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卒園式のママコーデ!服装&髪型

卒園式のママコーデ!スーツの色の暗黙ルール、アレンジの仕方

卒園式のママのコーデ決定版!卒園を控えた子供たちのママの頭を悩ますのは己のコーディネート…卒園式の定番、基本のママスーツの着こなし方や卒園式の後の入学式でも同じスーツを着たいとき、パステルカラーや礼服着用の是非を含め卒園式で浮かないコーディネートや髪型、持ち物について解説します。

卒園式!ママたちはどんなコーデなの?今どきママのおしゃれ事情

あんなに小さかった子が、早いものでもうすぐ小学生に…小学校入学を控える子供の姿を見るのは感慨深いものがありますが、その前にある一大イベントが「卒園式」です。制服のない幼稚園では子どもたちの服装がなにかと話題になりますが、それと同じくらいに気を遣うのがママの服装でもあります。大切な子供たちの卒園式、ママの服装コーデでとちってしまうことがないようにしたいものですよね。

「自分ではしっかり正装したつもりなのに、なぜかちょっと浮いてしまった!」「流行りのコサージュってどういうのを選べばいいの?」といったママたちの声を集め、最新・いまどきの卒園式ママの服装ルールと髪型・バッグ・持ち物といったものの定番やおしゃれコーデ術をご紹介していきます。

卒園式のママの服装は?園の雰囲気や地域差が激しい!

卒園式なんてまだ学校じゃないし、園の行事だから、ゆるいはず…なんて考えてはいませんか?小学校の卒業式と同じく、「卒園式」もまた正式な式典行事であり、それぞれの式典にそれぞれのマナーがあるように、卒園式にだってマナーがあります。

ママの一番の悩みどころは子供と自身の服装でしょう。卒園式の服装はママスーツやワンピースが定番、というのはわかるけど、普段ビジネススーツを着ている人なら「わざわざママスーツを購入するのではなく、ちょっと良いビジネススーツを使いまわせないもの?」と考える人も少なくありません。
また、スカートではなくパンツスーツは大丈夫?といったスタイルに対する疑問やどの辺の色使いまでOK?といった細かい部分も気になりますよね。

これらには地域差や園の雰囲気による違いがあるということが今回の調査でわかってきました。それぞれのコーデのポイントを解説していきます。

卒園式のママの服装…定番は黒色のスカートスーツスタイル

卒園式ということで、着物を着るママも学年で数名見かけますが、普段着物になじみない人には簡単にはまねできるものではなく、やっぱり主流は洋装です。中でも黒系のスカートスーツというスタイルがどんな園や地域でも間違いのない人気コーデです。

足元は黒のパンプス、ストッキングは無地の肌色が定番でありマナーという意見が多数派です。
上下を黒にしたら、中に着るブラウスは、白やクリーム色などをあわせて暗くなりすぎないようにうまくコーデしましょう。

ブラウスの色

上下ダークカラーのスーツに黒のパンプス…スーツのジャケットがノーカラーなど女性らしいデザインならまだしも、テーラードジャケットなら安易にビジネスライクな白ブラウスを合わせると一挙に面接スタイルになってしまいます。襟をフリルがあるものにしたり、立ち襟のものにすると、より一層華やかで女性らしい雰囲気に仕上がり、ブラウスの色は、下記が定番になります。

スーツはブランドものの方が良い?

ワンピースやスーツに限らず、ブランドものが良いの?というご質問もありますが、今は安価でも上品できれいなものが数多く出回っているので、スーツのブランドにこだわる必要はありません

卒園式のワンピースは何色までOK?

卒園・卒業式シーズンの婦人服売り場では、たくさんのママスーツが並びます。女性らしいワンピースにノーカラージャケットというスタイルが目立ち、デザインやカラーも豊富で目が惹かれますよね。
ですが、それは卒園・卒業式シーズンの地元のスーパーや大型ファッション店のママスーツ売り場には、卒園のすぐあとに行われる入学式用のスーツも並ぶから。

ママたちのほうも卒園のすぐあとは入学式なので、同じスーツを着まわしたい…と考える人は少なくありませんが、ここで注意したいことが一つ。基本的に入学式はハレの日であり、これからスタートする新生活へのお祝いの意味も込めてのスーツの色は明るめ、卒園卒業式はお世話になった園や先生へのお別れの式典ですので、スーツのカラーも暗めの色が一般的なマナーです。

ですので、卒園式ではブラック、ダークグレー、ネイビーなどの色のスーツをチョイスしましょう。
ただし上に黒や紺系ジャケットを羽織ることを条件にするのなら、下のワンピースが少し明るめのグレーでも大丈夫。

パステルカラーはNG?

