リビング学習で成績アップ

リビング学習で成績が上がる?知っておきたい新常識

リビング学習は勉強ができる子に多いと言われています。成績が上がる理由や何に注意する必要があるのか、また、どのようなレイアウトで家具を配置することができるのか、そしていつまで続けるべきなのかについて説明します。子育て中のママパパが知っておきたい新常識とは?

リビング学習で成績が上がる?知っておきたい新常識

小学生の子供を持つ親の新常識?今リビング学習が熱い!

「リビング学習」という言葉を聞いたことがありますか?子供が子供の部屋で勉強するのではなく、みんなが集まるリビングで勉強するということを意味しています。部屋数が少なく、仕方なく独立した子供部屋を確保できないからリビングで学習するというケースもありますが、子供部屋は別にあるけれど、敢えて勉強だけはリビングでするというケースも少なくありません。

今、なぜリビング学習が注目されているのか、また、リビング学習で得られる効果について探っていきましょう。

リビング学習が注目を集めている理由

リビング学習をしている女の子

リビング学習が注目を集めているのは、成績が良い子供はリビング学習をしていることが多いことを報告する記事や書籍がいくつか出たからです。難関中学校に合格する子供のほとんどがリビング学習を行っていたり、名門大学に入学する子供の約半数がリビング学習をしていたりといった記事がネット上にもあふれています。

では、なぜリビング学習は効果が上がると言えるのでしょうか。リビング学習で成績が伸びる理由について見ていきましょう。

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リビング学習の効果・成績が伸びる理由

リビング学習で成績が伸びる理由として、次の5つを挙げることができます。

安心感がある

小学校低学年の子供は、自分の部屋を持っていても、「部屋で一人になるのは怖い」「一人でいる方が落ち着かない」ということが少なくありません。そのような子供には、小学校に入ったのだからと無理に自分の部屋で勉強をさせて不安な思いをさせるよりは、リビングで親や兄弟の息づかいを感じながら勉強する方が身に入るでしょう。

親がいる程よい緊張感

ある程度の年齢になってくると、自分の部屋で一人過ごすことに対しては、怖さや落ち着かなさを感じなくなってきます。ですが、誰も見ていない空間で勉強するとなると、勉強以外のことが気になってしまったり、ついだらだらと過ごしてしまったりすることもあるでしょう。

リビングでは、自分以外の誰かがいることが多いです。特にリビングとダイニング、キッチンが1つになったLDK型の間取りの家庭では、同じ空間に親がいつもいるということも少なくありません。親がいることを背中で意識することで、学校で勉強するときのような心地よい緊張感が生まれ、勉強以外のことに手を伸ばしたり、だらだらと時間を過ごしたりすることがなくなることも減っていきます

自発的な勉強が苦手な子にも集中力が付く

誰かが常にいる環境と言うものは、裏返して言えば、ざわざわと落ち着かない環境でもあるということです。お母さんが料理をしている音や電話が鳴る音、家族同士が話す声も聞こえてくるでしょう。その中で敢えて勉強をするということは、集中力が嫌でも身についてしまうということにもつながるのです。

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個人的な興味を持つものが近くにないことが多い

ゲームやマンガ、雑誌等、勉強以外の気になるもののほとんどを自分の部屋に置いている子供は多いでしょう。そのような子供が自分の部屋に行くということは、あらゆる誘惑(ゲームをしたい、マンガを読みたい、好きな音楽を聞きたい等)のるつぼに行くということに他なりませんから、誘惑物のないリビングの方が集中しやすいと言えるのです。

親に質問することができる

分からないことがあっても、すぐに聞くことができる環境にいれば、時間のロスが減らせますよね。リビングにいれば、分からないことはすぐに親に質問できますから、時間の無駄なく勉強に励むことができます。

自室で勉強していると、わざわざリビングまで出向いて親に尋ねることになります。わざわざリビングまで行くことが面倒になると、パソコンを使って分からないことを検索し、検索したついでにまったく関係のないページを閲覧し、そのまま何時間もパソコンのスクリーンを見続ける…ということにもなりかねません。

リビング学習の効果を上げるために!

