魚焼きグリルの掃除&臭い取り
魚焼きグリル掃除どうしてる?重曹・セスキ・片栗粉活用法
魚焼きグリルの掃除は面倒だけど焼き魚料理は食べたいという方へ。魚焼きグリルを網・受け皿・内部の3パーツに分けてそれぞれの簡単な掃除方法をご紹介していきます。セスキスプレーや重曹ペーストが大活躍しますよ。
魚焼きグリルを掃除するコツ!重曹&セスキで内部までキレイに!
最近は、電子レンジで魚を焼くことができる便利な調理器具なども出てきていますが、やはり魚は魚焼きグリルで焼くのが一番美味しいです。ただ、魚焼きグリルで魚を焼くと臭いが気になったり、魚焼きグリルの後片付けが大変だったりするので、あまり魚焼きグリルを活用していない方も多いのではないでしょうか。
今回は、魚焼きグリルを掃除する時のコツをご紹介します。セスキや重曹など掃除用のグッズを使った掃除の仕方から、生ゴミを使った掃除の仕方まで、魚焼きグリルの掃除の仕方は豊富にあります。魚焼きグリルの掃除法をマスターしておくと、簡単にできる焼き魚料理を頻繁に献立に登場させることができるので、忙しい方は助かりますよ。
魚焼きグリルの掃除はコマメにしよう!
「魚焼きグリルの掃除は、どれくらいの頻度ですべきなの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。もちろんコマメにしておくのが一番です。ただ、食事の支度をした後の後片付けは、魚焼きグリルだけでなく他のお鍋やフライパンなど調理器具もあるので、ついつい面倒な魚焼きグリルの掃除は後回しになってしまいます。
忙しくて、魚焼きグリルを洗わないまま数日放置してしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。魚を焼いた後に、魚焼きグリルをそのまま元の位置に戻してしまうと、洗うのを忘れてしまう可能性が高くなります。焼いた魚を取り出したらグリルも外に出しておくと、洗い忘れがないでしょう。
魚焼きグリルを洗うのを忘れて網に魚の焦げかすなどがついたまま使用していると、発火の原因にもなりますので十分に注意してください。
魚焼きグリルは「網・内部・受け皿」の3パーツに分けて掃除
魚焼きグリルは、「網・内部・受け皿」の3つのパーツに分けることができます。それぞれ、掃除の仕方が異なります。網と受け皿は、毎回洗っているかと思いますが、水洗いできない魚焼きグリルの内部は、ほとんど掃除をしたことがないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、パーツ毎の掃除の仕方はご紹介していきます。それぞれのパーツの掃除の仕方を覚えておくと、短時間で魚焼きグリルをきれいにすることができます。
網の掃除はつけ置き&コメのとぎ汁
魚焼きグリルの網の部分は、洗剤にスポンジをつけて洗うだけでは、なかなか汚れを取ることができません。ただ、少し工夫するだけで、ずいぶん掃除が楽になります。
つけ置きする
魚焼きグリルは、焼いてすぐに洗うよりも少しつけ置きしてから洗った方が、汚れが取れやすくなります。魚が焼けたら、とりあえず魚焼きグリルを出してつけ置きしましょう。そうすると、汚れが取れやすくなるだけでなく、洗い忘れの心配もなくなります。
魚焼きグリルの網のつけ置き洗い方法
【準備するもの】
- 大きめのタライまたはお鍋
- 粉末台所用強力洗剤
- お湯
- 歯ブラシ
【手順】
1.タライやお鍋にお湯を張る
2.1に粉末台所用強力洗剤を入れる
3.2に網を入れて、2~4時間つけ置きする
4.歯ブラシでこすって汚れを落とす
米のとぎ汁を再利用
お米を洗う時に必ず出る「米のとぎ汁」。米のとぎ汁には、油汚れを落とす効果があります。米のとぎ汁をクレンザー代わりに活用している方もいるほどです。米のとぎ汁は、魚焼きグリルの網についた油汚れを取るのにも使えます。米のとぎ汁は、汚れだけでなく、魚独特の臭いもとってくれる優れものです。
魚焼きグリルの網を米のとぎ汁で洗う方法
【準備するもの】
- 米のとぎ汁
- 食器洗いスポンジ
【手順】
1.米のとぎ汁をボウルなどに貯めてしばらく待つ
2.ボウルの下に溜まった沈殿物をクレンザーにつける
3.2で網をこする
魚焼きグリル内部の掃除はセスキ&重曹
