旦那の転勤が決まった!ついていく?ついていかない?
旦那に転勤の辞令がでたら転勤する旦那だけでなく、家族も色々と大変です。旦那が転勤のある仕事とわかって結婚していても、いざ転勤となると慌ててしまうものです。考えることやすべきことが沢山ありますが、家族で協力して一つ一つ乗り越えていきましょう。
旦那の転勤が決まったらついていくか否かをきめよう!
旦那の転勤が決まったら、家族も転勤先についていくか否かを初めに決める必要があります。子供が赤ちゃんや未就学児の場合は家族で転勤先についていきやすいですが、子供の学校や妻の仕事、親の介護などの都合で、家族が転勤先についていけないという場合もあります。
また、転勤先での赴任期間が1~2年間と短い期間とはじめから決まっている場合は、1~2年のために家族で引越しするのは大変なので、ついていかないという選択をする家族もあります。
旦那の転勤についていく時にすべきこと
旦那の転勤先に家族がついて行くと決めた場合は、引越しに向けてできるだけ早く準備を始めると、引っ越しギリギリになってバタバタせずにすみます。
家のことや妻の仕事のこと、子供のことなど、引越しをするまでにしなければならないことはたくさんあります。転勤に伴い、すべきことの「To Do リスト」を作成しておくと、漏れがなくなり安心です。
企業の転勤時期と学生の入学時期が重なり、引越し業者の手配ができない場合がありますので、早めに引越し見積もりを出してもらいましょう。
旦那の転勤先で新しい家探し~できれば現地を訪問したい!
旦那の転勤先での家探しは、できるだけ早く開始しましょう。特に4月1日付けの転勤の場合、同じ時期に引っ越しをする人が多いため、良い物件はすぐに借り手がついてしまいますので、スタートダッシュが肝心です。
転勤先での住居の決め方は様々で、会社で社宅や賃貸物件を準備してくれる会社もあれば、自分で家探しをするしなければいけない場合もあります。自分で家探しをする場合は、事前にインターネットで候補物件をいくつかリサーチしておき、実際に現地を訪問して決めるのが良いです。不動産会社を訪問すると、ホームページに掲載されていない物件を紹介してくれることもあります。
子供がいる家庭は周辺の治安や環境、学校や幼稚園までの距離なども、実際に自分の目で見て確かめておくと安心です。
旦那の転勤に向けて引っ越し準備~物を減らす良い機会!
引っ越しの準備は時間を見つけてどんどん進めていきましょう。転勤先の住まいが今の家よりも狭くなってしまう可能性もありますので、不要な物は引っ越し前に処分しておきたいです。引っ越しは家の中のものを減らす良い機会ととらえましょう。
持ち家の対処法を決める~売る?貸す?空き家にする?
持ち家に住んでいる場合、家を売りに出すか賃貸にするのか、空き家にしておくのかを決めて、対処する必要があります。家を売り出したり賃貸に出したりする場合、引っ越しまでに契約がまとまらない場合は、販売相手や貸し出し相手と面談できず、不動産会社にお任せになってしまうこともありますので、信頼できる不動産会社に相談してください。
短期間で戻ってくる場合は、家を空き家にしておくという選択もできます。家をずっと閉めきるのは良くありませんので、近くに家族がいる場合は、鍵を預けて定期的に家をチェックしてもらえると助かります。
居住中の賃貸物件の契約終了は早急に!
現在、賃貸物件に住んでいる場合は、契約終了の連絡をできるだけ早く不動産会社に連絡してください。契約内容にもよりますが、「退去日の何日前に通知すること」という決まりがありますので、不動産会社への連絡が遅れてしまうと、家賃を余分に払うことになってしまいます。
子供の保育園や幼稚園の転園・転校準備~決まれば即動こう!
