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子離れできない親の弊害・改善

子離れできない親は何が問題?弊害や子離れする方法は?

子離れできない親の特徴や子離れできない心理、子供に与える弊害とは?喜ぶべき子供の成長や幸せを素直に喜べない子離れできない親…いつまでたっても子供が心配だったり子供がいない生活が考えられなかったりといった親の言動が子供を苦しめることに!子離れできない親を卒業する対策も併せて紹介。

子離れできない親は何が問題?弊害や子離れする方法は?

子離れできない親の特徴!5つのサインが見えたら早めに対策を

親にとって子供はいつまでも可愛いもので、日々頼もしく成長していく姿は嬉しくもある反面で巣立ちを予期させる寂しさもあります。とはいっても、毎日すくすくと育つ子供は親が切ない気持ちを抱いていることは知る由もありません。

親は、いつまでたっても子供が可愛いから心配だからと手をかけてあげるべきではありません。
子供が充分に大きく成長しているのに、いつまで経っても子離れできない親は子供にとってどんな影響を及ぼすのでしょうか?また、子離れできない可能性が高い親の傾向とはどのようなものがあるのでしょうか?

子離れできない親になってしまいかねない「5つのサイン」と、子離れできない親の心理や対処法について説明いたします。

子離れできない親の特徴!5つのサイン

子離れできない親の特徴

「わたしに限って、子離れできないなんてことはない!」と思っている人ほど、子離れできていないことも少なくありません。
将来、子離れできない親になるかもしれない人は、子供が小さいときからあるサインが見えているようです。

1.子供の行動が待てない

靴下を履く、ボタンを閉めるなど大人にとっては無意識でもスムーズにこなせる簡単な作業ですら、子供は信じられないほどの時間をかけて取り組みます。不器用ですが、1つ1つ自分の手や頭を使ってたっぷり時間をかけて「要領」や「手際」を覚えていくしかありません。

ですが、「自分でボタンを閉めてみようか?」と子供にさせてみるのは良いものの、あまりにも時間がかかってしまって「もういいわ。ママがするから!」と、子供が「要領」や「手際」を習得するチャンスを奪ってはいないでしょうか?

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なんでも親がやってくれる環境下では、子供は親がやって当たり前と認識し、生活スキルを中心に自発的に取り組む気持ちが芽生えず親自身も「うちの子は手がかかるから、何でもしっかりサポートしてあげなきゃいけない」と自己暗示をかけてしまうようになります。
子供の行動が待てない親は、将来的に子離れできない親になる可能性があります。

2.小学校2年生になってもカバンの準備を親がやってしまう

小学校1年生のうちは、時間割を親も準備を手伝い、明日の持ち物に不足がないかをチェックします。それは、幼稚園や保育園から小学校にステップアップしたばかりの大きな環境変化と覚えることだらけのなかで、6、7歳の子供がすぐに対応できるとは一般的には考え難いためです。そのため1年生のうちは時間割のチェック方法や、ランドセルに入れるものの準備の仕方を教え、徐々に自分でやるべき範囲を広げられるように教えてあげましょう

とはいっても2年生に進学したからと子供は急にしっかりするわけではないので「忘れ物をして、恥ずかしい思いをしていないかしら?」と気になってしまうママやパパもいます。ですが、準備不足で学校に忘れ物をして先生に注意をされて子供なりに覚えることもあります(「もう、学校に忘れ物をしない!」と決意しても、喉元過ぎればすぐに油断してしまうのが子供ではありますが)。
また、親もその段階で子供と一緒に何が原因で忘れ物をしてしまったのか、それに対してどう工夫できるかを考えていくようにしてあげましょう。

どうしても気になるときには、子供が自分で明日の準備をしたあとに、本当に合っているのかどうか確認だけするようにしましょう。
いつでもいつまでも子供に快適な環境を準備してあげるのではなく、失敗するとわかっていても口を出さずに見守って少し辛い経験をさせて頑張らせることも大切です。子離れできない親にならないためにも、少々気になっても明日の準備は子供に任せるようにしましょうね。

