洗濯の節約で一番効果的なものは?

洗濯の節約で効率的なものは?水道代や電気代の比較!

洗濯の節約は毎日のことですが、洗剤の料金をはじめとして、かかる水道代やコース・すすぎ回数設定は洗濯機メーカーによって違うため料金の比較がしにくいです。ドラム式と縦型洗濯機でどちらが効率的なのか、残り湯での節約効果は?など気になる点を比較し、体験談も紹介します。

洗濯の節約で効率的なものは?水道代や電気代の比較!

洗濯で節約するためのワザはたくさんある

洗濯の節約方法は、世間でたくさんあふれています。残り湯を使った洗濯方法、すすぎを2回から1回にする、乾燥機を使わない、縦型とドラム式の洗濯機で新型を使うと節水効果が得られるなどですが、どれが本当でどれが間違っているのか分からないこともあるでしょう。

一般的に洗濯で節約しようと思って取り入れていることが、そこまで節約効果がない場合もありますが、日々の節約が肝心です。どのような方法が一番効率的なのかみていきましょう。

洗濯の節約術1.洗剤

洗濯洗剤の一回の費用

洗濯の節約を考えた時に、粉洗剤か液体洗剤かで、どちらが節約に結びつくのでしょうか。粉末状の粉洗剤と液体洗剤を比較すると、粉末洗剤を選ぶことで価格が少し抑えられます。

洗濯洗剤の1回分を比較してみると、粉末洗剤は6円ほどで液体洗剤は7円ほどです。液体洗剤で値段の高いものだと10円ほどになってしまいます。1回分あたりの洗濯洗剤の量はそれほど違いがありませんが、毎日のこととして積み重ねていくと、粉洗剤の方が若干節約効果を得られます。ジェルボールだと1回あたりは16円。洗濯の量が少ない家庭は割高になってしまいます。

洗剤はたくさん揃えなくても大丈夫

洗濯洗剤のほか、柔軟剤やおしゃれ着洗い用の洗剤を取り揃えている人がいますが、洗濯洗剤、柔軟剤、おしゃれ着洗いの洗剤を揃えるとそれだけで3種類になります。柔軟剤も種類が多く、高級柔軟剤は1本あたり1,000円することもあります。

液体洗剤の中には、柔軟剤入りの商品があります。以前は選べる種類が少なかったのですが、柔軟剤入り洗剤には赤ちゃんがいても使える商品や、洗浄力が高くすすぎ1回でも大丈夫な製品が発売されるようになり、1本で洗濯洗剤、柔軟剤の2本分と考えると節約することができます。

洗剤は安く買うことを心掛ける

洗濯洗剤を粉洗剤か液体洗剤のどちらかにするかよりも、どうやって安く購入するかを考えた方が効率的です。毎日使う洗濯洗剤を安く買うことで、総合的に節約に結びつきます。

洗濯洗剤をお得に買うためにできる方法

  • チラシが入った特売日に購入する
  • 配布される月間のクーポンを利用して10~15%引きで購入する
  • ドラッグストアでポイントを使って1.5倍のお買い物をする
  • クレジットカードとポイントカードのポイント2倍取り
  • 指定された曜日(土日)のポイント5倍デーを狙って購入
  • 通販では会員になり、定期便を利用して割引する方法もある

大手ドラッグストアによっては、商品の購入時にプリペイドカードが利用できることもあります。プリペイドカードでも、クレジットカードのオートチャージ機能で一定額の残高を下回るとチャージができる機能を附帯することで、プリペイドカードを使った時のポイントと、オートチャージのクレジットカード請求分のポイントがダブルで取得できます。これとは別にドラッグストアのポイントもつくため、ポイント3倍取りができることもあります。

洗濯の節約2.お風呂の残り湯で洗濯をする

お風呂の残り湯をポンプでくみ上げる

お風呂の残り湯を使用して洗濯をしている人もいます。ただし、この方法は残り湯をくみあげるポンプの電気代もあり、本当にお得かどうか疑問に感じる人もいます。

ポンプだと、30~40Wの力でくみあげる能力は毎分10~12リットルが平均です。洗濯には105リットルくらいを使用している家庭が多いです。ポンプで105リットルをくみ上げると考えると、10分間程度の電気代がかかります。30Wで10分間の電気代がかかると計算すると、1キロワット27円で約0.81円となり、電気代はそこまでかかっていないことがわかります。

水道代も家庭や住んでいる地域によって金額が違いますが、水道代の相場は1リットル0.25円ほどで、洗濯機1回分だと26円ほどの水道代がかかり、毎日だと1ヶ月あたり800円ほどがかかっています。

