子供に薬を上手に飲ませる

子供の薬の飲ませ方のコツはコレ!苦手な薬を飲ませる工夫

子供への薬の飲ませ方で、悪戦苦闘している人も多いでしょう。水薬ではスポイトを使う飲ませ方もありますが、錠剤や粉薬の場合は、お医者様に聞いて、薬をヨーグルトなどに混ぜて与えてもいいか確認したり、服薬ゼリーうまく活用するなどし、飲んだらほめることを忘れずに、上手に薬飲ませましょう。

子供の薬の飲ませ方のコツはコレ!苦手な薬を飲ませる工夫

子供の薬の飲ませ方を確認してみよう

体の抵抗力が弱く、大人よりもずっと病気になりやすい小さい子供たちは、お医者さんに行く機会もずっと多いものです。薬を処方されたときには、子供の薬の飲ませ方や、飲ませるときの注意点について、お医者さんや薬剤師にあらかじめ聞いておきましょう。

病院から処方された薬の種類によって、色々な注意点がありますので、服用する前にしっかりと確認しておく必要があります。

  • 飲ませる時間がキッチリ決まっているもの
  • 薬を飲むときに他のものと混ぜてはいけないもの

素人判断で飲ませ方を誤ると、副作用で子供に苦しい思いをさせる可能性もありますから、必ず理解できるまでしっかり確認をしましょう。

どうして子供は薬を嫌がるの?

子供にとってお薬を飲むということは、恐怖と苦行でしかないです。なぜなら、下記のように感じているため、薬を飲みたがらないのは、当然と言えば当然です。

  • おいしくないものを口に入れられる
  • 苦くてまずいものを食べさせられる

小さな子供の場合、体調が悪いためご機嫌斜めになっている状態で、苦い味のついているお薬を飲ませるのは非常に難しく、苦労します。

ついついムキになってしまって、無理な飲ませ方になってしまうことがありますが、これでは子供はますます薬嫌いになってしまいます。このようなときは、「子供に薬を飲むことを受け入れてもらう」というように発想の転換が必要なのです。

薬の上手な飲ませ方5つのコツ

図解:薬の上手な飲ませ方5つのコツ

子供に薬を飲むことをスムーズに受け入れてもらうためには、コツさえつかめれば、すんなりと薬を飲んでくれるようになります。いろいろ試してみましょう。

1.子供にどうして薬が必要か説明をする

子供にとって病院や薬局からもらってきた薬はよくわからない「謎の粉」でしかありません。よくわからないもののうえ、さらに「とても苦くてまずいもの」です。

子供に薬を飲ませる前に、パパやママが優しく、この「謎の粉」は「病気をやっつける魔法の粉だよ」「ちょっとおいしくないけど、病気をやっつける力があるんだよ」などと、子供のわかるような言葉を使って、子供が薬を飲むことに、前向きになるような話し方をしていきます。

子供が薬を嫌がる理由は、「苦いものをなぜ飲まなくてはいけないのか」と、薬を飲まなくてはいけないことを理解していないためです。薬を飲む目的や効果を理解すれば、自分から頑張って飲もうとする姿を見せてくれるようになる。ということになります。

無理やり飲み込まされたら、子供はますます薬を飲むことを嫌がるようになってしまいます。ですから、お薬を飲ませる前に、丁寧に根気よく、子供にお薬の説明をしてあげることが、とても重要なのです。

2.好きなものに薬を混ぜて飲ませる

ヨーグルトやプリン、アイスクリーム、チョコレートといった、子供が好きな味の濃いものに、薬を混ぜて飲ませる方法です。

薬を飲んだ後の口直しにもなり、頑張って薬を飲んだごほうびにすることにもできますので、子供にとっても、飲ませる側にとっても、この方法が負担の少ない飲ませ方といえるでしょう。

例:ヨーグルト

  • あらかじめ薬を混ぜた分を用意しておく
  • 薬なしのヨーグルトをひとくち食べた後、すかさず薬を混ぜ込んだヨーグルトを食べさせる
  • 水かお茶をひとくち飲ませ、口の中に残っている苦味などの後味を洗い流す
  • 普通のヨーグルトの残りを食べさせる。

このような流れでもっていくと、スムーズに薬を飲ませることができます。

好きな食べ物に薬を混ぜる際、できるだけ少量に抑えましょう。理想はスプーン1杯分、子供がひとくちで飲み込めるくらいの量です。

量が多いと途中で嫌がりだす場合がありますし、お腹がいっぱいになってしまう可能性もあります。子供がひとくちかふた口で食べきれるくらいの量に、薬を混ぜるのが理想的です。

