ぬいぐるみの処分の仕方
いらないぬいぐるみの処分方法どうしてる?
ぬいぐるみの処分はどうしていますか。汚れているのに愛着が湧いてなかなか捨てられない、部屋中がぬいぐるみだらけで困っているご家庭も多いでしょう。そこで今回は、ぬいぐるみの処分方法についてお伝えします。ぬいぐるみの呪いが怖くて捨てられないという人も、大丈夫!
ぬいぐるみの処分方法を教えて!捨てる?寄付?お祓い?
お部屋の中のあちらこちらに、ぬいぐるみが転がっていませんか。処分したいけれど、なかなか処分出来なくて困っているという人も少なくありません。ぬいぐるみって愛着が湧いてしまうと、魂が宿っているようで捨てにくいアイテムです。中には、ぬいぐるみを捨てると呪われてしまうんじゃないか・・・と心配される方もいます。そこで今回は、大切にしてきたぬいぐるみの処分方法について、お話していきます。
ぬいぐるみがなかなか処分出来ない理由は?
「ぬいぐるみが処分出来なくて、困っている」と悩む、お父さん・お母さん。確かに可愛い子供のおもちゃですが、場所も取りますし、ハウスダストやダニの温床となってしまうので、手当り次第にぬいぐるみを置いておくのはオススメできません。では、どうしてぬいぐるみをなかなか処分出来ないのでしょうか。
ちょっとした理由で捨てられない
・捨てるのが面倒くさい。
・ぬいぐるみを捨てると子供が泣くのがイヤ。
・呪われそう。
・ぬいぐるみの捨て方が分からない。
・理由はないけれど、捨てられない。
・捨てる時に目が合う気がして怖い。
このように、ぬいぐるみを捨てられないのに、あまり深い理由はありません。子育て中は、目の前で起きていることをこなすだけで精一杯という親御さんも多く、ぬいぐるみを処分するというイレギュラーなことをこなす余裕がないだけなのです。
0歳と4歳の現役ママの筆者がぬいぐるみを捨てられない理由
UFOキャッチャーが得意な主人が集めたぬいぐるみが、我が家にはたくさんあります。子供も好きなキャラクターのぬいぐるみだと喜ぶのですが、イマイチ好みに合わないようで、基本的にはホコリをかぶった状態でテレビの上に飾られている状態です。
掃除も大変ですし、4歳の息子はアレルギーを持っているので、ハウスダストの温床であるぬいぐるみを処分したいという気持ちは前から強くありました。
でも、私がぬいぐるみをなかなか処分出来ない理由・・・ちょっとバカバカしいかもしれませんが、ぬいぐるみの呪いです。幼い時に夏のホラー番組の中で、ぬいぐるみに宿った怨念が悪さをするという特集が組まれていて、私にとってはあまりに衝撃的だったのです。
だから、ぬいぐるみを処分すると霊についてこられるのではないかと、心配しています。子供のようなので、あまり大きな声では言えませんが、このようなことを信じている自分がいます。
ぬいぐるみに魂が宿っているって本当?
ディズニー映画のトイストーリーの中では、人形やぬいぐるみたちには魂が宿っていて、夜になると動き出します。とてもコミカルに描かれているので見ていて楽しいです。
けれども、どのぬいぐるみもトイストーリーのように動き出すかというと・・・動き出さないでしょう。しかしながら、ぬいぐるみは昔から魔術や宗教行事に使用されてきたことから、人間の代わりとなってきたことが分かります。
ぬいぐるみに本当に魂が宿っているのかどうかは分かりません。けれども、人間はぬいぐるみを目の前にすると、不思議と素の自分を出してしまいます。
「昔から、学校での出来事をぬいぐるみに話していた」「1人っ子だったから、ぬいぐるみが兄弟のようだった」という人は、ごく自然とぬいぐるみに感情移入をしているので、魂が宿っていると考えてしまうのです。ちなみに魂が宿っているのかどうかは、個人の考え方によって左右されます。
筆者の息子もぬいぐるみに話しかけている!