ワンピースやスーツ、羽織るジャケットがパステルカラーや白など明るい基調ではダメなの?というご質問もあるのですが、先にも説明したとおり、こういった色合いは一般的に入学式向け。黒や紺系で持ち合わせがあるのなら、あえてチャレンジしない方が無難な色合いであるといえます。

また、ぶっちゃけ卒園式に明るいジャケットを羽織って周りから浮いちゃったからって、そのあとのママ友付き合いに影響が…だなんて大げさな事態には発展することも少ないと考えられます(地域によってはあるかも)が、主役は子供。子供のために親はなるべく周りから浮かないように目立たないように配慮すべきとも言えますね。

卒園式のすぐ後にやってくる入学式と使いまわしたい

園の卒園式、小学校入学式のあと、次にこのような式典があるのは6年後。6年後にまた同じスーツを着るかどうか…という問題もあります。つまり、卒園、入学式用にそれぞれママスーツを用意したとしても、再びそのスーツを活用する機会はないのではないか?という、超もったいない理論にぶちあたって悩むわけです。
デザイン的にもサイズ的にもちょっと…と思う人はやっぱり無難なスーツの使いまわしをしたいのが本音。

このようなときは、通っていた園の卒園式はどんな様子だったか(これから入学する小学校も同じく)をあらかじめリサーチしておきましょう。同じように「スーツを使いまわしたい」と考えるママは結構たくさんいて、入学式にも卒園式で着たダークカラーのスーツを応用したり、卒園式で明るめの色をチョイスしたりと、地域によっては卒園から小学校入学では小学校卒業中学校入学よりも若干、マナーがゆるいケースもあります。

ただし、やはり一般的には卒園式は暗め、入学式は明るめというのが基本マナーという部分はお忘れなく。

卒園式にパンツスーツは大丈夫?

正式な式典の場では女性の正装はスカートスタイルという考えは確かにありますが、時代の流れからそういった考えを持つ人は今どきの若い人の間ではあまりみられません。スカートが主流ですがンツスーツでも失礼には当たらず、実際卒園式にパンツスーツでコーデするママも徐々に増えています(が、やはりママスーツに比べると少数派です)。
きちんとした素材のパンツスーツであれば「ハンサム・ママ」というおしゃれコーデに仕上がります

パンツスーツをセレクトする場合は、以下の条件をそろえましょう。

  1. 素材がしっかりとしたもの
  2. 色合いは黒や紺系
  3. きちんとしたスーツであること

例えば、最近流行りのオールインワンタイプ(=薄手の素材のパンツスーツ・上がノースリーブであることが多い)などは上にジャケットを羽織ったとしても、「家着みたい」「完全、普段着!」という声が若いママたちの間でも多く、さすがに避けるべきコーデとなるでしょう。ジャケットもだぼっとしたロングジャケットはNGです。正式な式典の場にふさわしい服装をチョイスしましょう。

人とは違うおしゃれコーデで決めたい!

何度もいうように、卒園式のママのスタイルは、やはり正統派の黒や紺系のワンピースが定番です。また、卒園式はお別れの式典であり、子供が主役ですので、ママが目立つような服装は避けるべき―――なのですが、中にはどうしてもママスーツが好きになれない、人とはちょっと違うおしゃれコーデで決めたい、今まである洋服の中からコーデしたいという人も。そのような場合は、どこまでだったらアレンジOKかについて一緒に確認していきましょう。

  1. 素材がきちんとしていること(薄手のペラペラはNG)
  2. 黒か紺系の『ジャケット』を羽織ること(ボレロはNG)
  3. 座ったり、お辞儀をしても、ひざやお尻が気にならない丈のスカート(マイクロミニはNG)

この3点を守っていれば相当口うるさい人がいない限り、非難されることはまずないでしょう。例えば、黒いジャケットの下に紺色で水玉の上品なワンピースを合わせてみたりしてもOK。手持ちのスーツを使いたいときは、式典であることを念頭に置き、ブラウスのチョイス等に気をつけましょう。

ちょっと変わった卒園式のママスタイル事情・・・先輩ママや園に確認しよう!

寒冷地ではブーツもあり

降雪量の多い寒冷地では、タイツ+ブーツの組み合わせでもOKという地域や園もあるので、特に卒園式の時期が早めだったり、雪溶けの時期が遅い年であれば、先輩ママや園の先生に卒園式ママの靴やタイツ事情を事前に確認しておくことが大切です。

卒園式に礼服はあり?

