親子遠足を楽しむ秘訣!
親子遠足の成功の秘訣は持ち物準備とママ同士の仲にあり!
親子遠足はただ参加すればいいと言うものではありません。親子遠足は成長した子供の様子を見られる絶好のイベントです。どんなふうにお友達と過ごしているのか、よく観察しましょう。楽しい親子遠足にするためには、ママ友同志のよい関係を築くことも大切になります。
一大イベントの親子遠足を楽しもう!
親子遠足なんて、お弁当を作って子どもと一緒に行くだけでしょう?と思っていませんか?いえいえ、侮るなかれ!親子遠足は、その学年のほとんどのママたちが参加する一大イベントです。
ママたちの冷たい視線を浴びないように、忘れずに持って行きたい持ち物と、親子遠足のママ友界の暗黙のルールやマナーを押さえておきたいものです。いまどきの「親子遠足」について一緒にみていきましょう。
親子遠足の園側のねらいとは?
まずは親子遠足を催す「園側のねらい」、そもそも親子遠足って何をするのでしょうか?
幼稚園や保育園で催される親子遠足。そのねらいはいったいどういったものなのでしょうか?一番はもちろん「子どものため」です。親子遠足では楽しいお友達だけじゃなく、大好きなママも一緒ということで、子どもたちにとっては最高に楽しいイベントとなります。
またもうひとつの大きな目的が「ママのため」です。園で成長した子どもの姿を見てもらうこと、普段見えにくい子どもの友達関係を知ってもらうこと、そして、ママ同士が顔見知りになって親しくなることで、より円滑な子育て環境を作ってもらうことなどが園側のねらいとされています。
親子遠足では何をするの?
親子遠足を具体的にどのように行うかは、園によってかなり異なります。親子遠足のスケジュール例をみてみましょう。
例1.園との行動がメインとなる場合
到着
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親子で遊べるレクレーション(公園などで先生を中心にみんなで遊ぶ)
↓
クラスごとにまとまって親子でお弁当を食べる
↓
集合写真をとる
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解散もしくは園のバスで帰る
例2.個人行動がメインとなる場合
到着
↓
水族館内を自由行動(親子だけで行動orママ友たちと団体行動なども自由)
↓
時間だけ決めて集合。集合写真を撮影後、自由に各自で集まってランチ
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適宜解散
このように全体でのゲームを楽しむなど集団行動を重視する園、比較的自由度が高い園、その中間くらいの園など、親子遠足の内容や園の方針はさまざまです。まずは親子遠足の案内状にしっかり目を通し、内容や注意事項などを確認することが大切です。不明な点がある場合は、事前に問い合わせておくと安心です。
親子遠足のお弁当準備、忙しい朝でも乗り切るコツ
親子遠足の準備で一番大変なのが「お弁当作り」です。なるべく時短で簡単に仕上げられるよう工夫することで、当日の朝のゆとりが違ってきます。ここで確認しておきましょう。
親子遠足のお弁当は事前準備で差をつける!
親子遠足の朝はとにかく忙しいものですので、お弁当作りはできる限り事前に準備しておくことが、忙しい中でもきれいなお弁当に仕上げる秘訣です。
とはいっても、前の日に準備したおかずをそのまま詰めるのは衛生的にNG。事前にお弁当用のおかずを調理して冷凍しておくといった工夫をすれば、当日の朝の時短につながります。
親子遠足のお弁当!お弁当箱は別々にしてあげて!
