義両親との付き合い方のコツ
義両親との付き合い方のヒント!程よい距離感で良い関係を
義両親との付き合い方がわからなかったり、苦手意識や付き合いが面倒と感じているママも多いです。結婚すると義両親という身内が増えるので、考え方を変えたり、程よい距離感を保つことで上手く付き合うことができます。義両親の性格を見極め、良い関係を築いていきましょう。体験談も参考になります。
義実家との付き合い方は「親しき仲にも礼儀あり」
結婚後の女性につきものの悩み、それは義両親との付き合い方です。結婚相手は自分で選択できますが、結婚相手のご両親まで選べません。
義両親との付き合い方がわからず、苦手意識があったり、どう接していいか悩んでいる方も多いですが、難しくかまえてしまうと相手に苦手意識を持っているのが伝わってしまいます。
だからと言って、甘えてばかりもよくありません。義両親と良い関係を築きあげるために、甘えすぎず、親しき仲にも礼儀ありの精神を心がけていきましょう。
義両親への接し方
結婚して身内になったからとは言え、嫁の立場からすると、義両親という存在は緊張する相手でもあります。でも、ギスギスした態度は相手に伝わりますし、必要以上に甘えてしまうのもいけません。
他人から身内になったからこそ、義両親との付き合い方に配慮し、良い関係を築いていかなければいけません。では、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。自然体になれるのが理想的ですので、以下のことができているか、振り返ってみましょう。
あからさまに態度を変えない
結婚をして家族になったとは言え、生まれてからずっと一緒にいたわけではありませんので、少なからず気を使ってしまうのは当然のことです。
義両親だからといっていい嫁を演じようと頑張りすぎるのもよくありません。義両親の前では夫への態度が変わったり、いつもの自分と違う振る舞いになってしまう事もあるでしょう。これでは演技をしているのと一緒ですから、義両親に会うたびに疲れてしまい、苦手意識は増す一方になってしまいます。
義両親にとって、いつまでも他人行儀だとなぜ心を開いてくれないのかと、逆に不信感を抱かれてしまいます。義両親だからと固まりすぎず、自分らしく接する事で自然に打ち解けられるようになるでしょう。
程よい距離感を保つ
義両親との距離が近すぎるのも考えものです。仲がいいからといって、なんでも頼ってしまうのはよくありません。親しき中にも礼儀あり、の言葉通り、友達ではなく両親であるという事を忘れないようにしましょう。
ただし、一人で全て抱え込んで手助けを拒んだりしてしまうと、それも他人行儀な感覚につながり、関係が上手く回らないこともあります。つかず離れずでお互いに程よい距離感を保ちつつ、頼り頼られる存在を目指しましょう。
考え方を変えてみる
なかなか義両親との関係が上手くいかない場合は我慢するのではなく、考え方を変えてみる必要があります。自分主体で物事を考えず、広い視野を持ち、客観的な目線から考えることで物事が解決へと進むことがたくさんあります。
もし変わらなかったとしても、できることを1つ1つこなしていくことで安心感も生まれます。まずは自分の考え方を変えてみる。これは大事なことです。
感謝の気持ちを表す
感謝の気持ちを表すことが一番大事だと言ってもいいでしょう。感謝を表して嫌な気持ちになる人はいません。もちろん逐一「ありがとうございます」と言葉で表さなくても、母の日や誕生日にギフトやプレゼントをあげることで「日頃の感謝」を示すことができます。
自分の両親じゃないから…と面倒臭がらず、細やかな気配りで義両親へも自分の両親と同じぐらいの気持ちで接することが大事です。
義両親に贈って喜ばれるプレゼント
プレゼントを贈るからには、やはり喜ぶものを選びたいものです。どんなものをプレゼントすればいいのか、毎回悩むという方も多いのではないでしょうか。ここではイベントごとの一例をご紹介します。
大切なのはプレゼントを贈る相手のことを思って用意することです。義両親のことを知っていれば知っているほど、それがプレゼント選びのヒントになります。ご主人にも相談してみましょう。
誕生日
誕生日は幾つになっても特別な日ですから、盛大にお祝いしてあげたいものです。義両親の趣味のもの、旅行、服や帽子やアクセサリーなどをプレゼントするのもいいでしょう。また、おいしい食事やケーキを一緒に食べ、誕生日をお祝いするというのも嬉しいものです。
父の日・母の日
父の日には好みの物を送ってはいかがでしょうか。好きな果物やお菓子、お酒…義父の好みのものを贈ればOKです。
定番のお花は母の日に向いています。花束、フラワーアレンジメント、ブリザードフラワー、ボックスフラワー・ハーバリウムなどたくさんの種類があるので、毎年変化をつけると楽しみにしてもらえます。
