野菜が高い!家計に打撃を与える野菜の高騰
異常気象や天候の不安定さで、度々野菜が高騰します。その度に、主婦は頭を抱えなくてはいけません。野菜がない食卓はとても味気なく、料理のバリエーションも限られます。
また、高く買った野菜を無駄なく使い切る方法や、上手な保存方法なども知っておくと便利です!野菜が高いことをマイナスにばかり考えず、工夫次第で生活が豊かになる方法もあるので、前向きに捉えましょう。
子供と一緒にできるテクニックもたくさんあるので、親子で食について考える、良いキッカケにすることも可能!楽しみながら、できそうなことは取り入れてみてください。
値上がりしにくい野菜を選んで料理に活用しよう
野菜が高いときには、値上がりしにくい野菜を選んで活用しましょう。天候にあまり左右されない野菜には以下のようなものがあります。
- タマネギ
- にんじん
- じゃがいも
- ベビーリーフ
- もやし・豆苗
- ベビーリーフ
- キノコ類
ただ、根菜類も高騰するようなことも増えているので、必ずしも安定していると言いきれなくなっています。その時々で安い野菜を見つけ、その食材を色んなレシピで楽しむような工夫と柔軟性が必要です。
野菜高騰の救世主である「もやし」は、日持ちしない野菜なので、欲張って多く買わないようにしましょう。袋を開けた状態で保存すると、若干ですが日持ちします。ベビーリーフも傷みやすいので、2~3日で使い切れる量を把握して購入すると無駄になりません。
生野菜が高いときは冷凍野菜を活用してみよう
野菜が高くなったら冷凍食品の野菜を活用すると、安く便利に高騰期を乗り切れます。冷凍野菜の中でも食卓に緑を運んでくれるのは、以下のような食材です。
- いんげん
- ほうれん草
- 小松菜
- ブロッコリー
- ネギ
- むき枝豆
- かぼちゃ
- カリフラワー
- コーン
- ミックスベジタブル
上記の野菜は彩がキレイなので、冷凍食品が安くなったときに購入し、冷凍してストックしておくと便利です。使う分だけ解凍すればいいので、お弁当にも最適です。
冷凍野菜は自分で冷凍するよりもスーパーのプライベートブランドを選ぶと安いケースがあるので、購入するときは比較してください。冷凍できる野菜が特売で出ていたら、多めに購入して冷凍保存しておきましょう。冷凍食品として販売されているものは、自宅でも冷凍保存できます。
冷凍だけでなく、缶詰のトマトなども使える食材なので、野菜が高いときこそ上手く活用してください。
宅配サービスでは価格が安定している場合があるので価格をチェック!
宅配サービスを行っているところは、日頃割高に感じます。しかし、野菜が高いときには逆に安い場合があるので一度検討してみましょう。宅配サービスでは、契約農家と一定の価格で契約している所が多いので、価格が驚くように変動することが少ないのです。
野菜が高騰している時期に、こうした宅配のお得なお試しセットを頼んでみるのも有効な使い方です。高騰期にしっかり比較検討して、使えそうなら継続して利用できます。無農薬を売りにしているところも多いので、少々高くでも子供達には安心して食べさせられます。
気象によって価格が左右されにくい野菜の宅配サービスを日頃利用しておくと、いざというときフル活用できます。
生でも冷凍でもない!乾物野菜を利用する裏技
切り干し大根・ひじきなどの乾物は、野菜が高くなっても値上がりしにくいので、どんどん活用できます。ひじきは野菜とはいえませんが、野菜不足の時に取れにくくなるミネラルや食物繊維を多く含んでいます。野菜の代用品として、たくさん食べましょう。
安く野菜を手に入れる方法はある?探してみよう!
野菜の値段が高騰していると、誰もが少しでも安く購入したいと考えます。安く購入しても、料理に使わなければ結果的には高くついてしまうので注意しましょう。
ふるさと納税で野菜をゲットできる自治体がある
ふるさと納税は、自分の希望する自治体に寄付できる制度で、寄付した自治体からはお礼品が送られてきます。お礼品の中には、特産の野菜や詰め合わせなどがあるので、贈られてくるタイミング次第ではかなり助かります。
ふるさと納税はネットで申込みができ、クレジットカードで寄付金を支払うことも可能です。また、税金の控除もできるので、近年多くの人が利用しています。気になる人は、野菜高騰をキッカケにふるさと納税について調べてみましょう!
