子育てサークルの重要性

子育てサークルでは何をする?子供とママのお友達作りに!

子育てサークルとは、同じくらいの子供を遊ばせることでお友達との関係を築き、ママは育児の相談をしたり情報共有ができることから注目されています。一方で、子育てサークルが疲れる、行きたくないと感じるママもいます。参加しやすい子育てサークルとは何かという点についてまとめました。

子育てサークルでは何をする?子供とママのお友達作りに!

子育てサークルってどんなところ?サークルの種類は3つ

子育てサークルとは、親がほかのママたちと子育てについて情報交換ができる場所のことです。少子化のため、同じ年齢の子供が近所で出会う機会が少なくなっており、地域社会のつながりが少ないため、周囲に相談できる相手や子供の遊び相手がいないことから、子育てサークルができています。

子育てサークルの種類は大きく3つあり、住んでいる自治体が運営するもの、幼稚園・保育園が運営するもの、個人や団体がインターネットや地域紙で会員を募集して活動するものがあります。

子育てサークルに参加できる人はどんな人?

子育てサークルに参加できる人は、赤ちゃんや未就園児とそのママが中心です。習い事から派生した未就学児を対象にしたものもあります。中には産婦人科が運営する妊婦向けサークルもあります。

子育てサークルに参加するママと子供へのメリット

子育てサークルに参加するママと子供

子育てサークルでは、子供たちが一緒に遊んだりおでかけをしたりします。一緒のおもちゃで遊ぶことで物の貸し借りができるようになり、遊具で遊ぶことで連帯感がうまれます。また、家庭ではできないおでかけを経験したり、ぬりえや泥遊び、絵の具遊びができることもあります。

子育てサークルに参加すると、同じ月齢の子供を持つママと知り合うきっかけになり、子育ての悩みを相談したり、情報交換もできます。女性は人と話すことでストレス解消になることもあり、育児ノイローゼを回避できます。

自治体や公民館、児童館や幼稚園、保育園の子育てサークルでは、保健師、幼稚園や保育園の先生がいて相談に乗ってくれることもあります。

子育てサークルが流行する理由

子育てサークルでは、ママは女性同士で他愛のないおしゃべりを楽しみます。子育て相談なら保健センターの専門家に聞けばいいように思うのですが、子育てサークルの居心地がいいのはなぜなのでしょうか。

女性は、会話をしているときは相手に同調し、共感をしてもらいたいのです。同じ月齢の子供を育てていて「あるある!」と共感してもらいやすいのが子育てサークルの特徴です。子育ての愚痴も、女性同士、子育てサークルで理解してもらえると思うのです。

子育てサークルを探すには規約や活動内容が大切!

子育てサークルと正式に名前がつけられているもののほか、マタニティヨガやベビーマッサージなど習い事から派生して、知り合いや友達となって子育てサークルと活動していることもあります。

子育てサークルには必ずしも入らなくてはいけないわけではありません。興味のあるイベントに出かけていき、話の合いそうな人と連絡先を交換することで知り合いになっていくのが大切です。

子育てサークルには、それぞれで、規約や活動内容が違うので、何がしたいかが重要です。疲れる子育てサークルや、参加していて行きたくないと感じるのならいったんお休みするのもいいでしょう。また、サークル費が有料か無料かもあります。ただお話だけがしたいのか、または、育児相談がしたい、リトミックがしたい、外遊びがしたいなど活動内容を絞って探します。

自治体開催の子育てサークルは安心

自治体開催の子育てサークルに参加する親子

自治体が行っている子育てサークルは安心感があり、参加している人も多いです。利益が発生しないので、サークル費が無料や数百円の安価で行っていることが多く、中には児童館の職員が育児相談をしてくれる場合や、講座だと託児もしてくれる場合があります。

子育てサークルでは、はさみや切り紙の工作を行ったり、リトミックでダンスをすることもあり、子供たちが楽しめるようになっていますので、近くの児童館や保健センターで開催していないか調べてみましょう。知育に関心があるママに人気がある、図書館で開催されている読み聞かせもあり、図書館員が小さい子供向けに絵本や紙芝居を読み聞かせしてくれます。

園庭開放は保育園や幼稚園で

住んでいる近くの保育園、幼稚園で園庭開放を行っている場合があります。保育園のスコップやじょうろを借りて泥遊びができるほか、夏にはプール遊びに参加させてもらえたりすることもあります。

