活発な子の育て方・好奇心を武器に頭の良い子に育てるには
活発な子を育てるのは大変という話がある一方で、好奇心を武器にすればとても頭の良い子に育つとも言えます。ではどのように頭の良い子に育てれば良いのでしょうか?
活発さはどこから生まれる?子供が「活発」になれる理由
「活発な子ですね」と言われたことや言ったことはありますか?活発な子と言われるのは幼児期に多いと思います。小学生になると特に男子は活発な子が多いですからね。
では幼児期に活発な子になるのはなぜなのでしょうか?
ママが見ている「安心感」があるから
子供が活発になれるのはママが見守ってくれているからです。どんなことをしてもママは自分のことを見捨てることはないという安心感があるから活発になることができるんですね。
それだけ愛情豊かな子育てができていると自信を持ちましょう。
失敗をいけないことと思っていない
活発な子は失敗をおそれません。どんどんチャレンジしていきます。失敗することがいけないことだと思っていないんですね。
そうした性格を伸ばしてあげることで頭の良い子が育つことでしょう。
活発さは生まれつきの性格?
子供が活発であるかどうかは生まれつきの性格が大きく関係していきます。ただその性格は環境によって左右されるので、子供のころ大人しかった子が大人になって活発になることもあります。
生まれつきの性格が関係しているのは当然なのですが、その後の環境要因も重要なのでまさに子育てが大切になってくると言えます。
活発な子の特徴・いい面悪い面は表裏一体?
活発な子は相手をするのが大変、もう少し大人しい子の方がいいと思うことがある一方で、活発な子のいい面も当然あります。ここでは良い面と悪い面をご紹介します。
活発な子はこんな面が優れている
活発な子には生きる力があります。確かに体力がかなりありますから、健康的に育っていくだろうなと思います。しかし、それだけではなく活発な子は好奇心も強く物怖じしないなどの特徴もあります。
好奇心が強い
活発な子はとにかく好奇心が強いです。小さいときには「あれは何?」「これは何?」といろいろ聞かれて、答え続けることに疲れてしまうこともありますが、それだけ好奇心が強いということです。
また、そうしたやり取りを通して、言葉もたくさん覚えることができます。結果として大人のような言葉を使い「よくそんな言葉知っているね」と言われることもあります。
こうした好奇心はずっと持ち続けるものですから大人になるまで好奇心絶やさないよう環境を整えたいですね。
そのためにはひとつひとつ説明してあげる必要があります。いろいろと聞かれて大変ですが、説明をしっかりしてあげると、その後の言葉の成長が全く違います。子供の話をよく聞いてあげるようにしましょう。
物怖じしない
活発な子は物怖じしないので大変です。特にジャングルジムや滑り台は大変です。滑り台は必ず逆方向から上りたがります。それを止めさせようとすると暴れることもあります。ジャングルジムは小さい子供は上れないのですが、とにかく上りたくて手伝えと騒ぎます。
だんだん上れるようになると一人で上ってしまうので、とても危ないことがあります。公園にいるときは子供につきっきりになってしまい心配が絶えないので公園では遊ばないというママもいます。
体力がある
体力があるということは生きる力があるということです。病気になってもひどい状態にはなりません。体力があると昼寝をしない、夜寝る時間が遅い、遊びにずっと付き合わないといけないと大変なことは多いのですが、体力があるのは素晴らしいことです。
勉強をするにしてもスポーツにするにしても体力がない子は長続きしません。そう考えれば大変なことも少しは気分的に楽になるのではないででしょうか。
遊びに工夫がある
活発な子は遊び方にも工夫があります。元気に遊んでいく中でどうやって遊んだらもっと楽しいかと考え、工夫して遊ぶようになります。特に外遊びをするとそれがよく分かります。
活発な子の大変な面はこんなところ
活発な子を育てていると困ったことがたくさんあります。例えば移動するとき。活発な子と一緒に移動するのは思った以上に大変です。
活発な子は寝ないことも多く昼寝が少ないので、一緒に遊んでいるママの方がバテてしまうということもあります。ここではそんな活発な子を育てていて大変な面を紹介します。
じっとしていられない