敬老の日
子供がいる場合、敬老の日も大切な記念日です。子供の写真入りの品物は喜ばれること間違いなしです。愛する孫のかわいい写真がプリントされていることで、特別感が出るでしょう。
インターネットを利用すれば、簡単に写真入りの贈り物を注文できるサービスがたくさんあるので、オリジナルギフトをプレゼントすることができます。
お互いの思い違いに注意する
夫婦で育ってきた環境がちがうように、義両親の考え方が自分と異なることは、少なからずあるものです。自分はこう思うから、きっと義両親もこう思っているだろうと勝手に判断してしまうのは危険です。
ちょっとした思い違いが、あとになって大きな問題になることってあるものです。「まぁいいか」と思わず、些細なことでも義両親の気持ちをよく聞いて、自分の思いも話しながら、思い違いを防いでいくことが大切です。
不信感の払拭
義両親や親戚の問題だけではありませんが、いつでも疑いを持った状態で行動するのは、自分にとっても相手にとっても圧力になりますし、関係が悪化するだけです。
ですから、信じることをスタートにしましょう。そして信じているということを相手に伝えるためには、自分の行動で示すことが一番の安心につながります。お互いを信じ合いながら過ごすことは何かあった時の安心につながります。
気持ちが歩み寄るだけで、お互いが優しい気持ちになれ、本当の笑顔で接することができるようになります。
張り切りすぎない
結婚したての時期は、義両親との関係に誰でも違和感がありますし緊張もすることでしょう。そして、自分でできることは自分でやろうと思い、自分がやるべき範囲からはみ出して行動してしまうことがあります。
張り切り過ぎて義母の邪魔をしてしまったり、やるべき順序や、やり方の相違点が出てきてしまい、逆に迷惑がかかってしまうことがあります。
張り切る気持ちを前に出しつつも、わからないことは指示を仰ぐなどすれば失敗しないですし、義両親にとっても、良い意味で頼られていると感じることができます。
良好な関係へ導く3つのポイント
義両親と同居をしている家庭もありますが、結婚したばかりや、まだ夫婦の年齢が若い世代では別居している方が多いでしょう。
そんな中で義両親とコミュニケーションを取るためには、やはり「顔を見せて会う」「話をする」ことが大切になります。
良好な関係を築くには、お互い信頼できる存在になる必要がありますから、相談したり、頼ったり、時には甘えてみたりと、積極的に動いてみましょう。
義両親の人柄を把握する
旦那の義両親との付き合いで、関わりを持つほとんどが義母です。旦那のお義母さんとの相性は、旦那の家族との付き合いを大きく左右します。まずは義母のタイプを把握して、どんな接し方をすれば良いか見極める事が必要です。
過保護なタイプだと、なんでも上手くできる嫁だと姑が嫉妬する事がありますので、ほんの些細なことでも「教えてほしい」と頼ることもいいでしょう。
逆に、全く干渉しない義両親もいますが、この場合は疎遠になってしまう事もあるので、こちらから率先して関わりあう必要があります。
姑の顔色ばかり伺っていては窮屈な生活になってしまうので、義両親の考えに添いながら、自分の考えを話したり、行動するようにしましょう。
趣味やイベントを一緒にする
ゴルフやボーリングに行ったり旅行したり、義両親と一緒にできれば付き合いもしやすいです。義両親も、孫と一緒に出かけたりするのをとても楽しみにしてくれるでしょう。
一緒に行動するうちに自然と仲良くなれる事もありますし、性格が合わないと思っていても、同じものを見て笑ったりはしゃいだり感動することで、一気に距離感が縮まります。
お互いの良いところをみつけ、尊重し合うことが大切になりますので、一緒に行動することでお互いが気づけるきっかけになるでしょう。
実両親と同じぐらい大切に
誕生日や父の日、母の日は、自分の両親に対する気持ちと同じように、夫を生み、育ててくれた義両親にも対応しましょう。自分の両親とは違うと分けてしまうのではなく、自分の第二の家族として、感謝の気持ちやお祝いの気持ちをしっかりと伝える事が大事です。
また、義理の両親には頼みにくい事もあるかと思いますが、自分の両親ばかり頼るのではなく、義両親にも頼みごとができるような関係性を築けるとよりいいでしょう。
まずは、頼みやすい子供のイベント関連で、少しずつ頼みごとをしていくといいでしょう。義両親は頼られて嫌な気持ちにはなりません。ほとんどの義両親が、もっと嫁に頼って欲しいと思っている事でしょう。
お互いに気を遣ってしまいますが、頼り頼られる関係になれれば、その義両親との関係性は良好と言えます。
私の義両親との付き合い方エピソード
5人のママに、義両親とどうやって良好な関係を築いたか、エピソードを聞いてみました。ぜひ参考にしてみましょう。
まずは義父の心を掴め!
