電子レンジの掃除方法
電子レンジ掃除にはひどい汚れを落とす酢や重曹が効果的!
電子レンジを掃除していますか。電子レンジは食品を温めるために毎日使う、臭いやカスによる汚れ、焦げなどが目立つ家電です。そこで今回は、電子レンジの嫌な臭い・食べカス・焦げをスッキリキレイに掃除する方法をご紹介します。
電子レンジの掃除は衛生面からも必須!汚れや臭いを放っておかないで!
子育て中のお父さん・お母さんにとって、「電子レンジ」はすごく便利なアイテムです。作り置きのごはんやおかずを温める、冷凍食材を解凍する、牛乳やスープを飲みごろの温度にしたりとさまざまな使い方ができます。火を使わないで使用できるという点が、子供がいる家庭では必需アイテムになっています。
それだけ毎日の生活に必要不可欠な家電だからこそ、使用頻度も高くなり、どうしても気になってしまうのが「汚れ」や「臭い」です。大切な家族の口に直接入るものだからこそ、衛生面にはしっかり気を付けていきたいのに、汚れや臭いがひどい状態なのは、そのままにしておけません。
しっかりと掃除していくべきです!そこで今回は【電子レンジの掃除方法】について、詳しくご紹介していきます。汚れが気になったらもちろん掃除するべきですが、汚れが気になる前に定期的に掃除することが大切です。
現役ママに聞いた!電子レンジの掃除の困ったエピソード
毎日のごはんやお弁当を作っているお母さん、電子レンジを使う上で困った経験はありませんか?毎日使うからこそ、何かしらのトラブルや困りごとが出てくるはずです。「え、もしかして私だけ?」と思ってしまうと、お母さん達はいきなり大きな不安に襲われてしまいます。そこで、はじめに世の中のお母さん達が困っている、電子レンジのエピソードをまとめてみました。
イライラする!電子レンジ掃除の困りごと
- 臭うのは分かっているけれども、臭いの原因が分からない。
- とにかく毎日使っているから、掃除するタイミングがつかめない。
- 掃除方法が分からない。
- 電子レンジの汚れが、ベタベタして気持ち悪い。
- 水で濡らすのは故障の原因となるし、掃除方法が難しい!
- 食品に使う家電製品だから、洗剤は使用しない方が良いのか・・・でも汚れは落ちないし。分からない!
このような世のお母さん達の悩み、共感できるものはありますか。0歳と4歳の現役ママである筆者は、すべて共感できます。正直な気持ちとしては「料理を作って食べさせるので、毎日精一杯。電子レンジの掃除って、結構面倒だからやりたくない」とも思ってしまいます。
でも、汚れや臭いをそのままにしておいても、勝手にキレイになるわけではありませんし、良いことなど1つもありません。この記事を読んでいただいたときが、お掃除をする絶好のタイミングというわけです。
掃除するには何が必要?電子レンジの汚れの原因って何?
「ラップをして電子レンジで食品を温めているはずなのに、どうして汚れるの?」「このベタベタ汚れはどこから来るの?」と疑問に思う人も少なくありません。そもそも電子レンジの汚れって、何なのでしょうか。電子レンジをピカピカに掃除していくためには、汚れの原因をきちんと理解しておく必要があります。汚れを確実に落としていくために、汚れの正体を知っておきましょう。
電子レンジの内側汚れの原因は油やたんぱく質。外側はホコリ。
電子レンジの内側の壁にこびり付いたベタベタした汚れや、細かな点々、黒いかけらなどの汚れの大半が、食品を温める時に出た「油」や「たんぱく質」です。食品を電子レンジで急激に加熱することで、ぱちぱちと油が飛び散ったり、イカやヒジキを温めすぎるとバチンと爆発してしまうこともあるでしょうが、これらが全て電子レンジの汚れとなってしまうのです。
ラップをしているから、大丈夫?
確かにラップをしていると、食材を加熱した時に飛び散る油やかけらの量は少なくなるでしょう。しかしながら、100%防ぐことができるというわけではありません。急いでいると、きちんとお皿全体にラップをかけることなく電子レンジで温めてしまうことは多いですし、出し入れする時に汁がこぼれてしまうことも少なくありません。
これは、筆者にとっては日常茶飯事です。ですから、ラップしているからと言って、電子レンジの中が全く汚れないというと・・・そういうわけにはいかないのです。
電子レンジを掃除しないで汚れたまま使い続けるのは、NGです!
