納豆の食べ方をマスターしよう
納豆は食べ方次第でバリエーション豊富に!アレンジはコレ
納豆は食べ方次第でバリエーション豊かなになります。ご飯にかけて食べるだけではなく、さまざまなアレンジを加えることで、おかずの1品からメインの食事にもなります。栄養満点の納豆を使ったいろいろなアレンジや、きれいな食べ方、きれいな納豆の食べ方を紹介しますので、ぜひ試してください!
納豆は食べ方がたくさん!
納豆は、そのままご飯と一緒に食べたり、チャーハンやパスタに入れたりと食べ方がたくさんあり、アレンジ次第でいろいろなバリエーションがあります。冷蔵庫に常備しているという家庭もあるのではないでしょうか。
納豆は日本に古くから伝わる発酵食品として親しまれてきました。納豆の中には様々な栄養素が含まれているため、子供に積極的に食べさせているママもいるでしょう。食欲がなくても、納豆があればするすると食べることができます。
そこで、今回は、納豆をよりおいしく食べる方法や、料理のアレンジとして納豆を使う方法などを詳しく解説します。上手な食べ方でよりおいしく納豆を食べてみましょう。
納豆は常温で混ぜるとおいしい
納豆を食べる時に常温で戻してから食べると、おいしく食べることができます。通常の納豆は冷蔵保存や冷凍保存ですが、納豆菌はあくまでも生きている菌です。
実際、発酵させる段階では菌が最も活発になる温度まで大豆を温めながら発酵させますので、冷蔵庫の中では菌は眠っている状態です。
納豆を常温保存するのは衛生的に難しいため、冷蔵庫から出して納豆菌が活性化する常温程度の温度に戻してから食べるのがベストと言えます。
納豆を常温に戻した後は発酵が進みすぎてしまう場合があるため、早めに食べきってしまいましょう。
納豆を混ぜるベスト回数は?
納豆を混ぜる回数は人によって様々です。ほとんどかき混ぜないで終わりというパターンや、フワフワになるまで混ぜ続けるパターンなど、混ぜ方によって味や食感も変わってくるのが納豆の面白い点です。
農林水産省食品総合研究所の実験で、納豆は混ぜる回数が多いほど、アミノ酸と甘み成分の量が増えるという実験結果が出ています。アミノ酸は100回混ぜると1.5倍、200回では2.5倍に、甘み成分は100回で2.3倍、200回で3.3倍も増える結果になっています。
実際、手で納豆を100回以上混ぜるのは面倒ですし、混ぜる回数によって微妙に味に変化がありますので、お好みの回数で混ぜるのがベストでしょう。
納豆をおいしく食べるポイントとして、ついつい先に調味料や薬味を入れてしまいがちですが、先に入れてしまうと粘りがあまり出ないため、旨味を損なってしまいます。
調味料や薬味を入れる場合には先に混ぜてから、少しずつ調味料を入れてさらに混ぜ、最後に薬味を添えるとおいしく食べることができます。
納豆を混ぜるアイテム
おすすめなのが、ハンドルを回して納豆を混ぜてくれるアイテムで、おもちゃ屋さんやバラエティショップなどで手に入る、納豆を混ぜる調理器具です。
納豆鉢に納豆を入れてレバーを回すと高速回転で納豆を混ぜてくれ、途中でしょうゆやタレを入れる注ぎ口もついていて、納豆を簡単にふわふわの状態にできます。納豆を最高の状態で食べたいという方はぜひ試してみて下さい。
納豆の食べ方~混ぜる編
納豆をそのまま食べるのではなく、他の食材や調味料とアレンジして食べてみましょう。そこで今回は人気の納豆の食べ方のアレンジを集めてみました。
定番のアレンジからちょっと変わったアレンジまで、バリエーション豊かな食べ方でより納豆をおいしく食べることができます。
キムチ納豆
キムチ納豆は優れた発酵食品である納豆とキムチを合わせた最強の食べ物です。長寿の方に、好きな食事を聞いたところ、多くの方がキムチ納豆を食べていました。
キムチには乳酸菌、納豆には食物繊維が含まれているので、健康が気になる方はぜひキムチ納豆を試してみましょう。
ケチャップ納豆
ケチャップ納豆は納豆のねばりと臭みを軽減してくれるため、子供や納豆の苦手な方でも食べやすいアレンジ方法です。