3.留守番をさせない

子供が一人で、もしくは子供だけで家にいるのは、親にとって不安で心配です。ですが小学生になったら少しの時間くらいは一人だけ、もしくは子供だけで留守番させることも大切です。親や大人が見ていない環境での過ごし方のルールを学ぶ機会にもなり、留守番をしている間にまた少しだけ自立心を養い、責任感を持つようになるでしょう。

例えば親の留守中に誤って植木鉢を倒してしまったときを想像してください。
普段だったらママやパパが「汚れるから向こうに行っていなさい」と言いながら片付けていましたが、親が不在では子供がそれに挑戦することになります。決して上手には片付けられないかもしれませんが、倒れた植木鉢をそのままにしておかなかったこと、片付けようと努力したことは認めてあげるべき要素です。「困ったことがあってもママやパパを呼べばなんとかなる」という甘えた気持ちをなくすためにも留守番の経験は必要です。

子供が困ったときはいつでも親に頼れる環境を作ることが、親としての務めだと考えるかもしれません。保育園や幼稚園に入園する前ならそれは親の務めであるかもしれませんが、小学校に入ってからも短時間ですら子供のそばに張り付いていると、さすがに子供の自立を阻害する可能性があります。
子供に責任感を持たせ自立を養う意味でも小学校に入ったら、少しずつ一人で留守番させる機会を作るようにしましょう。

4.子供がいないときも子供の話題しか話さない

いつも子供の話題ばかり出すママ

子供がいないとき、例えば子供が寝たあとや学校に行ったあとでも、夫婦の話題や友人との話題、自分自身の親兄弟との話題がいつも子供のことだけという人も子離れできない親となる可能性が濃厚です。

もちろん大事な自分の子供ですから、ささいなことでも嬉しかったり心配になったりする分、子供のことに頭の中が占拠されてしまいます。ですが、常時子供のことしか話題にできないのでは「子供のことしか頭にない」と言っているようなもの。

いつか子供が成人して一人暮らしをしたときや結婚して自分の家庭を持ったとき、子離れできない親はまるで全てを失ったような感覚に陥ることがあります。子供の人生の門出も素直に喜べずに足を引っ張ってしまうような言動に出てしまう親も少なくありません。

子供のことが一番大切ですが、それはそれこれはこれ。子供も親もそれぞれの人生はそれぞれのもの。子供は子供の人生を、親は親の人生を歩み、お互いの人生を代わってあげることはできません。自分の人生は自分自身で幸せにするものだからこそ、子供の幸せは素直に喜んであげましょう。

5.子供の身の回りしか気にならない

小さな子供ほど身につけるものを汚してしまいやすいですが、親が清潔を保つことは大切です。
子供も物心つくようになると、周りの子供の服装にも注目しだしますし、特に女の子の場合は小学生以降になると、お洒落なものや可愛いものに敏感になります。
同年代の子供にも「その服かわいいー。いいなー」と、褒められる機会が増え、子供自身が自分に自信を持ってくれたら・・・とも思うでしょう。

ですが、子供の身の回りにばかり時間を費やして、親自身は身なりも身だしなみもあまり構わないようになってしまうと、自分の人生よりも子供の人生を中心に生きてしまう傾向があります。親が自身のおしゃれも楽しむ思考があると、子供が大きくなっても楽しみはなくなりません。時間的・精神的余裕がないと難しいですが、子供だけでなく自分のファッションにも気を配っていきたいですね。

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子離れできない親の心理

子供はいつか親から巣立っていくものだと頭では分かっていても、子供が小さいうちはなかなか実感として掴みにくいところがあります。
子離れできない親の話を他人事と思いますか?今は小さく可愛いだけの子供も、ときには親に反発しながら日々成長を重ね、いつか心身ともに親と同等または親を抜き、親元を離れて自分もまた子供を育てるようになるでしょう。親が子離れできない理由には、どのようなものがあるのでしょうか?

