小学生が勉強しないときの接し方
2026.6.17
小学生の子供が勉強しない理由とは?親の接し方と勉強が楽しくなる関わり方
「勉強しなさい」と言い続けることに疲れていませんか。小学生が勉強しない原因と、頭ごなしに叱らない接し方を具体的に紹介。一緒に勉強する習慣づくり、塾を検討するときのチェックポイント、「なぜ勉強するの?」への答え方、声かけのNG例と望ましい例、相談先の目安までまとめました。
小学生の子供が勉強しないのはなぜ?理由に迫ろう!
小さな体に大きなランドセルを背負い、新しい筆箱や教科書がそろっていくのをうれしそうに眺めていたわが子。入学のときはあんなにやる気にあふれていたのに、いつの間にか勉強を嫌がるようになり、机に向かうことすらしない。そんな変化に気づいて、戸惑うママやパパは少なくありません。
結論からお伝えすると、小学生が勉強しないのには、その子なりの理由が必ずあります。そして、「勉強しなさい」と叱り続けても、多くの場合はうまくいきません。大切なのは、まずなぜ勉強しないのか、その背景を知ることです。背景が分かれば、関わり方も自然と見えてきます。この記事では、勉強しない理由を発達の視点から整理し、叱らずにやる気を育てる接し方を、具体例とあわせて紹介していきます。
興味があることに没頭している

小学生は、中学生や大人と比べて、一つのことに強く没頭しやすい時期です。たとえばゲームや動画に夢中になると、一日中そのことばかり考え、宿題はもちろん、食事や睡眠までおろそかになってしまうこともあります。「ごはんだよ」と何度呼んでも画面から目を離さない、という光景に心当たりのある方もいるでしょう。
子どもが急に勉強をしなくなったのは、何か別の夢中になれるものが現れたからかもしれません。発達の観点から見ると、興味のあることに一直線になるのはこの時期の特徴であり、悪いことばかりではありません。まずは頭ごなしに取り上げるのではなく、子どもが今何に心を奪われているのかをよく観察してみましょう。そのうえで、「ゲームは宿題のあとで30分」など、子どもと一緒にルールを決めるのが第一歩です。
なぜ小学生は勉強より遊びを選ぶのか 発達と心理から
「どうしてうちの子は勉強より遊びばかり」と感じるのは自然なことですが、これには発達上の理由があります。まず、小学生が深く集中できる時間は大人が思うより短く、低学年で10〜15分、高学年でも15〜20分程度が目安といわれます。長時間机に向かわせようとすること自体が、ハードルを上げているのです。
また、脳には、楽しいことや達成感に強く反応する仕組みがあります。ゲームや動画は、その仕組みを刺激するように作られているため、地道な漢字練習や計算が相対的に魅力の薄いものに感じられてしまいます。さらに心理学では、人が自分から学ぶ意欲を持つには「自分で決めている感覚」「できるという感覚」「周りに受け入れられている感覚」の3つが大切だと考えられています。「勉強しなさい」と強制し続けると、この3つがそろって損なわれ、かえってやる気が下がってしまうのです。
この仕組みを知っておくと、「長くやらせる」より「短く区切って達成感を持たせる」関わりに切り替えやすくなります。まずは「15分だけ」と時間を区切り、できたら具体的に認める。それだけでも、子どもの向き合い方は変わってきます。
勉強に対して無気力なとき

