子育てで後悔してること
子育てで後悔したくない!先輩ママが反省した12の失敗
子育てで後悔したくないママに、育児の先輩が感じている「ここがダメだった」という失敗や反省していることを教えます。子供の成長はあっという間で、0歳児だった子供も幼稚園に上がり、小学生になり、反抗期を迎えどんどん大人に近づきます。後悔しないために母親ができることを知っておきましょう。
子育てで後悔したくないママが知っておきたい12のこと
子育てに後悔はつきものです。完璧で全く後悔なく育児ができるママはそんなに多くはないでしょう。育児に正解・不正解はありませんが、育児が落ち着いたママの「ああすればよかった」「ここが失敗だった」という体験は、新米ママの子育てに大いに役立ちます。先輩ママが感じる子育てで後悔している12のことをみてみましょう。
1 もっと手をかけてあげれば良かった
働いていたママが後悔しがちなのが、「もっと子供に手をかけたかった」「子供との時間を取ればよかった」というものです。子育てしている時期は1日があっという間に過ぎるもの。昨日の夜は何を食べたか思い出せない日もあるほどです。
仕事をしているママは、朝から子供の顔をしっかり見ることもなく、帰宅後も食事にお風呂と目が回る忙しさ。なかなか子供との時間をゆっくり取ることはできません。
オーバーワーク気味だったり、周囲の目を気にして働いているのであれば、働く少し時間を育児に使ってみませんか?本当に働かなくてはいけないのか、自問自答してみる時間を作ってみましょう。
仕事はもちろん、家事や育児、夫と仲良く暮らすこと…。家庭を守るために一生懸命頑張っていたママの姿を子供はしっかり見ています。
2 厳しく叱りすぎた
厳しく叱りすぎたと後悔するママはたくさんいます。子供は頭ごなしに叱られ続けると、大好きなママから嫌われないように自然に対策を取り始めるもの。
親の顔色をうかがう子供が仕草や、叱られないように嘘をつくのを目の当たりにすると、叱りすぎたことを激しく後悔してしまいます。
「しっかりしつけをしなくては」「周りに迷惑をかけない立派な大人に育てなくては」ママ達はそんな気持ちでいっぱいです。
子供が悪いことをすれば叱るのは当たり前ですが、それがあまりに行き過ぎると、子供を萎縮させることにつながります。
子供を叱る前に一呼吸置いて「自分のために叱っていないか」「感情任せになっていないか」考える癖をつけましょう。叱りすぎを防止できます。
3 甘やかしすぎた
子供が何かをしようとするたびに、横から手や口を出しすぎるママは多いです。子供が少しでも危険なことをしようとすると、心配で手を出したくなるのは当然ですが、行き過ぎると自分では決断できない子供に育つ危険があります。
「もっとお手伝いをさせればよかった」「塾の送迎をしすぎて呼べばすぐ来ると思っている」と過保護にしすぎたことを後悔している親はたくさんいるのです。
子供を甘えさせて安心できる環境を作ってあげることは大切ですが、「自分のことは自分でする」と教えることも必要です。自分が過保護かわからない場合は、夫や周囲の人にも相談してみましょう。
4 親の期待を押し付けすぎた
子供に期待して最高の環境で教育を与えようと考えるのは親として素敵なことです。しかし、子供の個性を無視して自分の希望を押し付けていると子供の心に無理が生じます。
子供は大好きなママの期待に応えようと全力で頑張るものです。そんな子供の気持ちを理解して、過剰な期待や夢の押し付けには注意しましょう。
親の気持ちを押し付けず、子供が何をしたいのか、何に向いているのかという視点で才能を伸ばしてあげましょう。
5 お金の大切さを教えていなかった
子供にお金の知識を付けることは、お金に困らない生き方をする上でとても重要です。子育てをする上で経済的な余裕はあったほうが安心ですが、親がなんでも与えたせいで子供にお金の大切さを教えられなかったと後悔しているママもいます。
「習い事や塾にお金を使いすぎた」「お金の大切さについてしっかり教育すべきだった」という反省の声も多くあります。
学校でお金の使い方を教える機会はあまりありませんので、家庭でしっかり教える必要があります。お金の教育は、毎日の生活の身近なことから始めることができます。
子供にお金の大切さを教えるには?
