幼稚園は行事がたくさん!季節の年間行事が盛りだくさん!
幼稚園の行事は、保護者がお手伝いをしたり、持ち物を準備したりする場面も多々あります。四季別の幼稚園行事と、行事に必要な準備などをチェックし、子供にとって幼稚園の行事が楽しく、素敵な思い出つくりになるよう、サポートしてあげましょう。
時期やイベント内容は一例で、地域や幼稚園によって行事の時期が変わることもありますが、ぜひ準備の目安としてみて下さい。
春の幼稚園の行事
春と言えば年長さんの卒園式に年少さんの入園式と、出会いと別れの時期です。また、年中さんは進級して担任の先生や環境が変わるなど、親子でバタバタする時期でもあります。
一方で、役員選出や家庭訪問、春の遠足などイベントが目白押しです。そんな春の行事をみていきましょう。
3月:年長さんの卒園式
入園時、小さかった年少さんは成長し、年長さんになって3月に卒園式を迎えます。卒園式に向けて子供達は歌を覚えたり、卒園証書を受け取る練習をしたり、一段と成長する時期です。3年間の幼稚園の思い出がぎゅっと詰まった卒園式はとても感動的です。
制服がない幼稚園では、子供にフォーマル服を着せることが多く、小学校の入学式にも着られるような服を一式用意しておくことが必要ですが、レンタルをするという方法もあります。
ママの服装はスーツで出席することがほとんどですので、黒や紺などの、落ち着いたカラーのスーツを早めに用意しておきましょう。明るい色の服装だと、卒園式会場で浮いてしまうので注意しましょう。
4月:ドキドキの入園式
4月は年少になる子が新しく入ってくる入園式があります。初めての環境に、親子でドキドキの連続です。慣らし保育や園庭開放がある場合は、入園前に慣れておくと良いでしょう。
入園式直前になって慌てないよう、入園グッズや入園式用のスーツは早めに準備します。スーツはベージュなどの明るいカラーのものが華やかでおすすめです。
4月:保護者のPTA選出
4月は保護者の中からPTAの役員選出があります。仲の良いメンバーで立候補をする場合もあれば、くじ引きや投票などで決まる場合もあります。
幼稚園は行事が多いため、PTAの仕事もかなり多いのですが、頑張った分、素敵な思い出を作ることができます。また、ママ友と仲良くなれる良い機会でもありますので、子供達が健やかに育てる環境づくりのお手伝いと考えて頑張りましょう。
4月:成長が分かる身体測定
4月は子供の体調管理のため、身体測定が行われます。普段から好き嫌いをしない、お菓子を食べすぎないなど、子供の食生活をきちんと整え、健康な体作りを目指しましょう。
4月:ママもドキドキの家庭訪問
4月の家庭訪問では、先生たちが自宅に家庭訪問に来ますが、部屋の中まで上がる園もありますが、最近は玄関先のみという方針の幼稚園も多いですので、先生が来る前にはきちん部屋や玄関周りを綺麗にしておきましょう。
また、家庭訪問では、子供の幼稚園での様子や、気になる点を聞く良い機会です。幼稚園に行きたがらない、お友達とトラブルになっているなど、気になる問題がある場合には、家庭訪問時に相談して早めに対応してもらうことがポイントです。
幼稚園によっては、家庭訪問自体を実施していない園もあります。その場合、保護者が幼稚園に出向いて、個人懇談の形をとっているところもあります。
5月:楽しみな春の遠足
5月は暖かく、気候が良い季節なので、春の遠足がある幼稚園が多いです。まだ入園したての年少さんは、近くの公園など、距離があまりない場所に遠足に行きます。
お弁当や水筒、おしぼりなどが必要となってくるので、持ち物を確認し、子供が扱いやすいものを用意し、事前に水筒の開け方を練習しておきましょう。
夏の幼稚園の行事
夏休みが長い幼稚園では、夏の行事は少なめです。ですが、七夕やプール開き、お泊り保育など、子供が楽しめる行事があります。幼稚園が夏休みの間は、家族の思い出をたくさん作りましょう。
7月:子供の願いが分かる七夕
子供達が折り紙で作った短冊にお願い事を書き、七夕飾りを作って短冊と一緒に笹に飾ります。小さな枝に飾って家に持ち帰る園もあれば、大きな竹に全員分を飾って、地域に飾る園もあり、子供達のお願い事を見ると微笑ましく、思わず笑顔になります。
7月:待ちに待ったプール開き
6月末から7月頭にかけてプール開きがあります。プール開きに備えて、水着やプールバッグ、巻きタオルなどを用意します。目が弱い子はゴーグルや目薬を使ってもいいか、確認しておきましょう。
子供は水遊びが大好きですし、暑い中でのプールはとても気持ちがいいです。洗濯物が増えるのでママは大変ですが、子供達にとっては素敵な夏の思い出になります。
一方で、体力を消耗して風邪を引いたり、プールで病気をもらってしまう子もいます。夏場でも手洗いうがいをきちんとし、自宅では頭髪や体をしっかり洗ってあげることが大切です。