見切り品をその日の食卓に出すと安く買えて無駄にならない
見切り品や特売品を購入して、その日の食卓で使い切る工夫をすれば、じゅうぶん美味しく野菜が食べられます。見切り品を無駄にしないためには、ある程度冷蔵庫の中の食材を把握しておく必要があります。安く購入しても、結局使えず腐らせてしまっては無駄になります。
栄養豊富な野菜の皮までしっかり使って料理しよう
野菜が高くなっていると、皮を捨てるのがもったいなく感じてしまいます。そこで、高騰期をキッカケに、皮の活用法を勉強してみましょう。野菜の皮には「ファイトケミカル」という栄養分が豊富で、本来は捨ててしまうのはもったいないのです。
野菜の皮は農薬が残っていることもあるので、しっかり洗って使用します。洗うだけでは不安な場合、重曹をボウルに少量入れ、水で溶いたものに野菜の皮をしばらくつけておくとOKです。農薬が化学反応によって、食塩と同じ成分に変化します。お湯で洗っても安心です。
野菜の皮の使用例
- 大根の皮で漬物作り
- 皮や茎を煮込んでスープの出汁に
- 大根やにんじんの皮できんぴらやメンチカツの具剤に
種や茎の部分も活用できるので、無駄をなくして高騰した野菜を丸ごと使いきりましょう!
値上がりしていないカット野菜を探す
最近、スーパーやコンビニでカット野菜を目にすることが多いです。一袋100~300円程度で売られていて、サラダとして売られている野菜より圧倒的に安いのが特徴です。以下のように、多くのバリエーションがあります。
- キャベツの千切り・乱切りのみ
- 白菜のみ
- カットレタス
- もやしミックス
- もやしとニラ
- キャベツやニンジンなどが入った炒めもの用野菜
- サラダにできるタマネギや大根
- 鍋用野菜
- 根菜類
カット野菜は販売元が契約農家と不作や豊作関係なく、一定の価格で契約していることがほとんどですので、どんなに野菜が高騰していてもカット野菜は値上がりしません。それぞれのスーパーやコンビニで、独自のカット野菜が次々に出ています。
野菜が安いときは割高感があって手の出ないカット野菜ですが、野菜が高騰すると一定の価格で使いきりできるカット野菜は食卓の救世主になります。何より、洗ったりカットする手間がなく色んな料理に使えるので、時短にもなり主婦には嬉しいことだらけです。
野菜が安い直売所や道の駅を探してみる
お住まいの地域によりますが、安く野菜が売ってある直売所があります。日頃から、そのような場所を見つけておくと、野菜が高騰したときにお得に購入できます。近くの農協や道の駅などを時々チェックしておくと、いざというときに活用できます。
簡単にできる野菜を選んで家庭菜園を始めてみる
野菜が高くなると家庭菜園を検討する機会が増えます。注意したいのは、手間がかかりすぎたり枯らすことが多いと、高騰した野菜の方が結局安かったという悲しい結果になることがあります。
家庭菜園ビギナーの方は、キッチンで豆苗を育ててみましょう。豆苗は、根を残して茎をカットし料理に使用したら、そのまま食品トレーに乗せて水をあげて放置します。1本2本と徐々成長していき、1週間ほどで料理に使えるほどに成長します。自宅で野菜を栽培する楽しさを気軽に実感できるので、家庭菜園のスタートにはおすすめです。
ベランダでも簡単に栽培できる野菜は、トマト、オクラ、ネギ、きゅうり、バジル、サニーレタスなどです。夏場ならゴーヤも簡単で、たくさん実をつけてくれます。
まずは少しずつ野菜を植えて、ライフスタイルに合わせて徐々に栽培する野菜を増やしていきましょう。また、子供の食育にもなるので、子供と一緒に育てれば一石二鳥です。
野菜不足だと感じたときに野菜を食べる方法
野菜が高いと買い控えをしてしまい、野菜不足になってしまいます。これでは健康によくありませんので、上手に栄養を摂取するようにしましょう。
意外に簡単!干し野菜を自宅で作って長期保存も!
