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子供会の役員の上手い断り方

子供会の役員の断り方、角が立つ理由&円満にお断りするコツ

子供会の役員の断り方は一歩間違うと地域の反感を買ってトラブルにさえ発展してしまうこともある?子供会の役員になりたくない人や仕事や小さな子どもの育児、親の介護など家庭の事情により子供会の役員の引き受けが出来ない人は、どう断れば角が立たないのか子供会の役員の上手い断り方を伝授!

子供会の役員の断り方を間違えると大きなトラブルに!

地域の子供会の役員。地域によっては異なりますが、基本的には地域に在住している子どもがいる家庭の親が担当を受け持ちます。子どもがたくさんいる地域なら役が何度も回ってくるということはありませんが、少子化の現在、子ども1人につき数年は役を受け持たなくてはならないという地域もあります。
もちろん、子どもの笑顔を守る素晴らしい役割でもありますが、どうしても子供会の役員を引き受けることはできない方もいますよね。

ですが、たまにしか顔を合わせない小学校や中学校の役員などとは異なり、子供会は地域に密着した組織ですので、断り方を間違えると、近所を歩くたびに気まずい思いを何年もしなくてはならないこともあるのです。

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子供会の役員トラブル体験談

子供会に参加してこないでも済んだ地域から来ると、地域密着型の町村の空気にいまひとつうまく馴染めないことがあります。子供会の役員の断り方ひとつでトラブルになるだなんて想像だにしないもの。子供会の役員を断ったばかりに不遇な扱いを受けてしまった2人のケースを見てみましょう。

Case1.近所の人の挨拶が素直に受け取れなくなりました・・・

かしわもち大好き(36歳)


うちの地域では、子どもが小学校に上がると、保護者は少なくとも1年は子供会の仕事を担当するのが暗黙の了解だそうです。うちには子どもが2人いるのですが、上の子が小学校に上がったときはまだ下の子は保育園でしたので、下の子が小学校に上がってから子供会の仕事のうちどれかを引きうけようと計画していました。
ところが、うちの地域には上の子と同じ学年の子どもが極端に少ないみたいで、自治会の会長をしている人から電話があって、「下の子がいて大変かもしれないけれど、今年は人手が少ないから子供会の役員を引き受けてほしい」と直々に言われたんです。
もちろん引き受けたい気持ちはあったのですが、働いているので、下の子の保育園の送り迎えをするだけでもいつも軽くパニックになっていて、「下の子が小学校に上がれば、必ず上の子の分と併せて2年はお役をさせていただきますので、どうか今年と来年は免除して下さい」と伝えました。
会長さんは物分かりの良い人のようで、「それなら仕方ないですよね」と簡単に引き下がってくれたんですが、それから、とにかく近所の人から「お仕事、頑張ってください!」とか「今日も遅くなるんですか?」とかの仕事がらみの挨拶ばかりを受けるようになった気がするんですけど・・・。
もしかしたら私が気にしているだけなのかもしれませんが、単に「いってらっしゃい」と声を掛けられても、「子供会の役に就かないから嫌味で言っているのかしら?」と勘繰ってしまいます。こんな気分になるなら、少々無理をしてでも言われたときに引き受けた方が良かったのでは・・・と、正直後悔に似た気持ちも出てきています。

Case2.売り言葉に買い言葉!大人げなかった私・・・

みいちゃんのママ(42歳)


