2歳の言葉の目安について

2歳の言葉の目安って?言葉の遅れを防ぐサポートのコツ

2歳の言葉の目安はどれくらいなのか、言葉の発達過程や気になる遅れ、言葉の発達をサポートするコツついて紹介。子供の言葉が遅い原因にはどんなことがあるのか、話すために必要な要素や言葉の発達段階について、さらには発達障害との関わりについても解説しますので、参考にしてみてください。

2歳の言葉の目安って?言葉の遅れを防ぐサポートのコツ

2歳の言葉の目安

子供が2歳を過ぎるころになると、言葉が急速に発達することから、言葉の爆発期とも言われる時期でもあります。この時期の、2歳の子供の言葉の目安は、次のとおりです。

2歳~2歳半

  • 二語文がでる
  • なに?などと質問できる
  • 自分の名前が言える
  • 親の言った言葉の復唱ができる

2歳半~3歳

  • ぼく・わたしが使える
  • 二語文を復唱できる
  • 同年代子供と会話できる
  • 色の名前を理解して言える
  • 体の部位の名前がわかる

ただし、言葉の発達は家庭環境や身体の発達などで、全ての子供が2歳から言葉の爆発期を迎えるわけではありません。

言葉の発達は個人差が大きいので、同じ2歳でも、まだ単語のみしか話さない子や、すでに会話の形が整いつつある子供など、一人一人言葉の発達ペースには差があります。

年齢別言葉の段階

赤ちゃんと文字

子供が言葉を話せるようになるまでには、さまざまな段階を一つずつ踏むことで、ようやく話せるようになるものです。

何も話せなかった赤ちゃんが会話できるようになるまでには、次のような段階を踏んで発達していきます。今、自分の子供がどの段階なのか、目安にしてみましょう。

  • 生後3ヶ月~:クーイング
  • 生後6ヶ月~:喃語(なんご)
  • 1歳~:一語文
  • 2歳~:二語文
  • 3歳~:三語文
  • 4歳~:多語文・簡単な会話

こうした段階を踏んでいく中で、実際に言葉を話せるようになるためには、いくつか必要なことがあります。以下に詳しく説明していきます。

言葉を話すために必要なこと

赤ちゃんを見守る母親

段階を踏んでいく中で、実際に言葉を話せるようになるためには、言葉の発達と同時に、準備として次のようなことが必要です。

  • 言葉を聞く
  • 言葉を理解する
  • 言葉を蓄える
  • 発音する

言葉は、話す前にまず、聞いて理解して蓄える、インプットが必要です。いきなり言葉を話すのではなく、言葉に触れることで、一つずつ単語の意味を知り、自分の中に蓄えていくのです。

そして、音を発するためには、舌や喉など体の機能が発達することも必要です。これらの要素が整うことで、ようやく言葉のアウトプットができるので、話すまでには時間がかかってしまうのだと理解して、子供と向き合うようにしましょう。

また、言葉に触れる機会として大事なことが、コミュニケーションです。子供とママやパパとの触れ合いの中で、たくさん子供に話しかけてあげることが、とても大切です。

言葉に触れ、また、子供自身が伝えたい思うことで、言葉が出てくるようになりますので、理解していなくても、どんどん話しかけてあげましょう。

2歳頃の子供が話す言葉

2歳児の代表的な話し方が二語文です。これまで、内容が分からない宇宙語や、「ママ」や「パパ」といった、1つの単語で話す一語文だったものが、言葉が発達し、二語文を話すようになります。

発達が早い子供では「三語文」を話し始める子供もいます。詳しくは以下になります。

宇宙語

ムニャムニャと話す赤ちゃん

宇宙語とは、周りが聞いても全く意味がわからない言葉で、パパやママに話しかけているときや、独り言のように、ムニャムニャと話しているときの言葉です。

この頃は、まだ舌や喉の器官が未成熟で、大人のようにスムーズに動かすことができません。そのため、子供自身はしっかり話しているつもりでも、周りから聞けば不鮮明に聞こえることで、意味がわからない言葉になってしまいます。

意味がわからない言葉を話したり、伝わらないことで子供が急に怒り出したりするので、発達障害の心配をするママも多いですが、目を合わせないなどの他の症状がない場合は、言葉を鮮明に話すための練習期間だと、しばらく様子をみてみましょう。

2歳を過ぎると、宇宙語から徐々に二語文と呼ばれる話し方に変わっていきます。

二語文

二語文とは、2つの意味のある単語を組み合わせて話す言葉のことです。「りんご・ちょうだい」や、「ママ・だっこ」というように、名刺と目的語や述語で構成されています。

早い子では1歳半くらいから話す場合もあり、次に紹介する三語文を話し出すのも比較的早めになります。

三語文

三語文は3歳頃から話しだす言葉で、早い子では2歳半くらいから話し始める場合もあります。「パパ・みかん・とって」「ぼく・まんま・たべる」といった、主語と目的語や要求語のような、意味のある3つの単語を組み合わせて話す言葉です。

