次男の性格の特徴とは?
生まれたときから、兄がいた次男。
兄の背中を見て育つため活発な印象があり、映画やドラマなどでは「真面目な長男」「自由奔放な次男」という人物像が描写されることもあります。
性格は人それぞれではありますが、生まれ順が性格に影響を与えたり、育てる上でのポイントがあることは考慮しなくてはなりません。
次男の性格の特徴を見ていきましょう!
要領が良い
次男の性格については多くのママが「要領が良い」と答えています。
次男は、小さい頃から兄と親のやりとりを観察し、「これをすると怒られる」ということを学習しています。また、直前までふざけていても、「そろそろマズイ」とまわりの空気を読み、切り替えが上手いのが次男の特徴です。
「ちゃっかり者」「お調子者」な次男の行動は、親からすると、時に呆れたり、思わず笑ってしまいそうになることもあります。
負けず嫌い
「スポーツ選手は、次男や三男が多い」という話がありますが、この説には男兄弟を育てているママやパパの多くが同意しており、「次男は発達が早い」「習得が早い」という声が多く見られました。
「兄に負けたくない!」という気持ちが次男の運動能力を向上させ、少々のことではへこたれない精神力を養っていくようです。
しかも、次男がおいしいのは例えケンカやスポーツで兄に敵わなかったとしても、「兄の方が年上」という言い訳がきくことです。長男は「弟に負けるのは困る」というプレッシャー、ケンカの時には「本気でやったら可哀想」と手加減の必要もありますが、次男はいつだって全力で兄に立ち向かっていきます。
自由奔放
次男は、やはり長男に比べて自由奔放な面が目に付くようです。
とくに次男の下に兄弟がいない家庭ではその傾向が強く、末っ子気質を存分に発揮します。
ときには兄のものを奪い取ったり、ちゃっかり譲ってもらったりします。母親としては「弟だから」と我慢する長男が不憫に感じることもあります。
社交的で甘え上手
真面目で実直な長男に対し、次男は社交的で誰とでも上手くやれる傾向にあります。甘え上手で、家では母親、外ではクラスメイトなど、女性の母性本能をくすぐる術を身に着けていきます。
要領の良さもあり、他人を自分のペースに巻き込める次男は、総じて「世渡り上手」。しかし、不思議と憎めないのが魅力です。
要領がよすぎて逆に心配?ママが語る次男の性格
何事もそつなくこなす
みき(30代後半)
我が家には、小学校4年生の長男と、2年生の次男がいます。次男の性格を端的に表すと、「何事もそつなく」です。
長男は我が家で初めての子供なので、何事も体当たり。友達と全力で遊んで怪我をしたり、本を読むのに夢中になりすぎて肝心の国語の成績が悪かったりと、非常にムラがあります。
それに比べて次男は、何事も8割のパワーでこなしている印象。お兄ちゃんを見て、「あれをしたら怒られるんだな」「あれはあんなに頑張らなくていいな」と反面教師にしているようです。
長男に比べると手がかからなくて助かっているのですが、もう少し子供らしく全力で挑戦してもいいのになぁ、と思うこともあります。
よく言えば活発、悪く言えば落ち着きがない!