何かに夢中なわけでもないのに勉強をしない。やる気が出ず、ぼんやりしている時間が増えた。こんなときは、心がエネルギー切れを起こしているのかもしれません。一時的なものなら時間とともに戻ってきますが、無気力な状態が長く続いたり、学校に行きたがらない様子が見られたりするときは、放っておかず、ゆっくり様子を見守りたいところです。
無気力につながりやすい背景
子育ての現場でよく挙げられる背景は、「親子関係」「友人関係」などの対人関係や、「身体的な疲れ」です。これらは、どれか一つというより、重なって起こることもあります。
「親子関係」では、よかれと思って勉強のことを言いすぎていないか、子どもが何でも話せる雰囲気があるか、少し振り返ってみる価値があります。これは親を責める話ではありません。関わり方を少し変えるだけで、子どもの様子がふっと変わることがある、ということです。また低学年では、いつもそばにいる親と離れることに強い不安を感じ、その不安定さが無気力として表れることもあります。
「友人関係」では、友達に振り回されたり、学校や習い事、塾での出来事が負担になっていたりすることがあります。先生との関係で気持ちが沈んでいる場合もあるでしょう。子どもが安心して話せる雰囲気をつくり、必要に応じて担任の先生やスクールカウンセラーに相談するのも有効です。
「身体的な疲れ」は、スケジュールが詰まりすぎているときに起こります。複数の習い事で毎日が忙しく、睡眠時間まで削られていると、子どもは疲れ果ててしまいます。たとえ子ども自身が望んで始めた習い事でも、小学生はまだ自分の体力を正しく見積もれないため、気づかないうちに無理を重ねがちです。そんなときは「自分で決めたんだから最後まで」と突き放すのではなく、「○曜日は休みにしようか」と一緒に予定を組み直してあげましょう。子どもがしっかり眠れているか、体力に見合った生活かを、親が見守ることが大切です。
勉強しない子供への接し方
スケジュールが詰まりすぎているわけでもなく、対人関係にも大きな問題が見当たらない。特に理由は見当たらなくても勉強をしない子もいます。では、そんな子どもにどう接すればよいのでしょうか。
頭ごなしに叱るのはNG

「とにかく勉強しなさい!」「勉強しないとだめでしょ!」「やらないならゲームは取り上げるよ!」。こうして頭ごなしに叱っても、親が期待するような効果はなかなか得られません。人は強制されると、かえって反発したくなるものです。「今やろうと思っていたのに」という子どもの言葉は、その典型です。
仮に子どもが勉強を始めたとしても、それは勉強の大切さが分かったからではなく、「叱られたくないから」「うるさく言われたくないから」にすぎないことがほとんどです。これでは身につく成果も出にくく、ますます勉強が嫌いになってしまうおそれがあります。まずは「勉強しなさい」の回数を一日一回減らすことから始めてみましょう。
まずは時間をかけてゆっくりと

子どもを勉強へ向かわせるには、時間をかけて関わることが必要です。幼いころから、親自身が本を読んだり調べものをしたりする姿を見せることも、子どもが自然に学ぶ環境づくりにつながります。「勉強しなさい」と言いながら大人がスマホばかり見ていては、子どもも納得しにくいものです。特に小学校の低学年では、宿題や家庭学習は親が一緒にするのが基本と考えましょう。どう考えるかを説明し、最後まで仕上げる喜びを覚えさせていきます。
あわせて、いつでも勉強できる環境を整えることも大切です。テーブルの上が散らかっていると、勉強の前に片づけから始めなければならず、それだけで気持ちが折れてしまいます。思い立ったらすぐに椅子に座って本を開けるよう、子どもが使う机や椅子のまわりは整えておきましょう。部屋が片づいていると、大人でも頭が働きやすくなりますよね。子どもも同じです。整った場所で勉強する習慣をつけてあげてください。
少しでも子供と一緒に勉強する時間を作る

一緒に勉強する時間が大切だと分かっていても、仕事や家事、下の子の育児でどうしても時間が取れない、という方も多いものです。それでも、週に1度か2度なら、時間をつくれるのではないでしょうか。
毎日は無理でも、たとえば「土曜の朝は一緒に勉強する」と決め、「金曜は宿題しなくていいよ。土曜の朝に一緒にやろうね」と伝えておくと、子どもは親と勉強する時間を楽しみにするようになります。このとき、「勉強はママの担当」「いやパパ」と固定しないのがおすすめです。ママでもパパでも、どちらかが時間をとって一緒に向き合うこと自体が、子どもの勉強へのやる気を支えます。まずは今週末、15分だけ隣に座ってみることから始めてみてください。
塾に入れる意味があるか?

