PTAはいらない!組織の意義

PTAはいらない!無駄な活動ばかり?PTA存在の意義

PTAはいらないと考える保護者も増えてきている昨今PTAが完全廃止された学校も!PTA活動には無駄な活動内容、PTA学校側の不適切な対応や一部の親だけの主張が通る在り方等、問題も多い組織と指摘されます。子供のためとは何?PTAは本当にいらない団体なのかを見ていきましょう。

PTAはいらない!無駄な活動ばかり?PTA存在の意義

PTAはいらない!PTAがいらないと思う5つの瞬間

最近、週刊誌やワイドショー、インターネットでも、熱く議論されている『PTA問題』。そもそもPTAがなければPTAに関する問題もなくなると考えている人も少なくなく、「PTAはいらない!」「無駄な活動をなくそう!」と行動を起こしている人もいます。

ですが、子供のため、という子供を盾に強制加入をゴリ押しされ、疑念はあっても組織側も保護者側も半ば当たり前のように活動していく人も少なくありません。どのようなときに保護者は強く「PTAはいらない」と思うのか、その瞬間を5つ見ていきましょう。

PTAがいらないとおもう瞬間

PTAの役員に選出されたとき

普段はPTAの活動や会費に疑問を持っていなくても、自分がPTAの役員に選出されたときに、「PTAってそもそも必要な組織なのかな?」「大した活動をするわけでもなく人を集めて無駄なんじゃ?」と考えてしまうことがあります。
PTA活動を行うことで家事や仕事に支障がある人ならなおさら、家庭や職場で使用する時間を削ってまで無償でPTA活動を行うことに納得ができないのではないでしょうか?

また、小さな子どもを抱えている場合や介護の手が必要な家族がいる場合には、PTA役員を引き受けることで、忙しい時間に更に拍車がかかり時間の工面に悩んでしまうことも。

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PTAの仕事や行事において、不快な経験をしたとき

PTA活動を行う際に、あからさまな嫌がらせを受けたり、悪口・陰口を言われたりするなら、「PTAのような組織があるから、このような不快な思いをすることにもなる」と考え、PTAはいらないと思ってしまうこともあるでしょう。

また、PTAが主催する行事に出席するように強く言われたときや、「親が社交的でないと、子どもがかわいそう」などの根拠のない嫌がらせを言われたときも、PTAという存在があるからこその問題といえます。

その他にも、PTAは保護者と学校教員による子どもたちのための会ですので、PTA活動を通じて教師と関わる機会も増えるため、教員によって不快な経験をすることもあるでしょう。教師が特定の保護者とだけ話をしたり、不公平な態度を取ったりするなら、子どもにも同じような不公平な態度を取っているのではと、つい想像してしまいますよね。
PTA活動を通じて、教師の良くない面を見てしまい、「本当にこのような人に子どもを託して大丈夫なのかしら?」と逡巡することもあるでしょう。

いじめ

PTA活動に賛同できないとき

年初にPTAの活動についての報告を聞く機会がある学校は多いですが、その内容にどうしても賛同できないことだってあるでしょう。
ですが、PTA活動内容を議論するような場が設けられていないこともあり、結局はPTA会費を渡さなくてはならなく否応なく活動を支援してしまうことになるのです。
そのようなときは、「PTA自体がなくなれば良いのに」「こんなわけのわからない活動をするなら、PTAなんていらない」と思っても不思議ではありません。多くの保護者たちが「納得できない」と思える活動内容には、次のようなものがあります。

納得しかねるPTAの活動

  • 委員を決めるのに5時間以上も話し合っている。いったい何を話しているんだ、要領が悪いとしか思えない。
  • 委員決めが年に2回もある。合理性に欠け、時間の無駄。
  • 学期ごとにランチ会を開催する。出席したいと言う保護者も少ないのに、時間をかけて場所やメニューを選ぶ必要性が感じられない。一部の親睦を深めるためならよそでやってほしい。
  • 親子参加のイベントを企画する。参加する人が限られているのに、みんなのためになっている活動とは思えない。
  • PTA会報誌の作成も毎月出している学校もあり、無駄な労力と費用がかかっているように感じる。
  • ベルマークを集める。集計作業が非常に手間がかかり、家に持ち帰ることも…。子どもの世話をする時間を削ってまでベルマークのスタンプ貼り作業をするのは本末転倒では?
  • 研修旅行や研修会と題して、PTA役員だけが食事をしたり遠出をしたりしていることがある。なぜPTA役員が楽しむために会費を出さなくてはいけないのか分からない。
  • 学校の備品購入にPTA会費が充当されている。本当に必要なモノならば、PTAではなく学校の予算や市町村が購入すべきなのではと疑問を感じる。

