間を過ごしてしまうと、実際の問題以上にこじれてしまうからです。夫や舅が協力的なタイプであれば同席してもらっても構いません。

自分の気持ちを伝える場合も、先にご紹介した夫経由で伝える方法と同様に、一度姑を褒めてから改善してもらいたい点を要求しましょう。こうすることでお互いに嫌な気持ちになりません。お互いに譲れない場合は、妥協点はどこなのか考えてみると良いでしょう。

真剣に話し合うことで、お互いの嫌なことが何なのかを知ることができます。譲れない部分を知ることができれば、次から対処することができます。そのため、トラブルがあった場合はすぐ解決することが姑問題の改善につながります。

姑を頼りにする

姑に子供を預けて出かけようとしている笑顔のお嫁さん

姑とうまくいくためのコツとして、遠慮せずに姑を頼りにするという裏技もあります。例えば、お子さんを預けて夫婦でディナーを楽しんだり、映画鑑賞を楽しんだり、ちょっとだけお子さんの面倒を見てもらいましょう。

姑は可愛い孫と一緒に時間を過ごせる上に、信頼してもらったという嬉しさもあります。ただし、長時間預けることは避けましょう。短時間で済む用事でなおかつ夫と一緒であれば、姑は疲れにくく反発心を抱かないからです。預かってもらった後はちょっとした手土産を渡すといいでしょう。

姑に手助けをしてもらうと、嫁としても「助けてもらっているから、ちょっとくらいのことは目をつぶろうかな」という心理が働きます。不思議と姑に対する敵対心や嫌悪感が和らぐため、お子さんがある程度成長したら試してみると良いでしょう。

トラブルを避けるためにもあらかじめ、お子さんの着替えやオムツ、食事やおやつなどは用意して渡しておきましょう。姑にとっても久しぶりの育児は不安に感じるものです。あらかじめ用意したものを使用すればいいだけにしておけば不安が解消され、快く預かってくれるでしょう。

無理に仲良くなろうとしない

血のつながらない他人とはいえ、夫とはお互いに好意を持って一緒になります。しかし、姑とはそうではありません。世代や環境が違えば考え方も大きく違います。「仲良くなれなくて当たり前」と考え、過剰に悩まないようにしましょう。

姑は友達ではありません。姑との関係がうまくいっている友人を見ると悲しい気持ちになるでしょうが「よそはよそ、うちはうち」と割り切りましょう。どんな過程であっても大なり小なり悩みはあるものです。

割り切って接することで、自然体の自分でいることができ、姑の言動でいちいち悩まなくなります。どうしても気になる場合は体調が悪いなどの理由をつけて、しばらく距離を置くことも検討しましょう。

無理をすればするほど、ストレスがかかり体調を崩してしまいます。嫁姑問題がきっかけでうつ状態になってしまうケースもあり、その後の夫婦の関係にまで影響を与えることだってありえます。

あらゆる手立てを試しても改善できない場合は、自分の人生は自分の物と割り切って、無理に姑と仲よくしないようにしましょう。一度距離を置いた方が冷静に見つめることができ、改善につながることもあります。

嫁姑問題は改善することが可能

嫁と仲良く笑顔で料理を作ってる姑

こじれてしまった嫁姑問題も、夫と協力しながらお互いに努力することで改善することは可能です。姑との関係がうまくいけば、自然と夫ともうまくいくでしょう。

人と人の関わりでは、相手が変わることよりも自分が変わる方が簡単です。肩の力を抜いて楽に構えましょう。姑や夫への見方が変われば、意外な一面を発見することができることもあるのです。

姑との仲は早ければ早いほど改善が可能です。積もり積もった不満がお互いに爆発してしまう前に、手を打ちましょう。勇気を出して思い切って行動すれば、あっけなく解決することもあるのですから。