活発な子は自転車やベビーカーに乗りたがらず騒ぐことがあります。ベビーカーの場合は下に降りたいので、自分で下りてしまうこともありますよね。なかなかベビーカーに乗ってくれず、その場に立ち往生しているママもいます。じっとしているのが嫌なのでしょうか。
「いつになったらベビーカーに乗ってくれるの?」と何度思ったか分かりません。自転車の場合は地面から高い位置にあるので、下に降りることはできませんが、乗りたがらないことはたくさんあります。なんとかイスに座ってじっとしていて欲しいと思うこともあります。
一緒に散歩に行くだけで疲れる
一緒に楽しく散歩したいと思いますよね。しかし、活発な子供と一緒に散歩するのは大変です。突然走りだして道路に飛び出すこともあります。
まだ一人なら気をつけることができますが、一人を気にしていたらもう一人が…なんてこともあります。
突然走りだすのが怖いので、散歩どころか公園すら行けないということもあります。そのため、移動は徒歩ではなく、自転車や車になってしまうことが多くなってしまいます。徒歩での移動は躊躇されます。
おとなしくしているのが苦手
電車で移動する際に座席に座りたがることがあります。電車内でもベビーカーに座っているので、そのままそこに座っていれば良いと思うのですが、電車の中の座席に座りたがります。別に電車に座っても良いのです。
しかし、電車の座席におとなしく座り続けていることができないのです。隣の人に迷惑をかけたり、席に座ったり、席から下りたりと繰り返されたら大変です。これが一人ならまだしも二人になるとさらに大変です。なるべく空いている電車を選んで乗らないといけないという苦労があります。
全てに付き合ってたら大変!活発な子の子育てのポイントは?
活発な子は将来有望、活発な子の方が良いよと言われることは多いのですが、毎日付き合うのは大変ですよね。ときには楽しても良いです。全部に付き合うとママの方が先にダウンしています。そんな活発な子を育てるポイントは何でしょうか?
生活リズムを確保してあげる
活発な子はそれだけ動くことができる体力があります。そのため、昼寝をしなかったり、夜寝る時間が遅くなったりすることがあります。
朝から晩まで付き合った上に昼寝もしない、夜も寝ないでは大変です。少しでも昼寝や夜早く寝てもらうために生活リズムを整える必要があります。
放っておくと寝ない
子供の昼寝時間はママ唯一の休み時間です。(第二子からはそうも言ってられませんが)だから布団の上で二時間も寝てくれる子だったら、ママも一緒に寝て授乳で眠れない睡眠不足を補ったり、ゆっくり食事をしたり、休息をとって心身のエネルギーチャージに当てられるわけです。しかし体力のある子は疲れません。
疲れなければ昼寝をしません。さすがに全くしない訳ではないですが、朝から外に連れ出してたくさん遊ばせても、一時間も寝ないですでにエネルギー満タンになってしまうなんてことがざらにあります。
一時間も寝ないというのは外で遊んだ帰り道のベビーカーで寝落ちし、母が夕飯の買い物などして家に着いてこれから自分が休憩と思った矢先にぱっちりお目覚めのパターンです。
家にいたら疲れないので布団で昼寝をするなんてことはまずお目にかかれません。
授乳期のママは慢性寝不足。睡眠不足は精神をもむしばむので、赤ちゃんから幼少期のママはいかに自分が休みを取るか考えることが大切です。体が元気でなければ、心も元気を失います。
ママが元気でいられなければ、家族は上手くいきません。昼寝が少ない子を持つママは疲れています。そんなママが周りにいたら「少し見ていてあげるから寝てきなよ」と言ってあげたいですよね。
外遊びの工夫は?
活発な子は外遊びが大好きです。家にはいられないので毎日外に遊びに行く人もいます。小さいとき、ハイハイしているときは室内の遊び場で良いのですが、歩くようになると室内では物足りないようです。
ママパパそろって外遊び
外遊びはママが一人で行くと大変。ご飯を食べる時間はおろか、休憩する時間もありません。それもママパパ揃っていけばどちらかが休むことができますから外で遊ぶときはママパパ一緒に遊ぶようにしましょう。
囲いがある公園で遊ぶ
活発な子はちょっと目を離したすきに走り出すことがあります。公園の隣がすぐに道路だと大変。大きな事故になりかねません。必ず囲いがある公園で遊ぶようにしましょう。
室内遊びの工夫は?
