忘れ物が多い忘れん坊さん対策

忘れ物が多い子供がすぐ忘れてしまう理由&忘れんぼう対策

子供が忘れ物の多いのはどうして?!口で繰り返し注意するだけでは改善されにくい子供の忘れ物…子供に忘れ物が多い理由、忘れんぼうな子供の忘れ物対策の基本と忘れ物をさせない奥の手を解説していきます!またADHDを持つ子は通常の工夫や努力では忘れ物の改善の兆しが見えにくい傾向があります。

忘れ物が多い子供がすぐ忘れてしまう理由&忘れんぼう対策

子供はなぜ忘れ物が多い?

子供が学校でもらってきた通知表の先生からのコメント欄に「忘れ物が多い」と書かれていること、ありませんか?特に小学校低学年~中学年では、忘れ物のことで先生から注意を受ける子供は多いと思います。
もちろん大人でも持っていくべき物を忘れることはあるし、忘れ物が多い人も存在します。忘れ物をしてしまう理由は、準備がめんどくさくて後回しにしてしまいがちだったり、集中力が続かなかったりということがあると思います。
ましてや子供は、まだ物の管理能力が未熟なために大人よりも忘れ物が多いと言えるでしょう。

人間は、毎日の生活の中で、すべてのことを記憶しているわけではありません。忘れるということは、脳の記憶領域があふれてしまわないように、どんどん増えていく記憶を整理して、必要のない記憶は消去していくという機能でもあるわけです。
普通は、興味のあることや重要なことは覚えているもの。ですが興味や重要だと思う事柄は、人によって異なり、特に大人と子供では興味や優先度が違うため、大人には重要だと思われる明日の時間割も、子供にとってはたいして興味の持てないことだった場合、記憶に残りにくいというわけです。

忘れ物が多い子供の特徴

遊び盛りの小学生達

クラスの中でも、忘れ物が多い子とほとんどしない子供がいますよね。忘れ物が多い子供にはどのような特徴があるのでしょうか?

忘れ物をする原因

忘れ物をしてしまう原因の主な原因には以下の2つがあります。

子供の忘れ物、大きな原因

・ほかのことに興味が向いている
・ADHDである可能性

先述のとおり、自分の興味があることなら子供だってちゃんと覚えています。遊びの約束や、おやつの時間を忘れてしまう子供はあまりいませんよね。
大好きな野球をしに行くのに、バットとグローブを忘れることも少ないと思います。ところが、学校に給食の割烹着を持って来るように先生に言われていても、食べるのは好きでも休職の準備自体は特に好きなことではないために、気持ちに残らずに忘れてしまうのです。

また、早く遊びに行きたかったり、テレビを見たかったりと他のことに興味がいってしまっていると、子供はめんどくさい明日の準備をいいかげんに済ませようとすることもありそうですね。

忘れ物が多い子供の共通点

忘れ物が多い子供には、一般的に次のような共通点があります。

整理整頓ができない

ランドセルの中がプリントやノート類などでぐちゃぐちゃになっている子、机の引き出しが整理できておらずどこに何があるのか把握できていないタイプの子は、必要なときに必要な物を探すことができず、忘れ物につながります。
いつも物が乱雑にある状態にあると、準備をするのも億劫になってしまい、明日の持ち物チェックも後回し・・・という負のスパイラルに。

ぼーっとしていて話を聞かない

いつも空想の世界に浸っていて、傍からはぼーっとしているように見える子供も、忘れ物をしやすいタイプと言えます。
先生の話をちゃんと聞いていなかったり、親が「○○は入れたの?」と確認しても、聞いているようで聞いていないことが多いのです。

集中力がなく気が散りやすい・飽きっぽい

明日の準備をしていたのに、途中で他のことに興味が移ってしまい、中途半端なまま置きっぱなしにしている子もいますよね。明日の時間割を入れたつもりで、カバンの横に置きっぱなしだった、ということも。
集中力がなく飽きっぽい子供、気が散りやすい子供はやはり忘れ物が多いようです。

効果的な忘れ物対策

勉強に集中できない小学生

忘れ物自体は子供本人の問題ですが、ときには友達にまで迷惑をかけてしまうことも。繰り返し忘れ物をすることで、先生や友達からの信頼を失ったり、責任感のない、いい加減な性格の子だと思われてしまう可能性もあるのです。

