中学入学準備品リスト&費用
中学入学準備にかかる費用と文具や制服など必要なもの
中学入学前準備を始める予定の方へ。中学入学準備で必要になるものについて詳しくご説明していきます。制服の大きさ選びの注意点もご紹介しているので採寸時に参考にしてください。費用は、制服のお値段次第です。多めに準備しておくと慌てなくて済みますね。
中学入学準備費用はいくら?制服や文房具など準備品リスト
「小さかった我が子も、もう中学生かぁ」と、時の流れの速さに驚いている方もいるのではないでしょうか。中学生と聞くと急に大きくなったような気がするものです。
中学校入学を控えたお子さんがいる方のために、中学入学準備リストと揃えるのにかかる費用などについて詳しくご説明していきます。中学生になると部活や塾などで忙しくなります。残り少ない小学校生活をお子さんと楽しく過ごしてください。
中学入学までの流れ
初めてのお子さんが中学校に入学する時は、「何か手続きは必要なのかな?」と不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。公立中学校に入学するまでの流れをご説明しておきます。
1.入学(就学)通知書を受け取る
1月頃にお住まいの自治体から中学校の「入学(就学)通知書」が自宅に郵送されます。入学通知書は、入学式まで大切に保管してください。入学通知書の記載内容に誤りがある場合は、必ずお住まいの自治体に連絡してください。また、周りのお友達の家庭には入学通知書が届いているのに、ご自分のところにだけ届いていない場合も、自治体に問い合わせてみましょう。
入学通知書の記載内容
- お子さんの氏名・性別・生年月日
- 入学予定の中学校名
- 入学説明会の日時
- 入学式の日時
※入学通知書の内容は、自治体により少しずつ異なります。
2.入学説明会
入学通知書が届いた後、1~2月頃に入学説明会が開催されます。入学説明会の開催方法は、自治体や中学校により異なります。保護者が中学校に出向いて説明を聞くことが多いですが、中には中学校の先生が小学校に来て説明をしてくれるところもあります。お仕事などお忙しい方もいるのでしょうが、できる限り入学説明会には参加するようにしましょう。
入学説明会では、「学校の規定品(制服・体操着など)」・「文房具など各家庭で準備しておくもの」・「制服の採寸会の日時」などについて、説明があります。学校によっては、入学説明会と同時に制服の採寸や規定品の販売を行う場合もあります。
3.制服採寸
制服の採寸は、学校で行われる場合もあれば、制服の取扱店まで個別に行って行う場合もあります。集団での制服採寸に行くことができない場合には、できるだけ早く制服の取扱店に行き採寸・注文しましょう。学校での集団採寸の場合には、短時間で大勢の子供が採寸を行いますので、非常に慌ただしいです。スムーズに行うことができるように、脱ぎ着しやすい服を着ていくようにしましょう。
中学校3年間で体が成長する子供がいます。特に、男の子は急に身長が伸びることが多いです。大きめサイズの制服を購入し、初めのうちは丈をつめて着用する子供も沢山います。
中学入学準備はいつからすべき?
