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子供が足が痛いと言ってきたら

子供が足が痛いと言ってきたら!足の痛みの原因や危険性

子供から足が痛いと言われたら「単なる成長痛かな?」と思いつつも何か大変な病気でなければ良いのですが、医者じゃないから確信が持てずに少しだけ心配に…親としては足の痛みの原因を探って、少しでも痛みを和らげるような対策を取ってあげたい!子供が足を痛がる原因を一緒に探っていきましょう。

子供が足が痛いと言ってきたら!足の痛みの原因や危険性

子供が足が痛いと言いだしたら?その原因を突き止めよう

「お母さん、何だか足が痛いんだけど」「お父さん。夕方になると、いつも足が痛くなるんだ」と子供が急に言い出してきたら、「成長痛かしら?」なんて思いつつも確信が持てない分、その痛みの原因が心配ないものなのかどうかは気になるところです。

高熱や腹痛などの痛みに関しては緊急性を感じてすぐに対処するものの、足の痛みとなると「成長痛だったならある程度の痛みは仕方のないことかな?」と、ゆっくりと構えてしまう人は少なくありません。一方で、その痛みを経験したことがあるパパママなら、何とかしてあげられないものかとも思いますよね。

確かに、『子供が足を痛がるときはすべて成長痛』と決めてしまうには少々早とちりと言えるかも。足が痛くなる原因には成長痛以外にどんなものがあるのでしょうか?今回は『子供が足の痛みの原因と対処法』について、一緒に確認していきましょう。

実際の症状は?ママ達の口コミまとめ

サッカー少年団に所属する成長期の子供

さて、子供達はどのように足の痛みを訴えているのでしょう?実際に子供に『足が痛い』と言われたときの様子をまとめてみました。

  • 小学校に上がってから、足の痛みを頻繁に訴えるようになった。
  • サッカーを本格的に始めてから、膝が痛いと毎晩言うようになった。
  • 運動をたくさんした日は、特に痛がっている。
  • 学校の保健師さんに成長痛と言われたと言ってきた。
  • 足が痛いと言うが原因が特に思い当たらない。
  • 成長痛だとしたら我慢させるべき?病院に連れて行くかを迷う。

子供が足の痛みを訴え始めるのは、小学校に上がってからが多くなります。また、足が痛いと言われても、目立った外傷が無ければ「成長痛かな?そのうち治るだろう」と考える人がほぼですが、痛がり方は子供によっても違い、原因や病院に連れて行く目安を探すパパママは少なくありません。

まずは『成長痛』を疑うよね!

子供から足が痛いと言われたら、まずは『成長痛』を疑いますよね。多くの方が成長痛という言葉を聞いたことがあるでしょうし、実際にその痛みを経験した人も少なくないことでしょう。ですが、その実態については詳しく分からないという人がほとんどだと思います。まず、成長痛とはどんな痛みなのかを改めて確認してみましょう。

成長痛とはどんな痛み?

成長痛に悩む小学生

成長痛とは『成長期の子供に多く見られる足の痛み』を指します。ですが、これに医学的な定義はありません。また、成長に従って必ず発症するという病気でもなく、痛みの出現にもその程度にも個人差があります

つまり、成長痛は人それぞれ。痛みの傾向としては、多くが夕方~就寝時に足首・ふくらはぎ・太もも・関節などに痛みを感じ、朝になるとすっかり治っているというケースが多いとされますが、もちろん昼間にもいたがる子も。
1日の終わりには痛みを訴えるものの、朝になると忘れていることが多いので、子供自身も親もそれほど深刻に考えない人が多い傾向にあります。

見た感じに何の異変もなく、病院を受診して検査をしても「異常なし」、かつては「いわゆる成長痛ですねー」なんて言わることも多い症状です。
年齢では体型が著しく変化する幼稚園の年中さん~中学生によく見られるのが特徴ですが、これにも個人差があります。小学校で身長がグンと伸びる場合と、中学校でグンと伸びる場合によって、成長痛の頻度も痛みも変わってくると覚えておきましょう。

医学的に確立された成長痛という病気はない!

ちなみに成長痛(growing pains)は、1823年にフランスで最初に記載されたそう。その後、医学的に成長痛の原因や診断基準が検討されてきましたが、現在も、成長痛は医学的に確立された症状ではなく、「成長期の子供に多く見られがちな痛みを伴う症状」としか言えないのです。

成長痛の原因

子供の成長を見守る家族

どうして成長に伴って『成長痛』が引き起こされてしまうのでしょうか?その原因を一緒に探っていきましょう。

成長期における骨の伸び自体は痛みの大きな原因ではない

100人の子供がいても、100人全員が成長痛に悩まされるということはありません。痛みを頻繁に訴えてくる子もいれば、何の痛みも感じずに平気な子もいるのです。このことから成長期の骨の伸び自体は成長痛の大きな原因ではないとされています。
ですから、逆に「うちの子、成長痛がないなんて背が伸びないのかしら?」と余計な心配をする必要は全くありません。