我が家の4歳の息子はとてもやんちゃなので、ぬいぐるみとじっくり遊ぶことはありません。しかしながら、私に怒られると必ずと言っていいほど、ぬいぐるみに報告に行きます。
「ママってさ、いつもプンプンしているよね」「ダメだよね!」などと、ママには言えないママの文句を言うのです。面白いので、こっそり会話を聞いていると、「やっぱりそう思う?」「だよね~」などと、ぬいぐるみが自分に同調するような会話を息子自らがしているのです。
ぬいぐるみを処分する5つの方法
ここでは、ぬいぐるみの処分方法をご紹介していきます。5つの方法がありますので、子供のぬいぐるみをこっそり処分したいとお考えのお父さん・お母さんたちは確認していきましょう。
1.一般ごみとして捨てる
ぬいぐるみに魂が宿っているとお伝えしましたが、ぬいぐるみも一般ごみとして捨てることができます。生ごみや紙くずなどと一緒に捨てると、何だか切ない気分になってしまいますが、一般ごみとして処分可能なのです。ただし、処分する時にはぬいぐるみの素材に注意しましょう。
布のぬいぐるみですと、燃やせるゴミでの処分で問題ありませんが、中には燃やすことのできない特殊な素材で作られている物もあります。処分前にしっかりと確認していきましょう。
2.お下がりとして誰かにあげる
子供がぬいぐるみを好きな時期は、1人1人異なりますが、そう長く続くわけではありません。女の子の中には比較的長く遊ぶ子もいますが、男の子は3歳くらいから身体を使った遊びや電車、戦隊もので遊ぶようになるため、ぬいぐるみで遊ぶ時期はそう長くはないのです。
ぬいぐるみを捨てるのが、何だか忍びない・・・というのなら、お下がりとして誰かにあげるのはいかがでしょうか。どうせ捨ててしまうのなら、大切に使ってくれる人にお譲りになるのも1つの方法です。
我が家の場合は、4歳の息子が使ったぬいぐるみが0歳10か月の娘に、バッチリ引き継がれています。息子もぬいぐるみには興味がありませんので、娘が遊んでいても「返して!」ということはありません。これが年子や2歳差の場合は、取りあいになってしまう可能性もあるかもしれませんが・・・。
3.フリーマーケットで販売する
いらなくなったぬいぐるみを、フリーマーケットで売るのもオススメの方法です。捨てるだけではお金にはなりませんが、キレイに洗って値段を付けるというひと手間をするだけで、お金に繋がるのです。
ぬいぐるみだけではなく、着られなくなった洋服・靴・帽子などもフリーマーケットで販売してみてはいかがでしょうか。1人ではなくママ友と一緒に参加すれば、ワイワイと楽しみながら、お小遣いも稼げますし、家の中からも余分なものが無くなってスッキリするはずです。
0歳と4歳の子供の現役ママの筆者もフリーマーケットは大好き
筆者はよく、フリーマーケットを売る側と買う側の両方の立場で楽しみます。ママ友と一緒にフリーマーケットに参加しましたが、販売前にみんなでワイワイと準備を進めるのも楽しいですし、意外な商品が大人気だったりと面白いことだらけです。
その中でも、ぬいぐるみは人気商品の1つです。「誰が使っていたのか分からないぬいぐるみよりも、使っていた人の顔が見られるので安心して購入することができる」とお客様に言われました。
確かにぬいぐるみのように目や口などが付いているおもちゃは、物体というよりも魂がこもったものとして捉えられることが多いので、前に使用していた人の気持ちが移っていると考える人も多いです。
4.寄付する
地域にある児童福祉施設や児童養護施設に寄付をするというのはどうでしょうか。必ずしも受け取ってもらえるわけではないかも知れませんが、必要としてくれる人がいるかもしれません。また、自治体に聞いてみるのもいいでしょう。
しかし、自分にとって不要になってしまったものが有効活用されるのはうれしいからといって、ぼろぼろになっていたり汚れが染みついているような汚いぬいぐるみを寄付するのはやめましょう。
ぬいぐるみを寄付する場所は、ごみを捨てる場所でありません。寄付は、自分は必要としなくなったけれども必要としている人に使ってほしいという気持ちと、譲り受ける側が必要としている二つがあって成立することを、ちゃんと理解しておいてください。
もしも寄付をすることにしたなら、これから可愛がってくれる人のために、洗濯をしてきれいにしてあげてからにしましょう。