電子レンジがあるのは、食材や油、その他の調味料を扱っているキッチンです。キッチンは自宅の中でも汚れが比較的付きやすい環境にあるので、汚れが付いてしまうのは無理のない話なのですが、掃除をしないでついた汚れをそのままにしておくのは止めて下さい。
汚れたまま使い続けるほどに汚れが定着してしまうので、掃除をしても落ちにくくなりますし、何より衛生的ではありません。また、汚れは家電の劣化を進行させてしまうというリスクも持ち合わせているので、汚れたまま使い続けて良いことなど1つもないのです。
電子レンジの掃除を使う度にするのは難しいでしょうが、汚れに気が付いた時には後回しにしないで、すぐに対応するようにしてください。
撃退せよ!電子レンジの汚れ【ちょこっと汚れ編】
毎回必死に掃除をしていては、正直疲れてしまいます。そこで、電子レンジの汚れの度合いに合わせて、掃除の方法を変えていくことをオススメします。
まずは、電子レンジ内の汚れが思ったよりもひどくなかった場合のお掃除方法をご紹介します。「このくらいなら、別にそのままにしても良いかなぁ」と後回しにしないで、汚してしまった時にさっと掃除をするからちょこっと汚れで済むのです。
そのまま放っておくと、ちょこっと汚れも頑固な汚れに変身してしまうので、汚れはあまりひどくならないうちにキレイにしておくのが鉄則です。
電子レンジのちょこっと汚れには、水蒸気を利用する!
少し黒ずんでいる、ちょっとべたついている程度の汚れには、「水蒸気」を利用して掃除することをオススメします。水蒸気を利用した電子レンジのお掃除方法に必要なのは、少量のお水と耐熱容器です。水蒸気を利用したお掃除方法は、以下の通りです。
水蒸気を利用したお掃除方法
手順1.耐熱皿に200~250mlほどのお水を入れて、電子レンジで4分ほど加熱します。この時、ラップはしないようにして下さい。
手順2.加熱しているうちに水蒸気が発生しますので、そのまま電子レンジの蓋をしめて、十分に蒸らしましょう。蒸らすことで汚れが浮き出て、落ちやすくなります。
手順3.加熱後しばらく置いたら、濡れ布巾やキッチンペーパーで汚れを拭き取りましょう。汚れが亡くなるまで、何度も拭いてみてください。油汚れを落としますので、使用後に捨てられるキッチンペーパーがオススメです。
ソースや醤油が飛び散ってしまったり、軽い油汚れの場合には、水蒸気を利用して汚れを落としていく方法で充分です。この方法なら、特別なアイテムも時間も取りませんので、気軽に試すことができます。
撃退せよ!電子レンジの汚れ【結構ひどい汚れ編】
電子レンジのちょこっと汚れをそのままにしておくと、いつの間にか見ないふりをしたくなるような頑固な汚れになってしまいます。頑固な汚れを放っておくと、電子レンジ内の臭いがひどくなったり、故障してしまう可能性もでてきますので、きちんと掃除をしましょう。
結構ひどい汚れ:水垢の掃除にはお酢がオススメ
電子レンジを使う前に、内部に汚れが溜まっていないかを、きちんとチェックしてください。すると、油汚れとは別に水垢が溜まって、すじ状の汚れになっているものを確認できることがあります。電子レンジ内に湯気が充満する時もあるわけですから、水垢が溜まってしまうのも珍しいことではありません。
そこで、オススメするのが【お酢を活用したお掃除方法】です。水垢はアルカリ性の汚れですから、反対に酸性のものを使えばスルスルと落ちるというわけです。
水垢をお酢で落とす掃除方法
手順1.耐熱容器にお酢、お酢の4~5倍の量の水を入れます。
手順2.4分ほど加熱したら、そのまま3分蒸らします。蒸らすことが大事!