親子遠足のお弁当は大きめの容器に親子分のおかずを入れる方法もあるのですが、園によっては、子どもの分は自分で持たせるよう指導されることもあるので、親子遠足のお知らせを確認しましょう。
親子遠足は下の子の準備も!1歳代はお弁当&授乳中ママの注意点
弟妹たちも1歳前後になると、自分のお弁当箱を欲しがって泣いたり、お兄ちゃんと取り合いのケンカになってしまうこともあります。年長組のお兄さんお姉さんたちがキャラクターもののお弁当箱をカバンから出す姿にあこがれるチビちゃんたちも多いもの。
中身は簡単なもので良いので、弟妹たちの個別のお弁当箱も用意してあげましょう。下の子用のお弁当箱を持っていないなら、これを機に買ってあげても良いかもしれませんね。
親子遠足、授乳中のママの注意点
■粉ミルク派■
できればいつものミルクを持参するのが基本です。便利なスティックタイプのミルクやキューブタイプのミルクをはじめて使おうとしている場合は、数日前には一度赤ちゃんに飲ませてみましょう。というのも、ミルクにも多少の味の違いがあって、赤ちゃんによっては好き嫌いをする場合もあるから。
いつもと違う味や香りで飲まないケースがよくあること、また、ミルクの種類によっては極まれにアレルギー反応が出るケースもあるからです。
■おっぱい派■
授乳できる場所の候補をいくつか考えておきましょう。
とはいっても、屋外で実施されることの多い親子遠足ですから都合よく授乳室があるわけではありません。行き帰りの園のバスの中なら比較的安心ですが、他の子どものパパが乗っているケースもあります。
急なグズグズでお外でのランチ中に授乳!という事態に発展することも考えられるので、当日は、胸元が隠せる「授乳ケープ」を用意したり、子ども服チェーン店などで販売されている「授乳服(胸元だけがさっと開き、肩を脱いだりしなくても授乳ができる服)」で出かけると安心です。
親子遠足の服装でトチらない!コーディネートでおさえておくこと
他人の目線は気にしすぎる必要はない・・・とはいえ、多くのママたちが集まる親子遠足ですから、「見られていない」ということはない!と認識しておいて間違いはないでしょう。
人が集まる場では、「自由な服装でもいいデショ!」と自分を押し付けのではなく、場にあった服装、周りに合わせた服装に気を使うことも思いやりのかたちです。これらを踏まえて、自分の行動やコーディネートに加味することが「失敗しない親子遠足」につながります。
服装は派手すぎないこと
あまりに派手すぎる服装をしているなら、第一印象で壁が生まれやすいと言えます。周囲に良くない印象を与えてしまわないよう「華美なブランド服やバック」「派手なアクセサリーや洋服の色」にならないよう心がけましょう。
清潔感のある服装で
親子遠足ですから、基本的には運動しやすい服装が求められます。着飾る必要は全くないとはいえ、あまりにもむとんちゃくな格好もまた、周囲からすると近寄りがたいもの。
毛玉ができかけたようなトレーナーやタイツ、首元がよれたシャツなどは不潔な印象を与えてしまいます。適度な清潔感は周りへの配慮とも言えます。
親子遠足の服装の定番は「パンツスタイル」!爽やかスポーティーに!
親子遠足の大きな目的は、子どもと一緒に楽しい時間を過ごすことです。
そんな親子遠足の服装の定番は、見た目にも実際にも動きやすい「パンツスタイル」。スカート派のママはスカートでもOKですが、レギンスとスニーカー合わせるなど「爽やかスポーティー」を演出するなら好印象ですね。
親子遠足で「親子コーデ」がしたい!女の子ママには人気です
親子でおそろいのTシャツを着るなど「親子コーデ」をするママも多く、かわいいですね。
ただあまり派手にやり過ぎてしまうと、「この親子って…」と引かれてしまうケースもあるので度合いには注意が必要です。
ですが、園によっては、子どもの服装は「園の体操着」など指定がある場合も…。その場合は、おそろいのバンダナ・髪飾りがおすすめ!他にも体操着の上に着るパーカーをおそろいにしてみるのも良いですね。ほとんど目立たない靴下・ハンカチなどの小物なら、さりげなく仲良し親子を演出できるかも!
持ち物&バックは?親子遠足の悩み「下の子」がいるときは
親子遠足では、子供と行動を共にするゆえの持ち物についてもアレコレ悩みは生じがち。
遠足に持っていく物は効率の良さを第一に準備するのが鍵です。それでは、一緒に考えていきましょう!
親子遠足の持ち物&バッグ
親子遠足に行くときに、どんなバッグに何を入れて持っていくのか、初めての場合は分からないことだらけです。動きやすさを重視して、あると便利なものを紹介します。
防寒・防風雨対策、子どもの着替えを忘れずに!
