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小学生の塾事情。選び方、塾代

小学生に塾は必要?学習塾デビューの年齢、塾代、選び方

小学生の塾事情!小学生の約6割が塾に通う現代、我が子も塾に通わせるべきか1度は悩んだことがあるでしょう。気になる塾の種類、選び方、塾代などをご紹介します。小学生の子供に塾が本当に必要か悩んでいる方に向けて、必要派・不必要派の専門家の意見や塾に通わせるときのポイントを解説します。

最近の小学生の塾事情!塾の疑問あれこれ

子どもが小学生に通い始めると、ほとんどのパパやママは子どもに塾に行かせるべきかどうか悩むでしょう。そんなパパやママに向けて、最近の小学生の塾事情についてご紹介します。

いつから塾に通わせるべき?

中学受験のために塾を考えている場合は、カリキュラムが始まる小学3年生の2月がひとつの目安になります。小学4、5年生頃から授業のレベルも段々と高くなってくるため、中学受験を考えていないお子さんでも授業についていくために塾に通い始める子が増え始めるのもこの時期です。

しかし、実は子どもによって塾に通い始める適齢期は様々。幼児期から通っている場合もあれば、しっかり遊べる時期に遊んでおいて、受験が近くなる6年生から通い始める子どももいます。塾通いに早い・遅いはなく、子ども自身が通いたいと感じ始めた時期がベストなタイミングだと言えるでしょう。

親が時期を決めるよりも、子どもが「通いたい」と言うまで待つべし!

自発的に勉強する子どもに育てたい場合は、子どもから「塾に通いたい」というまで待つことも大切です。親から無理やり通わされた場合と、興味ややる気が出たタイミングで塾に行き始めた場合では、塾に入った後の成果に差が出ると言われています。
塾に興味を持ってもらいた場合は、直接的に言葉で進めるのではなく、塾の近くを通ったり、見学に行くなど子どもが関心を持つようきっかけを与えるといいでしょう。

小学生では何割の子どもが塾に通っている?

小学生で塾に通っている子どもの割合は、学年が上がるにつれて高まる傾向にあります。1年生から3年生の低学年では30%前後ですが、6年生になると約60%と半数以上の子どもが塾に通っていることがわかります。

塾へ行く前に通信教育も検討してみる

塾では基本的に先生のペースに従って、集団の中で授業が進められます。そのためいきなり塾を検討するよりも、自宅でパパやママのそばで勉強ができる通信教育を検討してみてもいいでしょう。自分で学習ペースを決められるので、友達と遊ぶ時間も確保できますし、計画性を身につけることも期待できます。

子供が勉強しないことを嘆くママパパは少なくありません。子供が勉強したくないと言う気持ちを理解しつつも、意欲をかき立てる方法や勉強に興味を持たせる方法について探っていきます。

塾コースの選び方/中学受験をする子、しない子

小学生向けの塾は大きく分けて「進学塾」「補習塾」「個別指導塾」の3種類があります。中学受験をするのか、学校の授業のフォローをしたいのかといった、なぜ塾に行かせたいのか目的に合わせて塾選びをするといいでしょう。

中学受験に特化した進学塾

進学塾は中学受験を考えている子ども向けにカリキュラムが組まれた塾です。小学3年生の2月からカリキュラムがスタートすることが多く、大手進学塾に通うには3年生の12月から1月に行われる入塾テストに合格する必要があります。

志望校に合わせてクラス分けをされることも多く、6年生になると志望校に合わせた受験対策が行われる学校が多いです。受験が近くなる6年生は通常の塾のスケジュールにプラスして、週末のテストや特別授業なども行われるため、他の習い事を続けられなくなる問題点も考えておかなくてはいけません。

受験する学校によっても選ぶ塾を変える!

塾を選ぶ前に決めておきたいのが受験する中学校です。私立と公立のどちらをメインで受験するかによっても対策が異なるため「第一志望の対策をしているか」「通う教室に合格実績があるか」を塾選びの基準にするといいでしょう。特に最近では公立の中高一貫校の人気が高まっていますが、中高一貫校は記述式の問題が多く、特別な対策が必要になります。

勉強を楽しみたい子どもは補習塾

補習塾は学校の授業のフォローや、楽しみながら勉強の習慣づけを行うことを目的にした塾です。勉強についていけないと悩んでいる子どもや、勉強の楽しさを知ってほしい子どもは補習塾を選択するといいでしょう。

不得意な教科を強化して教えてくれたり、学校の授業をスムーズに受けられるために先取りして教えてくれたりするので、低学年のうちは補習塾に通わせて高学年になるタイミングで進学塾へ切り替えるパターンもあります。