リビング学習で成績がアップした高校生

もちろん、リビングで勉強すれば、誰でも自室で勉強するよりも効果が上がるというわけではありません。リビングで学習をし、なおかつ効果を最大限にするためには、「リビングの環境」と「親の接し方」に注意をする必要があります。

環境に注意

長時間集中して勉強するためには、テーブルの配置や椅子の高さ、照明などの環境に配慮をしなくてはなりません。

リビング学習!こんなところに注意

・ダイニングのテーブル・椅子の高さが合っているか
・手元の光量が充分であるか
・余計なものは収納にきちんとしまっているか
・消しゴムのかすの処理などを行える状態になっているか

テーブルと椅子のレイアウト

リビング学習と言ってもリビングで勉強するケースは多くはなく、ほとんどの場合がリビングと一体になったダイニングで、ダイニングテーブルとダイニングチェアーを利用して勉強をしています。稀にキッチンのカウンターで勉強するケースや、リビングのソファーテーブルで学習(床に座布団を敷いて座るもしくはラグマットに直接座る)するケースもあるでしょう。

いずれのケースも、すでにあるテーブルや椅子、カウンターを利用して勉強しますので、レイアウトを勉強しやすいように変更する必要はありません。ただし、リビングの余剰空間に学習用机や多目的に使える長机を置くときは、なるべく集中しやすいように壁に面して置く方が良いでしょう。

リビングに学習用机を置くなら

余計なものが視界に入らないよう、壁に面して机を置くようにしましょう。

照明

ダイニングテーブルの上にペンダント形のライトが設置されている場合は、手に光が当たって、手の影で手元が暗くなってしまいます。とはいっても、ペンダント形のライト以外の照明(ダイニングのダウンライト等)をつけると、今度は背中に光が当たって、背中の影で手元が暗くなってしまいます。

集中力を損なわず、しかも手元を明るくして視力を落とさないようにするためには、ダイニングの空間のダウンライトとダイニングテーブルのライトの両方を点けることが必要になるでしょう。ダイニングテーブルの上部にダイニングテーブル専用のライトがない場合は、卓上のライトを1つ準備し、卓上ライトとダイニングのダウンライトを併用することができます。

椅子

ママと一緒にリビングで勉強する男の子

椅子の高さがテーブルの高さにあっていないと、姿勢が悪くなってしまったり、身体に無理な力がかかって集中力が続かないこともあります。ダイニングチェアーが子供の座りやすい高さに調整できないときは、ダイニングチェアーの1つを高さが調整できる椅子と交換し、子供が疲れないで勉強できるようにしましょう

小学校低学年の子供のためにリビング学習用の椅子を購入する場合は、なるべく足を置く台があるものを選ぶようにしてください。足がぶらぶらしていると子供は集中しにくくなってしまいます。正しい姿勢で座らせ、足をしっかりと踏みしめることができるためにも、足面と座面が調整できるような椅子を選ぶようにしましょう。

また、椅子の高さやテーブルの高さが子供にちゃんと合っている場合でも、椅子の座面が木や金属、プラスチックなどの硬い素材でできているとお尻が痛くなって長時間座り続けることができなくなってしまいます。できれば紐が付いていて椅子に固定できる座布団を準備し、子供が痛みを感じずに座れるようにしてあげてください。

収納

雑然としたダイニングテーブルでは、子供が集中して勉強することができません。テーブルに余計なものがたくさん乗っていると、辞書を使った学習など参考資料が多い学習をするときに置く場所がなくなってしまいます。ダイニングテーブルをいつも片づけておき、余計なものを乗せないように心がけましょう。

リビング全体も見渡してください。余計なものが乱雑に置かれていないでしょうか。余りにもモノであふれかえっていると、子供の集中力を削いでしまうことがあります。普段使用しないものや使用頻度が低いもの、インテリアとして不向きなものは収納にしまい、シンプルな空間にするように注意していきましょう。

