働くママのスケジュールと悩み
働くママは一日のスケジュール管理を考えよう
働くママのスケジュールを見直して、ママが抱える悩みやその改善策を探ってみましょう。パートやフルタイム、正社員、在宅ワーカーの3つの働き方別にスケジュールの一例をご紹介します。そこから見える悩みを把握できれば、ママがすべき時間管理術が見えてきます!
働くママならスケジュールと時間管理をきっちりしたい
働くママは仕事と家事や育児とやらなければいけないことがたくさんあって本当に忙しく、自分の時間などほとんどありません。その生活が充実しているならいいのですが、ストレスを抱えているなら見直しが必要です。
働くママの勤務形態別でスケジュールをチェックし、ママ達が抱える悩みを見てみましょう。放置していると、ママの精神や肉体が悲鳴をあげてしまう可能性もあります。
そうならないためにも、この機会にあなたの1日のタイムスケジュールを見直して、すぐできる時間管理術や時短のコツを取り入れてください。今よりもっと笑顔の多い、素敵なワーママになりましょう。
働くママが楽になる時短のコツやスケジュールの時間管理術
働くママのほとんどが抱える問題に「時間がない」という悩みがあります。この悩みを解決するためのタイムスケジュールを組む、時間管理術をご紹介します。取り入れていないママは、できそうなものを試してみて、あなたなりの時間管理術を確立してください。今より、仕事や家事、育児が楽になることでしょう。すぐにできる時間を有効に使える、または家事や育児の時短になるコツをご紹介します。
一日のスケジュールを手帳やボードに書き出してやることを見える化する
ママはしなくてはいけないことがたくさんあります。その「すべきこと」や「したいこと」を見える化させると便利です。ホワイトボードに、思いついたことをどんどん書いていくのもいいですし、壁に付箋を貼っておくのもいいでしょう。
終わったものは消していくと、すべきことが分かりやすく行動が整理されます。タスクには、その作業に必要な時間を書いておくと、隙間時間も有効に使えるようになります。タスクは仕事で言えば、やらなければいけないことを指します。
タスクの見える化は、ママが分かりやすい他にも、嬉しい効果があります。ママのタスクをボードなどに書き出しておくことで家族も見られるので、大変さが可視化できるのです。ママは大変と分かっていても、家族にはあまり伝わりません。タスクを家族に見せることで、ママの大変さや時間のなさを理解してもらいやすくなります。
また掃除などのタスクを見れば、家族がお手伝いしやすくなるのでママも楽です。「お風呂掃除10分」「トイレ掃除5分」などのタスクを見れば、パパや子供が「これは自分がやるよ」と言いやすくなります。
一日のスケジュールがびっしりにならないように時間に余裕を持たせる
スケジュールがびっしり詰まっていると、時間通りに進まないことはストレスになりますし、焦りも出てきて時間にしばられてしまいます。できるだけスケジュールには余裕を持って、ママの心にも余裕ができるように自己管理しましょう。
時間に追われると、事故や失敗につながりやすくなり、余計に忙しくなってしまうので、無理をしすぎないよう意識してスケジューリングしてください。
家電をフル活用して家事をこなす
ママが働いている間は、家電に家事を手伝ってもらうのも時短の方法です。自動掃除機ロボット、乾燥機付き洗濯機、電気圧力鍋、食器洗い乾燥機などなど、少々高額でもママが笑顔で過ごすために投資と思って購入を検討してみてはどうでしょうか。
家族は、ママが毎日忙しく動き回っているより、ゆっくりコミュニケーションを取れる方が幸せです。家事の手伝いを家電にしてもらうと考えれば、そう高い買い物でもありません。
パパや子供に家事を手伝ってもらう
働くママは、仕事や育児、家事をしなくてはいけないので、完璧にしようとすると必ずどこかに無理が来ます。家族の関係がギスギスしたり、ママの身体が悲鳴をあげるかもしれません。そんな結果になれば、ママがひとりで頑張っても家族の幸せにはつながりません。
家族は本来協力し合うものです。どんなに小さい子供でも、できることはたくさんあります。パパや子供に手伝ってもらえることは、どんどんお願いしましょう。「〇〇やってくれる?」と具体的に指示を出して、やってくれたら「ママ助かる!」と大げさに褒めてあげましょう。
パパも子供も、本当はお手伝いをしたいのですが、何をしていいのか分からないことがほとんどです。家族には分かりやすく指示を出し、上手に手伝ってもらいましょう。
お掃除は“ながら”+週末にまとめてやる
掃除は毎日やるのが理想ですが、ワーママには大きな負担になります。そこで、ちゃんとしたお掃除は週末にまとめてやり、日々のお掃除は“ながら”で済ませましょう。
- 歯磨きをしながら洗面所の掃除をする
- お風呂に入った後に、そのままお風呂掃除を済ませる
- 廊下を歩くついでにフローリングのホコリを取る
- お湯を沸かしながらコンロを拭き上げる