毎日お風呂の残り湯で洗濯をすると、計算上では差額は750円程度で、1ヶ月あたり750円、1年間12ヶ月で9,000円の金額を節約することができます。

水道代を節約するために知っておきたいテクニック
水道代を節約するために知っておきたいテクニック

洗濯はまとめ洗いを意識するといい

洗濯の頻度と水道代

水道代だけでいうと、毎日洗濯をしている人は1ヶ月あたり800円ほどになります。考え方によっては回数が半分に減るだけで水道代が400円ほどになり安くなります。

2日に1回の洗濯は少数で、週7回以上洗う家庭が多いです。洗濯物をためてすぐに洗わないと汚れが落ちにくくなりますが、洗濯の量がそこまで多くなく汚れがひどくないのなら、時には2日に1回の洗濯でもいいのではないでしょうか。

洗濯は2日に1度でも構わない!?

  • 洗濯槽の8割程度が目安
  • 許容量がオーバーしない程度に洗濯物を入れるようにする
  • 汚れがひどくなければ2日に1回あたりの洗濯にする
  • 洗濯槽の半分くらいで洗濯機を回してしまうと電気代がムダになってしまう
  • ジェルボールを使っている家庭だと少ない洗濯物だと不経済

洗濯の節約3.ドラム式か縦型か

洗濯機もドラム式、縦型の洗濯機の2つがあります。作業時間や節水能力など、どちらの洗濯機がいいかは好みの問題もあります。それぞれの特徴をわかりやすく紹介します。

洗濯機のドラム式と縦型の比較

洗濯機の特徴

  • 洗浄:縦型
  • 乾燥:ドラム式洗濯機
  • 節水:ドラム式洗濯機
  • 作業時間:縦型
  • 作業音:ドラム式洗濯機

水道代を節約したい人はドラム式洗濯機ですが、汚れの落ちがいいのは縦型ドラムと言われています。あるメーカーのドラム式と縦型洗濯機を比較した時、洗濯のコースだけだとそこまで電気代が変わりません。しかし、乾燥機能をつけるとドラム式と縦型洗濯機では極端に価金額の違いが出てきます。

ドラム式と縦型洗濯機の電気代の比較

  • ドラム式の洗濯のみの電気代:43.5円
  • ドラム式の洗濯+乾燥の電気代:474.2円
  • 縦型洗濯機の洗濯のみの電気代:44.3円
  • 縦型洗濯機の洗濯+乾燥の電気代:1,360.3円

乾燥機能をよく使うのなら、縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機を利用した方がいいことがわかるでしょう。

洗濯機はドラム式が買い?メリットとデメリットを把握!
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洗濯の節約4.赤ちゃんがいる家庭は一部手洗いを取り入れる

手洗いと洗濯機の脱水

赤ちゃんの洗濯物を洗濯機に入れて洗うよりも、手洗いの方が効率的で、かつ節約になるといった口コミもあります。赤ちゃんの洋服は大人の洗濯物と分けなくてはいけないという決まりはありません。

ただ、大人の洋服が汚い、赤ちゃんの洋服が汚い、皮膚のアレルギーがある場合は分けた方がいいとも言われます。大人用の洗剤や柔軟剤を使うと、赤ちゃんに刺激が強すぎることもあります。

おしっこ、うんち汚れは手洗いの方が効率的で、重曹やクエン酸、酸素系の漂白剤を使って洗います。脱水のみ洗濯機を使うことで、部分汚れも重点的に落とすことができます。

洗濯の節約を実践!我が家の体験談

毎日の洗濯で、我が家もプチ節約を実践しています。未就学の子供が2人いる我が家で、どのように洗濯の節約をしているかを紹介します。

ドラム式でも乾燥機能を使わない方がおすすめ

洗濯ものを部屋の中に干す主婦

長雨が続いた時期があり、部屋干しでは乾かないため、洗濯の時に毎日のように乾燥機能を使っていた時がありました。普段だと電気代は1ヶ月あたり1万円程度です。

毎月の電気代は気にしていなかったのですが、洗濯の乾燥機能を毎日のように使っていた時には、電気代が2万円を超えてしまい驚きました。

洗濯をする時に毎日乾燥機能まで使っているのなら、それだけで電気代が高くなってしまっていることもあります。節約するのなら、乾燥機能を使わない方がおすすめです。

電気代は節約できる!今からできる効果的な節電方法
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洗剤は底値を調べて購入することが大切!