言葉の遅れは発育をみて判断

子供にスマホを見せる母親

言葉の発達は個人差が大きく、二語文を話さないからといって、言葉の発達が遅れているとは限りません。遅れているかどうかは、言葉だけの判断ではなく、運動能力や体格など、全体を見るようにしましょう。

言葉を話さなくても、それまでの発育に問題がなければ、まだ言葉を蓄積している期間なのだと考えましょう。周りの子供が話しているからと焦る必要はありません。

1歳半健診の時と比べてみて、どれだけ成長したのか見てみましょう。周りの子供と比べるのではなく、その子自身の成長を見てあげるようにします。

子供の言葉が遅れているかもと思ったら、次の項目に当てはまらないかチェックしてみてください。とくに問題がなければ、経過観察でいいでしょう。

  • 言葉を理解している
  • 呼びかけや周囲の音に反応する
  • 子供と目が合う
  • じっとしていることができる
  • コミュニケーションがとれる
  • 発音にどもりがない
  • 大人の行動を真似する

言葉に遅れが出る原因

子供の言葉が遅れる原因には次のようなことが挙げられます。

子供の性格

一人遊びする子供

子供の性格によっては、なかなか話さない子もいます。おとなしい子やシャイで無口な子は、話せるようになるまで時間がかかる傾向があります。

反対に、社交的で活発な子供や、上に兄や姉がいる場合は、比較的話すのが早い傾向にあります。

男女の脳の違い

男の子か女の子かによっても、言葉の習得に差がある傾向があります。言語に関して、男の子は左脳のみを使い、女の子は両方を使うために、女の子のほうが話し始めるのが早い場合があります。

女の子のほうが、男の子より1~2ヶ月ほど発達が早い傾向がありますので、同じ年齢の男の子と女の子で、言葉の遅れを比べるのはよくありません。

話すのが苦手

子供はそれぞれ個性があり、言葉を理解していても、話すのが苦手な子もいますこちらからのお願いに、ちゃんと応えられるようならば、聞こえには問題ありません。まだ言葉を蓄えている期間なだけの場合がありますので、様子を見守ってあげましょう。

コミュニケーション不足

一人で泣く子供

言葉を話すためには、まず、言葉を聞いて自分の中に蓄えることが必要です。ママやパパに話しかけられて、言葉を一つずつ覚えていきます。

周りが話しかけることが少なければ、言葉に触れる機会も減り、蓄えるのに時間がかかるため、話し始めるのも遅れることがあります。

話す意欲がない

言葉を話すには、子供自身が、「話したい」と思うことがとても重要です。そのため、子供が自分から話す必要のない環境にしてしまうと、話すことも言葉を覚えることも時間がかかってしまいます。子供が話す意欲を削ぐ要因として次のようなことがあります。

テレビやインターネットの影響

テレビやインターネットは、一方的に情報を伝えるもので、こちらからの反応が必要ありません。そのため、長時間テレビなどを見ている状態では、コミュニケーションをとる機会がなく、話す必要性を感じなくなってしまいます。

テレビを見ること自体は悪くはありませんが、見る時間を決めたり、一緒に見ているときには、「すごいね」「今のはどう思う?」など、言葉をかけたりしましょう。

発言のチャンスを奪う

無言の子供を抱く母親

ママが一生懸命お世話をすることは、とてもいいことですが、つい先回りしてしまっていないでしょうか。

子供が何かを要求する前に、子供の欲求を満たしていれば、子供は何も発信しなくても済んでしまい、言葉で伝えようという意欲がなくなってしまいます。

子供が何かをして欲しそうにしたとき、ちょっと待って、子供が自分から伝えることができるようにしてみましょう。

耳に異常がある

耳に何らかの問題があり、聞こえにくいと言葉を覚えるのに時間が掛かってしまいます。周囲の音に反応するか、呼びかけに応えてくれるのかを確認してみましょう。

聞こえに問題がある場合は、早めに病院へ相談することをおすすめします。

言葉の発達サポート3つのコツ

言葉が遅いと思ったときや、三語文への発達のために、家庭でできる言葉のサポートのコツには次のようなことがあります。

1.言葉を教える

言葉が出てこないのは、言葉の理解や蓄積がまだ足りていないからです。足りない言葉を補うために、ママが少しずつ言葉を教えてあげましょう。言葉を教えるときのポイントは次のとおりです。

ゆっくりハッキリ短く

子供の傍で大きく口を開いて話す母親

子供はまだ聞き取る力がしっかり付いていないため、早い口調や長い文章は理解することが難しいです。子供に語りかけるときは、短い言葉でゆっくりハッキリ伝えることで、聞き取りやすくなります。