春や秋など陽気の良い季節の遠足でも、急に風が強くなったり雨が降ったりなど天候の変化は想定しておきたいところ。季節や地域に合った「防寒・防風雨対策」は必須です。
子どもの場合は、汗をかいたときの着替えにも使えるような薄手の長袖シャツなどを1枚持っておくと防寒対策にもなり一石二鳥です。
コンパクトにたためるウインドブレーカー、ママなら大判のストール、大きめのネルシャツを腰にまいておくのもあり!また、トイレトレーニング中やトイレトレーニングを終了して間もない子のいる場合は、最低でもパンツ(下着)とスカート・ズボンなどの「おもらし対策の着替え」は必須です。
親子遠足のバックはリュック?
親子遠足に向くバックといえば、やっぱりリュック!
ワンショルダーと比較してもリュックサックの方が荷物がたくさん入りますし、何より安定感もあって、安心して両手をあけておけるのでレク中に子どもと手をつなぐのも楽ちんです。
やや大きめのリュックサックにしておけば、自分のお弁当や子どもの着替えも1つでおさまりますね。
貴重品用は必ず身につけて!
お財布やスマホ、家の鍵など最小限の貴重品は小さいショルダーバッグを用意するか、アウターのポケットなどにまとめて入れるなどして必ず身につけておきましょう。ですが、当日は余計なお金やカードは持たずに、スマホと必要なだけのお金、クレジットカード1枚、乗り物のICカード1枚程度で身軽にしていくのがおすすめです。
親子遠足に下の子連れでもOK?連れて行くときのポイント?
保育園や幼稚園の親子遠足での困りごとで多いのが、「下の子」のことです。出来る限りは「下の子がいるから、親子遠足にはパパママは行けないよ」だなんて、子供にとってつらすぎる状況は作り出したくありません。
特に下の子が1歳以下の場合、「赤ちゃんなのに1日中お外で過ごしても大丈夫?」「私ひとりで、赤ちゃんと上の子は無理…」などその悩みは深刻ですが、それらの答えは、最初にご紹介した親子遠足の内容や園の方針によって違ってきます。
自由度が高い遠足内容の場合
赤ちゃん連れでも比較的参加しやすいケースといえます。園には事前に相談することを条件に、以下のような作戦で乗り切れることが多いです。
- 2、3時間を目安に先に帰る。
- 現地集合・現地解散を基本として、赤ちゃんにあわせた時間帯で遅刻や早退で参加する。
自由度が低い遠足内容の場合
赤ちゃん連れだと、ママひとりで対応するのが難しいケースといえます。何らかの助けが必要かもしれません
■助っ人1.パパ■
パパに有休をとってもらい、パパと上の子が遠足に行く、もしくはパパが下の子とお留守番をして、ママと上の子が親子遠足に参加するというパターンがおすすめ。
■助っ人2.じいちゃんばあちゃん■
祖母、祖父の協力を仰いでみましょう。
祖母祖父に赤ちゃんとのお留守番をお願いする、もしくは一緒に親子遠足に参加してもらうパターンもあります。赤ちゃんは近くの涼しい室内や日陰でおばあちゃんと待機してもらい、赤ちゃんが泣いたら、すぐにママがかけつけ、おばあちゃんが上の子のフォローをするという連係プレイ型です。(園には事前に相談をしておきましょう)。
■臨時の一時預かり■
通っている保育園が臨時でお預かりをしてくれるケースもありますから、最初から諦めないで一度は園に相談してみましょう。
だれの助けも無理そうな場合、一時預かりをしている保育園を探すという手もあります。
■今回は親子遠足を見合わせる■
中にはベビーシッターを頼んでまで親子遠足に参加する人もいるようですが、赤ちゃんが生後2、3ヶ月以下など、状況的に難しい場合は、親子遠足を1回休むのも仕方のない選択かも・・・。
その代わり、当日はみんなで一緒にランチに出かけたリ、週末に家族で遊園地に行くなど、上の子へのフォローは必須!「次の親子遠足は行くからね」という約束をしたなら絶対に守りましょう。
親子遠足×ママ友人間関係のマナー・・・ママ友が憂鬱なときは?