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痛む理由は、筋肉の緊張や靭帯の回復が追いつかないから

成長痛の原因のひとつとして『筋肉の緊張や靭帯の回復が追いつかない状態』が考えられます。
成長期の骨の伸びに合わせて、筋肉や靭帯引っ張られると痛みが起こりやすいのだとか。しかしながら、成長期にあたる子供が全員成長痛になるわけではありません。成長痛は、ちょっとお疲れモードの筋肉や靭帯が骨の成長速度の影響を受けてしまっていると考えられます。

つまり、子供の身体は、筋肉・関節・骨は絶賛発達中で大人ほどの力はまだありませんが、子供の活動は大人以上に活発!筋肉に想像以上の負担がかかり、筋肉の緊張や靭帯の回復が追いつかない状態が痛みにつながるために、特にスポーツをしている子は成長痛になりやすい傾向にあるのです。サッカー・バスケット・バレーボールなど、筋肉を酷使して思いっきり身体を動かすようなスポーツをしていると、筋肉や靭帯の回復が追い付きにくいのです。

加えて、成長痛を引き起こしやすい子供の特徴としては、体が硬いのも成長痛になりやすい要因と言われています。

通常の筋肉痛との違い

さて、ここで疑問が浮かびます。筋肉の緊張が痛みとなって現れているのなら、通常の筋肉痛といわゆる成長痛はどのような違いがあるのでしょうか?

成長痛を経験したことがあるのなら、通常の筋肉痛とは一日のうちの痛みの出方も、痛みが続く期間も違うことがわかるでしょう。
いわゆる成長痛は、成長期の骨の伸び筋肉や靭帯などの回復が追いつかないための痛み。特別運動をしたつもりがないときにやリラックス時に痛みが出てきたりと、1日のうちに成長痛が出る時間には村があることも。また、成長期間は長期に渡って痛みを感じる子供も多いようです。

一方で、筋肉痛の原因は『筋肉の使いすぎによる疲労』にあります。
筋肉痛はたくさん身体を動かしたり、いつもと違う運動をした…など、普段は使わない筋肉に突然似不可がかかったときに現れることが多く、2~3日で痛みが続き消えていく場合がほとんどですね。

精神的な要因は痛みの大きさに関係する?

一部では成長痛は精神的なもの―――と言われることもあります。ですが、これもやはり直接的な痛みの原因とはいえませんね。ですが、身体と心は全く関係のない部位ではなく、密接につながっているものである以上、痛みの程度には精神的要因も関係していないとは言い切れない部分もあります。

学校にいたときより家に帰ってからのほうが痛みが酷くなるなどがあるのなら、心の緊張が解けたときに痛みに気付いて一度気付いたら痛みが気になって仕方がない…!ということもあるでしょう。
とはいえ、痛みとなって伝わるなんらかの原因がある以上、『病は気からよ、成長痛なんだから仕方がないのよ』など切り捨てるように言ってしまうのも考えものなのかもしれません。

成長痛の痛みをなんとかしてあげたい!

子供の足が痛い原因を調べる夫婦

これまでは、子供の足の痛みが成長痛である場合は、医師の特別な治療はなく、成長と共に身体機能が成長して、成長痛を感じなくなるまで待つことしか出来ないとされていました。
しかしながら、子供が痛がっているのに、そのまま放っておくのも心が痛む…そんなときのために、成長痛の原因別の対処法をご紹介していきます。

現在は成長痛と思しき諸症状で整骨院や整形外科を来院しても、成長痛と診断されることは減っています。

スポ少や部活動で『激しい運動』をしているとき

部活動などの運動の負担が成長痛に拍車をかけているのでは…と思ったときは、『運動の前後にストレッチ』をいつもより入念に行わせるようにしましょう。

「そんな気休め…」と思うかもしれませんが、何もしない状態で急に身体を活発に動かすと、それこそ筋肉・骨・関節に大きな負担がかかってしまいます。もちろん、運動後の疲労回復も痛みの程度や痛む時間に関係していきますので、運動の後にもストレッチで身体をほぐして血行を整えるようにしましょう。
筋肉の緊張をほぐしたり、靭帯の回復を促すにはアイスノンなどでクーリングするよりも血行を促し足を休めましょう。また、成長痛には基本、テーピングやサポーターは不要ですが、痛みの箇所がかかとだったり関節である場合や子供が精神的に安心するようなら使用するのも良いでしょう。

痛みを完全に取るのは難しいかもしれませんが、ある程度和らげてあげることはできます。身体を動かすことは成長期の子供の心身を健康に保つ上でも大きな効果があるので、無理のない範囲で、運動をサポートしてあげられるような対策をとっていくことが大切です。

成長痛の原因が『精神的要因』が関与している場合

「お母さん、足が痛い」「お父さん、足が痛いから今日はサッカーお休みしたい」と子供が言ったことに対して、あなたならどのように返答しますか?
「我慢できるんじゃないの?」だとか「気のせいじゃないの?」など冷たい言葉で返してしまっては足が痛いと訴える子供に対して少し可哀想かも…。まずは、「どこが痛いの?ぶつけたりした?」という受け止める姿勢でいましょう。