上記のように、できることを数秒で済ませることが習慣になれば、大がかりな掃除は不要になります。毎日のながら掃除ができていれば週末のお掃除も楽になるので、余った時間でママのリラックスタイムを過ごすこともできます。
料理は冷凍や作り置きを活用する
ママの大きな負担のひとつが料理です。夕食の献立を考えるのも、ワーママにとって悩みのひとつ。夕食作りの時短のために、休日や時間に余裕がある日に料理の作り置きを大量に作って、冷凍しておきましょう。
- ハンバーグ
- コロッケ
- そぼろ
- 豚肉の味噌炒め
- ひじきの煮物
- サバの味噌煮
- 牛丼
上記の料理だけではなく、2~3週間冷凍保存できるおかずはたくさんあります。一度に大量に作って、翌週にもう一度出せるようにしておくと、夕食作りの時短になります。ママの帰りが遅い日でも、温めるだけで食べられる料理があれば、パパや子供でもレンジで温めるだけで良いので楽です。
働くママは大忙し!毎日のスケジュールと悩み+改善策
働くママ=ワーママは、仕事と家事と育児に追われ、毎日が怒涛のように過ぎていきます。他のママはどんなスケジュールで動いているのか、働き方別に一例を見ながらママの悩みに迫ってみましょう。
あなたの抱える悩みが分かれば、そこから忙しい日々を改善する方法が見えてきます。それぞれの働き方別で、悩みの改善策もご紹介しているのでチェックしてみてください。
【ケース1】パートで働くママのスケジュール
ママがパートで働いている場合、勤務時間に違いはありますが、朝から夕方の早い時間まで働く人がほとんどです。パートという働き方を選ぶのは、子供が小さい場合や、夫の扶養範囲内で働くなどの理由があります。
パートで働くママの1日のスケジュール例 | |
---|---|
6:00 | 起床~朝食作りや身支度 |
6:30 | 家族が起床~身支度と朝食 |
7:30 | 家族みんなで出勤と登校~ママが子供を保育園へ |
8:30 | ママ仕事開始 |
15:00 | 仕事終了~帰宅や買い物 |
16:00 | 夕飯の支度や掃除などの家事をこなす |
17:00 | 保育園へお迎え~子供達帰宅 |
18:00 | パパが帰宅 |
19:00 | 家族みんなで夕食 |
20:00 | 食事の片付け~パパが子供達とお風呂 |
21:00 | 子供寝かしつけ |
22:00 | 自由時間(子供のプリント整理など) |
23:30 | 就寝 |
パート勤務で時間に余裕があるように見えて、思ったように動けないのがパートで働くママの特徴であり、悩みにつながります。子供が小さいと手もかかるので、思うようにいかない日々を過ごしがちです。
パートで働くママに多い悩み
パートという短時間での働き方をしていると、以下のような悩みが出てきます。働きたくても働けない、パートのママはそんなジレンマを抱えていることが多いです。フルタイムでもなく、専業主婦でもない、そんな微妙なバランスが悩みの種になってしまいます。
- もっとやり甲斐のある仕事がしたい
- 短時間の勤務でなかなか職場に馴染めない
- 早く帰っているのに家事がなかなか進まない
- 子供のことで早退や遅刻をしなくてはいけないのが辛い
- 旦那や周囲の人に楽だと思われてしまう
パートで働くママの悩みの改善策
パートという立ち位置は、会社や店舗の中でも微妙なので、そこがストレスを抱える原因になります。パートの悩みを解決するには「割り切り」と「タスク」が必要です。
仕事の形態として、パートという働き方を会社が望んでいるのですから、後ろめたい気持ちになる必要はありません。堂々と決められた時間内で、真面目に働けばいいだけです。周囲の人間関係を心配しているとストレスが多くなります。
また、パートでは仕事に一生懸命になりすぎると、それもまたストレスになります。「今だけは割り切って」と言い聞かせて、あまり仕事に没頭しすぎないことも必要です。どちらのケースでも「割り切る」ことが大切です。
パートの場合は、帰宅して子供たちが帰ってくるまで、微妙な空き時間ができます。それには「タスク」を整理して視覚化することをおすすめします。詳しい方法は下の時間管理術でご紹介します。
【ケース2】正社員やフルタイムで働くママのスケジュール
正社員やフルタイムで働くママは、職種によってスケジュールにかなり違いが出ます。職種によっては夜遅い時間まで残業したり、夜勤のあるママもいます。パパと同じように働くママは、どんな1日を送っているのでしょうか?良くある例を見てみましょう。
正社員やフルタイムで働くママのスケジュール例 | |
---|---|
6:00 | 起床~朝食作りや身支度 |
6:30 | 家族が起床~身支度と朝食 |
7:00過ぎ | 家族みんなで出勤と登校~パパが子供を保育園へ |
8:00 | ママ仕事開始 |
18:00 | 仕事終了~保育園のお迎え、買い物、帰宅 |
19:00 | 夕食の準備~パパや子供たちがお風呂 |
20:00 | 家族みんなで夕食~片付けや洗い物 |
21:00 | 子供寝かしけ |