歩くようになると室内の遊び場は狭くて物足りなくなります。しかし、外遊びばかりではママが大変ですし、雨が降ったときはどうしても室内で遊ぶ必要があります。そのような場合はどうすればよいでしょうか?
遊ぶ人がたくさんいるところへ行く
室内遊びでも飽きないように工夫することで長く遊べます。例えば同じような年齢の子どもたちがいる遊び場。子供同士で遊べる年齢になると子供たちだけでずっと遊んでいます。その間ママは休憩できることもあります。
広い遊び場へ行く
最近では屋内でも有料の遊び場が増えてきました。そのような場所へ行けば遊び道具も揃っていますし、飽きることなくずっと遊ぶこともできます。
お風呂や寝かしつけはパパや家族に頼む
一日活発な子に付き合うのは大変です。パパや家族で分担していくことで、負担はかなり軽減できます。特に休みの日はそうした分担が重要になります。
家族での分担が鍵
家族で分担して育児をするのは当たり前の世の中になりましたが、活発な子を育てるためには特に家族の分担が必要です。ときにはおじいちゃんやおばあちゃんに頼るのも必要です。とにかく一人がすべてを背負うことがないようにしましょう。
子供の好奇心を認めてあげよう
活発な子は好奇心も旺盛です。その好奇心を認めてあげることで、活発な子供は大きく成長します。すべてに付き合うことは大変かもしれませんが、出来る限り子供の好奇心に付き合ってあげましょう。
忍耐をもって子どもに付き合ってあげましょう
活発な子はとにかくあきらめません。ずっと同じことをしていて、「もう帰ろうよ」と言うこともありますが、それでも自分が納得するまで止めません。
あきらめないのは頑固だとか、言うことを聞かないと言われる場合もありますが、ひとつのことに集中できるのは立派な長所です。自分がやりたいことをあきらめずにとことん頑張る人間になってほしいですよね。
確かに四六時中やんちゃな子にずっと付き合うのは大変なことですが子供の好奇心を尊重してあげることで、子供はどんどん成長するのですから、辛抱強く付き合ってあげるようにしましょう。
活発な子の子育ての不安&心配
活発な子の子育てには不安も付きまといます。活発な子を育てる際にどのような不安があるでしょうか?ここではその不安と心配について説明します。
幼稚園は選んだ方が良い?
活発な子にはどのような幼稚園が良いかと悩むことがあります。自由にのびのびが良いかもと思う一方で、自由放任では小学校に上がってから困るかもと心配しますよね。実際にはどのような幼稚園が良いのでしょうか?
自由は必ずしも良いわけではない?
子供はそれぞれ特徴がありますし、個人差もありますので一概には言えませんが、自由であることが必ずしも良いわけではありません。
自由に育つことと自由放任は違います。自由の中にもルールがあるということが大切でしょう。
子どもにあった幼稚園を選びましょう
保育園は必ずしも希望の保育園に入れるわけではありませんが、幼稚園は選ぶことができます。幼稚園は見学も受け入れていますから、自分の子供にあった幼稚園を選ぶようにしましょう。
落ち着きがないだけの子は多動症が心配
活発な子は落ち着きがないと言われることもよくあり「実は何かの障害ではないか」と疑うこともあります。落ち着きがない障害とはどのようなものなのでしょうか?
ADHDとは?
ADHDは注意欠陥・多動性障害といいます。簡単に言うと集中力がなく、じっとしていられず、考えずに行動してしまう特徴があります。
小学校に入るころまでにその症状が現れる子供が多いと言われています。しかし大人になってからADHDであると診断される方も多く、変わった子と思われて育つ子も多いと言われています。
自己判断は危険
インターネットを検索すればその診断基準が出ていますが、自己判断は危険です。もしADHDかもと思ったら、必ず専門機関の診断や検査を受けるようにしましょう。また、無料で相談できる相談窓口もありますので、相談してみるのもいいかもしれません。
活発なことは大変なことばかりではない?活発な子ほどよく伸びる
これまで見てきたように活発な子は大変なことばかりではなく、よく伸びる要素がたくさんあります。ずっと付き合うのは大変ですが家族で分担して活発な子の好奇心を伸ばしてあげるようにしましょう。