また、忘れ物が多い子供に勉強ができる子はいないとも言われています。
授業に必要な物がなければ、先生の話に集中できず授業にもついていけなくなります。いい加減な生活態度を続けていると、長い学校生活において学習意欲の低下にもつながり、学力が伸びないことになってしまいます。
子供の忘れ物が多いようなら、ある程度、親がサポートをしてでも改善する努力が必要でしょう。

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自業自得方式では忘れ物は減らない

「忘れ物をして本人が困れば、次から気を付けるだろう」と放っておく方針をアドアイスされることもありますが、これは一見、理にかなっていて効果的なように思えますが、このような自業自得方式では実は忘れ物を減らすことはできません
それどころか、忘れ物をすることに慣れてしまい、忘れ物が慢性化してしまうことにもなりかねません。

さらに言うと、自分が困るだけならまだいいのですが、忘れ物の多さで周りに迷惑が掛かっている(こともある)認識がないのは困りますよね。ですが、自業自得方式によって必ず子供の責任感を育てられるとも限らないのも問題です。

自業自得方式が逆効果な理由1

まず、忘れ物が多いと、先生や友達から、「また忘れたの?」「バカじゃないの?」と否定的な言葉をかけられることが増え、自己肯定感が削がれていきます。
結果忘れ物をしないように気をつけようという注意力や責任感を持ち取り組む意欲を持たずに「どうせ自分は忘れ物ばかりするダメな人間だ」と自分を否定するようになってしまいます。

自業自得方式が逆効果な理由2

また、授業で必要な物を忘れるようなことが度重なるにしたがい、忘れ物があることを先生に言い出しにくくなります。忘れ物に気を取られているうちに授業に集中できない時間は積み重なっていき、次第に学力低下へとつながってしまう可能性は十分に高く、子供はますます自分に自信をなくしてしまうことに・・・。

自業自得方式が逆効果な理由3

自分が自業自得方式で育てられていると、当然、周りの人にも同じ態度で接するようになります。
例えば友達がエンピツを忘れたようなときに、「自業自得だ」と貸さない人間になってほしくはないはず。子供は親の言うことは聞きませんが、親がやっていることは真似をするものですので、注意が必要ですね。

自業自得方式が逆効果な理由4

忘れ物が多くても放っておかれると、忘れ物をすることに対しての罪悪感も徐々に薄くなり、「忘れても友達に借りればいいや」と軽く考えてしまうようになります。そのような子供は、いうまでもなく、先生や友達からの信頼をなくしてしまいます。

忘れ物対策の基本!忘れ物が多い子供にしてあげられること

ママに抱っこされるのが大好きな男の子

忘れ物が多い子供は、どうしたら忘れ物をなくすことができるのか、その方法を知りません。自業自得方式では忘れ物を減らすことができないのは当然。適切なサポートをしてあげるのが最良であると言えます。

生活習慣の見直してあげよう

忘れ物が多くて問題になっているようなら、まずは基本的な生活習慣を見直してみましょう。
特に、朝、起きる時間が遅いためにいつもバタバタしているようなら、起床時間を早くする必要があります。朝食、身支度を整えたら、今日必要な持ち物をもう一度確認する時間的余裕を持つことができます。

頭の良い子に育てるには親子のコミュニケーションが大切
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整理整頓をサポート

また、部屋の整理整頓も必須要素。家の中に物が多すぎたり、雑然としていると、物がなくなったり見つけにくくなりやすく、忘れ物の原因になります。

物の定位置を決めて、使ったら定位置に片づける習慣をつけることにより、探す時間を省くこともできます。物の定位置を決める際には、例えば学校で必要な物は家のあちこちに場所を作るのではなく、一か所にまとめて置き場所を作るようにしましょう。ランドセル、体操着、上履き、給食着等をまとめて置ける棚を作れば、そこだけ見れば全部揃えることができます。

子供も無理なくできる!忘れ物防止のための奥の手

机に散らかったランドセルの中身

闇雲に子供に、「忘れ物のないようにきちんと準備しなさい」と言っても、子供は何をどうすればよいのかが理解できません。特に低学年のうちは、放っておいたりただ口で言うだけではなく、親が子供と一緒に考えながら工夫して、子供が自分で自主的に、無理なく効率的に準備ができるようなシステムの構築を親がサポートしてあげましょう。

具体的なシステムについては各家庭に合う方法で構いません。参考までに、一般的にどの家庭でも簡単に実践できる方法をご紹介します。

最初に宿題を済ませる

せっかく時間割をそろえても、宿題が終わってなければまた教科書やノートをカバンから取り出さなければならなくなり、忘れ物をしてしまう要因を増やしてしまうことに。帰宅したら、まずは宿題を済ませてしまってから時間割を揃えるのが得策です。