園庭遊びのほか、雨の日は本の読み聞かせや手遊び、リトミックができます。園ごとに方針が違い、個性的な保育園や幼稚園だと食育講座を行っている場合もあります。

プレ保育として年上の子供たちと遊ぶほか、連絡先を交換せずに会話を楽しんだり相談したりできるのもメリットです。保育士に育児相談ができる園もあります。

個人が募集する子育てサークル

ママになって自分で子育てサークルを立ち上げることもできます。サークルの名前を決めて、活動員を募集し、活動内容を決めたら活動場所を探すだけで子育てサークルとなります。会場は自宅を活動場所にするほか、公共施設を予約して行うことができます。

活動内容は、子供同士が遊ぶのか、母親が学ぶのか、目的をはっきりと決めましょう。また、何歳が参加できるのか対象年齢や定員、開催頻度、会費も途中から決めるより、最初から決めておいた方がいいでしょう。

習い事で知り合うと同じ趣味で意気投合!

ヨガ教室で学ぶ女性達

ママに興味がある習い事では、マタニティヨガや産後ヨガ、ベビーマッサージは育児サークルになりやすい習い事です。対して、1人で受けるBaby Kumon(ベビークモン)は、習い事の時間に他の人がいないことで育児サークルになりにくい特徴があります。

あくまでも習い事に来ているので、密な関係を望んでいない人もいますが、同じ趣味を持つ人同士で連絡先を交換してプライベートでも遊ぶと仲良くなりやすいです。

育児サークルになりやすい習い事

  • リトミック
  • 体操教室
  • マタニティヨガ、産後ヨガ
  • ベビーマッサージ
  • ベビースイミング

ショッピングセンターの相談会も使える!

子育てサークルは楽しそうだけど、あえてママ友づきあいをしたくない人もいます。そんな人にとっては、人づきあいをせずに、保育士や栄養士のような専門家に相談だけしたい場合もあるでしょう。

その際は、ショッピングセンターや赤ちゃん用品店で行われる保健師、助産師、栄養士による栄養相談会を利用することも方法のひとつです。粉ミルクを販売している各企業の専門家が出張し、店舗によっては予約ができることもあります。

専門家に相談したいなら栄養相談会を

  • 離乳食相談
  • ミルクを飲む量の相談
  • 食事バランス

私が体験した子育てサークル選び

子育てサークルを選ぶ上で、チェックポイントがあります。それは、参加する人によって子育てサークルの活動内容が変わってくることです。私も第一子を産んだ時にいくつかに参加しました。

私が参加した様々な子育てサークル

出産した産婦人科で、同じ月例の子供が集まった子育てサークル、地方自治体のセミナーでの子育てサークル、保育園での園庭開放、幼稚園でのプレ保育などがあり、全てに少しずつ参加しました。
出産した産婦人科の子育てサークル、地方自治体でのセミナー参加の子育てサークルでは、必然的にメンバーになります。それ以外は週1回や月1回ほどで、仲良くなった人同士で連絡先を交換して個人的に遊ぶこともありました。

行きたくない育児サークルの断り方

多くの子育てサークルは、みなさんいい人ばかりです。ただし、中には距離感が近すぎるママも存在します。辞めたい、行きたくないサークルも正直ありました。しかし1つだけでなく、子育てサークルにいくつか登録することで、「他のサークル活動が忙しいので」「他に習い事をしているので」と自分が好きな子育てサークルを中心にスケジュールを組むことができます。

子育てサークルの活動期間

幼稚園に入園するタイミングで、ほとんどの子育てサークルは消滅してしまいます。子供を保育園に預けるママもいるので、ママが働くタイミングで個人的に会わなくなったりもします。小学校、中学校と年齢が上がるにつれて、子供は子供同士で遊ぶようになるので、子育てサークルは割と短い期間しか活動していませんでした。

いくつかの子育てサークルに登録してみた!