お薬の種類によって乳製品などの食べ物に混ぜてはいけないものや、混ぜることで逆に薬の苦味が増してしまうものもあります。

処方される段階で、医師に薬を飲むのが苦手なので、ヨーグルトやアイスクリームに混ぜて飲ませてもかまわない薬かどうか、確認が必要です。

3.薬を混ぜるのは直前にする

薬を子供に渡す母親と飲む準備をしている子供

食べ物に薬を混ぜる場合は、食べさせる直前に混ぜるようにし、作り置きを端内容にしましょう。混ぜて時間が経つと味が変わってしまうことや、薬の成分が変質してしまうこと、表面のコーティングが溶けて、苦味がでてしまう種類の薬もあるためです。

また、子供の見えないところで混ぜることをおすすめします。見えないところでこっそり作ってしまえば、子供に余分な緊張や負担感を与えずに済みます。薬を混ぜるのは、「子供の見ていないところでサっと作る」「食べる直前に作る」この2つがコツです。

4.服薬ゼリーを使う

薬を飲むのが苦手な人のために、いくつかのメーカーから薬を意識せずに飲むことができる服薬ゼリーが販売されています。子供向けの甘い味付けのものもありますので、試してみましょう。

ゼリーが薬を包み込み、喉につかえることなくスルリと飲み込むことができます。スプーンにとるか、コップに適量とり、ゼリーの中に薬を入れて飲ませると、スムーズに飲み込めます。

特に、食べ物に混ぜると苦味が増す薬用に、苦味を感じにくいチョコレート味の服薬ゼリーもありますので、チェックしてみましょう。

5.飲めたら大げさなほどほめる

子供にとって、苦手な薬を飲むということは、とても勇気がいることです。薬を飲むことができたら、大げさなくらいに喜び、子供をほめましょう。これが子供にお薬を飲ませる最大のコツです。

ほめられることで、子供自身も「やった、できた!」という自信につながりますし、大好きなパパやママが、自分のしたことで嬉しそうにしているのは、子供にとって大きな力になります。

「薬を頑張って飲むことはいいことなんだ」と認識されますから、薬への恐怖心も、小さくなります。薬だけで飲めた場合はもちろんのこと、食べ物に混ぜて飲めた場合も、子供の頑張りには、全力でほめることで返してあげましょう。

状況別でみる子供への薬の飲ませ方

子供に薬を飲ませたいと思っていても、1日3回の薬のタイミングがわからなかったり、昼寝から起きてくれない、食欲がなくて何も食べていないので空腹だけれど飲ませてもいいのか…など、さまざまな状況で、薬を飲ませることを躊躇することもあるでしょう。そんな状況のときに、薬をどう飲ませればいいのか、紹介していきましょう。

1日3回食後に薬を飲めないとき

薬を飲むか迷っている子供

子供のお薬は、食後すぐであることや、多少の時間が前後しても心配ありません。大切なのは、処方された分を確実に飲ませることです。

食後に服用という指示の基本的な意味は、下記の通りになります。

  • 胃が荒れないようにするため
  • お薬成分の吸収を良くするため

薬を飲み損ねたら1回分とばす

具合が悪いときの子供は、食事やお薬の時間が来ても、眠り続けていることがよくありますが、無理に起こして薬を飲ませるよりも、寝かせておく方を優先します。

目覚めた時に次のお薬の時間が近いときは、1回分を飛ばします。決して2回分を一度に飲ませないようにしましょう。

医師の指示で、服用の時間をきっちりと守らなくてはいけない薬の場合は、かわいそうですが、一度起こして薬を飲ませましょう。

食欲がなく食事を摂れないとき

食欲がなく、ご飯を食べることができないときでも、お薬だけはきちんと飲ませましょう。

食事を無理にさせることよりも、薬を飲ませて、早く食事ができるように回復することのほうが優先。と考えましょう。

薬を主食に混ぜて飲ませない

食欲のないときに少しでも子供に栄養を摂らせようとして、おかゆやうどんを食べさせることが多いですが、これらの「主食」となるものと一緒に、薬を飲ませるのはよくありません。

お米やうどんといった、これからも主食として常に口に入れるようなものが、薬のせいで嫌いになってしまっては大変です。

子供は、大人が考えている以上に、薬の苦みや味に敏感に反応します。ですから主食となるものや、嫌いになっては困るような豆腐、野菜、卵などが入った食材と一緒に薬を飲ませるのはやめましょう。