わたしが住んでいる地域は高層マンションが多く建っているので、マンションごとに子供会が設けられています。似たような年齢の子どもや親が多いので、こんなにたくさん子どもがいるなら、きっと私の家には役は回ってこないだろうと高をくくっていました。
「子供会では学期ごとのイベントがありますので、みなさん基本的にはお子さんが小学校に居る間に1回は何かしらの役に就いてもらいます」という内容のお知らせの紙が郵便受けに入っていてましたが「でも『基本的に』って書いてあるから、仕事が忙しい人は無理しなくても良いよね」と気楽に構えていました。
でも、そんなに甘くはなかった!4月の初めの週末に総会があって参加したところ、「お子さんが小学生の方は6年間に1度は子供会の役に就いてもらいますが、それとは別に地域委員やスポーツ委員などもありますので、平均で言うと各世帯3年に1度は役が回ってきます」と説明されました。
今年は子供会の役を希望する人がいなかったことと、子どもと同じ学年の家庭が意外と少なかったことにより、わたしが子供会の役に就くことに決まりそうになりました。ですが、わたしは会社で責任ある立場に就いているだけでなく、ようやく子どもが小学校に入ったこともあり、保育園の送り迎えから解放されて仕事にまい進できると意気込んでいましたので、進行役の方に丁重にお断りをしました。
今考えるとそんなことを言うべきではなかったのですが、断る際に、「専業主婦の方も多いみたいですので、他にも適任者がたくさんいらっしゃると思いますよ」と一言付け加えてしまったことが、進行役の方の怒りを買ったようです。
「仕事をするしないは個人の事情の範疇ではないでしょうか?そのことで子供会の役が免除されたり優先的に配属されたりすることは不公平になります。みなさん家庭の事情もおありでしょうが、子どものために活動をするのですから、少々苦労をするのは仕方のないことなのではないですか?」と厳しい口調で言われてしまいました。
進行役の方の話はもっともなことですので、わたしも納得せざるを得なかったのですが、そのときはプロジェクトを2つも抱えていて、なるべく仕事以外のことをしたくないと思っていたので、つい「時間に余裕がある人がやるわけにはいきませんか?」と強く反論してしまいました。進行役の方は、「では、あなたは子供会や地域のためにお金を稼いでいるのですか?もしくはその仕事が地域や子供会のためになるのですか?みな、何かしらの負担を抱えて役を引き受けるのに、自分の利益やキャリアを追求するために役をできないというのは自分勝手にもほどがあるんじゃないですか?」と理詰めで押してこられ、気付いたら周りにも人が集まってわたしたちの言い合いに注目していました。
わたしも後には引けなく感じて、「家庭に響いても無理をするべきというお考えなら、子供会から脱退します。脱退届けが必要でしたら、また郵便受けに入れておいてください!」と決別宣言をして席を立ちました。
それで結局、子供会から脱退することになったんですが、行事があったと聞くたびに、子どもに申し訳ないことをしてしまったという罪悪感に苛まれてしまいます。また、マンション内で噂になっているみたいで、住み心地も悪くなってきました。せっかく無理して買ったマンションなのですから、長く楽しく暮らしていきたいと思っていたのに、わたしが売り言葉に買い言葉でけんかしたことでこんなに居辛くなるとは思ってもいませんでした。謝って再度入会するべきでしょうか・・・。

忙しい家庭は増える中、子供会の存続も大変

子供会の存続を守ろうとするのであれば、運営側も相手の立場を思いやり、役就任が難しい家庭には便宜を図ることは大切なことです。ですが、自分だけが便宜を図ってもらいたいと考えたり、他の人の立場を考えない言動をしたりするなら、反感を買ってしまっても当然かも。

共働き家庭が多い今の時代。仕事をしているからというのは役就任を免除される言い訳にはなりにくいようです。どうしても子供会の役員になりたくない人は、他人に役を押しつけてしまうよりは子供会から脱会する等の措置を採る方が良いと言えるでしょう。
ただしその場合は、子どもがどのように感じるかについても考慮する必要があります。

子供会の役員の角が立たない断り方7つ

どうしても子供会の役員になれない事情があることもあります。そのような理由から、子供会の役員になりたくない(けれども子どもには子供会に参加させたい)とき、どのような断り方をすれば、角が立たずに役員を免れることができるでしょうか?

波風立てずに役員を辞退するPTA役員の断り方でこの戦い(役員選出)を切り抜ける!共働きも増える中、仕事を理由に断りにくいPTA役員ですが役目に責任をもてないときやはり無難に役員を辞退するべきかも。

介護が必要な家族がいる

両親や義両親と同居している場合には、「介護が必要な家族がいるので・・・」と言って断ってみましょう。ですが、おじいちゃんおばあちゃんを理由に断るのにおじいちゃんやおばあちゃんが元気に出歩いているようでは、当然ながらそのような言い訳は通用しません。おじいちゃんおばあちゃんが本当に介助・介護が必要な場合に使うようにしましょう。

実家に行くことが多い

実家に介護が必要な家族がいたり、実家の商売を手伝っているなどの事情で、ちょくちょく実家に赴くのなら、「実家に行くために参加できない日が多いと予想される」ということを伝えましょう。

ここでポイントなのは「役に就けない」と断るのではなく、「参加できない日が多い」とあくまでも役を引き受けるスタンスで説明することです。これなら、反感を持ちにくいですし、逆に「忙しくても役をしようと考えているんだ!」という姿勢の提示は好感すら持てます。

ですが、ちょくちょく実家に出かける理由が「ご飯を食べに・・・」などだと、いつかバケの皮ははがれるでしょう。実家に出かける理由はなるべく嘘にならないように。

体が弱い・持病を抱えている

自分自身の体に問題があり、子供会の役員の仕事を果たすことができないと伝えるのも良いかもしれません。
この場合も、ポイントとしては「持病があるのでお断りします!」と断言してしまうのではなく、「出来る限り頑張りますが、病院に行くときや体調が悪いときがどうしても多いので参加できないこともあります」と役員を引き受けるスタンスで「これこれこうで参加はできないよ」と説明する方が良いでしょう。「無理なら他の人に頼むから大丈夫ですよ」と役就任を回避できることになるかもしれません。