勉強を見てあげられないから塾に、学校の勉強だけでは不安だから塾に、と考えるママやパパもいます。近年は小学生向けの塾も増えていますが、「みんな行っているから」と安易に決めるのではなく、本当に必要かをしっかり見極めることが大切です。判断するときのチェックポイントを紹介します。
子供が塾で学びたいと思っているか
仲のよい友達が行くから、という理由だけでは、勉強が身につく可能性は高くありません。
学校の教え方では理解できないと感じているか
学校の授業に満足し、進度が遅すぎると感じていないなら、無理に塾へ通わせる意味は薄いでしょう。
放課後や土日を塾で過ごしたいと考えているか
ほかにやりたい習い事やスポーツがあるなら、勉強を優先させる必要はありません。
複数の塾を見学したか
最初は乗り気でなかった子でも、自分に合った塾に出会うと勉強の面白さに目覚めることがあります。迷うときは子どもと一緒にいくつか見学し、反応をよく観察してください。その結果、通いたいと思うこともあれば、行かないと決めることもあるでしょう。
宿題をしない子供には宿題の意味を伝える

テスト勉強や予習・復習は絶対にしなければならないものではありませんが、宿題は必ずやると決められたことです。宿題をしないときは、約束やルールを守ることの大切さ、そして宿題は先生が一人ひとりの成長を願って出してくれているものであることを、ていねいに話して聞かせる必要があります。
「めんどくさい」と机から逃げる子には、「全部やろう」ではなく「まず1問だけ」と最初のハードルを下げてあげると、取りかかりやすくなります。一度始めると、意外と最後まで進められることも多いものです。今日は「ノートを開くだけ」を目標にする、くらいの軽さから始めてみましょう。
学年別 勉強しない理由と関わり方の違い
同じ「勉強しない」でも、その理由や向いている関わり方は学年によって変わります。発達段階に合わせて、関わり方を少しずつ変えていきましょう。
低学年(1〜2年生)は、まだ勉強の習慣そのものができていない時期です。一人で頑張らせるより、親がそばで一緒に取り組み、「できたね」と一緒に喜ぶ関わりが効果的です。机に向かう時間を短く区切り、毎日決まった時間に行うことで、少しずつ習慣として根づいていきます。
中学年(3〜4年生)は、学習内容が一気に抽象的になり、つまずきが出やすい時期です。いわゆる「9歳の壁」で、割合や長文読解などでつまずくと「自分はできない」と感じやすくなります。できない部分を責めるより、どこでつまずいているかを一緒に探し、「前よりここができたね」と成長を具体的に言葉にしてあげましょう。
高学年(5〜6年生)は、自分で考える力が育ち、「なぜ勉強するの」と理由を求めるようになります。反抗期にさしかかる子も増えます。この時期は、命令ではなく、本人の納得を大事にした対話が向いています。干渉しすぎず、困ったときにサポートする距離感を意識してみてください。
勉強しやすい環境づくりチェックリスト
やる気は気持ちの問題だけでなく、環境にも大きく左右されます。家庭で今日から見直せるポイントを挙げます。当てはまるものから整えてみましょう。
- 机や椅子のまわりが片づき、座ったらすぐ勉強を始められる
- 勉強中はテレビを消し、気が散るものを目に入らない場所に置いている
- 勉強する時間と場所がだいたい決まっている(おやつのあと、など)
- 勉強道具をトレーなどにまとめ、出し入れの手間を減らしている
- 「15分だけ」など、終わりが見える短い単位で区切っている
- できたらすぐ褒める、シールを貼るなど、その場で小さな達成感を用意している
すべてを一度に整える必要はありません。まずは机のまわりを片づけ、テレビを消すだけでも、取りかかりやすさは変わります。子どもと相談しながら、無理のない範囲で工夫してみてください。
なぜ勉強が必要なのかと尋ねられたとき
低学年のうちは親の言うことに素直に従う子が多いですが、高学年になると、納得できないことには意見をしたり理由を追究したりするようになります。これは成長の証であり、歓迎すべきことです。反抗期にさしかかると、食ってかかるような反応を示すこともあるでしょう。今まで素直に勉強していた子に、突然「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたら、どう答えればよいのでしょうか。
具体的にきちんと説明しよう

