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育児ノイローゼの原因

育児ノイローゼの原因となる子供とパパの行動と対処法

育児ノイローゼに悩まされるママたちは少なくありません。その原因はいくつか考えられますが、大きな原因の1つに協力的でないパパを挙げることができます。パパがなぜ育児ノイローゼの原因になりうるのか探っていきます。

育児ノイローゼの原因となる子供とパパの行動と対処法

育児ノイローゼの原因はなに?分野別のアプローチから対策を探る

育児には終わりがありません。赤ちゃんは24時間365日、ママやパパの保護を必要としていますし、少年期、思春期と子供の成長に合わせて子育ての悩みの内容も変化しながらずっとつきまといます。
そのため、一生懸命に取り組んでいるうちに「何をしても辛い」「わけもなく悲しくなる」「子どもがかわいいと思えない」等のノイローゼ的な症状が出てくることがあります。

このような『育児ノイローゼ』は、育児に取り組む人ならばベテランのママでも新米のママでもイクメンを目指すパパでも、かかってしまう可能性があるもの。では、育児ノイローゼの直接の原因は何なのでしょうか?医学的・精神的・環境的な原因を探っていきましょう。

医学的アプローチ

子供とパパがストレスになり育児ノイローゼになったママ

産後は体が妊娠時から非妊娠時へと戻るため、ホルモンバランスが乱れてしまい、情緒不安定な状態が続きます。このホルモンバランスの乱れがひどくなると『産後うつ』と呼ばれる気分の落ち込みが見られるようになります。

『育児ノイローゼ』は『産後うつ』とは異なり、育児によるストレスや心身の疲労が溜まることで引き起こされますが『育児ノイローゼ』と『産後うつ』を完全に分離することは難しく『産後うつ』の状態が育児の疲れと重なることで『育児ノイローゼ』を深刻な状態にしてしまうこともあるのです。

そのため直接的な原因とは言い難いですが、産後のホルモンバランスの乱れ、産後の体調回復が順調に進まないこと等が育児ノイローゼになりやすい素地を作ると言えます。

精神的アプローチ

精神的なストレスが原因で子育てが辛いママ

産後のホルモンバランスの乱れにより、精神的にも不安定な状態が続くことがあります。出産直後は子どもを産んだと言う達成感や高揚感から、普段以上に体を動かして子供のお世話に没頭してしまい、つい寝不足になったり、自分の体の不調に気付くことができなかったりすることも珍しくありません。

ですが、達成感や高揚感で普段以上に体を動かしてしまう時期が過ぎても、ついいつもの習慣で無理に無理を重ねてしまうと、精神的にも体力的にもママやパパの本来の能力の容量を超えてしまい急激な落ち込み(育児ノイローゼ)が生じることもあるのです。

また「~しなくてはならない」「~べき」という考え方も、育児ノイローゼの原因になります。「ママなんだから少々無理はしても、いつでも子供中心の生活をしなくてはならない」「〇ヶ月までにはおむつを取るべき」「〇ヶ月には離乳食をしっかりと食べさせなくてはならない」と、常にしなくてはいけない目標を立て、その目標を達成することに集中してしまうと、自分で自分を追い込んでしまい育児ノイローゼの症状が出てしまうことになるのです。

環境的アプローチ

ママが一人で子育てしているパパのいない家庭

育児を一人でせざるを得ない環境、また育児に対する相談が誰にもできない環境にいる場合、育児ノイローゼの症状が出てしまいやすくなります。

転勤や引っ越しで近くに友人も親族もいない環境の場合、積極的に他の人々との関わりを求めない限りは、家族以外誰とも話さずに一日が過ぎてしまいます。そのような環境の中でただ毎日育児に追われる日々が続くなら、「私のしていることに意味があるのだろうか」「このままどこかに行ってしまいたい」等の考えに支配されるようになり育児ノイローゼになってしまうこともあるのです。

また、相談できる人が近くに入る場合でも、人に頼ったり相談したりすることが苦手な人は、育児ノイローゼになりやすいと言えるでしょう。育児で悩むのは当然のことであり、育児で疲れてしまうのも当然のことだということを理解し、気軽に人に相談できる性格的素地を作っていきたいものです。