PTAによって個人情報が漏えいしたとき

困るお母さん

個人情報保護法により、学校などの公教育の機関は、PTAとはいえ児童や保護者に関わる情報を第三者に漏らすことがあってはなりません。
PTAは学校が舞台となる組織ですが、学校が主催する組織ではなく、あくまでも任意団体なので同意加盟者から直接必要な情報を得るべきであり、学校側は保護者の了解を得ずにPTAに児童や保護者に関わる情報を渡してはいけないことになっているのですが、慣習的に生徒、児童と保護者の名簿をPTAに渡すケースは少なくありません。

PTAに入会したつもりもなく、個人情報を教えたこともないのに、「おうちが近いのよ。仲良くしてね!」とあまりよく知らないお母さんに突然言われたり、「ご主人、警察署にお勤めなんですってね」と尋ねられたりしたときには、個人情報が漏えいしたことへの怒りよりも、それがまかり通る一種の気持ち悪さや恐怖を感じてしまうかもしれません。

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PTAの良くない点を見たり聞いたりしたとき

例えば、PTAの会費から学校の教員や教育委員会に贈り物がされたり、接待があったりしたという話があれば、納入したPTA会費が意図しないことに使ってしまう組織に不審に感じてしまうのではないでしょうか?
また、PTA内部で保護者間のいさかいがあったり、いじめがあったりなども珍しくはない話。このような低俗なふるまいがまかり通るなら、「PTAはいらない」と感じてしまっても不思議はないでしょう。

もちろん、どんな組織にも良くない面があったり、良くない噂や出来事があったりするものですが、それでも組織である以上、しかも子どものために組織されているはずのPTAなら最善を尽くすべきと言え、慣習を盾にネガティブな面を放置するような組織であれば、子どもを大切に思う保護者にとっては受け入れがたいこととなるはずです。

PTAは必要!PTAがあると良いと思う5つの瞬間

PTAの良くない面ばかり取り沙汰されますが、PTAは本来、「保護者と教師側が協力することで、子どもの福利を向上する」ことを目的で組織されているものですから、良い面もたくさんあるのです。
PTAの活動に参加したりPTA役員に就任したりし、実際に身近に接していくうちにPTAの良い面が見えてくることもあります。

子どもの安全を守れていると実感できるとき

地域安全活動の参加は、活動を通し子どもの安全を守り成長を見守ったり、「PTAがあって良かった!」「PTAに参加して良かった」と実感できる機会は多いと言えます。

例えば繁華街やスーパーマーケットを巡回して、一人で歩いている子どもや子どもだけで歩いている子どもに声をかけ、犯罪を未然に防ぐ活動をPTAが主体となって実施していることもあります。子どもに気を止め直接声をかける、その行動を通して子どもの安全を守る意義は大きいと感じますよね。
登下校時にも、交通量の多い道路の横断歩道で子どもの通学路の安全を見守ったり、「おはよう!」「おかえり」といった声掛けで、子どもの安全と精神面の健康状態にかかわることができます。

このような活動が助け合いやたくさんの会員参加を必要とするのなら、率先して検討していきたいところですよね。

子どもの喜ぶ顔を見られたとき

自分の子どもだけでなく、同じ学校に通う他の子どもたちの喜ぶ顔を見られるようなPTA行事への参加も、「PTAがあって良かった」「PTAも良いものだなあ!」と実感できる活動のひとつですよね。

PTAは子どもたちの学校生活を守る目的の組織であり、子どもの笑顔はその指標ともなります。活動の結果がこのような形で目に見えると、親として満足感を覚えやすいところでしょう。

子どもの様子を近くで知れたとき

仲の良い親子

小学校や中学校では参観日や運動会などの特定の日しか、保護者が学校に行って、子どもの様子を見ることができません。もちろん、いつでも自由に授業を見学して良いという方針の学校もありますが、通常は特定の日しか学校に居る子どもの姿を見られないものです。

PTAの役員になると、何かしらと学校に行く機会も増えると、行事や参観日等の特別なときばかりではなく、いつもの子どもの自然な姿も目のあたりにできます。
自分の子どもと学校でばったり遭遇することもあるでしょう。PTA活動への取り組みによるおまけ的な恩恵ではありますが、特に子どもが小さいうちなら「お母さんが学校に来てくれると嬉しい!」と思ったり伝たりしてくることもあるかもしれませんね。

