シンク掃除の仕方

シンク掃除の仕方5つ~重曹・お酢・クエン酸で水垢一掃!

シンクの掃除法を知りたい方へ。シンクの気になる水垢や汚れをとる掃除方を5つご紹介します。重曹など定番のお掃除アイテムから生ゴミを活用した方法まで手軽な掃除法ばかりです。これを機に、シンクをきれいに掃除する習慣をつけましょう。

シンク掃除の仕方5つ~重曹・お酢・クエン酸で水垢一掃!

シンク掃除は重曹&クエン酸が便利!水垢をとってピカピカ♪

毎日自宅で料理を頑張って作る人ほど、キッチンは汚れたり散らかったりしてしまいます。急に、お客さんが来ることになって、急いでキッチン周辺のお掃除をするという方も多いのではないでしょうか。

今回は、キッチンの中でも掃除を後回しにしがちな「シンク」の掃除方法についてご紹介していきます。シンクがピカピカに磨かれているとキッチンが明るくよみがえります。シンク掃除の技をマスターしておくと、急な来客時にも安心です。

シンクの水垢の原因

シンクの水垢の原因

食事の後に洗い物をしてシンクも水で流してきれいにしたつもりでいても、しばらくすると水垢がついてしまいます。では、シンクの汚れの原因である水垢とは一体何なのでしょうか。シンクの水垢の原因は、大きく分けて3つあります。

シンクの水垢の原因

  • 水道水のミネラル分
  • 食品に含まれるカルシウム
  • 洗剤

私たちがキッチンの水道の蛇口から出している水道水には、ミネラル分が含まれています。水道水に含まれる主な物質は、カルシウム・マグネシウムなどです。シンクについた水が乾いた後に、水道水に含まれているミネラル分だけが残ります。また、食べ物に含まれるカルシウムや洗剤カスも、水道水のミネラル分と混ざり合うことにより、水垢となります。

シンク掃除の頻度は?

食事を終えた後は、使った食器類や調理器具の片付けをするだけでも大仕事です。特に家族が多い方は、食事に使ったお皿だけでもすごい量になるので大変です。「毎日シンクの掃除まで手が回らない!」という声が聞こえてきそうですね。

毎日が理想

シンクの掃除は、短時間でも良いので毎日しておくのが理想です。毎日夕食の後片付けの時にだけシンクもきれいにすると決めておくと良いでしょう。毎日さっとシンクの汚れをとっておくだけで、水垢が付く量をグンと減らすことができますし、大掃除の時のシンク掃除が楽になります。

毎日の掃除はふきんでOK!

水滴がついたシンク

毎日シンクを掃除するのが理想と言われても、毎日洗剤などをつけてシンクをゴシゴシこするのはやはり手間がかかりますので、続かない人も多いでしょう。時間がない方は、毎日シンクを使用した後に乾いた布巾でさっとシンクの水気を拭き取っておきましょう。

簡単!シンクの掃除法3つ

シンクの水垢が気になり始めたらシンク掃除をするタイミングです。シンク掃除に活躍してくれるアイテムは、「重曹」・「クエン酸」・「酢」の3つになります。ここでは、それぞれの掃除方法をご紹介していきます。最近は、市販の掃除用の合成洗剤を使用せずに、重曹・クエン酸・酢など天然素材を利用したナチュラルクリーニングという掃除の仕方が流行しています。

1.重曹水を溜めて、こすり洗い

重曹

お掃除アイテムとして有名な重曹ですが、化学名は炭酸水素ナトリウムと言うアルカリ性の物質で、医薬品や食用にも用いられています。重曹は、そのまま利用するだけでなく、重曹水や重曹ペーストなど様々な形態で掃除に活用されています。重曹の研磨剤としての働きを利用したシンクの掃除方法です。

重曹を使用したシンクの掃除方法

【準備するもの】

  • 重曹
  • 食器洗い用スポンジ
  • お湯

【手順】
1.シンクの排水溝の栓を閉じる
2.シンクに重曹を振り入れる
3.お湯をシンクに流し入れ、しばらく放置してお湯が冷めるのを待つ
4.スポンジでシンクをこすり洗いする
5.排水溝の栓を開けて、水を一気に流す
※重曹水を一気に排水溝に流すことで、排水溝の中のお掃除にもなります。

重曹を消臭剤として使うための効果的な方法
重曹を消臭剤として使うための効果的な方法

重曹はアルカリ性の性質を持っていますので、お掃除をする時には必ずゴム手袋をつけて手を守ってあげましょう。また、酸性の物質(クエン酸など)と重曹を混ぜると発泡してしまいます。有害物質が出る訳ではありませんが、子供がそばにいる場合など注意してください。