育児ノイローゼが悪化する「パパとの関係」を見てみる

もっとも身近な人のはずの『パパ』。そのパパが育児ノイローゼの原因や、育児ノイローゼを悪化させる元になることは少なくありません。

育児に対する夫婦の相互理解が足りないのが原因

専業主夫が増えてきたとは言うものの、ママが育児をメインで担当している家庭は多いでしょう。共働きの家庭においてですら育児の大半をママが担当していることは少なくありません。こういったバランスの悪い負担が当たり前となっているのでは、ママが育児ノイローゼになってしまうのは当然ですよね。

育児に対するパパの理解が深ければママが育児ノイローゼになる可能性を大きく減らすことができます。そこで、パパが理解すべき『育児の実態』とは、具体的には何なのでしょうか?

日中仕事に出ているパパが知らない「育児の実態」

子供とおでかけ中のイクメンパパ

育児を『子供の遊び相手程度のもの』と勘違いしているパパがいるのも事実です。子どもの相手で一日中くたくたに疲れて、ようやくソファーに座れたと思った瞬間に会社から戻ってきて「いつも楽しそうに子どもと遊べて良いね!」なんて言われた日には、強靭な精神と肉体を持っているママでも怒ってしまいますよね。こんな家庭では、パパが原因で育児ノイローゼになってしまうのも無理はないと言えるのではないでしょうか?

まず、パパもママも育児は24時間体制で365日休みはないということをよく知っておく必要があります。子供が大人しく寝ているときや一人で楽しく遊んでいるときは休めるじゃないかと反論する人もいるかもしれませんが、子供が『いつ』大人しく寝るのか、一人で楽しく遊んでいる時間は安心か、という部分は予測できない領域ですよね。
例えば子供が30分おとなしく寝ていてくれたとして、その間に家事+フル充電ができる…と思っていたら、まずパパがそれをできるかどうか実践してみてください。

子供が寝ているちょっとの間、ママは育児の手を休めることができるかもしれませんが、どの瞬間で起き出すかはわからず完全に気を抜いている状況ではありません。
そのため子供が大人しく過ごす時間を有効活用することはほぼ無理ですし、ママは寝ている時間もいつ何時子供に変化があるか分かりませんので心底くつろぐことはできないと言えるのです。

また、ベビーシッターの仕事として子供の世話をしている場合は別ですがママとして育児をする場合、育児をしながら掃除や洗濯、買い物、食事の準備まですべてを一人でこなさなくてはならないのです。
子供が泣きやんでくれないときや、何を言ってもイヤイヤばかり言うときは、思うようなペースで家事が行えないので、普段以上に家事に時間がかかってしまいます。
結局ママ自身の自由な時間や睡眠時間を削ることになり、疲れがたまってノイローゼ状態に陥っていくのです。

育児疲れからパパに対する余裕なんてちょっと持てない

子育てしないパパに愛想が尽きたママ

ですから、専業主婦であっても時間的にも体力的にもぎりぎりの状態で育児を行っていることがほとんどです。
また仕事に出ている場合は、仕事を行っているときは育児から解放されるものの、仕事から戻ると家事や育児にいそしまなくてはなりませんので、専業主婦と同様、自分の時間や睡眠時間を削ってぎりぎりの状態で子どもに接することになります。

そんな大変な時期にもかかわらず「長袖のチェックのシャツ、どこにあるっけ?」「ご飯のおかわり、よそってくれる?」なんていうパパの無神経な言葉を聞くと「パパの世話までできるわけがないでしょ!」と腹が立ってしまうのです。
パパなんだから子どもの世話をするのは当然です。ですが、世話をするべき人間が「世話をしてもらいたい」という気持ちを持っているなら、ママの心は深く傷つき落ち込んでしまうでしょう。

そもそもパパは「育児に参加する」存在ではなく「育児して当たり前」

子供と良好な関係のパパ

子育てに積極的に参加するパパを『イクメン』と呼び、頑張っている存在としてほめたたえる空気がありますが、本当に『イクメン』は素晴らしいものなのでしょうか?