「勉強は楽しいですか?」と聞かれれば、大体の子供は首を横に振るのではないでしょうか?何故勉強はつまらないものになってしまったのでしょう?たのしく勉強をすすめるために、必要なことを解説します。

子どもによってカスタマイズできる個別指導塾

近年人気が高まっているのが個別指導塾です。マンツーマンか、講師1人に生徒2、3人程度の少人数制で授業が行われるため、子どものレベルに合わせた授業を受けられる点が魅力です。習い事も加味したスケジュールを組むこともできます。

最近では進学塾が個別指導コースを行っている場合も多くあり、塾の授業をフォローする目的で個別指導に通うお子さんもいます。

ぶっちゃけ塾代にいくらかかる?

1ヶ月あたり塾にいくらかかっているかアンケートを実施した結果、学年が上がるにつれて塾代が高くなることがわかりました。塾の費用は授業料以外にも、入会金、教材費、模擬試験の受験料などがかかります。

学年別の塾代平均

・小学1年生 21,425円
・小学2年生 22,629円
・小学3年生 35,734円
・小学4年生 53,074円
・小学5年生 67,035円
・小学6年生 109,568円

小学生のうちから塾は本当に必要?受験する子/しない子

塾に通わせるべきかどうか迷っているパパやママにとって、まだまだ遊び盛りの小学生の時期から本当に塾が必要かどうか悩んでいる方も多いでしょう。
塾に行かせる目的が中学受験なのか学校の補助的なものなのか、またパパやママがどれくらいの時間子どもと接する時間があるのかによっても異なってきます。塾通いが「必要派」と「不必要派」の専門的な意見をまとめましたのでひとつの参考にしてください。

塾は必要派

塾が必要な場合は大きく分けて「中学受験」と「パパやママが子どもと接する時間が少ない」という理由があげられます。家でしっかりと子どもについて勉強の指導ができればいいですが、そうでない場合は親が勉強を教える代わりに塾で先生に教えてもらうというのも選択肢の1つでしょう。

塾が必要な理由1.中学受験をするなら必須!

中学受験を考えているなら、塾に通うのは必須と言えるかもしれませんね。中学受験の入試内容は学校の授業とかけ離れている場合が多く、学校の勉強だけでは入試に対応できない事実があります。

塾と同じレベルでパパやママが熱心に子どもの勉強を見てあげられる環境にある場合は塾に通う必要がないかもしれませんが、家事や育児で忙しい日々を送っている方はなかなかそうできない事情も多いとなると、子供の学力をサポートする方法としては塾通いが確かです。

塾が必要な理由2.学童保育代わりに塾に通わせる!

共働きの両親にとって、早くお迎えの時間がきてしまう学童保育までに仕事が終わらない!という方もいます。その場合はパパやママが求めている役割をしてくれる塾に通わせるというケースもあります。
地方では学童保育を行っていなかったり、3年生から学童保育へ通えなくなったりする場合があるため、そのタイミングで塾へ通わせることを検討するパパやママも。

「家で留守番をして親の目が届かない環境でダラダラと時間を過ごすくらいなら塾で勉強をしてほしい!」「家でお留守番をさせるのは事件や事故に巻き込まれないか心配だから塾に通わせた」など事情は様々ですが、子どもと一緒に過ごせる時間が短いパパやママにとって、両親の代わりに宿題チェックをしてくれる塾、勉強の方法までしっかり教えてくれる塾を選ぶというのも賢い選択の1つでしょう。

塾は必要ない派/子どもが好きなことを伸ばす方が大事!

小学生のうちは勉強よりも、子どもの好きなことや得意なことを伸ばしてあげたい時期だと考えている方にとって塾は必要なく、過剰な英才教育の一端であるのかも知れません。
机に向かうのではなくしっかり五感を使って「非学習能力」を伸ばすことが、社会に出てから必要な能力を身につけることができるという指摘もあります。

塾が必要ない理由1.自立した学習ができなくなる可能性がある

塾では勉強の計画を決めてくれるので、先生の言った通りのことをこなすようになります。そのため自分で計画をして学習する経験が減り、自立した学習から遠ざかってしまう可能性があります。
小学生の時期は塾に行くよりも、自分で何をするか考えて、実行するプロセスを鍛えることも重要な要素の1つなのです。

塾が必要ない理由2.勉強よりも好きなことがあればそちらを優先すべき!