魚焼きグリルの網と受け皿は毎回掃除していても、内部の掃除までは毎回できていないという方が多いのではないでしょうか。魚焼きグリルの内部を久しぶりに除いてみると、真っ黒だったということがあります。ここでは、セスキと重曹を使用した魚焼きグリルの内部の掃除方法をご紹介します。魚焼きグリルの内部の掃除をするときは、火傷には十分注意してください。
セスキ炭酸水を利用した掃除法
セスキの正式名は「セスキ炭酸ソーダ」と言い、重曹と炭酸ナトリウムの特性を併せ持ったアルカリ剤です。重曹よりも水に溶けやすく、手に優しいので、水回りの油汚れの掃除におすすめです。水洗いできない魚焼きグリルは、「セスキ炭酸スプレー」を活用して掃除しましょう。
魚焼きグリル内部のセスキ炭酸スプレーでの掃除方法
【準備するもの】
- セスキ炭酸ソーダ小さじ1
- 水500ml
- スプレーボトル
- キッチンペーパー
- メラミンスポンジ
- 布巾
【手順】
1.水を入れたスプレーボトルにセスキ炭酸ソーダを加えて溶かす
2.キッチンペーパーに1を吹きつけ、グリルの内部に貼り付け30分~1時間おく
3.汚れが浮いてきたらペーパーをとり、メラニンスポンジでこする
4.最後に布巾で水拭きする
※セスキ炭酸ソーダ水の濃度については、商品の使用説明書を読み、汚れの程度によって調節してください。
重曹水を利用した掃除法
お掃除のお助けアイテムとして有名な重曹は、魚焼きグリルの内部の掃除にも活躍してくれます。ペースト状の重曹は、水洗いできないグリル内部の掃除に最適です。重曹を使用する時には、手荒れ防止のため手袋を着用することをおすすめします。
魚焼きグリル内部の重曹ペーストでの掃除方法
【準備するもの】
- 重曹
- 水少量
- スポンジ
- 布巾
【手順】
1.重曹に少量の水を加えて重曹ペーストを作る
2.1をグリルの内部に塗り、しばらく置く
3.浮いてきた汚れをスポンジでこすり取る
4.布巾で水拭きする
魚焼きグリル受け皿の掃除は片栗粉&茶殻
焼いた魚の脂が落ちる魚焼きグリルの受け皿は、臭いや油汚れが非常に気になります。昔、伊東家の食卓というテレビ番組で、魚焼きグリルの皿に水と紅茶ティーパックを入れる裏ワザが紹介されましたが、今は水を入れないタイプの魚焼きグリルも増えてきています。
片栗粉を利用した掃除法
こちらは、受け皿に水を入れて魚を焼くタイプの魚焼きグリルのための簡単な掃除方法です。水に溶かすと固まる片栗粉の特性をうまく利用した掃除法になります。魚を焼く前に準備が必要です。
片栗粉を利用した水あり魚焼きグリルの受け皿の掃除法
【準備するもの】
- 片栗粉大さじ4
- 水200ml
- ビニール手袋
【手順】
1.ボウルに片栗粉と水を入れてよく混ぜる
2.1を魚焼きグリルの受け皿に入れる
3.いつも通り魚を焼く
4.魚が焼けた後、しばらくそのまま放置する
5.油と一緒に片栗粉が固まったら、ビニール手袋をしてとりだす
6.受け皿を食器洗い洗剤で水洗いする
茶殻を再利用した掃除法
お茶を入れた後に出る茶殻には、ポリフェノールなど体に良い成分が多く含まれているため、茶殻を入浴剤に活用したり、食用として再利用したりする人もいます。また、茶殻には、消臭効果のある成分も含まれているため、臭いのつきやすい魚焼きグリルの掃除にも活用できます。
茶殻を利用した魚焼きグリルの受け皿の掃除法
【準備するもの】
- 茶殻
【手順】
1.魚を焼いた後の魚焼きグリルの受け皿に茶殻を敷いて、しばらく置いておく
2.茶殻を捨てる
3.受け皿を食器洗い洗剤で水洗いする
魚焼きグリルの臭い取りはゴミを活用
魚焼きグリルを掃除する時には、焦げつきや油汚れをとるだけでなく、グリルについた魚を焼いた時に残る特有の臭いも落としておきたいです。魚焼きグリルの臭いを取るには、高価な洗剤を使わなくても、家庭で出るゴミを活用することができます。多くの家庭でゴミとして出るであろう、ミカンの皮とコーヒーかすを活用した、魚焼きグリルの臭いを取る方法をご紹介します。
ミカンの皮
冬の果物の代表選手であるミカン。日本の家庭では、昔から冬にはこたつでミカンを食べるのが定番です。冬場は、ミカンを食べた後に残るミカンの皮を生ゴミとして沢山捨てているという方も多いでしょう。実は、このミカンの皮は、魚焼きグリルの臭い取りとして活用できます。