2.クエン酸スプレーで気になる水回りをさっとひと拭き

クエン酸

水垢の原因であるマグネシウムに効果的なのは、酸性であるクエン酸です。クエン酸は、手頃な価格で高い効果が期待できるとして、お掃除に活用する方が増えてきています。お酢のように独特の臭いがしないので、お酢の臭いが苦手な方には特にクエン酸での掃除がおすすめです。

クエン酸と水を混ぜたクエン酸水のスプレーは、キッチン・トイレ・洗面所など水回りの汚れ落としに大活躍してくれるので、作り方を覚えておくと便利です。

クエン酸を使用したシンクの掃除方法

【準備するもの】

  • クエン酸 小さじ1/2
  • 水 100ml
  • スプレーボトル
  • 食器洗い用スポンジまたはメラミンスポンジ

【手順】
1.スプレーボトルにクエン酸と水を入れ、ボトルを振ってよく混ぜてクエン酸水を作る
2.シンクの水垢が目立つ箇所に1をスプレーする
3.スポンジで水垢をこすり落とす
※蛇口の付け根や排水溝の周りなど細かい場所は、古い歯ブラシを使うと便利です。

3.酢スプレーで汚れがひどい場所をパックする

酢

クエン酸と同じように酸性の性質を利用できる手頃なアイテムが酢です。お酢は、多くの家庭で常備している調味料が、お酢の臭いが気になるという方もいるでしょう。マスクを着用して掃除をすると、少しですが臭いを感じにくくなります。しつこい水垢には、お酢パックがおすすめです。

お酢を使用したシンクのお酢パックの仕方

【準備するもの】

  • お酢 300ml
  • 水 150ml
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパー
  • ラップ
  • 食器洗い用スポンジまたはメラミンスポンジ
  • 古歯ブラシ

【手順】
1.スプレーボトルにお酢と水を入れ、ボトルを振ってよく混ぜてお酢スプレーを作る
2.シンクの水垢が目立つ箇所にキッチンペーパーを敷く
3.2の上からお酢スプレーを吹き付ける
4.3の上にラップをかけて1時間ほど放置する
5.ラップとキッチンペーパーを外し、スポンジや歯ブラシで水垢を磨き落とす

生ゴミを活用したシンクの掃除法2つ

シンクの汚れは、私たちが毎日のように食べている身近な食べ物を使ってもきれいにすることができます。今まで生ゴミとして捨てていた部分が掃除に役立てることができると、なんだかお得な気分になりますよ。節約に興味がある方は、是非実践してみてください。

1.玉ねぎのヘタで排水溝のぬめりや臭いもシャットアウト

玉ねぎのヘタで磨く

タマネギを調理する時には、上下のヘタの部分を切り落とします。根っこと頭部分を切り落とした時の切り口の白い部分には、汚れを分解する働きがあります。

玉ねぎのヘタを使用したシンクの掃除方法

【準備するもの】

  • 玉ねぎのヘタ

【手順】
1.玉ねぎのヘタの部分を切り落とす
2.ヘタの白い実の部分をシンクの汚れが気になる部分に擦りつけて、シンクを磨く

玉ねぎの皮には、排水溝のヌメリや臭いを落としてくれる効果があります。玉ねぎの皮やヘタと水をお鍋にいれて煮たゆで汁を排水溝に流し入れると排水溝の掃除になります。

2.人参・大根のヘタとクレンザーを併用したシンク掃除

人参や大根のヘタもシンク磨きに活用することができます。しつこいシンク汚れにはクレンザーを併用すると効果的です。生ゴミを活用することで、掃除用の洗剤代を節約するだけでなく、ゴミの量も減らすことができますよ。

人参・大根のヘタを使用したシンクの掃除方法

【準備するもの】

  • 人参や大根のヘタ
  • クレンザー

【手順】
1.人参や大根のヘタの部分を切り落とす
2.ヘタの実の部分をシンクの汚れが気になる部分に擦りつけて、シンクを磨く
3.しつこい汚れには、ヘタ部分に少量のクレンザーをつけて磨く

シンクを傷つけないためにはメラミンスポンジがおすすめ

メラミンスポンジ

シンクを磨く際に使うスポンジ選びを間違ってしまうと、シンクが傷ついてしまうことがあります。シンクを磨く時には、タワシなどシンクを傷つけてしまうようなものを使用しないでください。食器洗い用のスポンジの柔らかい面を使用しても良いですが、シンク磨きに適しているのは、メラミンスポンジです。

メラミンスポンジとは、メラミン樹脂を用いたスポンジのことです。100均でも売っていますので、利用したことのある方も多いのではないでしょうか。必要な大きさにカットして使用できるのも、メラミンスポンジの人気の理由です。