最も一般的なのは先ほどご紹介したような黒や紺系のスーツですが、実は地域や保育園・幼稚園によっては、園側から「黒」というドレスコードが出されるところも。
そういった園では紺系のスーツでさえも、下手したら目立っちゃうという雰囲気になりかねません。

園から黒のドレスコードが出されているときにも、喪服用の「礼服」を着用するのは少々違和感があります。日本では、男性なら礼服にネクタイを変えて式典に着用することもありますが、特に女性の場合は慶事と弔事でブラックフォーマルにも違いがあり、通常喪服として使う「礼服」はお葬儀以外には着用しません

また、喪服として礼服とそのほかの黒系スーツは生地の黒さが同じ「黒」でも、その黒の深さが際立っていますので(比べるとわかります)、フォーマルの場とは言えお葬式用の礼服の人がいるとわかってしまうもの!
園によってはブラックフォーマルの着用が当たり前となっているところもありますので、このような場合はどのように着こなしていけば良いのか?はよりしっかりと事前に確認しましょう。

また、卒園式のママの服装は、地域や園、時代によって変わることもあるので、ここ1~2年で同じ園を卒園した先輩ママや現役の園の先生に、卒園式ママの最新の服装事情を事前に確認をするなら安心ですね。

卒園式ママのヘアアレンジ!髪型アレンジはどうする?

いざ服装が決まったら、次の決め手は髪型です。もちろんそのままのヘアーで大丈夫ですが、ちょっとした髪飾りやヘアアレンジで、地味目の服装コーデに華やかさを添えることができます。
ロング・セミロングの髪型とショート・ボブの髪型別にアレンジ術をみていきましょう。

卒園式の髪型アレンジ ロング・セミロングのママ

ロングやセミロングのママは髪の長さがあるので、多くのアレンジを楽しめます。お辞儀をするたびに、いちいち髪をかきあげることがないようすっきりまとめておくのがポイントです。

ロングやセミロングの髪は「くるりんぱ」で上品にまとめて!

1本にまとめるときは、ヘアアレンジの定番「くるりんぱ」でまとめましょう。「ぐるりんぱ」とは、髪を少し緩く1本にまとめたら、まとめて縛った所のすぐ上の部分に穴をあけ、その穴の中にまとめた髪を「くるりんぱ」と裏返すようにおさめて、ヘアピンなどでとめる髪型です。上品で女性らしく、卒園式ママにはおすすめの髪型です。仕上げに、上品な髪飾りでまとめればきれいに仕上がります。

ポニーテールでも左右の髪を編み込むかクルクル巻き込んで、ひとつにまとめて「くるりんぱ」でまとめれば、同じポニーテールでも、ひっつめ髪風にならずにきれいにかわいくまとまります。

ハーフアップ・スタッズのヘアピンで耳元をすっきりまとめる

全部をまとめるのではなく、髪の上部だけまとめるハーフアップもきれいです。左右の髪を三つ編みやクルクルと巻き上げて、ひとつにまとめれば柔らかい印象の髪型に仕上がります。

クルクル巻き上げや三つ編みも面倒!という場合は、キラキラ光るスタッズやスパンコールがついたヘアピンを用意しておくと、じゃまになりがちな耳元の髪の毛をさっと止めることができ、さらに顔のあたりが華やかにうつるのでおすすめです。当日、自分で髪をまとめる予定のママも、いざ朝になったら子どもとパパの世話で、自分の髪を結う時間がなくなった!というときのために、念の為、1セット用意しておくと安心ですよ。

卒園式の髪型アレンジ ショート・ボブヘアのママ

ショートやボブヘアのママの髪型はちょっと地味になりがちなので、髪飾りなどでちょっと華やかにアレンジすると良いです。

地味になり過ぎないように髪飾りをつけてみる

セミロングでご紹介したように、サイドの毛束をクルクル巻き上げて、スタッズのついたヘアピンやパールの髪飾りなどで少し華やかにアレンジしてみると、印象に残るヘアースタイルに仕上がります。

ワックスでちょっと華やかに髪先をあそばせる

髪飾りをする際も、ハード系のワックスで毛先を少し遊ばせたり、トップにボリュームをもたせると華やかさが増します。セミロングのママにも有効なヘアアレンジのテクニックです。

卒園式の持ち物は?バッグ・コサージュ・アクセサリーの人気は?

卒園式の服装や髪型コーデはイメージができたと思いますが、それ以外の小物にもちょっとした気遣いが必要です。卒園式の持ち物、おしゃれ小物のアクセサリーなどについてみていきましょう。

卒園式の持ち物リスト!スリッパが重要です

スリッパは折りたためる携帯用のスリッパがおすすめですが、100円均一店などで売られている柄物だと悪目立ちすることがあります。携帯用のスリッパはこの後、小中高の授業参観などでもずっと使うものなので、これを機に、黒いサテン生地のものなど式典でも使えるスリッパを用意するのが得策。パパの分も忘れずに用意しましょう。

脱いだ靴は、できれば自分で用意した袋にさっとしまって足元に置いて置くのがスマートです。式典中もうるさくないガサガサ音がしにくい袋を用意しましょう。

卒園式のバッグは?色やブランドにこだわりあり!