良い友人に巡り合ったとき

PTA活動を通じて、気持ちの合う良い友人ができることもあります。子ども同士が仲良しかなどと関わらず、大人と大人が対等に付き合うことで知り合いを増やしていくうちに、心から分かりあえる親友と巡り合えることもあるでしょう。PTA活動がなくなったあとも交流できるような生涯の友だちが見つかることもあるのです。

良い友人に巡り合う

生活が充実しているように感じるとき

学区や学校によっても異なりますが、かなりPTA活動が活発でPTA役員が忙しいこともあります。もちろん、仕事や家事も忙しいですので、時間を調整して参加することになりますが、活発にPTA活動に関わることで、生活にハリが出て充実しているように感じられることもあるでしょう。

PTAはいらない?PTAに入らない人も増えている!

良い面も良くない面もあるPTA。人によって考え方や感じ方は違って当然ですから、積極的にPTA活動を実施する保護者もいれば、PTAには入りたくないと感じている保護者もいます。
PTAは強制的に入るものではなく、あくまでも任意に入会するものだということが周知されてきた現在、PTAに入らないと言う選択をする保護者も徐々に増えているのです。

では、PTAはいらないと感じる場合、どのようにすれば入らずに済ませることができるのでしょうか?また、入会してしまった場合はどのように退会できるでしょうか?

PTAに入らない方法

PTAに入らない

PTAにはどうしても入りたくないと思っている場合、入会を拒むことができるタイミングは、「入学前」と「入学後の初回総会時」の2つ。

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入学前にPTA入会を断る

PTAには入会したくないこととPTAに個人情報を渡さないでほしいことを文書に記し、学校に出向いてPTA担当の教師に直接渡す、もしくは内容証明で郵送しましょう。

総会時にPTA入会を断る

PTAに入会するかどうかの意思を確認されないまま、自動的にPTA入会となり、入学式の後や懇談会の際にPTA総会やPTAの役員決めが行われるケースが非常に多いです。その際、名簿作成等の名目で個人情報を記すように言われるなら、「PTAには入会したくないので、個人情報を載せられない」と断ってしまいましょう。

学校によっては、挙手による意思確認が必要なときもあります。認識が進んできた結果とは言え、このタイミングでの拒否はかなり勇気が必要になりますが、ここではっきり「私はPTAには入会しません」と宣言したって問題ではありません。

あからさまな入会の拒否でトラブル発展が懸念される場合、穏便に済ませたい方は、あとで個人的にPTA役員に近づき、「入会したくないのですが、どのような手続きを踏むと良いでしょう?」と尋ねるか、入会しない旨と個人情報を学校側に要求しないでほしい旨を記した文書を手渡すなどといった方法があります。

PTAを退会する方法

学校に入学する前はPTAに対して特に意見はなかったけれども、学校に入学してから、PTAは辞めたいと感じた場合は、PTAを退会したいと言う気持ちをPTA会長や担当の教員に伝えましょう。

その際も、あとになって「言った」「言わなかった」と言い合うことがないよう、『退会届』を文書にして提出するようにしましょう。
ただし、退会届を持たないPTAが多いので、その場合は退会に必要な情報をこちら側で記した文章でOKです。内容には退会したいと言う意思と保護者の名前、届け出る日付、児童の名前と学年・クラス名を記し、内容証明で郵送します。

PTAは要らない!組織の廃止を求める場合

陰口を言われてる女性

役員同士のいじめに巻き込まれたり、PTA会費の不正使用を知ってしまったり、PTA活動に無駄が多すぎると感じたりするときは、ただPTAを個人的に辞めるのではなく、「学校からPTA自体をなくしたい」など、積極的にPTA不要運動を起こしたいと感じるのではないでしょうか?
実際にPTAが完全になくなった学校もあり、特に問題はないと予想できます。

ですが、PTAは保護者と学校教員による組織であるため、個人の意思で廃止できません。この場合はPTA不要論に賛同する保護者の署名を集め、一定数以上の賛成を得たうえで、PTA組織を相手取り戦って行く事が必要になります。もちろん非常な労力と時間を伴います。それでもPTA組織をなくしたいと考える人は、穏便な方法で署名集めから始めてみてはいかがでしょうか?