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男の子の思春期早発症について

思春期早発症の男児は低身長?男の子に見られる特徴や原因

思春期早発症の男児の特徴となぜ思春期早発症になるのか原因を紹介します。子供の成長が同級生より早いかも?と感じたら思春期早発症かもしれません。男女ともに色々な症状や原因がありますが、男の子の場合は脳の疾患が原因のことも…。正しい知識を学ぶためにも、どんな症状があるのか紹介します。

思春期早発症の男児は低身長?男の子に見られる特徴や原因

思春期早発症とは思春期の成長が早く来ること

『急に会話が無くなった』『母親に口答えするようになった』子育てをしていて、そろそろ思春期かしら?と息子への接し方に悩むことも。その思春期が周りの同級生より早いかも?と感じていたりしませんか。

思春期は男の子の場合、一般的に11歳~14歳の間に始まるといわれており、平均で11歳6ヵ月頃だと言われています。思春期とは医学的に、第二次性徴が始まり、心身ともに子供から大人へと変化している期間です。そして、その期間があまりにも早い年齢で来てしまうと、心配な事が出て来るのです。

思春期早発症とは想定の年齢より早い時期に性ホルモンの分泌が始まり思春期にみられる過程が早まって起きてしまう疾患です。特に男の子の場合、思春期早発症の原因が脳の疾患の場合もあるので要注意です。

思春期早発症の男の子の主な症状

お洒落なシャツを着た小学生の男の子

  • 9歳までに精巣が発育してしまう。
  • 10歳までに陰毛が生えてくる。
  • 11歳までに腋毛やひげが生えてくる、声変りが始まる。
  • 低学年で急に身長が伸びて来る。

だんだん成長してくるにつれて、一緒にお風呂に入る機会も減ってきてしまい、中々体の成長に気がついてあげられなくなってきます。そんな時はパパにお願いして、何か著しく変化が無いか見守ってあげることも大切です。

思春期早発症だと身長が小さくなってしまう

成長が早い分には、うちの子は大きくなるのね~♪と、あんまり気に掛けない事の方が多いと思います。しかし、早期早発症の場合、放っておくと低身長になってしまう事もあります。

通常、思春期になると男の子は1年で約10cm以上、大人になるまでに20cm~40cm程度も身長が伸びます。それが、思春期が早まることによってバランスが崩れ、身長の伸びに影響があることが分かっています。
思春期早発症の場合、ホルモンが分泌され、急激な身長促進により、一時的に身長が伸びますが、体が追い付かずに早期に骨端線が閉鎖してしまうことで最終身長が低身長になりやすいのです。

現代医療では、それぞれの思春期早発症の原因を調べることで様々な治療法があり、低身長という問題に関しては性ホルモンの抑制をすることで成長を止めたり遅らせることができます。
成長と止めることで体を完成させるまでの期間を延ばし、少しでも身長を伸ばせるようにすることもできます。
その際は、個人差や、状況を綿密に調整しながら、進めていきます。

これはどうなの?他にも気になる思春期早発症の影響とは

仲良しの友達と一緒に下校する男の子

思春期早発症は低身長になりやすいということ以外にも様々な影響があります。

男の子にみられた思春期早発症の事例

  • 8歳の頃に精巣が2~3ヶ月で肥大化、腫瘍などではないかと心配した。
  • 6歳で体毛が濃くなり、ひげもうっすらと生え始めた。

思春期になると、急激なからだの変化に子供も戸惑ったり、恥ずかしいという気持ちが芽生え始めたりします。そんな過程が何年か早く訪れてしまうことにより、周りの子と違うと違和感を感じ、必要以上のストレスをためてしまうこともあります。

逆に、成長が早すぎることで目立ってしまい、仲間外れなどのいじめにつながったりしてしまう事もあります。思春期早発症は心や社会的立場にも多少なりと影響することがあります。

男の子の思春期早発症は脳の疾患が原因となっていることも

思春期早発症の症状から、男の子の場合、脳の腫瘍が見つかることがあります。脳の腫瘍が原因で、脳内のいろいろな指令を出す視床下部・下垂体を圧迫したりすると、脳が誤作動を起こしてしまい、性ホルモンを分泌するように促し、思春期早発症として現れたりします。
脳の腫瘍そのものも、その他の病気につながりとても重大な問題になりかねませんので、早めの受診や対応が必要です。