卒園式のバッグにもある程度のルールがあります。基本的なものをチェックしていきましょう。

正式な式典ゆえにバッグも黒系が基本です

卒園式のバッグについても、正式な式典ゆえに、黒系でサテン・シルク生地もしくは革製のバッグがマナー。ただし最近は黒系であれば、あまりうるさくいわれないことも多く、特にブラックフォーマルで出席する場合、バッグまで真っ黒だと「喪」のイメージが強すぎてしまうので、同じ黒系でも花の飾りがついたバッグにするなど、礼服との差をうまくつけるのがポイントです。

また服装を無難にする分、バッグを一点豪華にブランドバッグで決めてくるママが多い地域・園もあります。
ドレスコードが厳しい園でない限りは、黒系・上品なバッグというキーワードを見失わなければ、ある程度の範囲は認められるようです。

サブバッグは地味目であれば安価でも大丈夫

卒園式では卒園証書や記念品などをもらうので、それらを入れるサブバッグが必要です。落ち着いた色合いであれば、普段使っているエコバッグなどでも大丈夫です。ただし、白いコットン生地のエコバッグなどはさすがに不向きなので、黒や紺色などダークカラーのサブバッグを早めに探しておきましょう。ナイロン製の安価なもので十分ですよ。

定番コサージュは?おすすめコサージュは花コサージュ

流行のコサージュの基本について、ここで一緒に確認していきましょう。

コサージュ選びのポイントは淡い色合いと素材

卒園式では胸元に「コサージュ」をつけて上品で華やかに演出するママも少なくありませんね。
コサージュの定番はシルク(シルクのようなツルとした光沢のある素材のもの)やオーガンジーなどで作られた花のコサージュですが、生花やブリザーブドフラワーのコサージュも人気です。色はクリーム色、淡いピンクやブルー系といった淡い色が人気です。パールの飾りなどがついた華やかなものもおすすめです。

コサージュ選びでNGなのは「喪」を意味する「黒いコサージュ」です。その他、コットンだけで作られたコサージュやビーズ飾りのコサージュは普段使い過ぎるからNGという意見もあります。
その他にも赤やオレンジなど色が濃すぎる色合いのコサージュは、式典には不向きとみる人が多いので避けましょう。

コサージュのつけ方!スカーフでの代用も素敵です

コサージュは「左胸」、襟付きの服なら「左襟」につけるのが基本ルール
小さい下の子がいる場合、コサージュをつけたまま抱っこすると、赤ちゃんの顔にあたって危険だったり、いたずらされてしまうこともあるので、式典の間ははずしておいて、写真撮影や式典が終わって外にでるときにさっとつけるようにします。

コサージュも好き嫌いがありますし、小さい子がいるから抱っこのたびにコサージュの取り外しをするのは面倒だったり、派手な飾りを嫌う地域みたい!という場合には、シルク素材の上品なスカーフなら、首元がぱっと明るく華やかになります。

アクセサリーは真珠が定番!ダイヤモンドはNG?

女性ならどうしても気になるアクセサリーについて、卒園式での基本マナーを確認していきましょう。

卒園式でのアクセサリーは真珠が定番

卒園式のアクセサリーでは真珠系のネックレスが定番です。真珠というと高級というイメージですが、「淡水パール」と呼ばれるものなら1万円前後で購入できます。真珠の定番ネックレスは、こういった式典や冠婚葬祭のシーンではずっと必要になるので、これを機に一生ものとして1つ用意してもいいかもしれません

ダイヤモンドは昼間の式典には不向きなの?

昔は、昼間の式典の席にはダイヤモンドは不向きということをいう人もいたようです。でも今どきは、「婚約指輪などのダイヤの指輪などは、子どもの卒園式や入学式などお祝いの席につけていくものですよ」とアドバイスする宝石店もあるくらいなので、もし持っているのなら気にしないで胸を張ってつけていきましょう
ただし、ドレスコードのある園や昔ながらのしきたりを特に重んじる地域や園の場合は、先輩ママや園の先生などに事前に確認しておくほうが安心です。

定番の中にも自分らしさを光らせて!子どもの門出を祝いましょう!

卒園式の主役はあくまで子どもたちなので、親である私たちは脇役です。
でも・・・子供たちが大きくなって、ママと一緒にうつる卒園式の写真をみたときに、「この頃のママ、まだ若くてかわいいね」「意外ときれいだったんだね」と子どもに思ってもらえるように「定番・地味目な服装」の中にも、やっぱりどこか1つ自分らしいポイントを光らせたいものですね!一生の思い出となる素敵な卒園式になりますように!