シングルマザーの再婚の注意点

シングルマザーの再婚で幸せになるためのポイント5選

シングルマザーの再婚率は年々上がっていますが、全ての人が幸せになれるとは限りません。子供との関係や親族の反対などの問題が立ちふさがり、普通の結婚よりもハードルが高いのも事実です。シングルマザーが再婚で幸せになるために必要なことはなにか、再婚にあたっての心構えを知っておきましょう!

シングルマザーの再婚で幸せになるためのポイント5選

シングルマザーの再婚は珍しくない!?

厚生労働省による平成28年度「人口動態統計特殊報告」内の「離婚した者の再婚の状況」では、離婚した男女の再婚率が記されています。

例えば平成23年に離婚をした者が5年以内に再婚をする確率は、男性平均22.6%、女性平均22.1%となっています。一番確率が高い年代は男性が25~29歳で39.1%、女性が20~24歳で36.8%という数字になり、実に離婚経験者の約4割が再婚をしていることになります。

あくまで「再婚率」についてのデータではありますが、子供を連れて新しいパートナーとの生活に踏み切るシングルマザーは珍しい存在ではないと言えるでしょう。

シングルマザーが再婚して良かったと思うこと

再婚をしたシングルマザー達はどのような時に再婚の良さを感じるのでしょうか。シングルマザー本人にとっての再婚のメリットを考えてみましょう。

精神的に落ち着く

夫と娘と一緒に幸せそうな女性

シングルマザーとして子供を育てながら仕事や家事もこなしていると、その目まぐるしい忙しさからイライラしたり、不安になったりする時があります。特に女性はホルモンバランスの関係で、精神的に不安定になる時期もあるはずです。

しかし、再婚すれば「そばで支えてくれる人がいる」「もう子供に寂しい思いをさせなくて済む」といった安心感を得られます。なにより、自分の好きな人と幸せな家庭を築けるという喜びは、人生においてとても大きなものです。

女性らしくなれる

シングルマザーは父親代わりにならなければいけない場面もあるので、時には女を捨てて「お父さん」になります。しかしそんな生活を長く続けていると、ついつい外でも女性らしさを忘れてしまい、自己嫌悪に陥る瞬間があります。

再婚によって子供に父親が出来れば、もう父親の役割から卒業できます。さらに新しい旦那様のために綺麗でいようと努力することで、女性らしさを取り戻すこともできるでしょう。

経済的な余裕

家計簿と領収証

ひとり親家庭の場合は、自分の収入だけでは足りず児童扶養手当などに頼って生活している世帯が多いのが現状です。仮にそうでなかったとしても、やはり自分ひとりの収入で子供との生活を支えるのは、将来への不安が常に付きまといます。

再婚をすれば一般的には世帯収入が増えますし、今後の生活についても夫婦二人で対策を練ることができます。例え具合が悪くても「風邪なんて引いている暇はない!」と、自分を奮い立たせて仕事に出かけていたシングルマザーにとっては、肩の荷がおりるような気持ちになるのも無理ないことです。

シングルマザーの再婚で注意するべきこと

シングルマザーの再婚は、普通の結婚や子供がいない場合の再婚とは少々事情が異なります。
1番気を付けなければいけないのはやはり子供に関してのことです。もちろん自分が好きな相手であることは第一条件ですが、それだけでは再婚できないことを覚えておきましょう。

子供の気持ち

シングルマザーの再婚において1番注意すべきポイントは子供の精神的なケアです。特に実父と仲の良い子供の場合は、十分に子供の気持ちを考慮したうえで再婚を決める必要があります。

また子供は再婚相手にママを取られてしまうかもしれないという不安を抱えているかもしれません。自分の日常に、他の人が入り込むという事実に違和感を抱いている可能性も十分にあります。

やはり女性である前に母親だという自覚を忘れずに、再婚をする際も子供最優先で考えましょう。

元旦那の悪口は言わないこと!

父親と再婚相手を比べることは言うべきではありません。
離婚をした元夫に対しては、色々と複雑な感情があるのは無理からぬことですが、子供にとってはこの世にたった1人のお父さんです。

父親の悪口を聞いたとしても再婚相手のことを好きになることはありません。母親との信頼関係を崩し、余計に再婚相手への印象が悪くなる可能性もあるので要注意です。

再婚相手と子供との相性

自分にとっては最高の相手であるからこそ再婚したいと思うわけですが、子供との相性はどうでしょうか。もちろん自分の口から相手について話をすることも大切ですが、相性は当の本人同士でしか確認できません。

一緒の時間を過ごす中で二人の様子をよく観察してみましょう。どちらかが気を使いすぎていないか?子供が普段の様子と違わないか?自然に笑顔になっているかどうか?子供の方から歩み寄っていくか?など、きっと母親にしかわからないことがあるはずです。