小学生の時期は、学習能力以外にも、「やる気」「計画性」など直接勉強には繋がらないけれども社会に出てから重要となる「非学習能力」も育てたい時期です。そのため、勉強よりも音楽や運動など子どもが好きなことがあればそちらを優先してあげたい時期。子どもが「やりたい」と興味を持ったものがあれば、塾ではない習い事に通わせてあげるのもいいでしょう。

特に塾や習い事に行かせなくても子どもは遊びの中で五感を使って様々なことを学ぶ機会があるので、それを奪ってまで塾に行かせるのは避けてほしいと指摘する専門家もいます。

塾が必要ない理由3.授業についていけなくても小学生のうちは問題なし

子どもが「授業についていけない…」と相談してきたら、パパやママは心配になってしまいますよね。学習塾に通わせようか考えるきっかけになるかもしれません。
しかし、授業についていけないからと言って学習塾に通わせても、学校と同じように集団の中で勉強をするのは逆効果になる場合があります。

実は小学生で授業についていけなくても、あまり心配する必要ありません。それよりも子どもが好きなことを伸ばしてあげることを考えたい時期。塾でいやいや勉強をするよりも、好きなことを好きなだけやらせてあげることで、これからの学習意欲につながる「やる気」や「頑張れる力」を伸ばしてあげることがこの時期には大切です。

子供の勉強嫌いを何とかしたい…!そんなとき親にできることは?子供が勉強を嫌いになるきっかけや親の接し方から根本的な原因を探り勉強時間を短縮する工夫をして勉強嫌いでも上手に学びと付き合って行きましょう♪

塾の持ち物/リュックやスマホの選び方

塾に持っていくものは教科書や筆記用具のほかにも、教科書を入れるリュック、スマホなどがあります。塾デビューに向けて、小学生におすすめなリュックやスマホの選び方をご紹介します。

リュックの選び方

塾に持っていく教材は学年が上がるにつれて増えていき、小学校5、6年生になるとかなりの重さになります。そのために肩にかかる負担も少なく、両手が使えるため普通のバッグよりもリュックの方が人気。どのような基準で選ぶといいのでしょうか?

中が見渡せる

持ち物をきちんと整理できなかったり、いつも忘れ物をしてしまうお子さんもいるでしょう。
準備は計画性が必要になるため、日常生活の中で学習するいい機会。
「忘れ物をする子は成績が上がりません!」と叱咤している塾もあるほどです。忘れ物をしないためにも、リュックは中が見やすいものを用意してあげたいですね。

子供はなぜ忘れ物が多いのか、その原因と忘れ物が多い子供の共通点、子供の忘れ物を減らすために有効な忘れ物対策をご紹介します!ADHDが忘れ物が多い原因である可能性を含めその場合の対処方法についても解説。

収納ポケットが豊富

整理整頓の観点からも収納が多いリュックを選んであげるといいでしょう。定期券、筆箱、スマホなど場所を決めて小物を収納できるポケットがあると便利です。

肩ひもがじょうぶ

塾に通うために数キロの重たさに耐えてくれる作りをしているリュックを選ぶ必要があります。特にそれを持つ子どもの体の負担を少なくするためにも、肩に食い込まないか肩ひもはしっかりチェックしたいところ。ほつれや生地の劣化、型崩れがしにくいかどうかを店員さんに確認しておくといいでしょう。

スマホは必要?

塾に通うことが決まってから子どもにスマホを買い与えたパパやママも多いでしょう。小学生でスマホを持っている子どもは年々増加傾向にあり、現代では1割以上の子どもが持っています。
しかし、まだまだ判断能力が未熟な小学生にスマホを与えるのは怖いと考えるパパやママも多いのも事実で、インターネット通信や通話が制限されていたり、GPS機能で子どもの居場所を確認できるといった機能が付いているキッズケータイを選ぶ方が多いようです。

塾に通う必要があるかは家庭によって様々!子どもの様子を見ながら決めよう

塾に通わせるべきかどうかは子どもの性格、中学受験をさせるか、パパやママが子どもとどれくらい一緒に過ごせる時間があるかなど、家庭によって様々です。本人が勉強好きで塾にも楽しそうに通えればそれが一番ですが、そうでない場合は悩んでしまうこともありますよね。
塾に行かせる前に、本当に必要なのか、通信教育でもいいか、習い事との両立はどうするかなど事前にしっかり決めておきましょう。

そして塾へ行くことが決まった場合でも、子どもの性格や、受験する中学校に合わせて通わせる塾を見定めることが大切です。子どもが勉強を好きになってくれるためにも、資料請求や見学などパパやママが出来ることは行ってあげたいですね。