22:00 | ママお風呂などの自由時間(子供のプリント整理など) |
24:00 | 就寝 |
パートのママと朝はあまり変わりませんが、正社員の場合もっと早い出勤時間であることも多いので、4時台や5時起床でお弁当や朝食を作っているママもたくさんいます。
正社員やフルタイムで働くママの悩み
とにかく仕事の日は時間がなく、休日は子供の相手や溜まった家事をこなすだけで終わってしまい、自分の時間はありません。職場環境が悪い場合は、精神面で大きな負担を抱えることになり、ストレスの多い毎日になります。パパと同じように働いているワーママが抱える悩みには、以下のようなものがあります。
- とにかく自分の時間がない
- 子供に時間を掛けられない
- 子供関係での早退や遅刻で人間関係がギクシャクする
- 保育料や病児保育にお金がかかる
- 精神的、肉体的に辛い
- 家事が満足にできない
- 家事をしない旦那にイライラする
正社員という優遇されている働き方だからこそ、育児との両立が難しくなってしまい、それがストレスになることも出てきます。
フルタイムや正社員で働くママの悩みの改善策
正社員で働く場合、「家事の時短」と「家族の協力」がママの悩みを少なくする主な改善策です。次項で詳しくご紹介するので、その項目をチェックしてみてください。
【ケース3】在宅で働くママのスケジュール
在宅ワーカーやフリーランスのお仕事で、在宅で仕事をすることを選択するママが増加しています。パソコンとネット環境があればできる仕事も多く、育児との両立を考えて在宅の仕事を選ぶ人が年々増えています。
増えているといっても、まだ一般的ではない働き方なので、謎の多い在宅ワーカー。この働き方を選んだママの1日を見てみましょう。
在宅ワークで働くママのスケジュール例 | |
---|---|
6:00 | 起床~朝食作りや身支度 |
6:30 | 家族が起床~身支度と朝食 |
7:00 | 家族みんなで朝食~子供を保育園へ |
8:00 | ママは洗濯や掃除などの家事を済ませる |
9:00 | 仕事開始 |
15:00 | 子供たちが帰宅~ママは子供の対応や夕食作り |
17:00 | 買い物や保育園へのお迎え |
19:00 | パパ帰宅~家族で夕食 |
20:00 | お風呂や自由時間 |
21:00 | 子供寝かしけ |
22:00 | 残った仕事を片付ける |
24:00 | 就寝 |
在宅ワーカーは、外に働きに出ている人から見ると、とても楽なように見えるでしょう。実際に、時間を自由にスケジューリングできるのですが、外で働くママとは全く違った悩みも出てきます。
在宅ワークで働くママの悩み
在宅での仕事は、家事や子供のことができるのがメリットなので、保育園に子供を預けずに在宅ワークをしているママも少なくありません。その反面、家事や育児に時間を取られて仕事が進まず、深夜や徹夜の仕事になってしまうこともあり、肉体的にも精神的にも辛くなるケースがあります。在宅ワーカーのママが抱える悩みには以下のようなものがあります。
- 仕事が予定通りに進まない
- 体調を崩しても仕事を他の人に任せられない
- 深夜の仕事や徹夜の仕事があると生活リズムが狂う
- 家族や周囲の人に楽をしているように見られる
在宅ワーカーは自営業と同じなので、どんなに体調が悪くても休んで他の人に仕事を頼むということができません。これも、ママにとって大きなストレスになることがあります。
在宅ワークで働くママの悩みの改善策
在宅ワークをしているママの悩みを解消するのは、「時間管理」と「仕事環境の見直し」が必要です。時間管理に関しては、次項で詳しくご紹介します。仕事環境の見直しは、積極的に外に出て仕事をすることで解決します。毎日ではなくても、週に1度、月に数回など、気分転換にもなるのでおすすめです。
住んでいる場所の近くに、貸しオフィスやワーキングスペースがないか調べてみましょう。1時間から借りられて、ネット環境も整っているので最高の環境で仕事ができます。家で仕事をしていて、家事や育児に時間を取られることが減るのでおすすめです。
ワーキングスペースが近くにない場合は、落ち着いて仕事ができるカフェや図書館などを探してみましょう。外に出れば仕事だけに集中できます。
働くママはスケジュールを見直してもっと楽をしよう!
毎日忙しいまま過ごしていると、子供はアッと言う間に大きくなります。子育てが終わった世代のママの中には、「仕事ばかりで子供とあまり接していなかった」と後悔しているママも少なくありません。
後悔をしないためにも、日々の忙しさに流されず、家族との時間や自分の時間を積極的に作る工夫をしましょう。少しのコツで時間に余裕ができるので、できそうなことは試して今より笑顔の多い素敵なワーママを目指しましょう!
子供を保育園に預けて働くママにとって、頭を悩ませるのが保育園からの呼び出しです。保育園から呼び出しされたら仕事はどうする体験談15の働くママたちの体験談を参考にして、事前に対策をしておきましょう。