子供にイライラするのはどうして?すぐに試したい解決策
子供は可愛い。だけど、無性にイライラする瞬間がある!子育てが大変なのはわかっていたはずなのに、どうしてこんなにイライラしてしまうんだろう…と悩んでいる方は少なくありません。
自分は、なぜこんなにもイライラしているのか、改めてイライラの原因を振り返り、解決策を探っていきましょう。
イライラの原因は実は「子供」以外!?ママを爆発させる7つの育児ストレス
あんなに叱る必要はなかった。いつもなら、怒らないことだった。子育て中の方なら、つい感情的になり後から後悔した経験が1度や2度ならず、きっとあるでしょう。
いつもなら我慢できるのに、つい感情的に怒鳴ってしまった。それは、自身が置かれている環境や子供への考え方がストレスの原因になっている可能性があります。なぜイライラしてしまうのか、イライラの原因をピックアップしてみました。
イライラしている時というのは、原因が一つとは限らず、複数の原因が組み合わされて、爆発してしまうことも珍しくありません。
まずは、「子育て中はイライラしやすい状況にある」と一度受け入れましょう。以下の8つに心当たりはありませんか?
1.目が離せない・言うことを聞かない子供にイライラする
イライラの原因が子供にあると考えている方は、まずは見方を少し変えてみましょう。なぜ、あなたは子供にイライラするのでしょうか?
子供が大きくなり、少しずつ自分で動けるようになると、触って欲しくない物を触ったり、危ない所に行ったり、色んなものを口に入れるようになり、目が離せなくなります。
更に大きくなると、イヤイヤ期やなぜなぜ期で言うことを全然聞いてくれなくなり、気を引きたくてダメだと分かっていることばかりをします。
なにもわからない赤ちゃんの時とは違い、「もう大人の言うこともわかるはずなのに!」と、わかっていてなぜ行動してくれないのか、なぜ困らせることばかりするのか、これは大きなイライラの原因になります。
子供はママやパパを困らせようとしているのか?>h
p>「どうしてそんなことばかりするの!」「いい加減にして!」と怒鳴りたくなるのは、子育て中の方なら誰もが経験しているでしょう。ですが、やはり後から思い返すと、子供は親を困らせようとしている訳ではないケースが大半です。
- 朝の忙しい時間に支度せずにテレビに夢中→好奇心を優先
- 公園で帰らないとイヤイヤ攻撃→遊びたいという欲求を優先
など自分の欲求や好奇心に忠実なだけの気がしませんか?
子供が親の言うことを聞かないのは「当たり前」
子供には自我があり、言うことを聞かないというのは、成長の現れでもあります。親が「こうした方が良い」という認識は、必ずしも子供には伝わるものではありません。
もちろん、小さいうちは「電車の中で騒いではいけない」など、親の言うことが最もなケースも多いです。それでも、「子供が言うことを聞かない!」というのは、別の人間である以上当たり前ですし、そのせいで叱りつけて、子供にイライラする状況というのは、あまり好ましくありません。
2.寝不足や疲労がたまってイライラしてしまう
子育て中のイライラの多くは、「疲れ」によって引き起こされます。寝不足が続いたり、しなければいけないことが毎日多すぎると、ストレスが溜まり、些細なことでもイライラしてしまいます。
疲れているのは「子育て」が大きな要因なのは間違いないのでしょうが、どんなに手のかからない子を育てていても、子育てとは絶対に疲れるもの。子供に非はありません。
3.時間に追われるスケジュールで心に余裕がないtためにイライラしてしまう
イライラしやすいのは、やはり時間に余裕がない時です。誰しもが身に覚えがあると思いますが、朝の登園・登校時というのは、つい動作の遅い子供にイライラしてしまいがちです。
時間に追われる状況では、「モタモタしないで!」と言いたくなりますが、子供なりに精一杯急いでいたのかもしれませんし、または急ぐ理由をまだよく理解できていない可能性もあります。
4.仕事のトラブルや家計が不安でイライラしてしまう
仕事上のトラブルを抱えていたり、家事や育児の都合もあり、仕事に集中できない状況に置かれていると、家に帰ってからもつい子供にイライラしてしまいます。
また、将来子供にかかるお金の心配など、気がかりが心の余裕を奪うと、結果的にイライラしてしまいます。
5.家事や育児を手伝わない夫に対する不公平感でイライラが募っている
夫婦であり、親なのですから、子供のお世話は二人で協力して行いたいと考える方は多いでしょう。
ですが、現代では専業主婦・ワーキングマザーのどちらであっても、子育ては母親側の負担が大きいという現実があります。
夫が手伝ってくれたと思ったら、その内容が中途半端だったということもイライラする原因の1つです。
最近は、テレビなどで「イクメン」を見る機会が増えましたが、無意識の内にその人と比べてしまったりして、どうして自分の旦那はしてくれない・出来ないんだろうと思ってしまうのです。
お互いにストレスや不満が溜まっていると、相手に対して優しく接することができず、家庭内の雰囲気も悪くなってしまいます。
6.理想の母親像と現実の自分とのギャップにイライラしている