カバンの中をいったん空にする

いつの間にか、ランドセルの底にプリント類がぐちゃぐちゃになって溜まっていた・・・なんてこと、よくありますよね。時間割を揃える前には、まず一度、カバンの中を空っぽにさせてみるといいでしょう。子供が親に渡すのを忘れていたお知らせ類も発見されるかもしれません。

時間割を見ながらセットする

カバンの中身を空にしたら、翌日の時間割表を見ながら、必要な物をセットしていきましょう。教科により必要な物が異なる場合もあるので、教科ごとに、「教科書・ノート・漢字ドリル」など、持ち物リストを作っておくといいでしょう。一教科ずつ、カバンに入れたら時間割に〇を付けるなどで確認すること。

学校用と家用の2セット用意する

あまりに忘れ物が多い子供には、筆箱とエンピツ・消しゴムなどは、学校用と家用の2セットを用意して、カバンから出さなくてもいいようにするのも手です。
教科書など1つしかない物は仕方ありませんが、複数用意できる物であれば、学校専用、家専用と用意してあげたなら忘れることはないでしょう。ただし、管理するものが増えてしまう点は注意。

小さいうちは親が一緒に準備してもOK

ママにランドセルを背負わせてもらう女の子

親があまり手や口を出しすぎる過保護な状態は、子供の自主性を育てるためにもよくありませんが、忘れ物に関しては、子供に「忘れ物をしない準備の仕方を教える」という意味でも低学年のうちは親がサポートしてあげましょう。

忘れ物が少なくなるまでは、親が一緒に連絡帳やクラス通信などを見ながら、時間割をそろえるのを上記の要領で手伝ってあげることは大切です。ただし、子供の時間割や宿題などやるべきことの洗い出しを親が先回りしてやってしまうのは自立の妨げになるのでNG。慣れてきたら少しずつ自分ひとりでできるように、任せてみましょう。

子供がしっかり準備をできたら褒めてあげて

もう一つの大切なポイントは、たくさん褒めること。忘れ物がなかった日には、「今日は忘れ物がなくてえらかったね」とたくさん褒めてあげましょう。

逆に忘れ物をしてしまっても、グチグチと嫌味や小言を言うのは逆効果。大切なのは、子供が「忘れ物をしないようにしよう!」という思考に至ること。忘れ物をしてしまったことをグチグチ責めても、忘れ物をしないことの大切佐は伝わらないどころか、自分は「忘れ物をするダメな子」だと萎縮してしまいます。

また、「うちの子は忘れ物が多い」と判断してしまうのもよくありません。親にそう決めつけられたら、子供がいくら自分で気を付けようと思っていたとしても、なかなか上手く行かなくなってしまうものなのです。忘れ物の多い状態から脱却するためには、あくまでもポジティブな声掛けをして、子供が自ら、「忘れ物をなくそう!」というやる気を引き出すことが重要です。

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ADHDの子は忘れ物が多い

通常は成長するにつれ、物や行動を管理する能力を徐々に獲得し、忘れ物も少なくなるものですが、何度注意されても、何度痛い目にあっても忘れ物が減らないケースでは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)が原因になっている疑いもあります。

工夫や努力で忘れ物の改善がみられないときは、その原因は注意欠陥・多動性障害(ADHD)でないかも視野に入れて考えてみるべきと言えます。忘れ物とADHDにはどのような関係があるのでしょうか?

ADHDと忘れ物の関係

桜並木道を通学する女の子

ADHDとは、多動性、衝動性、不注意の3つの症状がみられる発達障害のことで、米国の統計では子供の5~7.5%ほどがADHDに当てはまるとされています。

一般的に、ADHDの子供には忘れ物が多いと言われ、ADHDの症状の中でも、「不注意」という特徴が忘れ物の多さに影響していると考えられます。また、改善を試みようにもADHDを持つ人には前日の準備のようなルーティンワークが苦手である人が多いことも一因であるかもしれません。

ADHDの子の忘れ物が多い理由

具体的には、ADHDの「不注意」の症状のうち、忘れ物に関係する特徴は以下のとおりです。

  • 注意が長続きせず気が散りやすい
  • 集中力がないが、自分の興味のあることだと集中しすぎて切り替えができない
  • 片付け、整理整頓が苦手
  • 話を聞いていない
  • やりかけのことをそのままほったらかしにする
  • 忘れっぽく物をなくしやすい