もし相手が自分から子供に歩み寄るのを拒んだり、少しでも子供に不安を与えるような行動が見られたりした場合は、この先の長い人生を共にすることは難しいでしょう。

再婚する時の子供の年齢

シングルマザーが再婚する際、子供の年齢は絶対に無視できないポイントです。

3歳未満なら「新しい父親」として受け入れやすい

3歳未満の子供と遊ぶ母親

例えばまだ離婚や再婚の意味もよくわからない3歳くらいまでの子供なら、再婚相手を「新しい父親」として素直に受け入れやすいです。再婚相手も素直に懐く子供に可愛さを感じられるでしょう。

しかし、この年代での再婚の場合、母親も若い可能性が高いですから、再婚相手との間に子供も設けた際には、お互いの態度が不満となるリスクもあります。再婚相手との間に子供を設けるかの選択、実の子ができたとしても変わらず可愛がってくれる男性かの見極めが重要です。

高校生以上なら「母親の再婚」に理解を示せる

卒業証書を持つ女子高校生

反抗期も終わって、自分も恋愛を経験する高校生くらいになると、理解を示してくれる可能性は高くなります。特に高校卒業後に就職や大学進学などで実家を出る予定がある場合は、母親の再婚そのものには反対しない子も多いでしょう。

ただし、あくまで一般論であり、その子の性格や母親との関係、相手の男性との相性によるものです。
年齢的に「新しい父親」として受け入れられる可能性は低く、「親子みんなで仲良く」とはいかないのが普通だと心得ておきましょう。

子供の高校卒業を機に再婚というのもひとつの選択です。ただし、再婚後は子供がなかなか実家に寄り付かなくなるケースも想定しましょう。

小学校~中学生の再婚は難易度が高い

泣く小学生の女の子

1番難しいのは思春期と言われている小学校中学年から中学生の年代です。「今までは自分だけのママだったのに…」という寂しさや、頭の中では「ママの幸せのため」とわかっていても受け入れることができないジレンマや葛藤があります。

無理に再婚をすれば、さらに反抗心が強くなってしまう可能性が高いので、焦らずゆっくりと子供との関係を深めていくしかないでしょう。

再婚に焦りは禁物

やはりシングルマザーとなれば話は別です。その時期が来るまで待ってくれないような相手なら、こちらからお断りをする勇気を持ってください。

再婚相手は、子供にとっては知らない人から始まり、徐々に遊んでくれる優しい人に変化していきます。再婚をするには相手の存在が子供にとって「困った時に頼れる人」になってからがベストです。

シングルマザーの再婚がもたらすデメリットの可能性

シングルマザーの再婚には、一般的な結婚とは違い、デメリットもあります。それは必ずしも当人同士の問題ではなく、子供や親戚との関係、そして手続きの問題です。

すべてのシングルマザーの再婚にこうしたデメリットがあるとは限りませんが、可能性があることは念頭において、覚悟を決めましょう。

子供との関係

泣く子供

再婚の際に、子供の気持ちに配慮し、再婚相手との関係構築に時間を気づいたとしても、残念ながら上手くいかないケースというのも存在します。

「上手くいくと思ったのに…なぜ!?」と思うかもしれませんが、実際に暮らしてみて思ったのと違ったというのは家族の間では起こりえることです。また、子供自身が「本当は自分だけのママでいて欲しいけれど、幸せそうだから自分は我慢しよう」と気を使っていた可能性もあります。

例え再婚相手を含めた家族みんなでの生活が上手くいかなったとしても、あなたが子供の母親であることは変わりありません。スキンシップやコミュニケーションをとり、傷ついた子供のフォローをする必要があります。

再婚相手の親や親戚との関係

子供との関係はうまくいっても、お互いの家族や親戚との関係がうまくいかないケースもあります。再婚相手の親や親族があなたやあなたの子供を嫁や孫、親族と認識してくれるかはわかりません。

離婚に対して抵抗があり、さらに再婚だなんてとんでもない!という考え方を持っている世代の人と対立をしても、なかなか受け入れてもらうのは難しいでしょう。

再婚した2人が子供を含めて何年も幸せな家族として生活していけば、きっと理解を示してくれるはずなので、長い目で耐える必要があります。

手続きが面倒

離婚をしたシングルマザーが再婚をする場合には、様々な手続きが必要になります。

養子縁組

再婚をする際には婚姻届けを提出しますが、それだけでは子供が同じ戸籍に入ることができません。養子縁組届を出さなければ、再婚相手の子どもではなく元々の戸籍のままになってしまいます。