星野紀子(40代前半)
小学5年生の長男、小学2年生の次男、年少の長女がいます。スポーツ選手になる男子は、次男や三男が多いと聞きますが、うちの次男を見ても、周りの次男を見ても、そうなるんだろうなぁと実感しています。
男の子は、体を動かす遊びが好きな子が多いですが、そんな時に、次男は、長男に負けじとついていこうとします。何歳離れていても関係なし。小さな頃からそうやって、年上のお兄ちゃんと遊んでいるから、自然と体力や運動能力がつき、活発になります。負けたくない、同じことをしたい、という思いで必死についていくから、それが時には、落ち着きなくも感じます。
同じことをしても下の子の方が甘くなってしまいがちなので、怒るときは平等に怒るようにしています。
要領がよいちゃっかりタイプ
えびまるこ(30代後半)
小学3年生の長男と、幼稚園の年少の次男がいます。長男がとても次男の面倒を見てくれて、兄弟の仲はとても良いです。
次男は、少し短気なところもありますが、とにかく要領が良いので、すぐに何でもできるようになり、長男も私や夫も驚かされることが多いです。また、甘え上手で「やって?」と言われると、家族の誰もが断ることができずに、次男のペースにはめられてしまいます。
幼稚園での様子を先生に尋ねると、やはり家と同じで、要領よくこなし、要領よく甘えているようで、憎めないかわいい子です。
ものすごくタフ
ゆうこりん(三十代前半)
幼稚園年中組の長男と年少組の次男です。次男の性格あるあるは、なんでも長男と同じように買わないといけないことです。靴下ひとつにしても、長男だけに買ったら激しく怒ります。なんなら、長男のものを奪い取ります。
長男の誕生日プレゼントはもはや自分の誕生日プレゼントのようにして使っています。長男はのんびりした性格で、過激な次男に対抗できなくて泣いています。親もほとほと呆れています。
そんな次男だからか、長男と同じように勉強もしたがり、長男よりやや遅れてひらがなも覚え数字も数えれるようになり賢いです。なんでも自分のペースに持っていき、まわりを巻き込むこみ要領の良さを発揮する次男の行く末がこわいです。
強すぎる!
武田舞(31歳)
小学校1年生の長男と2歳の次男がいます。次男の性格あるあるは、ともかく強い!
お兄ちゃんの影響で、あとを着いて回って走っては転ぶ、高いところからジャンプもしては転ぶ。しかし、転ぶのはいつものことなので、今やちょっとやそっとの怪我では泣きません。自分でイテテと言って終わりです!
男同士の喧嘩でパンチ炸裂されても、泣きもせず立ち向かいます。本当に次男ってたくましく育つなぁと感心してしまいます。
運動神経も、長男のときの成長スピードより早く感じます。言葉の発達や手先の器用さなんかも次男の方がスピードが早いと思います。
お兄ちゃんをいつも観察して、同じことをしてやろうとお手本にしているんでしょうね。
甘えん坊
るう(38才)
小学3年の長男、年中の次男、0才の三男がいます。次男は甘えん坊です。
長男は幼稚園でお迎えに行っても私に気付かずに遊んでいたり、お友達のお母さんと話をしたり、私がいなくても平気な感じだったのですが、次男は幼稚園にお迎えに行くと一目散に私に向かってきます。とても甘えん坊で、家でもいつも私の近くにいます。
三男が生まれてからは「お母さんがとられてしまった」と思っているようでますます甘えん坊になってしまって、三男が寝たらすぐに私のところにきてずっと抱っこをしています。
甘えたいのに甘えられないことが多くなったので、治っていた指しゃぶりをまたするようになってしまいました。甘えん坊はいつか治ると思っているので、時間が許すかぎり次男になるべく甘えさせてあげるようにしています。
人の行動をよく見ていて、上手く切り抜けていく
モワ(40代前半)
小学4年生の長男と小学2年生の次男がいます。次男は、特に身近にいる長男の行動をよく見ていて、何をしたら注意されるのか、どうしたら上手く切り抜けられるのかという点を見極めるのに長けています。
