子育てHOWTO

子供の作品を保管するコツ

子供の作品をキレイに保管する方法・飾り方や処分のコツ

子供の作品が増えすぎて困っている方に上手に保管する方法と飾り方、処分するときにはどうすればいいかをご提案。子供がプレゼントしてくれた絵や工作などの大切な思い出は、写真を撮ってフォトブックやアルバムにしてすっきり収納する工夫をしてみましょう。

子供の作品をすっきり保管収納する方法

いつの間にか増えていく子供たちの作品は、成長の記録になる大切なものです。できれば取っておきたいけれど、形や大きさもそれぞれ違い上手に収納できないものばかり。可愛らしくて見ているのが楽しいけれど、部屋がすっきりと片付かなくて大きな悩みの種になっている方も多いのではないでしょうか?

「片付かないから」と泣く泣く捨ててしまうママもいますが、子供が頑張って作った作品はなかなか捨てにくいもの。大切に残しておきたい作品の保管方法と上手に手放す工夫、飾り方のアイデアを知っていれば、すっきりコンパクトに収納することができます。

子供の作品を保管するコツ

大切に残しておきたい子供の作品は、できるだけキレイに保管してあげたいものです。上手な保存方法やコンパクトにしてできるだけたくさんの思い出を残すコツを見ていきましょう。

写真に撮ってデータ化する

子供の絵や手紙を写真に撮って保存したいけれどなかなか時間が取れない方は、いっきにやろうとせず、週に1回、2~3枚からコツコツ作業を始めてみましょう。
プリンターにスキャン機能があれば、データ化してパソコンに取り込むとキレイに作品を残せます。データ化した作品をプリントアウトしてアルバムにすると、おじいちゃん、おばあちゃんにも見せやすく子供も喜んでくれるでしょう。コメントや装飾を加えるととても素敵なアルバムができあがります。

写真に撮ってフォトブックにする

子供の作品を写真に撮っても、アルバムを作っている時間がない。それならプロの手を借りてフォトブックを作成してみましょう。

フォトブックはネットで注文することができるので、時間を気にせず気軽に作成できます。コメントを入力することもできるので、写真をプリントアウトしてアルバムを作るより手間がかかりません。劣化しにくいので長期間の保管にも最適です。

子供の工作を残してあげたいけどうまく収納できない場合も、フォトブックに残しておけば気持ちよく手放すことができます。お気に入りの工作を持った子供の写真を撮って作品へのコメントを添えれば、子供が大きくなってから思い出を振り返ることができます。

スクラップブックを作る

子供が幼稚園に行っている間など余裕がある時間があれば、スクラップブック作りをしてみてはいかがでしょうか?作った当時の子供の写真と一緒に、コメントや装飾をくわえてスクラップしておきましょう。思い出を振り返るのが楽しくなります。

スクラップブックの良さは、手作りのぬくもりです。子供の作品でママが一生懸命作ったスクラップブックは、特別上手でなくても子供の宝物になります。手先に自信がなくても何冊も作っていくうちにセンスが磨かれていくでしょう。

「○○ちゃんが遊びに来てくれたときの作品」とタイトルをつけて、お友達と一緒に映っている写真を貼ってあげると、思い出深いスクラップブックができます。

ファイルで保管

子育てや家事で忙しい方は、100均で売られているファイルケースにとりあえず保管しておき、時間ができたときに残したいものを選別しながら整理していきましょう。ファイルは大きさや種類も豊富なので、使いやすいものを選びましょう。
同じ色や形のものでそろえると収納しやすく、見た目もすっきりします。時間がなくてすぐにスクラップやフォトブックにできない場合も、ファイルケースで保管しておけば劣化から守ることができます。小さな紙に書いてくれたママへの手紙や似顔絵なども、ファイルケースで保管できます。残しておきたい作品が決まるまでは、ファイルにまとめて保管しておきましょう。

ラミネートして保管

ずっと取っておきたい大事な作品は、ラミネートしてから保管すると劣化を防ぐことができます。ラミネーターは安いものだと3,000円程度で購入できます。子供の作品だけでなく、写真やお手紙もラミネートできるので便利です。

作品や写真をスクラップブックの要領で配置して、ラミネートするのも良いアイデア。劣化しにくく、かさばらないので収納しやすくなります。ラミネーターを上手に活用して、子供たちの思い出を大切に保管しましょう。

思い出ボックスにまとめる

大きめの箱を用意して「ここに入る分だけ」と決めておくと、子供の作品や思い出の品が増えすぎるのを防げます。作品を収納するついでに処分していいのもがないかチェックして、その都度捨てるようにするといいでしょう。入りきらないけど残しておきたい作品があれば、データ化したり、スクラップするなど工夫をしましょう。箱に入るだけしか残さないと決意することが大事です。おしゃれなバンカーズボックスやストレージボックスを選べば、子供部屋に置いてもすっきり収納できます。

子供の作品を手放す工夫

整理がしたくても数が多すぎると収納が難しくなります。残すものと手放すものを選別しないと子供の作品は増えていく一方です。「子供たちが大きくなったら見せてあげたい」と考えている場合も、コンパクトに収納してある方が思い出を振り返りやすいでしょう。子供もママも気持ちよく作品を手放すことができる方法を見ていきましょう。