子供が一人できちんと生活できるのかという不安

玄関先で子供を送りだすママ

「子供が一人できちんとできるのだろうか?」という不安は、どちらかというと、子供が一人では何もできなかった小さい頃から手取り足取り世話をしてきたママが陥りやすい感情です。

子供が成長しても小さなときのように「外でちゃんとお行儀よく食事ができているのだろうか」「服や顔を汚していないだろうか」「いただきますやごちそうさまなどの挨拶はきちんとできているのだろうか」という小さなことも不安になったり、ついつい口やかましく子供に注意をしたり、親と離れて過ごす機会を与えないママもいます。

小さな頃の失敗経験は子供の成長に必須ですが、子供の失敗を見守ることは親にとって勇気が必要なことです。

子供が周囲から悪い影響を受けないのかという不安

自分自身のやるべきことや身の回りのことをきちんと出来るような子供であっても、外に出たときに周囲から悪い影響を受けてしまわないかと不安になる親も少なくありません。
親は、自身の経験より世の中の悪い人間を見てきたリ、悪い誘惑を知っているからこそ「自分の子供を巻き込みたくない、何としても守らなくては」という心理が働くのです。

傾向としては、中高生の女の子を持った父親は、子供が嫌がるくらいに人間関係を詮索したり、不自由を感じるほどに行動を制限(もはや束縛)したり、子供が出歩きそうな場所を見まわったりすることもあります。

子供のいない生活が考えられないから

子供の安全を守ってきた親ですから、子供の行く末や子供の生活が気にならないなんてことはありません。「子供が一人できちんと生活できているだろうか」とか、「子供が周囲から悪い影響を受けていないだろうか」と不安になる気持ちは、度が過ぎるから問題になるのであって、そもそもは当然の心配と言えます。

ですが、子供が心配という気持ちと同時に「自分自身にとって子供のいない生活が考えられない」という感情を持つこともあります。このとき、自分の喪失感を埋めるべく気持ちの拠り所を他に見つけるのではなく、子供が自分の近くからいなくなるのをどうにかして阻止しようと、進学先や就職先に口を出したり結婚を妨害するような言動に出たなら、それは完全に親のエゴであり、自身のことしか考えられない自己中心的な考え方と言わざるを得ません。

「子供の幸せを本当に願っているのか」そして「自分自身の幸せのために、子供に依存しているのではないか」ということを、常に自問自答しましょう。

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親が子離れできないのはダメ親?子離れの必要性やできないことによる弊害

こうしてみると「子離れできない親はダメな親なのかな?」と感じてしまいそうですが、子離れできないことでどんな問題があるのでしょうか?

子離れできないとどう困る?子供への影響

自分の意見が言えない男の子

子供が幼いころは、いつもそばにいて自分を見てくれ、自分のことに手をかけてくれる親の存在は、なんだかんだ言って安心です頼もしいと思うでしょう。

しかし、小学校に入学して「服、裏返しだね?」「ズボンがパジャマのままじゃない!」と、周りの子どもたちに注意されたりからかわれたりして、失敗したり恥をかいたりして「自分で自分のことはしなきゃ」と危機意識を持つ面も多少なりとあるものです。

自信を持たせない言動が子供の反発心をあおる・または子供の自己評価を低くする

子供が自分でやり遂げようとしていることがあっても、いつも親が手伝うつもりで「へたくそねえ!どれ、貸しなさい、やってあげる」と取り上げてやってしまうのなら、子供の成長を敢えて阻むことになります。結果、子供は親に対して反発心を覚えるか、反対に「わたし(ぼく)はママがいないと何もできないんだ・・・」と自分の能力を否定してしまうようになってしまいます。

判断力決断力が身につかず、自分で自分の人生を歩めなくなる

親が子離れできないことで生じる子供への悪影響は、「子供の反発心をあおる」ということと「子供の自己評価を低めてしまう」ということだけではありません。子離れできない親がいつもみっちり子供について逐一手出し口出しを繰り返していると、その影響で子供の「判断力」や「決断力」が育ちにくいため、社会人として自分の人生を歩むようになってからも意見が無かったり決断が出来なかったりしてしまうこともあるのです。

また、子離れできない親はあるときを境に今度は親が子供に依存するようになってしまいます。子供は子供で親が今まで自分のために多大な時間や苦労をかけてくれたことを知っているために、「親のために生きていかなくてはならない」と考えるようになります。
子供が自分自身の好きなことやりたいことを活かし社会で活躍する本来の人生を歩むのではなく、親のために親が喜ぶ道を無意識に選択するようになってしまうのです。