- 一緒に買い物に行き、その日の食費を計算させる
- 光熱費のグラフを壁に貼っておく
- 銀行や郵便局に一緒に行き、自分の口座をもたせる
- 何でもすぐに買い与えず、お小遣いでやりくりさせる
- 親の仕事の内容を子供に教える
6 もっと話を聞いてあげればよかった
子供が一生懸命お話ししてくれているのに、疲れてじっくり聞いてあげることができないママはたくさんいます。
子育てがひと段落した先輩ママの中には、「家事の時間を割いてでも子供の話を聞いてあげればよかった」と反省している方も多くいます。
忙しさは家族のために頑張った証拠。子供の話を聞けなかったことは失敗とばかりは言えません。母親が作ってくれた夕食、一生懸命家事をしている姿を子供はしっかり見て感じています。
子供が小さいうちは家事を手抜きしてでも、子供と向き合う時間を持つ方が後悔は少なくなります。旦那さんにも手伝ってもらって、子供との時間を増やしてみましょう。
7 周りの目を気にしすぎた
のびのびと子育てしたいと考えていたのに、義両親の目を気にして厳しく叱りすぎてしまった。世間の目を気にして子供の個性を伸ばせなかったと後悔することもあります。
新米ママは全てが手探りで、自分の育児に自信が持てないものです。しかし、周囲の目や声に振り回されて考え方や行動がブレると後悔につながります。
周囲の人は、あまり深い意味もなくいろんな情報をあなたに持ってきます。そのすべてを聞き入れていては自分らしい子育てができなくなってしまいます。
親やママ友の意見、テレビの情報などに振り回されそうになったら、子供を良い方向に導くためにも「この子の母親は私」という気持ちをしっかりと取り戻しましょう。
8 ルールを厳しく決めすぎた
子供とのルールをガチガチに決めすぎたことで後悔するママもいます。子供に決まりを守らせることはとても大事ですが、厳しくやりすぎると子供に悪影響を与えることもあります。
子供との約束の例
- テレビを観させない
- チョコレートやジャンクフードは一切食べさせない
- 特定の食品や飲料を口にさせない
- ゲームは禁止
例えば、テレビを観させないことで友達との話題についていけず孤立してしまったり、厳しく禁じすぎたことで友達の家に入り浸り隠れてすることも出てきます。
決まりを作ることは悪いことではありませんが、子供の状態をしっかり見ながら進めていくことが大切です。
親の信念を貫くときは、しっかりと子供の状態を見てあげるようにしましょう。子供が幸せになるための決まりなのに、逆効果になっては意味はありません。
9 夫婦仲が悪かった
子供の前で夫婦喧嘩をしていたことを後悔しているママはとても多いです。子供が大きくなってから「パパとママがいつも喧嘩していて寂しかった」「大きな声が怖かった」と言われると、イライラせずもっと仲良くしていればよかったと反省してしまいます。
親がニコニコ穏やかにしていると、子供は安心していられます。喧嘩している声が頻繁に聞こえる、無視し合って家の中がピリピリしている…。夫婦喧嘩はパパとママが大好きな子供にとって、何より悲しいことなのです。
夫婦喧嘩をしてはいけないと我慢し続けるのは、ママにとって大きなストレスになります。タイミングをみて、冷静に話し合えるよう工夫してみましょう。子供の前では喧嘩を控えたいと話しておくことも大事です。
10 基本的なマナーを教えていなかった
塾や英語教育、習い事ばかりに気を取られて、きちんと挨拶をする、人に優しくする、箸の持ち方や最低限の食事マナーを教えることが後回しになってしまったと反省しているママもいます。
子供が大きくなってから、どんなに叱っても掃除や挨拶ができないと「ほかに教えておくべきことがあった」と後悔することになります。基本的なマナーはできるだけ小さいときに身につけさせた方が本人のためになります。
子供は親の姿を見てマナーを覚えていくものです。周りの人ににこやかに挨拶する、ごはんをキレイに食べる、優しい心が育つよう本当の優しさを持って接する。子供の成長を促すためにも、品の良いママになりましょう。
11 いろんな経験をさせてあげたかった
育児に家事に大忙しのママは、子育てがひと段落して、やっと自分の時間が持てるようになってから「もっと子供にいろんな経験をさせればよかった」と後悔しているものです。
- 料理を教えておけばよかった
- キャンプやアウトドアを経験させたかった
