料理上手になりたい!家族の胃袋を掴んだ主婦が教える7つコツ
料理はとっても楽しい趣味ですし、おいしいものを食べたいという欲求も同時に満たせます。誰でも一度は、「料理上手になりたい」と憧れた経験があるでしょう。
ですが、胸を張って「料理が得意です」という人は少数派。一人暮らしでそこそこ料理はしてきた人でも、自分の手料理を他の人に食べさせるとなると話は別です。
料理上手になるにはどうしたらいいのだろう?
今回は、結婚を機に「夫や子供においしい料理を食べさせてあげたい!」と料理の腕前を上げた主婦の方々の体験談を紹介します。
もともと料理への関心が深かったという人もいますが、多くの方は、結婚当時は料理初心者さん。それが家族の胃袋をつかみ、毎日「おいしい」と言ってもらえるようになった秘訣とは?
1.基本のレシピを忠実に再現!まずは定番メニューから始めよう
料理が上手になるために、1番最初に実践するべきは、簡単な料理をレシピ通りに作ることです。
最初はとにかく基本に忠実に、アレンジはNGという声が圧倒的多数。料理に限らず、何事も基本が大事で、応用はできるようになった人がやることと心得ましょう。
やる気に満ち溢れていると、ついつい本格的な料理に挑戦したくなりますが、メニューは自分の技量の限界を超えないものを選ぶのも成功のコツです。煮物やハンバーグなど、一般的な家庭料理からレパートリーを増やしていきましょう。
独学で会得した料理上手になるコツ
みっちぇる(40代)
お料理が上手になるコツは、材料から何からまず『レシピ通りに作ってみる』ことです。
まず、お料理本とかネット検索で、食べたいと思うレシピをじっくり調べます。材料の値段や家族の好み、季節もので今売っている材料かどうか、お料理作りとして自分のキャパを越えていないかどうかも重要です。1回目は、絶対にアレンジや自分流に変えてはいけません。
出来上がったものを食べてみて、家族の意見や自分の感想なども考えあわせ、もう一度作る価値があるかどうか決めます。初めて作ったときは、ちょっと焼き過ぎた・煮過ぎた、もう少しこうすればおいしくなるという反省点があるはずなので、2度目を作ると決めたら、それを改善しながら作ります。きっと最初に作ったよりも上手に出来ます。
3度作ったら、そのレシピは完全に自分のレパートリーとなって、我が家の味になります。それと皮むき器やフードプロセッサーなど、器具をそろえるとお料理が楽しくなります。最初から圧力鍋はちょっと冒険ですが。
毎日コツコツ、基本に忠実に!
かくさく(27歳)
結婚するまで家を出たこともなく、家事はほとんどすることがありませんでした。そのため、料理も簡単なものしかできず、朝昼晩と三食作るのは本当に苦痛でした。
クックパッドや母からもらった料理の本など様々なものを使い、献立を考え、毎日作っていくうちにだんだんできるようになってきましたが、初めはそれらに書いてあるように分量をしっかり測って作ることを意識しました。
なにがどれだけ足りないなどは料理をしていくうちにわかってくるので、それまではアレンジしたりせずに、そのまま作るようにしていました。
最初は旦那も食いつきは良くなかったですし、失敗することも多かったです、しかし、今では味の好みも分かって来たので、色々なものをアレンジして作れるようになり、満足してもらってます。
まったく料理ができなかったのに、今では料理が大好きです
はちみつ(30代後半)
料理上手になるためには、まずはいきなり凝った料理を作ろうとせず、『定番品をしっかり作れるようにする』ことだと思います。
私は独身時代、実家暮らしでほとんど料理をしませんでした。そのまま料理を誰かに教えてもらうこともなく、カレーやみそ汁、炒め物くらいしかできないまま結婚しました。
まずは料理の幅を広げようと思い、わからない料理のレシピをネットで見て忠実に作っていくことから始めました。慣れてくるとだんだんと材料や調味料をきっちり測らなくてもできるようになっていきました。
そのうち自分や家族に合った味が分かるようになりました。現在、得意料理は煮物で、筑前煮が主人や子供たちから好評です。毎日おいしいと言って食べてくれるのでとっても嬉しいです!