「中学入学準備を早くしないと落ち着かない」という人もいるかもしれませんが、あまり早くしすぎると、学校の指定品と異なるものを購入してしまい無駄になってしまうこともあります。中学入学準備は、入学説明会で何が必要かを聞いてからで十分間に合います。
ただ、制服については採寸→注文→受け取りという流れになります。入学式直前まで制服ができあがらないということがないように、1~2月中には注文するようにしましょう。
中学入学準備にかかる費用
中学入学準備にかかる費用の多くは、制服代になります。制服代の相場は、3~5万円となっています。制服に体操着・靴・文房具などの小物をプラスして10万円までには収まることが多いでしょう。制服や体操着のお下がりをもらえる場合、中学入学準備にかかる費用は、随分低く抑えることができます。
中学入学準備品リスト
中学入学時に必要となる準備品について、詳しくご説明していきます。制服など規定品を除いては小学校のように細かい指定がない場合が多いですので、逆に悩んでしまう方もいます。近所に中学校に通っている知り合いがいるようでしたら、どのようなものを使用しているのか見せてもらうのも良いでしょう。
制服・体操着
殆どの公立の中学校では規定の制服があります。夏・冬一式揃えると結構なお値段になるので、準備しておきましょう。男子と女子では、内容が異なるため値段も少し異なります。中学校では、体操着も規定品であることが多いです。子供が成長することを考慮して大きめのものを購入してもよいでしょう。
<男子制服>
- 制服上下(ブレザーまたは詰襟・ズボン)
- カッターシャツ(半袖・長袖)
- ネクタイ(不要なこともあります)
- ベルト(色のみ指定で各自購入することもあります)
- セーター(色のみ指定される場合もあります)
<女子制服>
- 制服上下(ブレザーまたはセーラー服・スカート)
- ブラウス(半袖・長袖)
- ネクタイまたはリボン(不要なこともあります)
- セーター・カーディガン(色のみ指定される場合もあります)
ブラウスは、毎日着替えますので、2~3枚は必要になります。入学式は、冬物の制服になりますが、早ければ5月頃から夏物の制服を着用することになりますので、入学前に夏服も一緒に揃えておく方が衣替え前に慌てなくてすむので良いでしょう。
<体操着>
- 上着(長袖・半袖)
- ズボン(半ズボン・長ズボン)
※半袖半ズボンのみの学校もあります。
部活動で体操着を使用する場合は、毎日着ることになりますので、2枚購入しておくと洗濯が楽になります。
通学カバン
昔は、中学校の通学カバンと言えば黒の皮カバンでしたが、最近では、ビニール製の肩掛けカバンの学校が多くなっています。リュックサックなどで通学する学校もあります。中学校では、教科書・ノート・お弁当などカバンに多くのものを入れて毎日通学します。かなりの重さになりますので、個人でリュックサックなどを購入する場合には、丈夫なものを選ぶようにしましょう。
身につける物
- 通学靴
中学校では、「白のスニーカー」と指定されることが多いですが、中には黒または茶色のローファーという指定の学校もあります。制服は大きめでも構いませんが、靴は怪我の危険もありますので、足にあったものを購入するようにしましょう。
- 上履き
上履きは、真っ白という指定がある学校もあれば、ラインやつま先部分なの一部に色が付いていてもOKという学校もあります。早めに買うと入学式までに足が大きくなってしまうこともありますが、入学式直前になると売り切れるお店も出てきますので、気をつけてください。小学校で使用していたものをそのまま使用することも可能です。
- 体育館シューズ
上履きとは別に体育館シューズが必要な学校もあります。体育の授業でも使用しますので、足にあったものを購入してください。
- 紅白帽
体育の授業で使用します。特に指定がなければ小学校で使用していたものを使用することもできます。
- 靴下
白の靴下など色の指定があることが多いです。靴下は消耗品なので多めに準備しておきましょう。特に、白の靴下の場合、汚れが目立ちやすいのでダメになるサイクルが早いです。
- 下着
白のカッターシャツやブラウスが制服の場合、目立ちにくい白系の下着が必要になります。毎日変えるものですので、多めに準備しておきましょう。
文具
- 筆記用具
中学生になると、シャープペンシルの使用を許可する学校が多くなってきます。学校によっては、カンニング防止のために、アルファベットや漢字の書かれた筆記用具の使用を禁止していることがありますので、注意してください。
- ノート
中学校になると教科が増えますので、準備するノートの数も多くなります。ノートは、新学期に入ってからどのようなものを購入すれば良いか連絡が来ます。
- その他文具
小学校の時と同じようにお道具箱にハサミ・のりなどを入れて持って行きます。三角定規・コンパスなども必要になりますが、小学校の時に使用していたものをそのまま使用できることが殆どです。