さくら(27歳)
結婚2年目で新居を購入する事となり、場所は夫の実家から徒歩1分圏内のマンションで、これを機に義両親との顔合わせの機会も増えました。
私は義実家に初めて行った時に、モデルルームかのように美しい、清潔感・高級感の漂う部屋に衝撃を受け、それから「義父の生活感へのこだわり」に対して不安がありました。
義理母も日々美しさを確保する為に努力しているようです。私はそのプレッシャーに押しつぶされそうで、実家近くへの引っ越しは乗り気ではありませんでした。
しかし実際に引っ越してみると義父から「この家はいいな、こうしたらもっといいな。」この一言で私は「義理父の喜ぶイメージ像を取り入れていけば良いのだ!」と考えました。
相手に言われるままにするのではなく、自分の理想も込めながら、義理両親の部屋の良い所を参考にしたいと伝えると、嬉しそうに新居のルームデザインを考えて、案を提供して下さいました。
それからは私達の部屋を大変気に入って下さり、良く遊びに来たり、差し入れを頂いたりと生活する上で良い方向にお世話になっています。
素直に甘える
かわ(31歳)
義両親との付き合い方のコツは、素直に甘えることだと思います。義両親、特に義母はとても世話好きです。料理を作ってくれたり、洗濯をたたんでくれたりします。
結婚してすぐは、気を使って遠慮していましたが、子供ができ家事を手伝ってくれるのはとても助かるので、素直に甘えることにしました。
自分の家が散らかっていたり、料理が失敗した際も、義母に恥ずかしいと思わずに全て見せるようにしています。また、「お母さんの料理が一番美味しい。」と言うことを忘れずに、毎回感謝の気持ちは忘れないようにしています。
甘えすぎて図々しくなりすぎないように気をつけて、義母の好きなお花などをたまにプレゼントします。また、きちんと子供たちからも義母にお礼を言うようにしつけをしています。
素直に甘えると、義母も私のことを娘のように思ってくれ、良好な関係を築くことができます。
義両親との良好な付き合い方
さっちゃん(35歳)
私自身、結婚してすぐの頃は義両親との関係や付き合い方について悩んでいました。どうすればお互いにとって良好な関係が築けるのだろうといつも暗中模索しておりました。
悩んだ末に出した答えが、「常に感謝の気持ちを持って接する!」ということと「適度な距離感を保つ!」ということを心掛けています。これが私なりの義両親との付き合い方のコツです。
また、あまり距離感が近くなりすぎるとお互いに嫌な面ばかりが目についてしまいます。そうならないためにも、適度な距離感を保って付き合うようにしています。
さらには、いつもいろいろと孫のためにプレゼントをもらったりお世話をお願いすることがあります。義両親のおかげで子育てができているので、常に感謝の気持ちを持って接することも義両親と良好な関係を保つために実践していることです。
スープの冷めない距離で、頼りすぎず対等に★
くらげ(20代後半)
現在、私たち夫婦は義両親から一駅離れた隣町に住んでいます。距離としては車で5分ほどです。週末には孫の顔を見せに行ったり、向こうが来ることもあったりで、近すぎず遠すぎずの位置で良好な関係を保てていると思います。
義両親はとても気さくな優しい方たちで、子供を預かるから二人で旅行とか映画とか、時々は子育てから解放されてリフレッシュしてきたらと言ってくれるのですが、そこは気持ちだけいただくことにして甘え過ぎないようにというのが私のポリシーです。
義両親も共働きで忙しいのを知っているし、これから一生お付き合いが続くわけだから、頼りすぎず互いに対等でいられるように、思いやりと節度を持ったお付き合いを心掛けるようにしています。
誕生日、母の日、父の日のプレゼント、お中元お歳暮は必ずメッセージ付きで送るようにして、夕食はご馳走になるだけでなく家に招いてご馳走をする、など日常のほんの小さな出来事に感謝と信頼を積み重ね、スープの冷めない距離で末永く仲良くしていければいいなぁと思っています。
挨拶とちょっと抜け感!
ぴぴちゃん(30代前半)
主人のお義父様は急逝しており、お義母様が1人でがんばり。主人と義妹を大学にかよわせてくれた、大変ご苦労なさったお義母様です。
しっかりしたお母様なのですが、主人を特に可愛がるわけではなく、1人の人間として扱っている感じです。また、県外に住んでいますので、年末年始とお盆にしか孫を連れて帰れないのですが、毎週スカイプだけはしております。
お付き合いのコツはいつも笑顔でいることと、孫の姿を中心にお話すること。その時に、言葉遣いというか、はっきりとした言葉で話すようにしています。お互い方言などもありますのでなるべく分かりやすい言葉で話すようにしています。
孫をとても可愛がって頂いているので、孫の成長を報告したり、写真を送ったりしています。
孫を通してのコミュニケーションを取ると、あまり深く考えずに私はお付き合い出来ているように思います。
義両親を心強い味方にしよう
子育ては悩みがつきものですが、意外と義母がよき相談相手になってくれるパターンが多く、自分の息子の子供の事もあり、ママの悩みにとても共感してくれるでしょう。また、祖父母は孫に甘いものです。子供にとっても大切な存在ですから、義両親を味方と思って、遠慮なくサポートをしてもらいましょう。
また、どんな状況でも等しく必要なのは「相手を思う気持ち」です。どれだけ悩むことがあってもどれだけ嫌になることがあってもこれだけは忘れずに心がけてください。そうすれば、相手の方からも心を開き、歩み寄ってくれるようになるでしょう
もしも義実家との信頼関係がこじれてしまった場合、嫁姑問題を解決する方法7つ・こじれた仲を修復したい!を参考にして、少しでも早く義実家との仲を改善しましょう。