テレビで見るような子育て術や、近くに要領の良いお母さんがいれば、自分はどうしてうまく出来ないんだろうとつい比較してしまいます。
子育て中は、「理想の母親像」を思い描き、そのために努力を惜しまない方も多くいます。しかし、理想に届かず、自己嫌悪に陥り、焦りから子供に「どうしてできないの!」とイライラしてしまっては本末転倒です。
子供に出来るだけのことをしてあげたいと思っている真面目な頑張り屋ほど、こうした状況に陥りやすいという特徴があります。自分のことを「ダメな母親」と思ってしまっている方は、今一度、その理想が高すぎないか、目標を修正した方が良いでしょう。
7.人間関係にトラブルを抱えている・孤独感を感じやすい状況にある
夫、義母、ママ友、仕事の上司や部下など、人間関係にストレスを抱えて、一人で悩んでいませんか?相談や弱さを出す場所がないと、精神的に追い詰められてしまいます。
また、転勤や引っ越しなど、気を許せる人がすぐ近くにいない環境は、同じようにストレスが溜まる原因になってしまいます。
子供にイライラしないための対処法を試してみよう
子供にイライラすると周りが見えなくなり、いつもは思わないようなこと、絶対にしないようなこともしてしまいます。
イライラの直接の原因が子供であっても、そうでなくても、感情的になる前に、自分に当てはまる解決策を見つけ、すぐに試してみましょう。
自分がイライラしていると自覚していたら子供と離れる時間を数分でも設ける
自分がイライラしている、心穏やかな状態ではないと自覚したら、少し子供から離れる時間を作りましょう。
預けることが出来れば1番ですが、数分でも違う部屋に行ったり、トイレに閉じこもり、深呼吸をするだけでも違います。イライラして、勢いのまま怒鳴るというリスクを軽減しましょう。
一時預かりなども積極的に活用できれば、大人の息抜きにもなり、子供も楽しい時間を過ごせて、一石二鳥です。
子供へはイライラであたり散らさず「なぜ怒っているのか」をちゃんと伝える
子供が言うことを聞かずイライラしている場合は、大きな声で怒ったりするのではなく、なぜそれをしたらダメなのか、なぜ怒っているのか、何に対して怒っているのか説明してあげましょう。
「大事にしているものだから」「それを触って落ちてくると怪我をするから」など、具体的に、優しく教えてあげてください。しっかり理解できれば、同じことを何度もしなくなり、イライラも少なくなるでしょう。
辛いと思ったら夫と話し合ったり周囲の人を頼ってみる
旦那さんが家のことに協力的ではない場合、家事・育児がどのくらい大変か、どんな点をママが苦痛に感じているのかわかっていないケースが多いので、まずは現状の説明をしましょう。
「しんどいから手伝って」だけだと、「こっちも仕事で疲れてるよ」と言われてしまい、そこで話が終わってしまう可能性も少なくありません。
実家・義実家に限らず、ママ友や地域の一時預かりなど、頼れる人や機関はどんどん頼って、負担を軽減しましょう。
完璧にやろうとせず家事は手を抜いてもOKと考える
理想通りにしようと、全てをキッチリと決めていつも生活しようとすると、子供は毎日同じ動きはしてくれないので、自分の思った通りに行かずイライラしてしまいます。
色んなものを散らかしてしまっても、散らかったままでもいいやと楽観的に考えてみましょう。
また、「どっちが早く箱に入れられるか競争!」と子供と遊びながら片づけたりなどすれば、家事も少しですが楽になります。
スケジュールに余裕を持たせることで心にも余裕を持たせる
子供がいる状況では、「〇時までに~をやる」と、スケジュールを予定通りこなすのは一苦労です。
どうしても外せない用事以外、子供とのスケジュールには、余裕を持たせましょう。毎週末、どこかへ出かける必要もありませんし、子供が興味を持てないなら、習い事をやめるのも方法です。
子供に色々な体験や経験を積ませたいという気持ちは間違っていませんが、それよりも家族と楽しく過ごす時間がなにより重要なことを忘れてはいけません。
スケジュールに余裕を持たせると、時間に追われることもなく、また、結果として家で過ごす時間が増え、育児における疲労も軽減されやすくなります。
イライラした自分を見て育つ子供の先に何があるのかを冷静に考える
イライラしたままストレスを発散できず、周りにも相談できないままだと、子供にも悪影響があります。
親が常にイライラしている姿を見て育って子供は、人の顔色を窺う癖がつき、大きくなっても自分の意見を言えなかったり、自己肯定感が低くなる可能性がとても高くなります。イライラしているなと感じたときには、早急に色々な解決法を試して下さい。
イライラするのは頑張っている証です!子供にイライラしないように笑顔を!
子供ににイライラしてしまうのは、「この子が将来困らないように、しっかり躾けなければ!」「こんな体験をさせてあげたい」と、子供のことを考えている裏返しでもあります。
ですが、そうした強い思いが空回り、イライラした状況は、ママ自身にとっても、子供や家族にとっても望ましいものではありません。理想を高く持ち過ぎず、周りに頼りましょう。息抜きやストレスの解消だって、大事なことです。
家族みんなが笑顔で過ごせれば、子供にも良い影響があるのはもちろん、ママ自身が抱えている不安を悩みも軽減させられるでしょう。