手料理で家族の笑顔が見たい!
カウル(32歳)
私は結婚前、長い間一人暮らしをしていたので、食費を節約するため簡単な料理の経験はありました。でも、主人や家族と一緒に食べる料理となると、話は別。結婚を機に、一から料理を独学で勉強しました。勉強といっても難しいことは全くしておらず、複数の料理本やインターネットでレシピを探し、とにかく初めてチャレンジするものは、レシピ通りに作ってみることです。
調味料の分量や材料をアレンジするのは、次のステップ。食べてみて、自分たちの口に合うように、少しずつ手を加えていきます。料理のコツは、自分の舌を信じること。調味料を少しずつ加えながら、その都度味見をすることが大切です。
今では、毎日主人が「おいしい!おかわり!」と言ってくれます。我が家は辛いものが好きなので、韓国料理が得意です。
2.外食は勉強の場でもある!美味しい味を知り、味覚を鍛える
料理上手になるためには、色々なものを食べて、味覚を鍛えることも大切です。料理へのモチベーションを保つという点でも、外食は非常に効果的です。
単に「おいしい!」というだけでなく、「なにが入っているのかな?」「味付けの工夫は?」など、正解に至らなくても考えることそのものが大切な勉強。せっかく外食するのなら、色々と学んだ方が自分への投資になり、お得です!
今や料理のレパートリーは豊富
パナ(42歳)
共働きで、料理は妻だけでなく、私も作ります。
ズバリ料理が上手くなるコツは、「美味しい味を知ること」です。父親が懐石料理の板前でお店をやっており、子供の頃から何かと手伝いをして料理を学んでいた経験からそう思います。
結婚前は趣味程度でしか料理を作らなかったので、魚のさばき方や味付けのノウハウを知っていても、レパートリーはあまりありませんでした。結婚を機に、レパートリーを増やす為に、様々な料理作りを実践しました。得意分野は和食ですが、洋食や中華、イタリアンなどの料理には知識が薄いため、家族と外食をする時、味や工夫を学ぶのを目的に、様々なお店に行きました。
美味しいと思える味を知ることで、自分が作る時の目標が設定でき、それにより料理が上手くなれます。
外食を通し感じたことを、自分の料理に反映させながら失敗や成功を繰り返し、様々な料理にチャレンジしました。その結果、今ではラーメンも本格的な味を出せるようになり、妻や子供から美味しいと評判です。
3.家庭料理だからこそ、食べる人の味の好みにあわせる
料理が上手になりたいのはなぜか?それは、「おいしいといって食べてほしい人がいる」からなはず。
味覚は一人ひとり違うので、おいしいと言ってもらい人の味の好みを知りましょう。
「おいしい」と言ってもらえれば、料理がますます好きになりますし、意欲も沸いてきます。食べてくれる人のことを考える。当たり前のように思えますが、これも非常に大切な料理のコツです。
食べてくれる人の味の好みを知る
りん(30歳)
料理上手になるコツは、とにかく旦那からの評価を上げようと貪欲になることです。 私は食べることは好きですが、特に味にこだわりはなく、いわゆる味音痴でした。そのため、結婚当初は料理はしても味付けはいまひとつで、外食で舌の肥えた旦那からの評価はとても低かったです。「これは食べられない」とはっきり言われたこともありました。
そんな私が悔しくて実践したのは、とにかく旦那の評価をもとに改良し続けることです。味を覚えられないため、調味料をすべて計量スプーンではかり、どの量の時、評価がよかったか記録していきました。旦那にも具体的に何が足りないなど言ってもらい、ひたすら続けました。
それを2年も続ければ、もう旦那の胃袋はつかめます。計量スプーンを使わなくても私も味が覚えられるようになりました。現在では、何を作ってもおいしいと言ってくれますし、旦那の好きな味がわかります。料理の腕は確実に上がったと思います。
4.好きな料理研究家がいれば、大きなモチベーションに!