手順3.その後、キッチンペーパーで汚れを拭き取って、お掃除完了です。
電子レンジのお掃除にお酢を使うのは、とても理にかなっていて、お酢には高い消臭効果があるため電子レンジ内の嫌な臭いを抑えてくれます。
お酢をボトルで購入しても、餃子を食べる時のタレ、酢の物、寿司飯などチョコチョコ使いになってしまうので、どうしても余ってしまいがちです。ですから、電子レンジのお掃除をする時に定期的にお酢を使用していけば、無駄なく汚れを落とすことができるというわけです。
結構ひどい汚れ:油汚れの掃除には重曹がオススメ
電子レンジの汚れで水垢よりも一般的なのが、油汚れです。先ほどはアルカリ性の水垢を酸性のお酢で落としましたが、油汚れは酸性なので、アルカリ性の物質を使って汚れを落としていきましょう。
そこでオススメするのが、アルカリ性の「重曹」です。お酢を使って落とすことができるちょこっと汚れの度合いを越えてしまった場合は、重曹を使って一気に落としていきましょう。
方法1.重曹水を蒸発させてレンジ内を蒸らす
手順1.耐熱容器に水を200ml、重曹大さじ4杯ほど加えて、しっかりと溶かしていきます。
手順2.ラップをしないで、そのまま3~4分加熱をして、電子レンジ内を蒸らします。
手順3.キッチンペーパーでふき取って、完了です。
方法2:重曹をクリームのようにしてしつこい汚れにアタック
重曹を使用して落とす方法その1をしても、なかなか落ちないしつこい汚れには、重曹をクリームのようにして、汚れに直接塗っていくことにしましょう。
手順1.しつこい汚れは重曹大さじ3に水大さじ1を加えて、クリームのようにしていきます。
手順2.目立った汚れには、重曹をすこし固めた物を塗ります。
手順3.その上から、ラップを貼り密着させます。
手順4.10分ほどそのままにしたら、ラップをはがして、汚れ部分をキッチンペーパーで拭いていきましょう。
汚れに直接塗ることで、水蒸気を利用した掃除方法よりは効果が期待されます。実際に筆者も試してみましたが、明らかに食べ物のカスや油がギトギトのところは、はじめにキッチンペーパーで軽く拭き取っておくと、重曹の効果がより現れました。
撃退せよ!電子レンジの汚れ【裏技編】
電子レンジの汚れは、意外と厄介!カピカピにこびり付いたカスなどは、どう頑張っても取れなくて困ってしまった経験があります。もちろん、上記のお掃除方法を試していただいた上で、これからご紹介する【裏技】もお試しください。
レンジの内側の汚れはいらないポイントカードが絶妙な汚れ落としに!
電子レンジの内側にカピカピにこびり付いた汚れをどうにかして落としたいと思って、ゴシゴシと力任せに磨いてしまうのはNGです。電子レンジの内側が傷ついてしまうのを防ぐために、筆者が使用しているのが「いらないポイントカード」です。
紙製のカードではなく、プラスチック製のカードを使って下さい。汚れと電子レンジの隙間をめがけて、カードを差し込むようにすれば、汚れがスルリと剥がれます。カードでの汚れ落としは、電子レンジの内側を傷つけないので、非常におすすめです。
綿棒でレンジ角の汚れもスーイスイ
電子レンジの四隅に溜まってしまいがちな、食べカスや油汚れ。放っておくと決して衛生的ではないので「綿棒」を使ってキレイに取り除きましょう。ピンポイントで汚れを取ることができるので、非常に便利です。
歯磨き粉は安心?電子レンジ掃除には結構使える!
電子レンジは食品を扱う電化製品のため、薬剤を使ってお掃除をするのは控えたいという人も少なくありません。そこで私が使っているのが「歯磨き粉」です。歯磨き粉の中に含まれている、つぶつぶの研磨剤がいい役目を果たしてくれるようで、しつこい汚れも比較的落ちやすいです。
使い古したボロボロの歯ブラシをきちんと洗って、さらに歯磨き粉を付けて丁寧に洗い流しましょう。毎日お口の中に入れる歯磨き粉なら、安心して使うことができるという人も多いでしょう。磨いた後は、水を染みこませた脱脂綿で良く拭き取ることをオススメします。予想以上に、モコモコと泡が出てきますので、歯磨き粉は少量でよいでしょう。
食品を扱う電子レンジだからこそ、きちんと掃除して清潔に
今回は【電子レンジの掃除】について、ご紹介いたしました。毎日使う家電製品だからこそ、いつも清潔な状態に保っておきたいと思う気持ちがありながら、毎日使うので掃除するタイミングを逃してしまうという人も少なくありません。
けれども、今回ご紹介した掃除方法なら、特別な道具を買い揃える必要なしに、簡単に試すことができます。ちょこっと汚れのうちにしっかりと落として、頑固な汚れになってしまうのを防ぎましょう。