親子遠足が憂鬱というママたちも一定数いるものですが、せめてこの場だけでも人間関係を円滑にと思うなら、本来子供のための親子遠足ではありますが「ママ友界の暗黙のルールやマナーがあるかも?」と思っていた方が良いでしょう。
「暗黙のルール」ほど掴みどころのない問題もありませんが、見えないところに様々な問題が隠れていることも。みなさんにも当てはまるお悩みではないでしょうか?このような問題に対してどのように対処していけばよいのかを探っていきましょう。
親子遠足で円滑な人間関係を保つ秘訣
まずは、親子遠足の「ママ同士が仲良くなる」という親子遠足のねらいをヒントとして円滑な人間関係を保つ方向性で考えてみましょう。これを踏まえると、以下のポイントに気をつけることが成功のカギです。
親しみやすい雰囲気をキープしよう
知らない人ばかりだからと緊張してしまうママもいますが、緊張した顔は、周囲には「警戒した顔」にうつるので、ちょっと話しかけにくい雰囲気になってしまいます。
同じように緊張しながら参加しているママはたくさんいます。「話しかけにくいなぁ」と感じるときは無理に話しかけたリできなくてもOKですが、なるべく雰囲気が柔らかく保つには意識しましょう。園が用意したレクレーションでは笑顔を心がけ子どもと楽しむことで、自然と他のママたちとの会話もうまれます。「親しみやすい雰囲気」が成功の秘訣です。
親子遠足のバスでは「バスレク」「ゲーム」が催される!?自己紹介をするケースも
親子遠足のねらいにあるように、親子遠足では親睦をはかってもらうために、行きのバスで「バスレク」や「ゲーム」が催されることもあります。バスレクの多くは動物の名前あてクイズや色あてクイズ、先生の名前クイズなど、子どもを飽きさせないよう楽しませることを目的とした簡単なゲーム。
ですが、学年はじめの親子遠足では、親子1組ごとに「自己紹介」をするようお願いされるケースもあります。バスレクがあることを想定して、「住んでいる地区」や「歩き・バス通園」「子どもの長所(明るい性格・慎重派など)」程度の簡単な自己紹介を事前に考えておくと良いかもしれませんね。
親子遠足が憂鬱・・・行きたくない!ママ友トラブル・ぼっちトラブル
ママにとって親子遠足が憂鬱になるケースでは、「ママ友がいないからぼっちがつらい」もしくは、「ママ友グループの中にいるのが憂鬱…」などママ友トラブルに原因があることは少なくありません。
ママ友トラブルの形態はさまざまです。
「無視される」「意地悪されている」などあまりに辛い状況下では、園の親子遠足の方針によっては親子遠足への参加で子供の心までが傷ついてしまう可能性も大いにあります。無理に行ったところで子供も楽しめないのであれば、開き直ってデリバリーのピザやお寿司をとったり、その日はショッピングに出かけたりと家で子どもと楽しい時間を過ごすのも案かもしれません。
ただ、あくまでも親子遠足は「子どものため」のイベントでもあります。もし勇気を出せば行かれるような状態であるなら、「子どものため!意地悪な人なんて、こっちが無視する!」くらいに開き直って参加してみるのも1つの考えです。無理にならない範囲で、がんばれることを探してみましょう。
親子遠足を親子でいっぱい楽しんで!
「ママー」と言いながら駆け寄ってくれるかわいい時期は、本当に今だけ。親子遠足でママにくっついている子どもの写真は、ママにとっては一生の宝物となり、このときの親の何気ない愛情は子どもの自立していく心の土台となります。
面倒なこともあったり憂鬱なこともあったり、親にとっては楽しいだけではない親子遠足であることも少なくありませんが、いろいろな気持ちもあるとは思いますが、ひとまず、今度の親子遠足は親子でめいっぱい楽しむことを心がけて、親子で楽しい思い出を作ってくださいね。