干し野菜は、自宅で簡単に作れる上に長期保存ができるので野菜を無駄にしません。また、旨みと栄養素が凝縮し、美容や健康にも良いという優れもの。作り方を知っておけば、特売で買った野菜を腐らせて無駄にすることがなく、野菜不足を感じたときに活躍します。
干し大根は有名ですが、以下のような野菜も干すと長期保存ができます。
- ニンジンやゴボウなどの根菜類
- キノコ類
- かぼちゃ
- 長ネギ
- しょうが
- ピーマン、パプリカ
- きゅうり
- トマト
- 白菜や小松菜など葉物野菜
- リンゴ
干し方は簡単で、ザルや市販のネットに、断面が広くなるよう輪切りや短冊切りにした野菜を適度な間隔に開けて並べて干すだけです。日差しが当たり、風通しのいい場所ならどこでもできるので、狭いベランダや軒下でも作ることができます。
傷みかけているけれど、絶対使い切れない…という野菜は、とりあえず干して乾燥させれば保存期間を延ばせます。
干し野菜は、災害時に冷蔵庫が使えなくなったときにも活用できるので、作り方を知っていて損はありません。できた干し野菜は、味噌汁やスープ、グラタンやキッシュと、和食でも洋食でも使える万能な食材になります。
漬物で野菜不足を補う~見切り品野菜で自分で漬けるのもあり!
寒冷地で、野菜が採れないときのために考えられたのが漬物です。これは、野菜の高騰で野菜不足になった食卓でも活用できるテクニックです。漬物と聞くと難しい糠漬けを想像しがちですが、塩や醤油で簡単にできる漬物もあります。
キュウリや大根、白菜などを簡単に漬物にできるワザを知っておくと、見切り品など期限の迫っているものでも躊躇なく購入できます。
半分は生で食べたり他の料理に使い、半分は漬物にして野菜が少ないときの「もう一品」にすると、野菜不足を感じさせません。肉料理のお皿にレタスを乗せるのは無理でも、きゅうりの漬物が乗っているだけで、グリーンが入りお料理全体が美味しそうに見えます。
野菜を摂れないときは野菜ジュースや青汁で代用する
野菜ジュースや青汁は、野菜が高騰しても値上がりしません。それは以下のような理由があります。
- 規格外の野菜でもジュースには使える
- 契約農家で野菜を購入しているので不作でも価格は一定
- 加工品なので保存がきき、生野菜ほどコストがかからない
上記のような理由から、野菜ジュースが野菜高騰の影響を受けて値上がりすることはありません。野菜不足を感じるときは、ジュースで代用するのもひとつの手です。
ただし、野菜ジュースは糖分が入っているものが多いので、気にせず飲んでいるとカロリーオーバーになるので注意しましょう。
ママ友と野菜の価格の情報交換を密にして助け合う
野菜の高騰と関係ないように感じますが、良質な情報を持っていると得をすることが増えます。野菜が安いお店などの情報はもちろんですが、日頃から良い関係を築いておけば、たくさんもらった野菜のお裾分けを頂くこともあります。
困ったときばかり情報をもらおうとしても難しいので、日頃から自分の得意な分野の知識をシェアしたり、できることは手助けしてあげましょう。逆に困ったときに、手助けしてもらいやすくなります。
現時点で、情報を共有できるママ友がいないなら、これを機に少しずつでも交流を持つ努力を始めましょう。あらゆることに関して、ピンチを楽に乗り切れるようになります。
ママ友だけでなく、ご近所付き合いも同様です。日頃の挨拶や、多少の会話ができる程度になっておくと「〇〇のお店は、キャベツが凄く安かったわよ」といった情報を入手しやすくなります。
SNSを上手く活用してお得情報をゲットする
SNSは自分の情報を発信するばかりではなく、有益な情報を受けとるツールにもなります。マメにチェックしていると、安いお店の情報などが入手できます。通勤中や休憩中、テレビで時間つぶしをしているような時間ができたら、SNSで知りたい情報を調べてみましょう!
野菜の高騰は、主婦にとって大変なことです。しかし、こうしてテクニックを見ていくと、挑戦したくなる面白そうなテクニックはたくさんあります。野菜が高い時期こそ、楽しく柔軟に気持ちを切り替えて乗り切りましょう!
野菜が高いときこそ主婦レベルを上げるチャンス!
野菜が高い時期こそ、食材を無駄にしないテクニックに関して学ぶ時期です。ここでしっかりテクニックを身につけておけば、野菜が安くなれば家計にはプラスになります。
野菜高騰は悩ましい問題ですが、こんな時期にこそ野菜を冷凍保存!解凍しても美味しく食べられる冷凍術を参考に、いつもはしないことに挑戦し主婦レベルを上げましょう。もっとお料理や生活が楽しくなります。