言いたいことが言えない子供が自分の意見を表現するために
言いたいことが言えない子供が自分の意見を表現するために
言いたいことが言えない子供が自分の意見や考えを言えなくなってしまう状況はどうして作られるのでしょうか?無口は個性として見守るべきなのか、言いたいことが言えない子供が意見を自分の言葉で表現するために。

親が子離れできないことでいつまでたっても子供が被害をこうむる

子離れできないと、周囲も子供に対して「いい歳をしてまだ自立できていない人」「いくつになっても自分の意見のない人」という烙印を押すようになります。子供が高い能力を持っているとしても、親が子離れできていないばかりに正当に評価されなくなってしまうこともあるのです。

子供の成長とともに親も自立しよう!子離れできない親を卒業する心得4つ

子離れできない親のままでいると、親自身も大切な子供も苦しめてしまうことがあります。子供の成長とともに少しずつ親も子供も自立していくために、言うなれば親も子供と共に成長をしていくために、親は子供が小さなときから心得ておきたいことがあります。

子供の成長を受け止める

いつまでもママにボタンを留めてもらう男の子

子供が自分でボタンを閉めたら、例えそれが半分しかひっかかっていなかったとしても、「わあ、上手ね!もう自分でできるね!」と受け止めて褒めてあげましょう。このときに「もう、ボタンかかっていないわよ、へたくそねえ!」と親が直してしまうと、子供も親も「上手くできないものなんだ」という自己暗示にかかってしまいます。

親がやってあげることで、ときに子供の成長は阻害されてしまうこと、子供は日々挑戦し学び成長をしていくことを親はしっかり自覚してください。子供のチャレンジは、下手くそでもできていなくても成長の一歩であると受け止めましょう。

子供には子供の価値観が育っていることを認める

親子は似ているといっても同じではありません。親とは違う意見を持っているのが当たり前で、親の趣味や好みも違っても当然です。他人に迷惑をかけることや明らかに無作法なこと、違法なことでないかぎり、子供の個性と価値観を認め、「自分とは違う存在である」ということを親自身が理解していくように努めましょう。

日常生活の身の回りのことは子供にやらせる(お手伝いも含める)

日常生活の身の回りのこと(子供自身のことや家のお手伝い)は、子供が小さいときから自分でさせるようにしましょう。確かに子供が慣れないうちは、親自身でした方が何倍も速くキレイにできるものですが、地道に教えていくといずれ慣れて上手に出来るようになります。
そのときは親自身も助かるわけで、子供の成長を促す訓練の1つとして積極的に身の回りのことをさせていきたいものです。

小さなことでも自分で出来ることが増えるなら子供の自信も育ちますね。なるべく小さなうちから着替えやお出かけの準備などの自分の身の回りのこと、洗濯物を畳んだりカトラリーを並べたりといったお手伝いをさせていきましょう。

親は自分の時間も持つようにする

子供のことしか考えられない人になって、子離れできない親になってしまわないためにも、親は自分自身の時間をしっかりと取るようにしましょう。いつも子供に振り回されていると、ふとした一人の時間が手持ち不沙汰になることがありますが、それは黄色信号です。

子供が小さいときは難しいかもしれませんが、子供が本を読んでいるときは自分も自分の好きな本を読むなど、親自身の時間を持ち楽しむことでリフレッシュにもなり、子供に対してより良い接し方が出来る付加効果もありますよ!

日々成長している子供は親の誇りです

子供は日々成長しています。子供の成長は自立への成長なので子供の成長はいつか親とは離れてしまうことを意味しています。ですが、ひとりで道を切り開くまでにしっかりと成長した子供の存在は、あなたの子育ての成果であり、誇りに思うべきことです。
少し寂しくても阻止すべきことなんかではないのです。あなたが愛する子供を持ったようにあなたの子供も、その子供にたっぷりと愛情をかけて一人前の人間を育て上げていくことでしょう。それが自然な流れなのだということを理解し、親も子供に負けずに成長しませんか?