子供がいる場合は、保育園や幼稚園の転園、学校の転校手続きをしなければいけません。公立の小学校や中学校に通学している場合は、引っ越し先での学校は住む場所によって自動的に決まりますので、それほど大変ではありません。
大変なのが、保育園や幼稚園に通園している子供がいる場合です。引っ越し先の地域の状況によっては、希望する保育園や幼稚園に空きがなく、自宅から離れた園に通わなければならないという場合もあります。また、保育園の場合は入園できることころが無く、幼稚園に通うことになってしまう場合もあります。いずれにしても、子供の保育園や幼稚園探しは、引っ越し先が決まったら直ぐに動き始めましょう。
幼稚園や保育園を転園する場合、制服やバッグなどの園グッズを買い直す必要がありますし、途中入園でも入園料がかかります。会社から転勤に伴って転勤一時金が支払われる場合もありますが、転園にかかる費用を試算して準備しておきましょう。
旦那が転勤!共働きの妻の仕事はどうなるの?
旦那が転勤になった場合、妻が仕事をしている家庭では、仕事をどうするかというのも大きな問題になります。特に正社員で働いている場合、早めに会社に報告しておきましょう。
退職する職場への早めの連絡・挨拶はぬかりなく!
旦那の転勤について行くため、妻が現在の仕事を退職する場合は、職場へできるだけ早く連絡してください。社会人の礼儀として、今までお世話になった同僚や上司への退職の挨拶も、きちんと行っておきましょう。最後の出社日には、小分けになっていて日持ちがするお茶菓子などを職場の皆に配ってお礼をするといいでしょう。
正社員の場合は休職可能か確認してみよう
会社によっては、旦那の転勤についていく社員に対して休職扱いにする制度を設けている場合もあります。転勤から戻ってきたあとに同じ会社で働くことを希望する場合、会社に休職扱いにしてもらうことが可能か相談してみましょう。
ただ、勤めている会社が副業を禁止している場合、休職中だと引っ越し先で他の仕事に就くことができませんので、休職することが最善の選択かをよく考えて結論を出してください。
旦那の転勤先の事業所に配置転換してもらえる場合も
全国に事業所がある会社に勤めている場合、旦那の転勤先に近い事業所に配置転換してもらえることもあります。会社にとっても、仕事に慣れた人に来てもらえるのは新しく人を雇うよりもメリットがありますが、事業所の人員が足りている場合は、思うようにいかないこともあります。
退職する場合は失業保険の手続きを忘れずに!
旦那の転勤について行くために妻が仕事を退職する場合には、失業保険の手続きを忘れずに行ってください。また、旦那の扶養から外れていた場合、退職に伴い健康保険や年金の種別変更も必要となってきますので、手続きを忘れずに行いましょう。
引越し後に住民票を移し、転勤先の住民として登録が済んでから、各種手続きを行います。
旦那の転勤先でも妻が仕事をしたい!どんな働き方ができる?
旦那の転勤先でも、仕事をしたいと考える妻も多いでしょう。知り合いのいない地域に引っ越した場合、仕事を通して友人ができ、地域や学校などの情報を得ることもできます。
新しい土地で知り合いもできず、妻が家に引きこもってしまうというケースもありますので、仕事を持つことで地域との繋がりができるのは良いことです。
資格を生かして転職!
保育や看護師、薬剤師などの資格がある人は、旦那の転勤先でも資格を生かした仕事に就くことができます。引っ越し先での生活が落ち着いたら仕事を探してみましょう。
期間限定の派遣社員やパートとして働く
2~3年でまた転勤になる可能性がある場合、正社員として働くのは現実問題として難しいです。会社側としても、数年で退職することが判っている人を正社員として採用することに対して、メリットがあまり感じられません。
期間限定なら派遣社員やパートでの仕事を探すのが現実的ですし、正社員より早く仕事が見つかる可能性が高くなります。
時間の自由がきく在宅ワークを始める
旦那が転勤族の妻におすすめの働き方が、在宅ワークです。インターネット上で仕事の依頼者と受注者を繋ぐクラウドソーシングサービス会社というものがあり、パソコンを利用した仕事を中心に様々な仕事が募集されています。無料で登録できる会社が殆どですので、まず登録してみてどのような仕事があるか調べてみてください。
パソコンを利用した在宅ワークなら、今後引っ越ししても変わらず仕事を続けることができますし、子供や家庭の都合を優先した働き方が可能です。