ミカンなど柑橘類の皮には、消臭効果のある成分が含まれています。また、ミカンの皮には、リモネンという成分が含まれています。リモネンは、精油成分の一つで、動物性の油を分解してくれる働きがあります。
ミカンの皮を活用した魚焼きグリルの臭いの取り方
【準備するもの】
- ミカンの皮約1個分
【手順】
1.ミカンの皮を適当な大きさにちぎる
2.1を魚焼きグリルの受け皿に並べ、水を入れる
3.いつも通り魚を焼く
4.魚を取り出した後、ミカンの皮を捨てて魚焼きグリルを洗う
ミカンの皮を魚焼きグリルの受け皿に散らして魚を焼くと、臭いがつきにくくなるだけでなく、使用後の油汚れも取れやすくなります。それでもとれにくい油汚れがあるようでしたら、ミカンの皮のオレンジ色の部分を直接汚れ部分につけてこすってください。
一般的に、ミカンを食べるのは冬場が多いです。冬場に食べたミカンの皮を乾燥させて保存しておくと、ミカンを食べる季節以外にも消臭剤として活用することができます。
コーヒーかす
コーヒーを引いた豆からドリップしていれた時に出るコーヒーかすは、嫌な臭いを吸収してくれる働きがあり、消臭剤として活躍してくれます。魚焼きグリルの臭い取りだけでなく、トイレや冷蔵庫の消臭剤としてコーヒーかすを再利用している方も多いです。
コーヒーかすを活用した魚焼きグリルの臭いの取り方
【準備するもの】
- コーヒーかす適量
【手順】
1.コーヒーかすを魚焼きグリルの受け皿に並べる
2.いつも通り魚を焼く
3.魚焼きグリルを洗いよく乾かしたら、乾燥したコーヒーかすを受け皿に入れておく(次回、魚を焼く時にそのまま焼けます)
コーヒーかすの消臭効果は、コーヒーを入れた後の乾燥していない状態の方がより高い効果が期待できるとされていますが、水分を含んだ状態のまま長く放置しておくとコーヒーかすにカビが生える可能性があります。長く放置しておきたい場合には、コーヒーかすをよく乾燥してから再利用してください。
忘れがちな魚焼きグリルの窓の汚れの落とし方
魚焼きグリルには魚の焼き加減を見る窓が付いています。しかし、初めは透明で中がよく見えたのに、使っているうちに見え辛くなっていきます。魚焼きグリルの窓の部分に、魚を焼いた時に魚から出る脂分がはねて付着してしまうからです。
窓にこびりついた汚れには、セスキ炭酸スプレーと重曹ペーストを使用します。初めに、セスキ炭酸スプレーを吹き付けて浮いてきた汚れをスポンジなどで落とし、それでもとれない汚れは重曹ペーストを塗りつけてしばらく放置し、スポンジやタワシでこすり落としてください。
魚焼きグリルの掃除による故障に注意!
魚焼きグリルを掃除する前に、必ず製品の取り扱い説明書をよく読んでください。取り外しの仕方を間違ったり、水につけてはいけない部分を水洗いしてしまったりすると、故障の原因になります。最悪の場合、魚焼きグリルの買い換えだけでなく、レンジ台ごと買い換えることのなる可能性がありますので、十分に注意してください。
魚焼きグリルの網を焦げにくくする裏技
魚焼きグリルの掃除を楽にするためには、魚を焼く時に焦げにくくすることが大切です。魚焼きグリルを掃除した後に、網に油や酢を薄く塗っておくと焦げが付きにくくなります。効果を最大限得るために、油や酢を塗るのは、魚焼きグリルの網が十分に乾いてからにしましょう。また、魚焼きグリルに魚をいれる前に、網をよく温めておくと、より焦げつきにくくなります。
魚焼きグリルの掃除法をマスターして手軽に焼き魚を食べよう
家で魚を焼くと焼きたての美味しい焼き魚を食べることができ家計の節約にもなりますが、頭を悩ませるのが、魚を焼いた後の魚焼きグリルの後片付けです。面倒と敬遠されがちな魚焼きグリルの掃除も、少し工夫したり一手間加えるだけで、苦労せずに汚れを落とすことができたり、臭いがつかなくすることができます。
魚を焼く度ごとに魚焼きグリルを掃除して汚れをためず、片栗粉や生ゴミを活用して簡単に汚れや臭いをとるようにしてみると、魚を焼くのもそれほど面倒ではなくなるのではないでしょうか。重曹やセスキを使った掃除法は、他のキッチン周りのお掃除にも活用できるのでぜひお試しください。