薬を飲める子と比べて飲ませようとしない

お母さんがスプーンで薬を飲ませている

兄弟姉妹がいる場合、上の子の小さいころと、下の子を比べてはいけません。上の子は薬を嫌がらなかった、すぐに飲めるようになったなど、下の子との違いが出ることもあります。

もともとの性格が好奇心旺盛な子や、怖いもの知らずでアグレッシブな子と、怖がりの子や警戒心の強い子では、兄弟姉妹でも、薬というものへの受け止め方が違います。

薬に対する子供の反応が個々で違うように、薬を粉のまま飲めるようになる年齢も、その子のタイミングでいいのです。

「お兄ちゃんはもう粉のまま飲めてたよ!だから××ちゃんも頑張って飲んでみようか」などと言ってはいけません。親は励ますつもりで言った言葉でも、子供には単なるプレッシャーでしかないからです。

我が家のお薬事情体験談3つ

小さな子供に薬を飲ませるコツの体験談を紹介します。なかなか子供が薬を飲んでくれなくて毎回手こずっているママは試してみる価値はあるでしょう。

パワーアップの薬

ちゃちゃ(32歳)


4歳の息子がいます。保育園で風邪や流行病をしょっちゅうもらってきて、常に小児科通いをしている状態です。薬を飲むのが苦手で、飲ませるのに一苦労していました。

ある日、見ていたアニメの内容が、主人公が魔法の液体を飲むとパワーアップし、敵をやっつけるというものでした。もちろんこの手を使わないわけはありません。

薬を飲むとき、「この魔法の薬を飲むとパワーアップして病気が治るんだよ!」と言い、飲むときにも、「パワーアーップッ!」と声をかけ、飲み終わったときに片手をあげてポーズをとったところ、息子は大喜びでした。

それから1日3回の薬の時間が待ち遠しく、「まだパワーアップの時間じゃないの?」と聞いてくるようになりました。

「パワーアップの薬だからおいしくないんだよね~」なんて言いながら飲んでいます。

服薬ゼリーで助かり

理紗(29歳)


子供が2歳とまだ小さいのですが、これまでシロップ薬を処方してもらっていましたが、甘くできているとはいえ、やはり薬ですので微妙な味だったらしく、スポイトを使うなど、いろいろ努力をしましたは、娘が受け付けてくれませんでした。

そこで、あえて粉薬にしてもらい、服薬ゼリーを使ってみました。少量のゼリーを容器に入れてから中央に粉薬を置き、さらに上からゼリーをかぶせ、薬といわず、おやつだと言って飲ませたところ、なんの躊躇もなく飲んでくれました。

ただ、市販の服薬ゼリーは開封すると早めに消費しなければいけいので、使いきれないことも多く、すぐにできるので自分でゼリーを作ります。

子供用のジュースにゼラチンを入れてやわらかめに作り、フォークで細かく崩して服薬ゼリーの代わりにしています。こうすれば、残ってもおやつとして食べられるので、無駄がありません。

双子は風邪をひくのも一緒

結香(27歳)


2歳3ヶ月の双子ママです。双子は育児も大変ですが、病気をするのも一緒です。病院に連れて行くのも大変ですが、薬を飲ませるのも大変です。

1人が飲むのを嫌がると、残る1人も嫌がります。なので、ヨーグルトに混ぜる作戦にしました。

小児科医に事前にヨーグルトに混ぜても良いか聞き、一口分に薬を混ぜてスプーンで文字通り口に突っ込みます。そしてすかさず何も混ぜていないヨーグルトを二口目として口に入れます。

「おいしいね~全部食べてもいいよ~」と言いながら、残りのヨーグルトを自分で食べるように促します。

2人同時にするにはコツが必要ですが、チャイルドチェアに座らせてしまえば逃げることもできませんし、1人が食べているのを見ると、もう1人も食べたがるものです。

兄弟がいる家庭では、あえて上の子が隣でおいしそうに食べているのを見せて、薬を混ぜたものを与えるとうまくいくと思います。

子供の薬の飲ませ方で親ができること

子供の薬の飲ませ方で親がすべきことは、薬を飲むことへの恐怖心や不安を和らげるための工夫をすること、頑張って飲めた時には子供と一緒に思いっきり喜び、ほめること。この2つを子供にしてあげることが重要です。

大人にとって「具合が悪いときに薬を飲む」のは当たり前の行動ですが、子供にとっては大きな挑戦です。ぜひ子供の頑張りを応援してあげてください。

そして何よりも、薬を飲むことに躊躇しない、前向きな性格な子供に育つような育児、また、体力をつけて元気な子供に育つような子育ても大切です。元気な子に育てる方法は?を参考に、薬を必要としない、元気な子供に育つような育児をしてみましょう。

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