作り方もたれの代わりに、ケチャップをかけるだけなのでとても手軽に食べることができます。ケチャップの甘みと酸味が加わることで納豆がまろやかになり、おいしく食べることができます。
マヨネーズ納豆
マヨネーズを納豆に混ぜる食べ方もおすすめです。マヨネーズは卵で作られている上に、付属のしょうゆベースのタレやからしとも相性が抜群なので、意外と納豆と合う調味料です。
マヨネーズとタレ、からしを一緒に混ぜるとクリーミーで濃厚な味わいになります。
砂糖納豆
砂糖と納豆の組み合わせは人気のアレンジ方法で、一部の地域では当たり前に混ぜられています。納豆に砂糖をまぶして食べることで、シャリシャリとした食感が意外とおいしい一品です。
酢納豆
メディアでも取り上げられ一時期ブームになった食べ方です。小さじ1の酢を納豆1パックに混ぜて食べます。
酢と納豆を混ぜることで粘りやにおいが和らぎ、細かい泡でふわふわの納豆になります。使用する納豆はお好みで、また、酢もポン酢、三杯酢、黒酢など様々なタイプを使って味を変えることができます。面倒な場合は、黒酢と納豆がセットになっている商品も売り出されています。
イカ納豆
イカ納豆は、簡単に作れて一杯の肴にもなる1品です。きざみネギや小口ネギ、刻んだ大葉をのせるとアレンジになり、のせるものによって風味が変わります。
材料
- 納豆:1パック
- イカソーメンかイカの刺身:適量
- うずらの卵:1個
作り方
- イカの刺身を使う場合、細切りにする
- 納豆にタレを入れて混ぜる
- 納豆にイカを入れてざっくりと混ぜる
- 器に盛り、真ん中にうずらの卵を落とす
ネギや大葉をアクセントで入れる場合、ネギは3の段階で一緒に混ぜ、大葉の場合はうずらの卵の下に散らし、小口ネギの場合は最後に上からのせましょう。
納豆の食べ方~具材編
納豆は独特の粘りやにおいがありますので、どうしても苦手という方が少なくありませんが、納豆を料理の具材にすると粘りやにおいを抑えてくれるので、とても食べやすくなります。
簡単にできる納豆を使った料理方法をご紹介します。簡単なレシピばかりなので、納豆が苦手な方もぜひ挑戦して下さい。
納豆チャーハン
納豆の旨味を楽しむことができるのが納豆チャーハンです。作り方はとても簡単で、納豆の柔らかい食感と旨味の相性がよく、とても美味しくて、子供にも大人気です。
材料:1人分
- 納豆:1パック
- ご飯:茶碗1杯
- 卵:1個
- ネギ:3cm程度
- 中華系調味料:適量
- 油かごま油:大さじ1
作り方
- ネギはみじん切り、卵はよく溶いておく
- 熱したフライパンに油を引き、溶き卵を炒める「
- 卵が半熟の状態になったら、納豆とネギを加え、さらに炒める
- 納豆がパラパラしてきたらご飯、納豆に付属のタレ、中華系調味料を入れてよく炒めて完成です
醤油か納豆のたれを入れることで和風のチャーハンに仕上がります。また、炒めることで納豆の粘りが軽減されるため、納豆の苦手な方もおいしく食べることができます。
納豆味噌汁
納豆味噌汁は体を温め、納豆の成分を余すことなく取り入れることができ、納豆の粘りが味噌汁に溶けだしてとろみのある味噌汁を楽しむことができます。
味噌汁と相性の良い豆腐や油揚げと同じ大豆製品の納豆なので、とても美味しく、他の具材の邪魔になりません。いつものお味噌汁に投入するだけで一味違った味が楽しめます。
材料
- 納豆:1パック
- 大根、ネギ、ワカメなど、お好みの具材
- 味噌:適量
- だし:適量
作り方
- 鍋にだし汁を沸かし、納豆と大根やネギなどの具材を入れる
- 中火で具材に火が通るまで煮る
- 具材に火が通ったら弱火にし、味噌を溶きいれて完成です
納豆オムレツ
納豆をふわふわのオムレツで包んで食べるのもとても美味しい食べ方です。バターの風味と卵の甘さが加わるので、納豆の臭みや粘りが軽減されて、小さい子供にも食べやすいレシピです。納豆が苦手だけど、たんぱく質を取らせたい場合におすすめのアレンジ方法です。
材料
- 納豆:半パック
- 玉ねぎ、にんじん:少々
- 卵:1個
- 牛乳:大さじ:1
- バター:少々
作り方
- 玉ねぎ、にんじんはみじん切りにしておく
- 卵と牛乳をよくかき混ぜておく