水道代や電気代を調べてみたところ、数円程度の差しかありませんでしたので、洗濯洗剤の代金を節約することが一番の節約効果になるのではないかと考えています。

ドラッグストアのポイントが高い土日に行ったり、インターネット通販ではポイントが10倍になるタイミングを狙ったり、コストコで業務用の大容量サイズを購入したりして、ちょっとした積み重ねの節約を狙っています。

我が家での洗濯の節約方法

  • 残り湯がある時は残り湯コースで洗濯をする
  • 乾燥機は極力使わない
  • 洗濯洗剤の代金の節約が一番の節約になるため、ドラッグストアのポイントが高いタイミング、インターネット通販、巨大倉庫店の業務用サイズを活用することで節約する
洗濯機のコースを賢く使って汚れを効率よく落とそう!
洗濯機のコースを賢く使って汚れを効率よく落とそう!

洗濯の節約をしている家庭の体験談

洗濯機から洗濯ものを取り出す主婦

洗濯の節約は、家庭によって水道代を節約していたり、電気代を節約していたりと様々です。実際の声を集めて、どのように節約を実践しているかを調べてみました。

会員になることでお得に!

通販大好き(34歳)


ママ友から聞いて、通販大手のプライム会員になってみました。会員になることで動画を無料で見ることができたり、定期おトク便と呼ばれる制度で割引が適用できたりメリットの多い制度です。

洗濯洗剤をはじめとして家庭用食器用洗剤などの消耗品を定期便にして、毎月配達してもらっています。洗濯洗剤などの日用品は、毎月一定量を消費する家庭も多いです。我が家は共働きなので仕事帰りに買おうと記憶していても、うっかり買い忘れてしまうことも多いです。

通販で会員になっていることで割引価格にて買えます。定期便だと10%オフで、同じ月に3件以上の配送があるとおまとめ割引で15%オフになります。クレジットカードもポイントが貯まりやすいため、定期便で配達してもらうことがおすすめです。

部活で忙しい我が家は業務用一択!

大家族ママ(45歳)


子供が3人いて、それぞれに運動系の部活をしています。パパも肉体労働をしているので、毎日の洗濯の量も他の家庭と比べると格段に多いです。そんな我が家では、洗濯の量も日によっては3回するほどで大変です。

洗濯洗剤は、4kgや4リットルと書いてある業務用の商品を購入して使っています。持ち帰る時は重いのですが、週末のパパがいる時に買い出しをして、パパがいない時には通販で購入することもあります。

4kgのサイズはそのまま注ぐと重いため、新しく白い容器を購入してラベルシールを貼りました。これまで洗濯洗剤はラベルが派手と感じていたのですが、入れ替え用に詰替えることでスタイリッシュになり、洗面のインテリアも白で統一できて素敵になったと思っています。

洗濯乾燥をやめたらかなりの額に!

じゃぶじゃぶ(34歳)


洗濯機を購入する時にドラム式にしました。洗濯機は常に洗濯、すすぎ2回、脱水、乾燥のコースにしていて、電気代がかかってしまうことも仕方ないと思っていました。

ママ友と話をしていたところ、そのご家庭ではすすぎ1回で乾燥もしていないことが発覚し、我が家と比較をしてみると電気代が倍くらい違うことに唖然としました。

そこで、洗濯機は極力乾燥を使わなくしました。また、すすぎも1回にしてみました。すると、毎月かかっていた電気代が安くなりました。今でも忙しい時は乾燥コースをする時もあるのですが、できるだけ浴室乾燥や室内干しにすることで節約をしています。

洗濯する種類を日替わりにした

ズボラママ(32歳)


これまで毎日タオル類、子供のもの、夫の仕事着と分けて洗っていて、最低3回は洗濯機を回していました。でもある日ふと気づいたんです。「タオルといっても3枚とかだし、なんか水と電気がもったいない!」って。

子供のものはおさがりもたくさんあるので、タオルと一緒に2~3日に一度の洗濯にしました。夫の仕事着は2日に一度です。もちろんいつもこのペースではなく、多くなったり少なくなったりするのですが、目に見えて水道代が安くなりました。今となっては、どうしてあんなに毎日洗濯することにこだわっていたのだろうと思います。

洗濯は節約を意識しながら行おう

洗濯の節約をする方法は、粉洗剤や液体洗剤の価格比較をするほか、残り湯を使用したり時には2日に1度の洗濯にするなどの工夫次第で、ちょっとずつの節約をすることができます。1日単位では少しの額ですが、1年で見るとかなりの額になることもあるため侮れません。ぜひ、紹介した洗濯の節約方法を実践してみてください。