これらは発達障害のない子供でも当てはまることはありますが、ADHDの子供はこれらの症状が著しく強く表れ、さらに注意や周りの努力では改善されないのが特徴です。

先生の話をちゃんと聞けない、整理整頓が苦手なので何がどこにあるのか分からない、好きなことに集中しているとやらなければいけない明日の準備に切り替えられない、準備を始めてもすぐに気が散ってどこかへ行ってしまいやりっぱなし、持っていくべき物をどこかでなくしてしまっている・・・といったように、ADHDの不注意の特徴は忘れ物の原因と密接に結びついているため、ADHDの子供は自然と忘れ物が多くなってしまう傾向にあるのです。

忘れ物の多いのはADHDが原因?と思ったら

ADHDは小学校入学までに症状が出ることが多いと言われています。普段から忘れ物が多く、何度注意したり対処してもなかなか改善されないようなら、忘れ物以外にもADHDの症状で当てはまるものがあるかどうかチェックしてみましょう。
具体的には、他の子供に乱暴することがある、落ち着きがなくじっとしていられない、がまんができずにすぐ癇癪をおこす、物を壊すなどの破壊的な遊びを好む、などの傾向がある場合は注意してみてあげてください。

「ウチの子はもしかしてADHDっぽいのかな?」と思ったら、まずは専門機関に相談してみましょう。子供の場合は、お住まいの地域の保健センター、子育て支援センター、児童発達支援事務所、発達障害者支援センターなどで相談することができます。

ADHDの子の忘れ物対策

ADHDの子供は、その特徴から、忘れ物をしやすい性質自体を直すのは難しいかもしれません。しかし、普段の生活の工夫で子供の忘れ物を少なくするコントロールを親がすることは可能です。

合理的な方法を工夫する

ママに褒められ嬉しそうな女の子

前述の、子供にとって無理のない、合理的なシステムを作り出すのがADHDの子供の場合にも有効です。ここまで準備しておけば絶対に忘れられない状況を作り出すことで親が意図的に忘れ物を防ぐことができます。
ただし、ADHDの子供には、普通の子供の場合よりもより根気よく、繰り返し対処していく必要があります。構築したシステムを確実に生活習慣に取り込めるようになるまでは人より時間がかかるんだ、と思ってください。

また、例えばカバンが置いてある場所のそばにチェックリストなどの張り紙をする方法もありますが、ADHDの子供は一定の刺激に飽きやすいため、気にするのは初めのうちだけですぐに目に入らなくなってしまうことが多いようです。
ADHD出会った場合の忘れ物対策は、常にそばで見てあげるつもりで取り組みましょう。

言葉に出して褒める

ADHDの子供の場合でも、忘れ物をしなかったときには、わかりやすい言葉にして褒めてあげることがより重要です。わかりやすく言葉でしっかりと褒められることにより、「これでよかったんだ」という意識を持て、もっとがんばろうというやる気につながります。自信と自尊心は上手に育てていきましょう。

ですが、反対にできなかったときに責めてしまうなら、ADHDの子は感情の振れ幅が大きく出る傾向があるため癇癪を起こして暴れてしまいかねず、特に接し方に注意が必要となるところです。

忘れ物をした場合は次にどうすればよいかを考える

ADHDの子供の場合、忘れ物をしたという事実に、普通の子供以上にショックを受けることがよくあります。自分はダメな子だと過度に落ち込んだり、ときにはパニックに陥り泣き叫ぶことも。

そのため、忘れ物をしたことに気が付いたら、忘れたこと自体はもう仕方がないので、次にどうしたらいいのかを考える訓練をしていくようにしましょう。
ADHDの症状があっても学校生活や社会に適合するために、失敗したらどうリカバリーすればいいのかを前向きな思考で考える癖をつけてあげるのが現実的なのではないでしょうか?

忘れ物を減らして、責任感のある大人になる手助けを

子供のうちは忘れ物をして当然だとは思っても、あまり頻繁なようだと周囲の信頼もなくしてしまうし、親としては心配ですよね。成長したときに責任感のある大人にするためにも、小さなうちからなるべく忘れ物を少なくできるような工夫や親のフォローが必要だと言えます。

あまりに忘れ物が多く、また改善もうまくいかないなどADHDなどの発達障害が原因になっている可能性もあるときは、忘れ物の多さを巡る親子の対峙から本人も辛い思いをしているかもしれません。その可能性が感じられるときは、子供に適切に接していくためにもたかが忘れ物、と軽くみるのではなく、早めに専門機関に相談してみるのもいいかもしれませんね。