その他
- お弁当箱
給食のない中学校では毎日お弁当を持って行きます。中学生の男の子は食べ盛りですので、大きなサイズのお弁当を持って行くことになるでしょう。
- 水筒
毎日の通学や遠足などに使用します。運動系に部活動に入った場合、大きな水筒が必要となります。
制服のサイズを決める時の注意点
制服は高いので、何度も買い換えなくてすむように、大きめサイズを購入して3年間着させようと考える方も多いのでないでしょうか。ただ、子供の成長のスピードには個人差があります。大きめサイズを購入して失敗する場合もある事を頭に入れておきましょう。制服のサイズを選ぶときの注意点をご説明していきます。
男の子は急に身長が伸びることがある
小学校高学年から中学にかけては、男の子が急に身長が伸びる時期です。制服採寸から入学式までの間にも5cm程身長が伸びている子供もいます。
そのため、制服採寸時に大きめサイズの制服を注文する方は多いです。ただ、男の子のズボンは、在学中に丈が短くなり買い換えるケースが多いですので、初めからあまり大きすぎるものを購入するのではなく、途中で買い換えるのは仕方が無いかという気持ちでいた方がよいでしょう。
女の子はあまり伸びないこともある
女の子と男の子では、成長のスピードが少し異なります。女の子の中には、小学校6年生までに身長がある程度高くなると、中学・高校とあまり身長が伸びない場合があります。あまりブカブカすぎる制服は見栄えもよくなく、女の子なら気にしてしまうこともあるでしょうから、子供の成長のスピードをみながら制服のサイズを決めましょう。
中学入学後に必要になるもの
中学校の入学に必要なものを揃え、無事入学式を終えるとホッと一息つく人も多いでしょう。ただ、中学校では入学後に必要なものが出てくる子供もいます。
お子さんが部活動に入った場合、部活動で必要になるものを揃えなければいけません。運動部の場合、体操着以外にそれぞれの部で揃えているジャージを購入しなければいけないケースも多くあります。もちろん、それぞれの部活動で使用する道具(サッカーボール・野球のグローブ・テニスのラケットなど)も買う必要があります。
中学校におけるクラブ活動は、仲間との絆が強まり、子供にとって大きく成長する場となりますが、道具代・試合の遠征費・ユニフォーム代など、意外とお金がかかることを頭に入れておきましょう。
中学入学前には勉強の準備も!
中学校になると教科ごとに先生が替わり、勉強の内容も一気に難しくなります。小学校で習ったことは、積み残しのないようにしておきましょう。小学校の勉強内容をしっかりと理解できていない場合は、春休みを利用して復習するとよいでしょう。
問題集を購入するのが面倒な場合には、学校の教科書をもう一度読んでみたり、漢字ドリルや計算ドリルをもう一度やってみたりするだけでも随分違います。
中学生になると塾に通い始める子供も多くなってきます。塾に通わせる予定がないご家庭では、問題集を購入して自宅で学習する習慣をつけるとよいでしょう。
小学校では、宿題など復習が主な学習でしたが、中学校になると予習が大切になります。特に、英語は予習をしていかないと授業についていけませんので、自宅で予習をする習慣をつけておきましょう。
中学入学前の春休みは有効に使おう!
小学校の卒業式から中学校の入学式までの春休み期間は、だいたい3週間あります。中学校になると部活動などで忙しくなる子供も増えます。忙しい部活に入ると夏休みも毎日のように練習があります。中学校入学前の春休みは、十分に時間がありますので、普段できないことをしてみてはいかがでしょうか。
最近は、中学校入学前の春休みを利用して子供同士で遠出をする子供もいます。首都圏では、東京ディズニーランドに子供だけで行くという話もよく聞きます。もちろん、子供だけで出かけるのも楽しいでしょうが、家族でゆっくりと旅行に行ったり、子供の興味があるものを目当てに観光に行ったりするのも良いでしょう。
中学に入学すると、新しい友達ができる、勉強が難しくなるなど子供を取り巻く環境が大きく変わります。環境の変化にとまどい、中学校に行きたくないと言い出すことも考えられますので、親子でじっくり話し合って、中学に入学する子供の心の準備を手伝ってあげるのもいいことです。
中学入学準備は子供と一緒にしよう
中学入学準備は、やはり制服が準備費用の多くを占めることになります。中学校によっては普段は体操着で通学し、行事の時しか制服を着ないという場合もあります。もし、まわりでお下がりを譲ってくれそうな方がいればお願いしたいところです。
中学生になると流行なども気にするようになり、自分の好みがよりはっきりしてきます。自分の持ち物や身の回りのものについてもこだわりが強くなりますので、中学入学準備をする時には、親が勝手に行うのではなく、子供に選ばせながら一緒に行うようにしましょう。