幼稚園にプールがなく、近隣のスイミングスクールのプールへ園バスで行くこともあり、保護者が園児の着替えを手伝いに行かなければいけない場合があります。
8月:年長さんのお泊り保育
一般的に、年長さんで行われるのがお泊り保育です。お泊り保育は、保護者の元を離れて自立心を促し、協調性を持たせることが主な目的です。
幼稚園でお泊りすることもあれば、宿泊施設に泊まって過ごすこともあり、日中は水遊びやハイキング、買い物体験などをします。
また、夕食は保護者が集まって作ったり、食育もかねて、園児たちで簡単な物を作ることもあります。自分たちでご飯を作ることで、決められた工程をこなす力、工夫する力が養われます。
さらに夜は、先生たちによる本の読み聞かせや、人形劇、または星空観賞など、様々なイベントがあります。
お家ではイベントをさらに楽しいものにできるよう、体を洗う練習や、自分で歯磨きをする練習、おねしょ対策など自分である程度のことはできるようにしておくことがポイントです。
8月:楽しいことがたくさんありそうな夏休み
幼稚園の夏休みと言えば、1ヶ月ほどと長期に渡りますが、雪の降る地域では夏休みが短く、冬休みが長くなります。
幼稚園によっては夏休み中も有料で預かってくれるところもありますので、予定があって家で面倒をみることが難しい日がある場合、事前に利用を検討しましょう。
夏休み中は毎日家にいると退屈してしまいますので、一緒にお菓子を作ったり、大きな段ボールで思い切り工作をしてみたりなど、夏休みで時間がある時だからこそ出来ることに、たくさん挑戦してみましょう。
秋の幼稚園の行事
まだまだ残暑が残る季節ではありますが、子供達が幼稚園生活に慣れ、気候も良い秋の季節はイベントが盛りだくさんです。子供だけではなく、保護者もバザーのお手伝いや運動会など、忙しい時期です。
9月:掘り出し物に期待のバザー
幼稚園では、不用品や手作りの雑貨などを販売するバザーがあります。家庭の不用品を提出したり、手作りの雑貨の制作に追われたり、幼稚園の行事の中でも保護者が参加する面が大きいイベントでもあります。
不用品を出す場合には、いただき物の未使用のタオル、洗剤や調味料などが人気ですので、もらい物で使う予定がないものは、バザー用にストックしておくといいでしょう。
使用品の場合、汚れがひどいものや壊れたものはバザーに出品できず、役員の方が困ってしまいます。客観的に見て売れそうな物を選びましょう。
また、幼稚園によっては「手作り品を最低〇個出す」のようにノルマがある場合もあります。ハンドクラフトの売れ筋はお弁当のバッグや通園バッグ、可愛いエプロンなどです。
裁縫が苦手な方はシュシュやパーツをつけただけのヘアアクセなどがおすすめですので、直前で慌てないためにも、時間を見つけて作り溜めておくと楽です。
9月:みんな頑張れ!運動会
幼稚園の運動会は、9~10月に行われることが多く、地域によっては春の5~6月に行われるところもあります。
運動会は幼稚園によって様々なNG項目があります。予め、先輩ママに場所取りや持ち物のルールを聞いておくと困りません。
観覧席の場所取りですが、幼稚園によって様々なルールがあります。朝並ぶ時間を制限したり、前日の場所取りを禁止している幼稚園も多いです。きちんとマナーを守って気持ちの良い観覧を心掛けましょう。
また、場所を取る上に観覧の邪魔になるテントや日傘、折りたたみチェアや三脚などがダメな場合、最後列ならOKの場合があります。
運動会当日は9月とはいえ、かなり暑くなる可能性がありますので、帽子や冷却シート、スポーツドリンクなどで熱中症対策を万全にしておきましょう。
近年SNSの発達によって、無断で他の子供が写っている動画や画像をアップし、トラブルになるのを避けるため、ビデオや写真撮影が禁止の幼稚園も出てきましたので、撮影OKかどうか、事前に確認が必要です。
10月:日本に定着してきたハロウィン
ハロウィン文化が日本に浸透しつつある影響で、ハロウィンのイベントがある幼稚園も多いです。特にインターナショナルの幼稚園は、それぞれ家庭で用意した衣装を着て、ハロウィンパーティーを行う場合もあります。
11月:とっても楽しみな秋の遠足
バスに乗って遠出するのが秋の遠足です。バスで動物園や水族館に行ったり、地域によっては果物狩りや芋掘り体験などがあり、子供達にとって楽しい1日です。
また、幼稚園によっては親が一緒に参加する親子遠足もあります。親子遠足の場合、歩くことが多いので、スニーカーにデニムにリュックなど動きやすい格好で参加しましょう。
お弁当は小さめのおにぎりや可愛いピックを刺したおかずなど、子供が食べやすいお弁当にし、ブドウやオレンジ、ゼリーなど甘いデザートがあると、糖分が補給できるので、歩き疲れた子供も元気が出ます。