児童扶養手当

シングルマザーであることが受給の条件である児童扶養手当は、再婚することで当然廃止されます。廃止の手続きを提出しなければ不正受給になってしまうので要注意です。

児童手当

児童手当は全ての子どもが受給できますが、再婚によって名字や住所などの登録情報が変わるので、変更をする必要があります。
基本的に収入の多い方の扶養者の名義を登録するので、再婚相手よりも収入が多い場合は変更の必要がないかもしれませんが、健康保険の関係などもあるので各自治体で確認した方が良いでしょう。

ひとり親医療受給資格

シングルマザーが再婚することによって「ひとり親医療受給資格」から「こども医療証」に変更されます。手続きをしないで病院にかかった場合は後日手続きが必要になるので、面倒を避けるためにも他の手続きと一緒に行っておきましょう。

学校関係の手続き

子供の名字が変更になる場合には、子供が通っている教育機関にその旨伝える必要があります。キリが良いということで、子供が小学校や中学校に上がるタイミングでの再婚が多いです。

就学援助制度を利用していた場合は、停止手続き忘れずに行いましょう。また学費の引き落とし口座の変更、さらに学童に通っている場合は利用料の変更がされる場合もあります。

シングルマザーの再婚で気を付ける5つのポイント

シングルマザーの再婚で注意すべきことやデメリットを理解して再婚を決めたら、あとはポジティブな気持ちで再婚する時のポイントをしっかり押さえておきましょう。

1.卑屈にならない

並んで立つ男女

シングルマザーであることを自分のマイナスに捉えている人もいます。恋人が出来ても「どうせ私なんてバツイチ子持ちだからすぐに捨てられるんじゃないか」なんて思っていると、ついつい焦って再婚を決めてしまい、その結果うまくいかずにまた離婚してしまうという負のスパイラルにハマってしまう恐れがあります。

悩んで苦しんだ結果の離婚であった場合は、卑屈になる必要などありません。むしろ失敗をして男性を見る目が養われたと前向きにとらえた方が再婚にも良い影響を与えるでしょう。

2.子供ありきの付き合い方をする

結婚は二人で楽しんだ恋愛の結果ですが、シングルマザーの再婚はスタート時点から二人で楽しむ恋愛ではないはずです。子供がいることを内緒にしてお付き合いをする方もいるようですが、再婚となればそれは通用しません。

ロマンチックに二人きりで過ごす時間がまるで取れないという訳ではありませんが、再婚を意識するなら、そうしたお付き合いは日に日に難しくなるでしょう。ですが、再婚してから現実と向き合って失敗するよりも、始めから経験しておけばギャップもないはずです。

3.離婚した理由を冷静に考えられているか

離婚をしたということは何かしらの理由があったはずです。元夫と自分のどのような点が問題だったのか、なぜうまくいかなくなったのか、そうした理由を冷静に受け入れているかどうかが問題になります。

例えば性格の不一致で離婚をした場合、元夫の自分への指摘を受け止められているか、自分にとって許せないことはなにか、こうした点は再婚する時にも重要なポイントとなります。

4.相手に求め過ぎない

背中合わせに座る男女

再婚相手は結婚と同時に父親になるわけです。初婚の場合は初めての子どもですし、再婚同士で子供がいる場合でも、あなたの子供の父親としては初心者です。もちろん再婚をする前に子供との相性を見極めてはいるはずですが、いきなりパーフェクトな父親像を求めるのは可哀想です。

生まれた時から子供と一緒にいるあなたが再婚相手との関係をフォローする必要があります。また、子供が年齢的に「新しい父親」としては受け入れるのが難しい場合は、父親ポジションにこだわるのはやめた方が良いケースもあります。

すぐに口を挟んだりせず、見守りながら、自分たちなりの家族の形を築いていきましょう。

5.母親である自分を再婚相手に見せておく

女性であれば好きな人に見せる自分と素の自分に多少なりともギャップがあります。特に出会って間もない頃は、いつもキレイにして出かけますが、家に帰ってくれば仕事と家事と育児に追われて疲れ果てているシングルマザーかもしれません。

ただ恋愛を楽しむだけが目的ならキレイなところだけ見せておいて問題はありませんが、再婚を考えている相手にはあなたがシングルマザーであるということ、それがどれだけ大変なことであるかを知ってもらう必要があります。

時には子供に厳しく叱ったり、一緒にはしゃいだりする姿や、疲れ果ててしまった顔なども見せるようにしましょう。母親としての姿を見た上で再婚を決めてくれる男性であるかどうか、しっかり見極めていきましょう。

シングルマザーだからこそ再婚は上手くいく!

シングルマザーだからと言って再婚を諦める必要はありません。しかし、簡単に再婚を決めるのも考えモノです。

まずは子供の気持ちを最優先して、少しでも抵抗があるなら快く受け入れてくれるようになるまで待ちましょう。

焦って再婚したところで良い事は何もありません。1回失敗をしているシングルマザーだからこそ、その経験を活かして幸せな再婚をして下さい。

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