どうして思春期早発症になる?その原因とは

パパと楽しく話す思春期早発症の男の子

思春期早発症になる原因は、成長を促すためのホルモンが異常をきたし、早期に分泌されてしまうことですが、大きく分けて二つありますので詳しくご紹介します。

中枢性(真性)思春期早発症

ゴナドトロピン放出ホルモンが早期に活動することで、ゴナドトロピンの分泌が始まり、性ホルモンの分泌が早期に起こることが原因です。
また、中枢性(真性)思春期早発症は脳内の腫瘍や脳炎による後遺症、水頭症などが原因として考えられる『器質性中枢性思春期早発症』と、はっきりとした原因が分からない『特発性中枢性思春期早発症』に分類されています。

末梢性思春期早発症

2人の男の子と外におでかけするママ

副腎の腫瘍や性腺にできる腫瘍(卵巣腫瘍や精巣腫瘍)が原因によって性ホルモンが異常に分泌されて起こる思春期早発症で、この場合、下垂体からのゴナドトロピンの分泌は抑制されています。

男の子の思春期早発症は上記の中でも『器質性中枢性思春期早発症』が原因であることが多いとされていますので、一命にかかわることもあり、早めに原因を解明し、治療ができるのかなどを検討することが大切です。

思春期早発症は遺伝するのか、しないのか

医学的には思春期早発症は遺伝しないと考えられています。ただし『末梢性思春期早発症』と診断された場合は、先天性副腎皮質過形成症や家族性男性思春期早発症などの遺伝性の可能性もあります。

今からでも遅くない!もしかしてと思ったら病院へ

公園で大好きなサッカーをして遊ぶ男の子

これらのことから、もしかして。と思うことがあれば病院へ行きましょう。早めに診断を受ければ、現代の医療においてそれぞれに適切な治療法があります。まずは病院に行った際にどんなことをするのか見てみましょう。

思春期早発症の検査って何をするの?

  • どんな症状かの問診
  • 全身の診察と外性器の成熟状態の診察
  • 採血によるホルモン検査
  • 頭部MRIにて脳腫瘍などの有無
  • 腹部の超音波検査にて副腎や卵巣の腫瘍の有無
  • 成長曲線による身長のスパートの有無
  • 手と手首のX線撮影検査にて骨年齢の計測

上記の検査によって、思春期早発症の有無や症状を把握していきます。

治せる?思春期早発症の治療法とは

腕相撲で強さを競う男の子

現代の医療では様々な治療が可能ですが、思春期早発症の原因によって治療法もことなります。

末梢性思春期早発症の治療法

先天性によるものはホルモン治療、腫瘍などが原因の場合は外科手術にて治療していきます。

特発性中枢性思春期早発症

原因が分からないため、月1回、性ホルモンの分泌を抑え、二次性徴の進行をゆっくりにする治療になります。

器質性中枢性思春期早発症

腫瘍の場合は外科手術にて摘出し、手術が困難の時は、放射線や抗がん剤などの化学療法を利用した治療になります。また腫瘍が圧迫していない場合や脳炎による後遺症、水頭症の場合には、薬物療法での治療になります。

治療期間に関しては、個々の成長の状態や、希望する身長の伸びによっても異なります。また、思春期早発症は心理的な社会問題も考慮されて、少なくとも通常の思春期が始まる年齢まで治療していきます。

子供が傷つかないように分かりやすい説明をしよう

思春期早発症について勉強する男の子

いざ、わが子が思春期早発症であると診断を受けた際に、まず子どもの心のケアをしてあげましょう。思春期の成長は子どもの体にとって大切な時期であること、それが少し早まっていることが、今後の体に影響してくることです。

そのためにすべきことを子どもが不安にならないように分かりやすく説明してあげることも大切です。小学生であればある程度理解はできて来るので正確な内容を伝えるのもありだと思います。
また成長が著しく早いことがいじめなどの対象になりやすいため、学校の先生にも相談、協力をお願いしましょう。

成長が早いと感じたら早めの受診が大切

思春期は体の成長とともに心も成長する時期であるということは知られていますがまさか!成長が早すぎることに問題がある。ということはあまり知られていなかったのではないかと思います。

特に男の子の場合は原因が脳などの疾患の可能性が高いので気がつくことがあったら早めの受診が大切だということです。
親の願いとしても、男の子には身長もある程度伸びてほしいという期待も、少なからずあると思います。早く気がつくことで、現代の医療では様々な対応ができるということからも日頃から子どものからだの成長を観察することが大切です。