ちょっと考えて見ましょう。子どもはママのものではありません。子どもはママとパパのものです。つまり、子どもを持つと言うことは、ママだけでなくパパも育児をしなくてはならないということを意味しているのです。
『育児に参加』というと、参加する義務のないものに参加するニュアンスがありますので、パパが育児をするときに使うには変な表現なのです。子どもを持たない男性や女性が『育児に参加』することはできますが、パパは育児して当たり前の存在ですので『育児に参加』ではなく『育児をする』という表現が適切だと言えるでしょう。

このように『育児に参加する』という発想が『育児に参加するパパは素晴らしい』という謝った考え方を助長しているとも言えます。パパもママも育児をすることが普通なのに、敢えて育児をするママを『イクジョ』なんて呼ぶでしょうか?
育児をして当たり前のパパを『イクメン』と呼んだりすることには「育児は女性がして当たり前」という考え方が根底にあると言えるのではないでしょうか。

育児は女性がするものと思い込んでいるパパには普段からのアプローチが大切

育児は、ママとパパが一緒に行うものです。これは子供がパパとママから生まれてきたくらいに自然な考え方です。ですが世の中には育児は女性がするものと思い込んでいるパパが数え切れないくらいいます。このようなパパを伴侶として選んでしまったママは、どう対処すればいいのでしょうか。

育児をいっしょにするという姿勢を崩さない

パパも子育てに積極的な家庭

初めは積極的に子どもの世話をしようとしていたパパ。でも、気付いたら、まったく育児を行わなくなってしまった・・・。このようなときは、往々にして、ママがパパに育児をさせなかったことが原因になっていることがあります。

おむつかえの手つきがぎこちないからと言って「ちょっとどいて!私がするから」とパパの手を振り払ったり、かわいい服を選んでコーディネイトしなかったからと言って「もうお着替えは任せられない、私がするから」とパパに子どもの服を触らせないようにしたり、このような小さなことが積み重なって、パパが育児をまったくしなくなってしまうこともあります。

パパが育児や子どもに無関心になってしまうことを防ぐ対策として、ちょっとくらいぎこちなくても不衛生でもパパに子どもを任せてしまうことが大切ですね。ママの育児をパパが手伝うのではなく、パパとママと一緒に育児をするという考え方を、ママもしっかりと持つことが肝要なのです。

育児をどう行えば良いか分からないパパには細かな指令を出す

育児にどう関わっていけばよいか分からずに、ただぼんやりと見るパパもいます。そのようなパパを持つ方は、細かく指令を出すことで、育児ができるパパに育てていかなくてはなりません。「おむつを替えて、ゴミはこの袋に入れて捨てておいてね」「12時になったら離乳食を温めて食べさせてね」と言葉に出して具体的に伝えます。

また、育児はしたいけれども、命令されるのはイヤというパパにはおむつ替えや子どもをあやしたりしたら「本当にすごいねえ、私なんかいつも泣きやませるのにもっと時間がかかるよ」等の褒め言葉を言って、自発的に育児をさせるようにしましょう。

パパに過剰な期待をしない

子供の面倒を見ている最中に寝てしまったパパ

パパが育児に協力的でないと、ママは育児ノイローゼになりやすくなります。ですが、育児に協力的で育児の本当の大変さを理解しているパパというのは世の中では非常に稀な存在だということをママは覚えておかなくてはなりません。

「あそこの家庭では、パパがもっとママを労わっている」「あの家のパパは、もっと育児を積極的に行っている」と、他人の家庭と比べても何の意味もないのです。パパが育児に協力的に見える家庭にも何らかの問題があるかもしれず、ただ外に表れている様子を見て、イライラするのはあまり賢いとは言えないからです。

気楽に!子どもが楽しい環境を作っていこう

育児を行わないパパによって、育児ノイローゼになってしまうママは少なくありません。ですが、パパに過剰な期待をしないことで、育児ノイローゼにかからないよう自己防衛することはできます。

子どもが楽しいと思える環境を作っていくためにも、ちょっと思い通りにならないことがあっても、自分の時間が持ち難くなっても「育児は楽しい!」「子どもと関わるのは嬉しい!」ことは事実ですので、完璧を目指さず気楽に育児をしていきましょう。楽しんで育児をするママの姿を見ることは、子どもにとってはかけがえのない喜びなのです。