自分に合う、合わない子育てサークルがあります。いくつかに登録することで、相性のいい子育てサークルに出会えます。辞めたいと思っても、期間は幼稚園、保育園入園までがほとんどなので、頻度を少なくして続けることもできます。

子育てサークルを利用してみたママたちの体験談

子育てサークルに行った人の体験談を集めました。どういったサークルがあるのでしょうか。子育ての先輩ママの体験談です。

参加必須の離乳食講座で

しなぼん(35歳)


赤ちゃんを抱っこして会話する母親たち

住んでいる自治体の子育てサークルは参加必須でした。離乳食講座を生後5ヶ月の赤ちゃんのママ対象に行うので、集まる人は同じ月齢の赤ちゃんのママです。離乳食講座は全3回行い、生後5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月のタイミングで会います。その後も自治体の児童館の一室を無料開放してくれて、自然と子育てサークルのようになり、自由参加で1ヶ月に1度会うようになりました。

離乳食講座を卒業したら一切来なくなる人、プライベートでも頻繁に会っている様子の人と様々で、私は子供が1歳になるまで参加しました。連絡先を交換して、ランチも数回行きました。ある程度仲良くなった人もいましたが、1歳以降は参加しなかったので自然消滅……。でも、幼稚園に入って習い事をはじめたら、その時のママと子供が来ていました!久しぶりに会って懐かしく、話が弾みました。赤ちゃん時代を知っているので、仲良くなるのも早かったです。世間話ができたので楽しかったですよ。

園庭開放がよかった!

保育園ママ(34歳)


仕事をしていたので、ママ友を作っても仕事復帰したら遊べなくなると思い、ある程度ドライな関係が希望でした。インターネットで保育園の園庭開放があると知り、参加して子育てサークルに入って1ヶ月に1回情報交換をしました。同じく保育園希望のママもいて、「A保育園は園庭が広い、校舎がキレイ」と情報交換もできました。園庭で遊ぶ時は、春は泥遊び、夏は水遊び、秋はお散歩があり、家では体験できない内容が充実していました。

ボランティアが集まって団体になっている子育てサークルには、べったりしたつきあいがありそうで嫌悪感があったものの、保育園の子育てサークルはプレ保育として参加できて、ランチ会やプライベートでのつきあいはなくて私に合っていました。

子育てサークルの人から園推薦も!

MORIっこ(34歳)


幼稚園に入園した子供

マタニティヨガ、産後ヨガで仲良くなった人たちが、同じマンションに住んでいることが発覚し、連絡先を交換して子育てサークルとして活動していました。同じマンションなので頻繁に会うので、急速に仲良くなれました。転勤族の専業主婦だったので話し相手ができて嬉しかったです。

子育てサークルに参加した人に兄弟がいて、私が子供を入れたい幼稚園の推薦枠をあっせんしてくれました。ママ友はトラブルが多いと聞きますが、知り合いは多い方がいい!人気幼稚園だったので推薦で早めに入園が決定してありがたかったです。

その後もマンションのフリースペースを借りてたこ焼きパーティーをしたり、新しくできたカフェ巡りをしたり、子供からつながったママ友との交流を楽しんでいます。

子育てサークルにも相性がある

ゆうき(42歳)


絵本の読み聞かせサークルに参加しました。姉がいて、「よかったよ、楽しかったよ。」と口コミ評判が高かったからです。ただ、子育てサークルも相性があります。私はあまり楽しくありませんでした。参加するのは未就園児なので0歳~3歳。2歳、3歳の子が多かったです。1回あたり300円でお菓子、ジュースつき。毎回、2、3冊の絵本やかみしばいの読み聞かせを行ってくれます。

辟易したのは、読み聞かせ後のフリートークタイムです。初対面の相手に夫の職業、私の学歴、仕事経歴をうっかり話したら2回目の参加ではサークル全員が私の言ったことを知っていて……。正直に話すことは怖いものだと思いました。子育てサークルも参加者次第で、姉がいた学年はそんなこともなかったようです。

幸い、知っている図書館にも読み聞かせイベントがあったので、そちらに行くことにしました。サークルも多いので合わないと思ったら違う会に参加するのもおすすめですよ。

情報交換できる子育てサークルへ!

メリットもデメリットもあるので、躊躇してしまう子育てサークルですが、大半の人は参加してよかったと言っています。同年齢、同世代の子供のママと話ができる子育てサークルは、悩み相談をしたり、家ではできない遊びができたりメリットもたくさんあります。しかも、自分自身で子育てサークルを立ち上げることもできます。自分に合いそうなサークルを調べてみましょう。

子育てサークルではなく、自分は子育て支援センターの方が気になる!というママは、子育て支援センターにいつから行く?初めての利用についてを参考に、子育てサークルに参加するか、子育て支援センターに行くか決めてみましょう。