長男は何をするにも音を立て、騒がしいので、コッソリと何かをするということが出来ません。それを小さなころから見ていた次男は、これをすると注意される、ここまでは大丈夫という線引きが良く見えている様です。
「出かけるよ」と声をかければ、ぐずぐずと準備をせずに注意をされる長男をしり目に、スッと立ち上がって用意をしますが、その直後に「○○を頂戴」など自分の希望を通します。親の言うことを聞いていた次男はもらえます。上手い具合に切り抜ける技を身に着けているなと感心します。
お調子者
ミツウロコ(30代前半)
長男は小学三年生、次男は小学一年生です。次男は小学校へ入学して、長男の弟だと学校ではちょいと有名人になっていました。
可愛いカッコいいと特に長男の同級生の女子から人気でした。そんな状況に気持ちよくした次男は、その女子の前になると母性本能を擽るような言動を発揮するのです。本当はやればできるはずの、運動靴の紐が結べないとか、水筒の口が上手く締まらないとか、荷物がたくさんありランドセルに入らないなど、どれも女子ならば手を差しのべてあげたくなるようなことを仕出かすのです。
また、似顔絵といいながら私の顔を書いて学校に持って行ったかと思うと、その女子に自分がその女子のために書いたのだとプレゼントしたと言うではありませんか。どれだけお調子者だと思いました。臨機応変が彼のモットーです。
負けず嫌い
みえ子(40代後半)
小学1年生の長男と幼稚園年中の次男がいます。子供たちは2歳違いではありますが、「対等」な意識が強く、食べる量を同じに出さないと怒ります。実際は、長男と比べて食べるのも少し遅いし、好きでない物を中心に残すこともあります。
兄弟でよく遊びますが、とにかく次男は負けると必ず怒ります。ケンカして、長男にかみついてしまうこともあります。帰宅して、長男が先に家に入っただけで怒る時もあり、さすがに長男が不憫です。
家族を振り回している次男ですが、幼稚園では人見知りが強く、お友達におもちゃを横取りされても、黙って我慢します。たまに涙が出てしまうこともあるようです。かけっこで一番になれなくても、全然平気なようです。
私達夫婦は、次男だからと甘やかさないことを注意しています。
甘え上手なのか、ズル賢いのか
重岡理恵子(30代後半)
高校1年生の長男、そして中学2年生の次男がいます。次男の性格と言えば、まず第一に甘え上手ということです。さすがに中学生なので外出先などではそんな姿は見せないのですが、家に帰ってくると、「今日はなんか頑張ったから疲れた」あれやっといて、これやっといて、頑張ったんだから。なんていいながら私や主人にお願いしてきます。
またテスト勉強のときでも、分からないことがあったら手を止めウロウロ。どうしようかなあとかいいながら、ウロウロ。そうするとしびれを切らせた兄がしぶしぶ教えてあげたり。なんだかんだで、いつも周りにうまく頼っています。
ほんと甘え上手なのか、ズル賢いのかいつも家族で最後には笑ってしまいます。
自由奔放でやんちゃ
hiro(48歳)
高3の長男、高1の次男がいる4人家族です。長男、次男ともにサッカーをやっているのですが、「どの兄弟でも次男が上手い!」って言うのが定番です!
やはり生まれてから兄を見て育ちますし、兄は先に始めているから「上手くて当たり前」なので変なプレッシャーはありません。その上で、「兄を超えて上手くなって褒められたい」という気持ちが上達させるのでしょうか。
親の教え方に関しても、長男で失敗したことは次男にはやらないですしね。しかも兄が怒られているのを見て、自分はしない。実に要領よく振る舞います。
しかし、あまり怒られることがないため、自由奔放な性格で、影で悪さとかします!
悪さをしたときは色々言いたくなりますが、「兄は良い子なのに、お前は何でそんなに悪い子なんだ!」という言い方だけは絶対にしないようにしています。もちろん兄のときも一緒。兄弟は絶対に比較しないように心掛けてます!