私自身も転勤族の妻です。以前旦那の転勤になった時には、在宅ワークの契約先の会社に相談して引っ越し前後2ヶ月はお休みを頂き、転勤後も同じ会社の仕事を続けることができました。
キャリアアップを目指して勉強の期間にする
旦那の転勤で仕事を辞めた場合、今後のキャリアアップを目指して勉強をする期間に充てることができます。通信教育を受講したり、セミナーや資格の学校に通ったりして、新しいスキルや資格を身につけておくと、今後就職をするときに有利になります。
妊娠中に旦那が転勤になった時の対応
妻が妊娠中に旦那が転勤になると、慌ててしまいます。妊娠中の無理は禁物ですので、家族に協力してもらいながら、無理のない範囲で準備を進めていってください。
引っ越し先での産院探し&分娩予約
妊娠中の人は、引っ越し先での産院を探して分娩予約をしましょう。引っ越し先の地域により産院の事情も異なり、地域によっては産院が少ない場合もありますので、早めに探してはじめてください。現在通っている産婦人科で「紹介状」を書いてもらうと、新しい産院での診察がスムーズになります。
体調次第で引っ越しを遅らせる選択もあり
悪阻が酷い場合や医師から安静にするように指示されている場合は、引っ越しを遅らせることも検討してください。とりあえず旦那に先に行ってもらい、出産してから赤ちゃんと一緒に旦那の転勤先に合流するという選択肢もあります。
旦那の転勤についていかない!仕事や子供の事情で単身赴任を決断!
妻の仕事や子供の学校などの家庭の事情により、旦那の転勤についていかず、旦那に単身赴任してもらうことにする家庭もあります。
単身赴任を決める前に確認しておきたいこと
単身赴任を決める前に、家族が離れて暮らすことで家計にどのような影響が及ぼされるのか、考えておきましょう。
単身赴任手当など会社の制度
単身赴任の場合、多くの会社で「単身赴任手当」というものが支払われます。会社によって制度内容は様々ですが、単身赴任に伴う家計支出の負担を補填するため給与に一定額が加算される、年間規定回数(月1回など)、家族のもとへ帰宅するための旅費が支払われる、などの制度が設けられています。単身赴任を決めるにあたっては、旦那の勤めている会社の単身赴任手当の内容を確認しておくことが大切です。
単身赴任をすることによる家計への負担
会社から単身赴任手当が支給されたとしても、2つの住まいがあることの家計への負担は大きいです。電気やガスなどの光熱費は基本料金を2重に支払っていることになりますし、旦那は一人暮らしになることで外食やコンビニ弁当が増えると考えられるので食費も膨らみます。住む地域によっては、車も旦那と妻で1台ずつ所有する必要がある可能性もあります。
単身赴任は妻が仕事を続けるための選択
妻に仕事を続けたいという意思があるなら、単身赴任という選択になります。ただ、旦那が単身赴任で不在になることで、妻の子育てや家事の負担が更に増大することが予想されますので、覚悟が必要です。特に、旦那が家事や子育てに積極的に行っていた家庭では、旦那が不在になる影響はより大きくなるでしょう。
単身赴任なら子供の環境を変えずにすむ
旦那に単身赴任してもらうメリットは、子供の環境を変えないで済むことです。自分自身が子供の頃に、転勤族の父の都合で引っ越しを繰り返し友達作りに苦労した親は、子供に同じ思いをさせたくないと単身赴任を選ぶケースもあります。
単身赴任でも家族の絆を維持する工夫を!
単身赴任で父親が不在になることで、父親自身だけでなく、子供も寂しい思いをします。電話やメール、スカイプなどを活用して、頻繁にコミュニケーションをとり、離れていても家族の絆を維持できるようにしていきましょう。
旦那の転勤についていきたくない…どうなるの?
妻が旦那の転勤について行きたくないと主張した場合、転勤先についてきてほしい夫とついていきたくない妻の間でもめてしまい、離婚にいたってしまうケースもあります。子供がいる場合は、夫婦だけの問題ではありませんので、家族にとってどういう形が一番良いか、よく話し合いましょう。
旦那の転勤への対応は夫婦でよく話し合い決めましょう!
旦那が転勤になった場合、旦那の転勤先に家族でついていく、旦那に単身赴任をしてもらう、どのような結論を出すかは各家庭により様々です。大切なのは、夫婦またはご家族でよく話し合い、家族にとってどれが最善の選択かを決めることです。