また、子供が二語文で話したら、ママも二語文や単語を加えて三語文ほどで話すようにしましょう。「にゃんにゃん・いた」と言われたら、「にゃんにゃん・いたね・かわいいね」などと返すと、子供もより理解しやすくなり、さらに新しい単語を聞くことで、言葉を増やすことにもつながります。

子供の気持ちに寄り添う

子供の言葉の裏には、いろいろな感情が隠れています。「わんわん」の一つの単語にも、「犬をだっこしたい」や、「犬がいた」「犬がかわいい」など、伝えたい気持ちがこもっています。

ママは、子供の様子から、その気持ちを察して返してあげてください。「わんわん」と言われたら、「わんわん・いたね」「わんわん・かわいいね」というように、子供の気持ちをママが代わりに言葉にすることで、子供もどう言えばいいのか、わかるようになります。

この時、表現する気持ちはポジティブなものにしましょう。また、ママが気持ちをわかってくれると感じると、子供は安心し、より言葉で伝えたいという気持ちを高めることにつながります。

絵本の読み聞かせをする

絵本の読み聞かせをする母親

絵本にはたくさんの言葉があふれています。絵本を読み聞かせることで、子供はたくさんの言葉に触れることができます。また、読みながら語りかけや、絵を指差すようにしてみてください。

こうすることで、会話が生まれ、言葉にもより多く触れることができ、また、絵と言葉のイメージがつきやすくなります。

2.言葉の不安を取り除く

子供は、自分が話すことがちゃんと伝わっているのか、話すことに不安を抱えていることがあります。子供が何か話した時は、それに返してあげるようにしてください。

「ぶーぶー・大きい」と言っていたら「ぶーぶ・大きいね」と応えてあげること、子供は自分の言葉が正しい、伝わっていると安心して伝える意欲につながります。

3.話したくなる環境作り

子供が話したいと思える環境づくりが、とても大事です。次の点を意識してみましょう。

コミュニケーションをとる

普段からコミュニケーションをこまめに取るようにしましょう。会話をたくさんすることで、子供はたくさんの言葉に触れることができます。

また、スキンシップと言葉を組み合わせてみることも、おすすめします。抱っこしながら話しかける、膝の上で絵本を読むなど、子供はママと触れ合うことで、子供は安心することができ、会話への意欲にもつながります。

間違った言葉を指摘しない

母親に注意される幼児

子供が間違った言葉を使うと、つい正しい言葉を教えようとして、注意や正しい言葉で言い直しをさせたくなりますが、できるだけしないようにしましょう。

何かを話すたびに、注意や復唱させられると、子供にとって話すことがストレスになってしまいます。言い間違いや、言葉が不明瞭なことは、発達段階の子供にはよくあることです。

まずは、楽しく会話をするようにして、子供の話したい気持ちを育てることを優先してあげてください。どうしても正しい言葉を教えたい時は、会話の中で、さりげなく言い直す程度にとどめましょう。

「~をする」という言葉が、幼児独特の幼児音と呼ばれる、「~しゅる」という言葉になることがあります。これは幼児独特の発音ですので、5~6歳までに自然に治ることが多いいため、無理に言葉を訂正する必要はありません。

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プレッシャーをかけない

言葉の習得は時間がかかるものです。今日練習したからといって、いきなり喋れるものではありません。また、個人差も大きいものですので、他の子と比べることもしないようにしましょう。

早く話して欲しい気持ちはあると思いますが、そこで焦ってしまうと、子供にとってもプレッシャーになってしまいます。子供のペースにあわせて、ママがゆっくり見守るようにしてあげてください。

言葉が遅いのは発達障害か

言葉が遅れている場合に心配になるのが、「発達障害なのではないか」ということではないでしょうか。発達障害の中の自閉症には、言葉の発達の遅れが、症状のひとつとしてあります。

ですが、言葉が遅れているからといって、発達障害だと判断することは難しく、他の症状とも併せて判断することが必要です。

発達障害の他の症状である、下記の気になる行動がある場合は、専門の機関に相談することをおすすめします。

  • コミュニーションが苦手
  • 呼びかけに反応しない
  • 目を合わせない
  • 周りに興味をもたない

言葉の発達は一人一人ちがう

子供の言葉の発達は、一人一人スピードが違うものです。子供が他の子と比べてなかなか話さないからといって、焦ってしまう必要はありません。

目安はあくまで目安ですので、その子自身の成長と比べ、子供のペースで成長を見守れるようにしましょう。2歳からの言葉について、二語文とは?言葉の発達を高めるためにママができることで詳しく紹介していますので、併せて参考にしてみましょう。

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