「勉強は大切だから」「しないと大変なことになるから」といった漠然とした答えでは、「どうして大切なの?」「大変なことって何?」と堂々巡りになってしまいます。勉強の大切さを聞かれたら、必ず具体的で、子どもが納得できる答えを返すことが必要です。
また、「私は小さいころ勉強しなくて後悔している。だからあなたには勉強してほしい」という答えも、あまり適切ではありません。子どもは「自分も勉強しなかったのに、どうして私には言うの?」と、不信感を抱いてしまいかねないからです。脅すのでも後悔を押しつけるのでもなく、前向きに伝えたいところです。
勉強は面白い!だから学んで賢くなろう
ゲーム好きの子なら、ゲームにたとえて話すのも一つの方法です。
「ゲームでたくさん情報を集めて、レベルを上げていくと、強い相手にも立ち向かえるようになるよね。勉強も同じで、たくさん知って、頭を使う練習をしておくと、これから困ったことや、もっと知りたいことが出てきたときに、自分で対応できるようになるんだよ」
このように、学ぶことや頭を使うことは、将来の自分のための基礎力を蓄えることなのだと理解させます。さらに、子どもが何か新しいことを知ったときに親が一緒に「すごいね、面白いね」と素直に喜ぶと、子どもは知ることそのものの楽しさを感じやすくなります。知るのは楽しい、学ぶのは楽しい、賢くなるのはうれしい。そんな気持ちを、親自身の言葉で伝えてみてください。
親が勉強に懐疑的だと子供も懐疑的に