子供に選んでもらう

ママにとっては子供たちの作品はどれも宝物に見えます。チラシの裏に書いた絵や手紙、リビングで折ってくれた折り紙でさえ愛おしく感じますが、子供がくれたものをすべて保管しておくことは難しいでしょう。

子供の作品を捨てることにためらいを感じるなら、どれを残すか本人に選んでもらいましょう。意外とあっさり「これは捨ててもいいよ」と言って、取っておきたいものだけ上手に選んでくれることもあります。

子供に作品を選別してもらう3ステップ

  1. 家じゅうにある子供の作品をすべて一か所に集めます。
  2. これまでためていた作品の中で捨ててもいいと感じるものを選んでもらいます。
  3. 子供が捨てていいと言ったもので、ママが捨てたくない作品は写真に撮っておきましょう。

この3ステップを定期的に行うことで、どんどん大切な作品が厳選されていきます。捨てるものを子供に選んでもらい、残すものは先ほど紹介した保管方法でキレイに残してあげましょう。子供も捨てられないタイプなら、1年ほど待ってあげてもいいでしょう。成長すると見方が変わって捨てていいものを冷静に見極められるようにもなります。

作品と向き合い、思い出話をしながら作品を整理することは、子供とお母さんとの素敵な思い出になります。お子さんと一緒に楽しんで整理していきましょう。

作品展を開催する

おじいちゃんやおばあちゃんを呼んで、子供の作品展を開くのも楽しいイベントになります。展示するものと捨てるものを一緒に子供と選び厳選していきましょう。細々した作品をひとつにまとめてスクラップブックを作ればスペースを有効活用できます。展示しないもの=捨てていいものというシンプルなルールにすると踏ん切りがつきやすくなります。

展示した作品はデジタルカメラやスマートフォンで写真撮影しておきましょう。破けたり壊れたりしてもしっかりと思い出を残すことができます。みんなに見てもらい褒められることで、子供も満足して気持ちよく作品を手放せるでしょう。

作品展に来てくれたゲストと一緒に撮った写真を大事な作品と一緒に保管しておけば、家族の絆を深める大切な思い出になるでしょう。

捨てるまでのステップをつくる

子供の作品は捨てるまでのステップを作ることで、スムーズに選別できるようになります。捨てるか保管するか悩んでいる間は「とりあえずボックス」を作って、その中に入れておきましょう。ふたがついている大きめの箱がおすすめです。

捨てる決断ができるようになるステップ

  1. 大き目の段ボールか紙袋を準備します
  2. 子供の作品は、とりあえずそこにすべて収納します。
  3. 箱がいっぱいになるか時間ができたタイミングで、捨てられるものがないかチェックします。
  4. 手放せそうなものがあれば処分します。
  5. 捨てられないものは、そのまま箱に入れておき定期的に見直してください。

悩んでいる間は箱や紙袋に入れておき、整理できる時期を待ちましょう。時間が経つと冷静に判断できるようになり、選別しやすくなります。絶対に残しておきたいものは別の収納方法で保管しましょう。

子供の作品を飾るときのアイデア

子供が特に気に入っているものや季節ならではの作品は、見える場所に飾っておきたくなるものです。作品を飾るブースを決めて、そこに飾るようにしましょう。子供の絵や工作を飾るアイデアを紹介します。

壁に貼る

大きめのフレームを使って絵やおりがみ、写真などをコラージュすると壁に飾りやすくなります。いくつか飾る場合はフレームを同じ色にすると統一感が出て見栄えも良くなります。

マスキングテープを壁に貼って額縁のような囲いを作り、その中にだけ作品を飾ることができると決めておくのもいい方法。マスキングテープなら綺麗にはがせるので安心して壁に貼ることができますし、たくさんの色・柄が選べるので、好みのフレームを作ることができます。

棚に飾る

子供の絵本やおもちゃ置き場として使っている棚やカラーボックスの一角に、作品を展示するブースを設けるのも一つのアイデア。どの位置にどんな作品を配置するか相談して一緒に飾り付けを楽しむうちに、子供が勝手に飾り付けを楽しむようになることもあります。飾ってもいいスペースを決めたら、センスにお任せして自由に飾らせてあげるのもいいでしょう。

インテリアにしてしまう

特別上手に描けたお気に入りの絵があるなら、できるだけ絵と同じように再現したオブジェやぬいぐるみを作ったり、アイロン転写用紙を使ってクッションやまくら、手提げなどを作ってあげるのも一案。

できあがったものはインテリアとしてそのまま使用することができますし、子供と一緒に作れば夏休みや冬休みの自由研究にもなります。インテリアが完成したら原画と新たにできた作品を手に持ち、子供と一緒に写真を撮りましょう。小さな画伯も大満足のかけがえのない思い出になります。

子供の作品は大切な思い出になる

子供たちが一生懸命作った作品は、世界にたったひとつしか存在しない大切な宝物。そんな可愛い子供の作品でも、増えすぎると捨てようかと迷うこともあるでしょう。

大事な思い出だからこそ、子供と一緒に楽しく選別して保管するものを決めていきたいものです。保管するものは劣化を防ぎ綺麗に保存して、いらないものは上手に手放す工夫をしましょう。