- 熱したフライパンにバターを溶かす
- 玉ねぎ、にんじん、納豆をよく炒める
- 野菜に火が通ったら卵液を流し入れ、野菜と納豆を包むようにして焼く
- 卵に火が通ったら完成です
納豆パスタ
納豆パスタも人気のメニューですが、粒のままだとなかなかパスタ麺と絡めることができません。納豆はフォークの背で少しだけつぶして入れるのがコツです。めんつゆは3倍濃縮のものを使ったレシピです。
材料
- 納豆:1パック
- パスタ:100g
- バター:大さじ1
- しょうゆ:小さじ1
- めんつゆ:大さじ1
- 海苔・大葉:お好みで
作り方
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、パスタを茹でる
- 納豆をフォークの背で潰しながら混ぜる
- 付属のタレがあれば合わせて混ぜておく
- パスタが茹で上がったらザルにあけ、しっかりと湯切りする
- パスタを鍋に戻すかボウルにあける
- パスタにバター、しょうゆ、めんつゆを入れ、しっかりとパスタに絡める
- 6を皿に盛り付け、受けに納豆をのせ、海苔・大葉を散らして完成です
お好みでパスタの上にきざみ海苔や大葉をのせると風味が増して、より一層おいしく食べることができます。
納豆を食べる時のマナー
粘り気があり、箸でなかなかつかめない納豆は食べる時のマナーが気になる食品でもあります。ホテルや旅館に宿泊した際、朝食の1品として出されることも多いですが、中には納豆が苦手な宿泊客もいますので、マナーよく、きれいにいただきましょう。
昔は納豆といえば藁に包まれて販売されていましたが、最近ではパックに入ったものが主流となっているので、今回はパックで食べる際のマナーと、スマートな食べ方を解説します。
きれいな納豆の食べ方
納豆のパックの蓋を開けた後に、中に入っているたれやからしを外に出します。蓋はそのままにしておくと邪魔なので、ちぎってしまいましょう。それから納豆についているフィルムを剥がしましょう。
ただし中に入っているフィルムをそのまま剥がしてしまうと、数粒だけ納豆がフィルムについてしまいます。そのままめくらずに、フィルムの中心部を持って、ねじりながら外してみましょう。納豆がフィルムにつかない裏技でとても便利です。取ったフィルムは蓋にのせておきます。
ねじる以外にフィルムに納豆がつかない剥がし方として、フィルムの角をつまみ、容器とふたでフィルムを挟んで引くと、しごきながら剥がすことができ、納豆もつかずに外すことができます。
容器から取り出したタレとからしを混ぜる前に、お好みの粘りになるまでかき混ぜます。ある程度混ぜてからタレとからしを入れて改めて混ぜましょう。タレとからしを後から入れることで、納豆の粘り気と旨味がしっかりします。
タレとからしの空き袋は蓋に置き、そのあとに納豆をご飯の上にかけます。最後にちぎった蓋をパックにかぶせておしまいです。こうすることで中にフィルムと空き袋のゴミが入るので、そのまま捨てるだけで中も見えず、とてもスマートです。
マナーのよい納豆の食べ方
納豆を食べる時は、すすって音をたてることはやめましょう。ご飯を多めにとり、その上に納豆を少しだけのせて口へ運べば、箸から納豆がこぼれにくくなります。また、糸がどうしても伸びてしまいますが、その場合は箸をくるくると回して糸を切りましょう。箸を舐めて粘りをとるのは下品です。
食べ終わった後はお茶や味噌汁などの汁物で口の中をスッキリさせ、口の周りをナプキンやティッシュ、濡れたタオルやおしぼりでぬぐいましょう。どうしても残りがちな納豆の匂いを消し、口の周りのかぶれを防いでくれます。
おいしく納豆を食べて、健康になろう!
納豆は他の食材と一緒に組み合わせるなど、アレンジをすることでさらにおいしさを発揮します。手抜きしたいときにも大活躍をする納豆ですが、ご飯を作りたくない時の対処法!主婦の定番メニューとは?を参考にすると、納豆と併せて、食事の準備がもっと楽に、おいしく食べることができるでしょう。
栄養満点、健康にもよいと言われている納豆にアレンジを加え、バリエーションを豊かにして食卓にそえてみましょう!