「勉強なんて意味あるのかな」「これを知って将来得があるのかな」という懐疑的な態度を親が見せると、子どもも勉強に対して懐疑的になりがちです。もちろん勉強が将来役立つ場面はありますが、その根っこにある「知りたい」「学びたい」という純粋な好奇心こそが大切だということを、子どもに伝えていきたいものです。
どんなことにも例外は必要
その知識が将来役立つかどうかより、「一生懸命に学ぶ」という姿勢を小学生のうちに身につけることが大切です。ただし、例外もあります。たとえば、子どもがどうしても時間の計算だけは苦手だとしましょう。そこで「時間の計算は一生使うよ」と不安をあおると、子どもは時間どころか算数全般、ひいては勉強全般を嫌いになってしまうこともあります。
そんなときは、「これはまた、いつか分かるよ」と例外を設けてあげましょう。今はまだその力が育ちきっていないだけで、数か月後、数年後に振り返ると「なんだ、簡単じゃないか」とすんなり腑に落ちることはよくあります。苦手な一点で勉強全体を嫌いにさせないことが、長い目で見ると大切です。
やりがちなNG対応と望ましい声かけの比較
同じ場面でも、声のかけ方ひとつで子どもの受け取り方は大きく変わります。子育ての現場でよくある「やりがちな対応」と「望ましい対応」を、理由とあわせて整理しました。
| 場面 | やりがちなNG対応 | 望ましい対応 | なぜ違うのか |
|---|---|---|---|
| 机に向かわないとき | 「早く勉強しなさい!」とせかす | 「まず15分だけやってみようか」と区切る | 強制は反発を生み、短い目標は取りかかりやすいため |
| 点数が悪かったとき | 「なんでこんな点なの」と結果を責める | 「ここは前よりできたね」と過程を認める | 結果だけ責めると自信を失い、やる気が下がるため |
| 分からない問題で止まったとき | 「さっき教えたでしょ」と突き放す | 「どこまで分かったか一緒に見てみよう」 | つまずきを一緒に探すと安心して再挑戦できるため |
| 遊んでばかりのとき | 「ゲーム禁止!」と一方的に取り上げる | 「宿題のあと30分」と一緒にルールを決める | 自分で決めた感覚があるほうが守りやすいため |
| 勉強を促すとき | 親はスマホを見ながら「勉強しなさい」 | 同じ空間で親も本を読む姿を見せる | 言葉より親の行動のほうが子どもに伝わるため |
| 強く叱ってしまったあと | そのままにする | 「さっきは言いすぎたね、一緒にやろう」と伝える | フォローが親子の信頼を保ち、学習意欲を支えるため |
すべてを完璧にこなす必要はありません。気づいたときに一つ取り入れてみる、それで十分です。まずは「せかす前に一呼吸」だけ、今日から意識してみてください。
やる気が出ない状態が続くときの相談先
勉強しない時期があっても、多くは一時的なもので、関わり方の工夫で少しずつ変わっていきます。ただ、はっきりした理由が見当たらないのに無気力な状態が長く続いたり、学校に行きたがらない、表情が暗い日が増えた、眠れていない、といった様子が重なるときは、家庭だけで抱え込まないことが大切です。
小学生の場合、まずは担任の先生に学校での様子を聞いてみるのが第一歩です。学校のスクールカウンセラーには、担任を通じて相談できることが多くあります。気持ちの落ち込みや体の不調が続くときは、かかりつけ医や小児科に相談するのもよいでしょう。子育て全般の悩みは、自治体の子育て相談窓口でも受け付けています。相談することは特別なことでも、親としての力不足でもありません。早めに専門家の視点を借りることが、子どもにとっても家族にとっても近道になることがあります。
よくある質問
Q.「勉強しなさい」と言うのは逆効果ですか?
言いすぎると逆効果になりやすい、というのが実際のところです。人は強制されると反発したくなり、「今やろうと思っていたのに」とやる気を失いがちです。完全にゼロにする必要はありませんが、回数を減らし、「15分だけやってみようか」と一緒に取り組む声かけに置き換えると、子どもは動きやすくなります。命令より、隣に座る一言のほうが効くことも多いものです。
Q.低学年のうちから塾に入れたほうがいいですか?
必ずしもそうとは限りません。低学年で大切なのは、まず家庭で勉強の習慣をつくることです。塾を検討するなら、本人が学びたいと思っているか、学校の進度に物足りなさを感じているか、ほかにやりたいことがないかを見極めましょう。迷うときは子どもと一緒にいくつか見学し、反応を確かめてから決めると後悔が少なくなります。みんなが通っているから、という理由だけで決めない姿勢が大切です。
Q.ご褒美で釣るのはよくないでしょうか?
使い方しだいで、よいきっかけになります。高価なものである必要はなく、「15分できたらシールを貼る」「終わったら一緒にカードゲームをする」など、その場ですぐ得られる小さな喜びが効果的です。小学生は数か月先の成果より、今すぐの達成感に強く反応します。小さな成功体験を積み重ねるうちに、ご褒美がなくても取り組めるようになっていくことが多いものです。
Q.勉強しないと将来困る、と言って聞かせるのは効きますか?
不安をあおる伝え方は、あまりおすすめできません。「困るよ」と脅されても、小学生には実感がわかず、かえって勉強が嫌なものになってしまいがちです。それよりも、「知るのは楽しい」「できると気持ちいい」という前向きな実感を持たせるほうが、長続きします。新しいことを知ったときに親が一緒に喜ぶ、それだけでも子どもの受け取り方は変わります。
Q.兄弟で勉強への姿勢に差があります。同じように接していいですか?
同じ家庭でも、子どもによって合う関わり方は違います。一人は一緒に取り組むと伸び、もう一人は見守られるほうが集中する、ということもよくあります。兄弟を比べる言葉は自信を失わせやすいので避け、それぞれの「前よりできたこと」に目を向けましょう。その子に合うやり方を、本人の様子を見ながら探していくのが近道です。
小学生の時期に勉強が楽しいと実感することが大切
小学生のうちは、テストの点数に一喜一憂するより、「勉強は楽しい」「もっと知りたい」と子供が思えたら良しとしましょう。勉強が楽しいと分かれば、子どもは自分から進んで学ぶようになっていきます。点数や順位は、そのあとから自然とついてくるものです。
勉強しないわが子を前にすると、つい焦って「早くやりなさい」と言いたくなります。けれど、叱って机に向かわせても、身につくものは多くありません。なぜ勉強しないのかという背景を知り、短く区切って一緒に取り組み、できたことを具体的に認める。そんな小さな積み重ねが、子どものやる気を少しずつ育てていきます。今日できなくても、明日また一緒に始めればいい。長い目で、親子で一歩ずつ進んでいきましょう。