「そうか、具合が悪いのか」と思っていただくコツとしては、具体的な病名はぼかすようにしましょう。
外見的に何ともないと、理解されがたい面があるからです。「いえ、ちょっと心臓が・・・」「ちょっと脈が・・・」と「よくわからないけど大変なんだな」程度に理解させるのがポイント。

高い理想を掲げる

「わたしは子供会の会長となって、子どもに積極的にボランティア活動をさせたり、真の意味での健康食を追究したり、学校では学べないような高い内容の教育に触れさせたりし、子供会の会費を平凡な活動内容に浪費することがないようにしっかりと見張りたいのです!」と現況の子供会に対し、高すぎる理想と抜本的な改革を掲げるなら、「ちょっとややこしそうな人かも・・・」と思われて、役就任のお誘いが来なくなる可能性もあります。

ただし、話を聞いてくれた人が激しく同意してくれた場合には、本当に子供会の改革を目指して、1年中忙しく活動せざるを得なくなるリスクも伴います。

今年中に転勤になるかもしれない

「今年は転勤の辞令が来る可能性が高く、役を途中で放り出すことにもなりかねませんので、お断りしたい」と断ることもできます。

ですが、本当に転勤の辞令が出るなら問題はありませんが、毎年そうやって断っておいて何年たっても転勤しないなら、「いつも転勤を言い訳にして役員を断るけど、そもそも本当に転勤するような仕事に就いているの?」と、いい加減にしろ!と言わんばかりに怒られてしまいますよ。

下の子が小さいので

幼稚園入園前の小さな子どもがいる場合は、「下の子が小さいので・・・」と言えば、役員就任が免除されることもあります。ですが、小さな子どもがいる家庭が多い地域には、子どもが3歳以上ともなるとこの言い訳は使えないでしょう。

幼稚園(小学校)の役員と被っているので

仕事をしていてかつ幼稚園や小学校でPTA役員になっている人は、その上子供会までダブルで役員を引き受けるのは、誰が見ても無理は一目瞭然、さすがにこのケースでは引き受けようとしても心配されてしまうでしょう。

ですが、同じ子供会内地域には、同じ幼稚園や小学校に子供が通っているという人は多かれ少なかれほぼ必ずいルト予想できます。園や学校で役員になっていないのに「なっている」などと虚偽の発言はバレてしまいますよ。

反感を買いそうな断り方2つ

先のトラブルエピソードのように役員の断り方には配慮が大切、一歩間違えば大失敗を引き起こします。
仕事が…という言い訳はもはや通用しない可能性の高い断り方ですが、他にはどのような断り方に気をつけるべきでしょう?

PTA役員に選出されそうでトラブルが怖い・すでにトラブルに巻き込まれて困っている方のために、PTA役員決めトラブルの実態や現状のPTA活動の問題点、PTA活動のトラブルを回避する方法を考えていきます。

役員決めの日に欠席する

上手くお断りする自信がない、お断りの文句を考えるのも面倒だ、という場合には役員決めをブッチする強硬手段があります。子供会や自治会によっては、役員は会合出席者を対象に決めることもあるので、心象悪くもラクに役員を免れられる可能性はあります。毎年この手を使っていれば、高確率で地域住民の反感を買うことでしょう。

ですが、あまりにも成り手がいない場合やもともと欠席者が多い場合は、会合欠席者が役員になってしまうこともありますので、自分が住んでいる地域ではどのような方法で役員を決めるのか、しっかりと見極めることも大切です。

やりたくありません!

理由は敢えて言わない。ただやりたくないからやらないと潔く断言するという方法もあります。
日本人はあまり自分の意見をはっきりと言わないことが多いので、きっぱりと大きな声で「やりたくありません!」と宣言すれば、「ちょっと関わり合いにならない方が良いかも・・・」とお役就任要請どころか、お付き合いも敬遠される可能性はあります。

ですが、子どものダダじゃないんですから、「やりたくないの?ならいいわよ」とは行きにくいばかりか、「〇〇さんってちょっと●●なのかしら?」という取り返しのつかないマイナスイメージは免れないでしょう。

子供会の役に就くのも楽しいこと

以上、子供会の役員のお断り術をひねり出してまいりましたが、「やりたくない」「なんとかして避けたい」と思っていると、子供会の役に就任するかどうかが自分にとって大きな悩みになりますが、「いつかは引き受けるもの」「みんなと仲良くなれるかも」「実はとっても楽しいかも!」とポジティブに受け取るなら、役員決めも役員の仕事自体も苦痛にはなりませんし、とっても楽しい経験になるかもしれません。

何より、子供会の役に就くと、地域の子どもたちの喜ぶ顔が間近に見ることができます。また、子どもにとっては、親が役員になっていることが少し誇らしいことでもあるもの。子どもが喜んでくれると思うなら、子供会の役に就いて様々な活動をすることも、どうしても時間的・体力的な制約がある場合以外はそんなにネガティブなことではないのではないでしょうか?