5.人形供養をする
人形供養とは、大切にしたぬいぐるみや人形をきちんと供養してあげることです。愛着のあるものだからこそ、人間と同じように弔ってあげたいという気持ちが湧いてくるのも納得がいきます。全国各地に人形供養ができる神社がたくさんあるので、ぜひお近くのところに出向き人形供養なさってはいかがでしょうか。東京都と神奈川県にある人形供養ができるオススメの神社をご紹介します。
明治神宮
初詣には多くの人で溢れかえる大都会にある明治神宮。こちらでは、毎年秋に「人形感謝祭」を執り行います。人形供養がしっかりできるのはもちろんのこと、太鼓の演奏や巫女の舞など見どころもたくさんです。郵送はできません。
明治神宮
住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1
電話番号:03-3379-5511
円宗院
神奈川県にある円宗院では、毎月第1日曜日午前9時に人形供養を執り行ってくれます。人形供養は宅急便でも受け付けているので、全国から大切にされた人形たちが集められています。
円宗院
住所:神奈川県平塚市東中原2-17-7
電話番号:0463-33-9004
目があるものは粗末に扱ってはダメ。処分する時の注意点
ぬいぐるみを処分する時に、ぜひ実践していただきたいことがあります。最後に確認していきましょう。
1.今までの感謝の気持ちを伝えてお別れを
ぬいぐるみに嬉しかったこと、悲しかったこと、誰にも言えないことを聞いてもらって、自分の気持ちをなだめてもらっていたという人も多いでしょう。そこで、ぬいぐるみとお別れをする時には、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
「今まで一緒に居てくれてありがとう」「たくさん話を聞いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えると、ぬいぐるみを処分するというよりもお別れをするという気持ちになってきます。
筆者は息子と実践中
最初は息子が幼稚園に行っている間に、ぬいぐるみをこっそり処分することが多かったのですが、近頃は、2人で感謝の気持ちを伝えてから処分するようにしています。
普段はやんちゃすぎて手が付けられないような息子ですが、ぬいぐるみに対しては「痛くしてごめんね」「今までありがとう」などと優しい言葉をかけていて、何だかその姿がとても微笑ましかったです。
私も息子にとってぬいぐるみとどのような思い出があるのかなど、考えることなく処分していたのが非常に申し訳なく感じました。これからは、面倒だと思うことなく、ぬいぐるみとのお別れの時間もしっかり確保するつもりです。
2.処分する時は目を隠してあげて
目があるもの・表情があるものは、物体というよりも人間のような感覚を覚えます。おそらく気のせいではありますが、中には「ぬいぐるみと捨てる時に目があった!」「何だか悲しい顔をした気がする」「目が合っているようで、なかなか捨てることができない」という人もいます。目というのは、人間的な要素を強く感じるパーツなので、処分する側としても気になってしまうのです。
目隠しは布でもよいし、シールでもよし
ぬいぐるみに感謝の気持ちを伝えた後は、ぬいぐるみに目隠しをして魂をお空に返して物体に戻してあげましょう。準備するのは、白い布やいらなくなった布のハギレなどです。簡単に済ませたい時には、大きめのシールでも構いません。
目が隠れるくらいのサイズにして「ありがとう」と言いながら、ぬいぐるみに目隠しをしてあげてください。実際に筆者は、布ではなくお気にいりのハンカチで目隠しをしてあげました。
今までありがとうの気持ちと、可愛いぬいぐるみの姿を忘れないで物体に戻って下さいという意味が込められています。こうすると、不思議と処分する方の気も楽になります。
使わなくなったぬいぐるみは、処分ではなくお別れだと考えよう
不要になったぬいぐるみは、一般ごみとして捨てることもできますが、処分ではなくお別れをするととらえてみてはどうでしょうか。
たくさんの思い出が詰まったぬいぐるみを卒業し、新たに興味を持てるものを見つけるためのお子さんの旅立ちの時と考えると、ぬいぐるみとのお別れがステキな思い出に変わるかも知れません。