メラミンスポンジは、洗剤を使用せず水に少し濡らして磨くだけで汚れが落ちますが、シンクのしつこい汚れはクエン酸やお酢スプレーと組み合わせて使用すると良いでしょう。

シンクの汚れを防いで掃除を楽にするコツ

シンクの掃除は、ある程度汚れが目立ってきてからまとめて行うという方も多いでしょう。しかし、日頃からシンクを汚さない工夫をしておくと、まとめて掃除をする頻度や時間を少なくすることができます。シンクの汚れや臭いを少しでも防ぐ方法を覚えておくと便利です。

シンクの水気・汚れはコマメに拭き取る

シンクについた水気や汚れをそのまま放置しておくと、水垢や汚れ・臭いの元になります。シンクを使い終わったら、毎回シンクについた汚れを流し水気を拭き取っておくようにしましょう。キッチンにシンクの水気を拭き取る用の布巾を準備しておくと、気づいた時にすぐに拭き取ることができます。

毎回や毎回することが出来なくても、旅行などで2~3日家を空ける前などには、水気を拭き取ってお出かけするようにしておくと良いでしょう。

シンクにお酢をふり、汚れをつきにくくする

シンクの汚れを一気にきれいに掃除する時に活躍してくれると紹介したお酢ですが、毎日のシンクのお手入れにもお酢を活用することができます。シンクを使い終わった後にシンクにまんべんなくお酢を振りかけておくと、汚れがつきにくくなります。余裕がある日は、スポンジでさっと汚れを落としておくと更に良いです。

三角コーナーに生ゴミを溜めない

食事を終えた後には、生ゴミが出ます。生ゴミをシンクに置いた三角コーナーの中に入れたままにしておくと、三角コーナーのそこの水切り穴からゴミの汁気がシンクに落ち汚れの原因になります。また、臭いも気になります。生ゴミは、食器の洗いものが終わったら排水溝に溜まったゴミと一緒にビニールにまとめて捨てるようにしましょう。

三角コーナーがあるとついついゴミを放置しがちです。思い切って三角コーナーを無くしてみると、コマメに生ゴミを捨てる習慣が付くかもしれません。

シンク掃除用のお酢の選び方

穀物酢

シンク掃除にお酢が便利ということですが、お酢にも色々な種類があり値段も違います。初めてお酢を掃除に活用する方は、「どんなお酢を掃除に使えばいいの?」と悩んでしまうのではないでしょうか。

私たちがお料理にも使用しスーパーでも販売されている代表的なお酢には、「穀物酢」と「米酢」があります。穀物酢は小麦・米・コーンなどを原料としているお酢で、米酢は米を原料としているお酢です。お料理が得意な方は、料理によって穀物酢と米酢を使い分けているのではないでしょうか。

価格は、穀物酢の方が米酢よりも一般的には安くなっています。お掃除に使用するのであれば「穀物酢」で十分です。穀物酢は、定期的にスーパーで特売される商品の一つでもありますので、安い時に買ってストックしておきましょう。

また、スーパーに売られているお酢の中には、砂糖などを加えた酢の物酢など味付けされたお酢もありますが、砂糖など余計な原料が含まれているお酢は掃除には不向きなので、掃除用にお酢を購入する場合は、原材料の欄をよく確認してください。

市販の重曹&お酢スプレーも手軽!

忙しくて重曹ペーストやお酢スプレーを作る時間が無いという方は、市販品を使うという手もあります。スーパーや通販サイトで重曹スプレーやお酢スプレー、また重曹とお酢の両方の成分が含まれた掃除用のスプレーなどが販売されています。一つあると使いたい時にすぐに使えるのでとても便利です。

市販のお掃除用スプレーや自宅で作った重曹水・重曹ペーストなどは、必ず子供の手の届かないところに保管するようにしてください。子供が誤飲したり目に入ったりしないように、十分に注意しましょう。万が一、子供の様子がおかしい場合には、できるだけ早く医師に相談しましょう。

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シンク掃除はコマメが大事!

シンクの掃除には、重曹・酢・クエン酸などの天然素材やお料理に使った食材のゴミが活躍してくれることがわかりました。シンクは、使うとどうしても汚れが付いてしまう場所ですが、コマメに掃除しておくことで、より長くきれいに保つことが出来ます。

今までコマメにシンクの掃除をする習慣がなかった方も、これを機会に掃除の習慣付けをしてみましょう。まずは、シンクを使い終わったら、さっと水気をから拭きすることから始めてください。キッチンのシンクがピカピカだとお料理をするのも楽しくなります。