最近では、テレビや本、ネット等でも『料理研究家』という肩書きを持つ料理のプロの方が大勢いらっしゃいます。料理研究家のレシピは、普通の人が自宅のキッチンで、各家庭の調味料で作っても、味に極端がバラつきがでないように、再現性が高いように調整されています。
好きな料理研究家(味つけが自分や家族好みの人)を見つけて、その人のレシピを再現すれば、「完成してから、思っていた味と違う」というリスクはかなり減らせます。また、料理初心者にとっては、大きなモチベーションにもなるはずです。
好きな料理家が見つかると、料理上手への近道に!
たま(30代前半)
独身時代は料理はせず、ほとんど外食か買ってきたものを食べる生活でしたが、結婚してからは料理をせざるを得ない状況になりました。
今はスマホなどで簡単にレシピが見られますが、それだと味や仕上がりにばらつきが出てきたり、「なんか違うな?」という味付けのものになってしまいます。
ちゃんとした料理家のレシピで作れば正しい食材の調理法も身に付くし、気に入った味の料理家が見つかれば、その料理家のレシピ本を参考にすれば、どんな料理でも好みの味付けのものが作れるようになります。そうして料理の腕を磨いて行けば、そのうち材料にも応用がきくようになり、レシピの幅も広がります。
今では、冷蔵庫の在庫やスーパーに行ったときに安かった食材でパッと思いついて料理ができるようになりました。
得意なの料理は大根の煮物です。豚肉、鶏肉、ぶりなど、一緒に煮るメイン食材は変わりますが、だいたいいつも大根は味がしみて美味しく煮上がります。野菜嫌いな娘も、大根の煮物はよく食べます。
5.段取りよく作るために、完成をイメージしてからキッチンに立つ
料理は段取りの力も非常に重要です。作りたい料理は、一度、最初から最後まで頭の中でイメージトレーニングしてから挑むと、失敗が少なくなります。
料理に不慣れなうちは、キッチンが散らかったり、時間をロスしてしまいがちです。そうした経験を繰り返すうちに「料理=面倒」と食事作りへのハードルが上がってしまうのは勿体ないことです。最初から段取りよく作れる人はいないので、少しずつ覚えていきましょう。
完成イメージを持つこと
ちゅちゅん(30代)
料理がうまくなるためのコツは「どんなものが出来上がるのかイメージしておくこと」です。
結婚当初、料理に自信がないのでレシピ本を見て、その通りに作っていたのですが、出来上がった料理の味がどんな感じで、見た目はどうなるのかというイメージがきちんと湧いていなかったので、具材が大きすぎたり、下味が付きすぎていたりして失敗することが大半でした。また、1品作るのに、ものすごく時間がかかりました。
そこで、レシピ本を見るときには、まず最初につくりはじめから出来上がりまでを通して一度読み、買ってきた材料を今からどんな風に料理するのか、どんな味に仕上がるのか、頭でシミュレーションしてから、台所に立つようにしました。
だんだんと上手にイメージができるようになり、今ではレシピを見れば、味の想像もできますし、写真をそっくりの料理をおいしく作れます!
6.盛り付けも重要!おもてなし料理を作ってみよう
料理は『見た目』も非常に重要です。おいしそうな色合い・盛り付けの料理は、食欲をそそります!
「食べるのは家族だけだから…」と思わず、日頃からおいしく見えるように盛り付けも練習しておきましょう。定期的にゲストに手料理を振る舞う機会があれば、センスはますます磨かれていきます。
また、最近では、SNSで手料理の写真を公開する方も増えています。素敵だなと思える料理を作る人をフォローしたり、自分の料理の写真を公開すればコメントをもらえて、料理がますます楽しくなります。
主人の会社の同僚におもてなし!
かえで(39歳)
結婚してからは、旦那さんに美味しいと言ってもらえるように、彩りや食器なども気を遣うようになり、徐々に旦那さんにも褒めてもらえるようになりました。やはり、キモチと、「見た目も大事」と実感しました!
今では旦那さんにも料理上手と言ってもらえるようになったし、これなら、同僚にも食べてもらえるとのことで、最近訪問客が増えました。
人様に食べてもらうとなると見栄えも気にするし、自然と上達します!