幼稚園によっては、保護者が遠足に参加しなければいけない場合もあります。仕事などの都合でどうしても参加できない場合は、代わりに付き添える人を探す、同じクラスのママにお願いするなどし、それでも都合がつかない場合は、事前に保護者が付き添えないことを幼稚園に伝えておきましょう。
幼稚園の行事【冬】
生活発表会やクリスマス会など、1年の終わりに向けて様々なイベントがあり、特に生活発表会では、子供達の成長した姿を見ることができる大切なイベントです。年末にかけて、どんな冬のイベントがあるのかみていきましょう。
12月:生活発表会(お遊戯会)
年間を通しての集大成といえば、12月の生活発表会です。幼稚園によって学芸会やお遊戯会など、呼び方は様々です。
主に楽器の演奏と歌や、絵本の物語などを演じる劇が多く、最近では手話をしながら歌うのも人気です。場所は幼稚園内の場合と、ホールなどを借りて行われる場合があります。
年少、年中、年長になるにつれて「こんなにできることが増えたんだ!」と子供の成長を実感できるのも生活発表会の良さです。生活発表会が終わった後は「頑張ったね!」と思い切り子供を褒めてあげましょう。
12月:指折り数えたクリスマス会
子供にとって楽しみな日と言えばクリスマス会です。クリスマスの歌をみんなで歌ったり、先生たちが用意したゲームをして楽しんだり、サンタクロースがやってくる場合もあります。
プレゼントはちょっとしたお菓子や小物が多いです。年中ころになるとサンタさんの正体に気が付いてしまう子供もいますが、どの子供もサンタさんの登場に大喜びです。
2月:鬼退治をする節分
2月のイベントと言えば節分です。幼稚園で子供達は鬼のお面を作ることが多く、それぞれの個性が出ていてとても可愛らしいです。
先生が鬼役をやり、実際に豆を撒いて節分を体験することもあります。また、豆に見立てた新聞紙や紙を丸めたものを撒いて、豆自体は給食で食べる場合もあります。
家庭でも幼稚園で作ってきたお面をかぶって、ぜひ豆まきをやってみましょう。一緒に節分の由来を教えてあげるとさらに良いでしょう。
その他年間を通してある行事
その他にも保護者会や参観日、お誕生日会など、年間を通してある行事もあります。特に保護者会については、保護者との意思疎通のため頻繁にある幼稚園もあります。通年行事について解説しますので、参考にしてみて下さい。
比較的回数が多い保護者会
保護者会は保護者の意見の交換や、PTAの役員を選出などの意味で行われます。また、園の方針を知ってもらい、子供達が楽しく園に通うための環境づくりのお手伝いや、保護者同士の交流の意味も含んでいます。
保護者会では書類が配布されたり、説明があったりする場合もあるので、バッグは書類が入るようにA4サイズの物がおすすめで、筆記具やクリアファイルもしておくと便利です。
さらに園内にはスリッパが用意されていないことも多いので、携帯用のスリッパを持参すると良いでしょう。
行事の多い園では頻繁に保護者会が開かれて、負担に感じる面もありますが、他の方と仲良くなったり、意見を交換できたりするチャンスなので前向きに捉えましょう。
幼稚園での子供の様子が分かる参観日
子供の普段の様子を見られる機会が参観日です。普段はなかなか見られない子供の一面を見ることができます。
参観日の日は、デニムやスニーカーなどカジュアルすぎる服装は避けた方が無難で、シャツやブラウスにパンツやひざ丈スカートのキレイめの服や、上品なカジュアルがおすすめです。
さらに、子供を見ているとついつい冷や冷やしてしまい、手や口を出してしまいがちです。ですが、それでは子供の成長を邪魔してしまうことになりますので、先生から指示があるときや、周りに迷惑をかけそうな時以外は、黙って見守るようにしましょう。
参観日の日はママ同士でついつい話が盛り上がりがちですが、教室での私語は必要最低限にとどめておきましょう。子供達が話を聞くタイミングで、親が話しているようでは授業の妨げになってしまいます。
必ず主役になれるお誕生日会
毎月、誕生月の子供達のお祝いをするのがお誕生日会で、みんなに歌を歌ってもらったり、前に出て自分のことを発表したりします。
幼稚園によっては、誕生日会の日に子供の手形や写真を撮ってプレゼントしてもらえ、子供の成長の記念として残しておけるので嬉しい贈り物です。
幼稚園行事を親子で楽しもう!
幼稚園の魅力は行事が多いため、保護者が参加する場面も多く、負担に感じることもあるかもしれませんが、様々な行事に参加することで子供達は協調性や社会性を身に着けることができます。親子で幼稚園を通して、四季のイベントを楽しみましょう。
幼稚園の行事を行うには、PTA役員の活躍が不可欠ですが、役員になるのは避けたいと思うママも多いです。
子供が楽しく幼稚園生活を送るため、PTA役員がどんな仕事をして、幼稚園生活をすごしやすく、また、楽しくしてくれているのか幼稚園の役員の仕事内容は?をチェックし、把握してみましょう。そして、ぜひ、幼稚園行事が楽しくなるお手伝いをしてみましょう。