ゴミ箱

子供の足元に小さくても構いませんから、ゴミ箱を1つ置いておくとよいでしょう。消しカスをこまめに捨てることができますし、勉強しながら不要なモノを捨てることもできます。床に消しカスを落とすことは論外ですが、ダイニングテーブルに消しカスを放置すると、食事のときに不快な思いをしたり、食器や食事用のマットに消しカスが付着してしまったりすることもありますよ。

親は接し方に注意

パパに勉強を教わる子供達

親のいる空間で勉強すれば、どんな子供でも学習効果が上がるというわけではありません。親と子が同じ空間で過ごすからには、お互いに相手に配慮した行動を心がける必要があるのです。

親のいる場所

リビングやキッチン、ダイニングの空間ですから、親はどこにいようと特に注意する必要はありません。料理をするときは料理をして、くつろぐときはくつろげば良いのです。ただし、子供が好きなゲームをしたり、マンガを読んだり、スマートフォンを無目的にいじったりするのはオススメできません。静かに読書したり自分の勉強をしたり、子供と同じく何らかの「学びの活動」を行っている方が良いでしょう。

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テレビは消して

リビングと言う生活音がある空間で勉強することで、子供は自分の部屋で学習するよりも集中力を養うことができます。ただし、ある程度の話し声や音は仕方のないことですが、テレビやラジオなどのスピーカーから流れる音は別問題です。どんなに集中しようとしても思考が中断されたり、スピーカーから流れる言葉につい聞きいってしまったりしますので、子供が勉強している間だけはテレビやラジオをつけないようにしましょう。

うるさく口出ししない

子供が勉強していると、つい何をしているのかが気になり、「ここ、字が汚いよ」「この計算、間違っているよ」と口出しをしたくなってしまいます。もちろん、答え合わせのときや子供が親に教えてと頼んだときは別です。ですが、そうでないときに口出しするのは、子供の集中力を削いでしまう行為でもありますから、なるべくしないように注意したいものですね。

聞かれたら教えてあげる

子供が教えてほしいと言ったときは、できるだけ、今していることの手を止めて、子供の勉強に付き合ってあげるようにしましょう。揚げ物などを作っていて目を離せないときは、「ちょっと待ってね」と声を掛けてから、ひと段落ついたときにすぐに子供の質問に答えるようにします。

いつまでリビング学習を続けるべきか

原っぱにあるミニチュアの勉強机

リビング学習法は、特にいつまで続けるべきとは決まっていません。子供がリビングの方が集中して勉強できると思えばリビングでの勉強を続ければ良いですし、一人の方が集中して勉強できると思うなら、一人で自分の部屋で勉強をすれば良いのです。

ですが、子供が小学校低学年のうちは、なるべくリビングで学習させる方が良いかもしれません。家庭学習や宿題の取り組み方そのものを理解していない子供も多いですし、子供が書く字などを細かくチェックして、適切な指導を与える必要がある時期だからです。学校によっても差はありますが、音読などの親がチェックする宿題が多く出されることもありますから、子供に一人で勉強させるよりは、親の目の届く範囲で学習させる方が良いでしょう。

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子供と触れ合う時間を増やすリビング学習

リビング学習法で勉強すると、子供がリビングのある空間で過ごす時間が長くなります。自然と家族と触れあう時間も長くなり、会話をする機会も増えていきます。リビングで勉強しながら、学校であった出来事や気になっていること、お母さんやお父さんに聞いてほしいことを話すこともあるでしょう。子供の成長を見守るだけでなく、子供の生活を知り、子供と過ごす時間を作るという効果も、リビング学習にはあると言えるのです。

もちろん、子供がリビング学習をすると、親自身がリビングでくつろいだりテレビを見たりする時間が減ってしまうというデメリットもあります。ですが、子供と触れ合う機会が増えるということや子供の集中力を高めることができるというメリットが、それらのデメリットを上回るものであることも確かですから、子供が居心地良くリビング学習できるような環境を整えていきたいものですね。

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