要領だけで乗り切るタイプ
ミコ(40代前半)
次男9歳は要領だけで乗り切るタイプです。上の子は13歳中1、とても真面目で言われなくてもやるタイプ。それに対して、問題の次男は、上の子とは正反対です。
例えば、学校の宿題に「自主学習」が出されたら、上の子はコツコツ自主学習ノートにやりますが、次男は塾の宿題をやって「自主学習」として申告します。たしかに「自主学習」…。たしかに「勉強」はしている…。認める先生も先生ですが、なんだか趣旨がずれている気がしてスッキリしません。
両方片付いて一挙両得なのもわかりますし、塾の宿題が多いのもわかります。塾の宿題の方がハイレベルで身になっていることもわかります。だから怒るに怒れないのです。勉強にはある程度の効率と要領が必要なのもわかるのですが、今は地道な努力を学んで欲しいのです。いつか化けの皮がはがれるぞ、と思いつつ、ここまで割とすんなりときているのでとても不安です。
部屋の掃除も一見綺麗でも引き出しに突っ込むだけ、かなり雑です。ちょっと目に余るときは出来るだけ具体例を出し、なぜ許せないのかを話すようにはしています。しかし、どれだけ伝わっているのかは疑問です。
穏やかで忍耐強い
たけ(45歳)
家族構成は、私と妻、去年まで同居していた18歳の大学生の長男、14歳で中学3年生の次男、13歳で中学2年生の長女の5人家族です。
我が家の次男は、4歳上の長男と、女の子として可愛がられた1歳下の長女の間に挟まれて育ったため、上から言われ、下から言われで、常に言われ続けっぱなしで、自然に我慢することを身につけてしまったようです。
小学生の頃は、怒ったり、人の文句を言っているのを聞いた事がなく、いつもニコニコしていました。最近では、中学生で反抗期もあり、若干の抵抗はしますが、いまでも言われっぱなしです。幸いに&血液型がB型だからかなのか、あまり重く受け取らず、聞きながらしています。自己防衛で自然とみにつけた能力かもしれません。
マイペース
山田みみ(30代前半)
小学生5年の長男、小学生4年の次男、幼稚園児の3男。男ばかりの3兄弟です。
うちの次男はとにかくマイペースです。学校の用意や宿題に関しても、お兄ちゃんが始めるまで次男は動きません。注意してやっと動きだすものの、母である私に怒られようとへこたれることはなく、自分のペースは崩さないのです。
しかし、長男が悪いことをして私が怒ると、次男はそれを横目で見て動きが一気に早くなります。怒りの矛先が自分に向かないようにしているのか、すぐに宿題を始めたり、家事を手伝ったり、弟の面倒をみたり、いきなり働き者になるのです。目で「ぼくはちゃんとやっているよ」と訴えてくるので思わず笑えてしまいます。
それだけの行動力があるのならば普段からもっと早く動けばいいのですが、動きが早くなるのは長男が怒られているときのみ。普段は本当に行動がのんびりなので困ってしまいますね。
要領のいい子が「頑張り屋さん」に成長
もっち(40代)
現在、大学、高校、中学の男3兄弟。
次男は小さいころ、おやつの時間おしゃべりに夢中な兄とは逆に、自分のおやつをささっと食べ、兄の様子を伺ってはしらーっと兄のおやつを食べる要領の良い子でした。
成長とともに3人とも個性がはっきりしてきて、長男は楽天的、三男はめんどくさがり屋、次男は2人とまったく違い、何事もがんばり、絵画コンクールで表彰されたり、作品が優秀作品として美術展で展示されたりとにかく頑張り屋さんに育ちました。もともと要領も良かったのですが、その上で努力することを覚えたようです。
高校2年の現在、行きたい大学も決め、そこに行くにはまず勉強!集中できる環境を自ら作り、学年300人ほどの中で現在20番以内。まだ上へ。と、頑張っています。
次男の育て方のポイント
「真面目で優しいけど、融通が利かないところが心配」と評されることが多い長男に対して、次男は「世渡り上手」がとても多い印象。そのため、ママは心配していないのかと思いきや、要領の良さだけですべてを切り抜けようとする姿に「もっと真面目に取り組みなさい!」と叱責したくなる瞬間もあるようです。
しかし、例えお説教をしたとしても、自由奔放な次男の反応はいまひとつに終わることが多いのが難しいところです。最低限のルールは守らせて、あとは好きにさせてあげた方が良いのかもしれません「失敗を経験した際に、自分で学んでいくはず」と子供自身の力を信じましょう。
そして、兄弟を比べないように気を付けましょう。仮に次男が表面上は兄に対して好き勝手振る舞っているように見えたとしても、次男だって親を独占したいという気持ちや弟として我慢している部分もあるはずです。
その子自身の良さを認めて、笑顔で子供たちを見守っていきましょう!