作ったあと、写真撮影してます。
富士子(40代後半)
料理上手になるためには、まずは、色々ものを食べて味覚を鍛えることです。
あとは、やっぱり見た目によって、味の感じ方も違うと思います。だから、例え家庭料理であっても、盛り付けは重要だと思います。
私はデザインが昔から好きなので、盛り付けは好きだし、得意です。勉強のために、写真で撮影して、記録してます。
料理、学歴も力技も、いらないので、その気になれば、誰でも出来るようになります。まずは、やってみましょう。数をこなせば、凄く上手になりますよ。
7.食への興味・好奇心が料理上手になる近道
料理上手な人に共通しているのは、普段から食への興味や関心が大きいこと、そして自分自身が料理を楽しんでいることです。
例え料理は初心者でも「食べることが大好き」「料理が作れるようになりたいな」と思っている人は、十分に料理上手になれる素質を持っているはずです!
子供の時から料理の研究を続けています
とも(40代前半)
私のひそかな自慢は、家族から「お母さんの料理は世界一!」と言ってもらえていることです。どうしてそうなったかというと、昔からひとえに「料理が好き」で「食に興味がある」という点につきます。
小学校高学年の時には、黒豆などのお節料理を何品か担当していました。中学校・高校時代は週末のたびにケーキ作りにはまり、母に代わって家族の夕食も作っていました。大学で一人暮らしになってからは、一通りのハンバーグやオムライスなど、メジャーな名前の付く料理を繰り返し作り、味の研究をする毎日でした。
専業主婦になってからは、漬物や梅干しなどは当たり前、独自のメニューを開発して「お母さん、死ぬ前にこのレシピちゃんと残しておいてね」と娘に言わせるほどです。
食や料理に関心を持てるようになるコツは、必ず誰か食べてもらえる人を意識することです。家族がいれば家族だし、一人暮らしでも未来の夫や子供を想像して「すごい!」とびっくりされる妄想をしながら料理を作る、そうすれば自然と料理が好きになる事間違いなしです。
『食』にアンテナを張ることが料理上手の近道!
ゆかまま(30代後半)
私はもともと食いしん坊です。おいしいものを食べると、何が入っているのか?珍しいものを食べると、何が入っているのか?ということが気になる性分でした。『食』に興味を持つことが、料理が上手くなるための近道です。
私は今から10年ほど前に結婚したのですが、結婚前は一人暮らしをしたことがなく、家事は母に頼りっぱなしでした。結婚した当初は、食事を作り終えるのにどれくらい時間がかかるかわからず、時間を無駄にしていました。
今は、毎日料理をしているせいか、段取りもよくなり、少ししかない材料でも頭を働かせ、献立を考えて作ることができるようになりました。特に好評なのは、メンチカツです。以前は、冷凍食品のメンチカツを買ってきて揚げるだけでしたが、値段が高いわりに少ししか入っていないのが不満でした。
料理サイトを見て試しに作ってみると、思っていたほど難しくなく、しかも安く作れることを知りました。主人や子供たちからも大好評なので、月に一度はメンチカツをリクエストされます。
好きこそものの上手なれ!
藤田香子(40代前半)
料理が上手くなりたいなら、料理に対して『好奇心=興味を持つ』ことが1番だと思います。料理を好きになること、それが上達への1番の近道です。
結婚当初、料理はほとんどできなかったのですが、とにかく本を読んだり、人に聞いたりと、色々な角度から学び、実践を繰り返しました。勿論、失敗もたくさんありましたが、毎日料理をすることでコツをつかみ、何とかこなせるように上達していきます。
とにかく料理上手になるには、作ることをあきらめないことと、喜んで食べてもらいたい「気持ち」もあると感じます。そうすれば、「こうしたら美味しくなるな」「これを足すと旨味がやコクが出る」など、少しずつ体験から学んでいきます。
今も毎日台所に立ちますが、今日は何を作ろうかなと考えるのも楽しみの1つです。家族から美味しいと言われると、嬉しいですし、作り甲斐があります。