- スポーツをして心と体を鍛えておけばよかった
- 一緒に海外旅行に行きたかった
- いろんな人に会わせておきたかった
子供のうちにいろんな体験をさせたかったというママの声は、言い出せばきりがないくらい多いです。毎日が目まぐるしく過ぎていきますが、子供が子供でいる時期は本当にあっという間。時間や金銭的な問題もありますが、できるだけ工夫していろんな経験をさせてあげましょう。
時間や金銭面で余裕がないママは地域で開催されているイベントを有効に活用しましょう。地元紙やホームページで探せば、無料の体験教室が開催されていることがあります。
12 親の悪い部分が似てきた
子育て中のママは「子供は親の背中を見て育つ」と言う言葉の意味を痛感することがあるでしょう。子供が親の仕草や口癖を真似するなど、悪い部分が似てくると深く反省してしまいます。
ママが夫や友達、両親の悪口を言ったり、時間や約束を守らないと子供もそれを真似るようになります。叱ったときに「ママもこうしていたじゃない!」と反論されることも出てきます。
子育ては「親育て」でもあります。自分の生活態度を子供と一緒に改善していけば、より快適な生活を送ることができます。親も子供と一緒に成長していくことが大切です。
子育てで後悔している先輩ママのエピソード
子育て中のママにも「ああすればよかった」という後悔はありますが、子供の世話に追われている最中は、後ろを振りかえっている暇はあまりありません。
子供が大きくなって、子育てがひと段落ついてからのほうが、自分の細かな失敗に気付き後悔してしまうもの。やっと子育ての大変さから解放された先輩ママに、後悔していることを聞いてみました。
もっと抱っこすればよかった
ジンジャークッキー(50代)
私が子育てで後悔していることは、子供が小さいうちにもっと抱っこしておけばよかったというものです。息子がまだ小さくて可愛いときは、親である私も未熟で、心配や不安から何をするにも「ダメ!」ときつく叱っていました。
仕事と家事が忙しく、子育てだけを精いっぱい頑張れる環境ではありませんでしたが、イライラして子供を叱りすぎた時くらいは「ごめんね」と言って抱きしめてやればよかった、優しく頭をなでてやりたかったと反省しています。
反抗期になると、子育ては小さい頃とは違った意味で大変になります。子供の時期は短く、見た目や歳だけは放っておいても大人に近づいていくものだと感じました。
これから出産する方や小さい子供のお母さんは、寂しい思いをさせたと後悔しないためにも、たくさん愛情を注いであげてください。仕事や家事はほどほどでいいのです。もっとたくさん抱っこして、微笑んでいてください。
たからもの
てんむす(40代)
我が家は転勤族でしたので、いつ転勤の辞令が来てもいいように、なるべく少ない荷物で生活するように心がけていました。
引っ越しの荷物が多くなることや狭い社宅に住むことになると考えると、子供が欲しがる大きなぬいぐるみや、細かなパーツがたくさんあるおままごとセットはなかなか買ってあげられませんでした。おもちゃをいっぱい持っているお友達を羨ましそうに見ていたので、かわいそうなことをしました。
下の娘は4歳のころに初めて引っ越しを経験しましたが、そのときに私はあまり深く考えず、おじいちゃんが買ってくれた大好きだった絵本セットを、同じ社宅の小さな子にあげてしまったのです。
娘がそのことに気づいたのは、引っ越しが終わってからでした。「もう絵本ないよ、お引越しの時にあげちゃったんだよ」と伝えると「おかあさん、わたしのたからもの、よその子にあげちゃったの?」と言ってたくさん泣きました。
おじいちゃんが買ってくれた大好きな絵本セットくらい、段ボールに入れてやればよかった…と、今でも後悔しています。
子育てで後悔しないためにできること
試行錯誤しながら一生懸命やった子育てに失敗なんてありません。ママが深く後悔していることも、別の角度から見れば子供のためになっていることもあるので、一概に失敗とは言えないのです。
先輩ママの意見を知っておくことは、どんな本よりも子育ての勉強になります。みんな同じように試行錯誤していたのだとわかれば、新米ママも安心して育児を楽しめるでしょう。
育児に疲れてしまった時は、子育て中の孤独感を解消できたママたちの体験談を読んでみましょう。一人で抱え込まず、周りを信じて甘えてみてください。