「足の痛み、大丈夫?」「痛みが良くなるように、擦ってあげるね」などといった言葉をかけてあげられるなら、子供が安心できるかもしれませんね。「その結果甘ったれてしまうのでは?」と心配になりますか?しかし、その甘ったれは今に始まったことでしょうか?これだけが甘ったれを生み出してしまうわけではないはずですよ。

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子供の足の痛みは成長痛だけではない!注意して見てあげたい理由

絆が強い家族

子供が足が痛いと言い出しても、そのほとんどが成長痛によるものでしょう。しかしながら、中には足の痛みが病気のサインである場合も。子供があまりに足の痛みを訴えるときには、「成長痛よ!」と一蹴するのではなく、観察や程度によっては病院受診が望まれます。

成長痛以外に子供(主に幼児~中学生ぐらいまでの子供)の足が痛くなってしまう原因として可能性のある病気をご紹介していきます。

1.オスグッド

普段スポーツをする子供に多く見られるオスグッド。正式名称は『オスグッド・シュラッタ―病』です。この病気はスポーツ障害の1つとされていて、多くは外見に何ら違和感のなく痛むという病気です。膝のお皿の下にある骨が若干飛び出ているようにみえたり、高熱を伴うこともあります。
動かさず安静にしていると痛みは徐々に治まっていきますが、動きだすとまたオスグッド特有の痛みが出てきてしまいます。

オスグッドの最大の原因は、激しい運動。骨の形成途中に、ジャンプは大きな負荷となるため特にバレーボール・バスケットボール・バトミントン・サッカーなど、ジャンプや走りが多いスポーツをしている子供に発症するケースが多いとされています。
オスグッドは一度発症すると、治るまでに3~6ヶ月ほどかかります。合わない治療を続けたり、見た目は何ともないからと治療期間に無理をさせると症状を長引かせてしまいます。

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2.ペルテス病

この病気は特に激しい運動をしたわけでもないのに、股関節~太もも辺りに痛みを感じる病気です。あぐらをかけない・あぐらをかくときに強い痛みを感じる・足を引きずってしまうなどの症状が見られます。
股関節部分の血流が悪くなってしまうことが原因と言われていますが、正確な原因は分かりません。ですから、予防方法も対処方法も分からないというのが現状です。

3.第一ケーラー病・第二ケーラー病

第一ケーラー病は舟状骨(しゅうじょうこつ)という足の甲あたりにある骨が痛み、第二ケーラー病は第二、第三中足骨(だいにちゅうそくこつ)という足の指と足の土踏まずの付け根辺りにある骨が痛みます。第一ケーラーは幼稚園児、第二ケーラーは小学校高学年や中学生に比較的多い病気とされますが、基本的には非常にまれな病気です。

ケーラー病は骨の血流障害による阻血性壊死という状態が起き、それらの部位が腫れて痛みや歩きづらさを感じてしまうという症状が出てくるといった特徴があります。治療中は基本は安静に、動くときもサポーターをして、患部にかかる負担を減らしてあげることが大切です。

4.むずむず脚症候群

むずむず脚症候群は大人の女性に多い症状ですが、子供にも見られます。
主な症状は「寝ようと思ったら足がムズムズして寝付けない!」というもの。その多くは『虫が這っているよう』と表現され、痛みを伴うことはまれですが、足がしびれたり、ちくちくと痛みを感じることもあるようです。

残念ながらむずむずを引き起こす原因は解明されていないのですが、小まめな日々のストレッチで症状の改善が期待されます。

5.骨肉腫

これは「骨のがん」と呼ばれ、非常に恐ろしい病気です。年を重ねるごとに発症するというよりは、10代・20代の比較的若い時に発症しやすい病気と言われています。
最初は「ん?筋肉痛かな」というくらいの弱い痛みからはじまり、何日経っても回復せずにどんどんと痛みが増しいていき、最終的には「動かさなくても痛い」など痛みの変化に異常を感じていく人がほとんどです。

がんの多くは生活習慣や環境要因に起因するものですが、骨肉腫の場合は原因がはっきりしていないため、残念ながら肺がんなどのように予防は出来ません。ガンの進行に合わせて治療を行っていきます。

子供が脚を痛がったときは、無理をさせない!病院受診も視野に入れて

子供が足を痛がってつらそうなときは、小児科や整形外科を受診してみたほうが良いでしょう。目安として、以下の項目に当てはまる場合は医師の診断を仰ぎましょう。

  • 痛くて動くのがつらい、または動けない。
  • 高熱を伴う。
  • 患部が赤くなっている、炎症が見られる。
  • 痛みが増す。
  • 一日中痛みが続く。
  • 足が曲がってきたなど患部の異常がわかる。

このような症状の場合は「成長痛かな?」という素人判断は禁物です。放っておかずに、しっかりと医師の診察を受けて、取り返しのつかない状態になる前に、適切な対処を取りましょう。

今回は『子供の足の痛みの原因と対処法』についてお話しましたが、子供から足が痛いと言われたとき「気にし過ぎよ」で片づけずに経過観察することが大切です。その原因を突き止めて、正しい対処をしてあげましょう