身長が伸びない原因

身長が伸びない原因は?背を伸ばしたい子供へ親ができること

身長が伸びない原因とは?子供の身長を伸ばすために親ができるサポートを紹介。身長が伸びない原因は生活習慣にあり!「遺伝だから仕方ない」とあきらめる前に、栄養・睡眠・運動の良い習慣、悪い習慣を要チェックです。極端に身長が伸びないのは、病気の可能性もあるため、成長曲線も確認しましょう。

身長が伸びない原因は?背を伸ばしたい子供へ親ができること

身長が伸びないと悩む子供には親のサポートが必要!?

子供がクラスで背が高いほうなのか低いほうなのか、親としては気になりますよね。

そのうち大きくなると思っていたのに、中学生や高校生になって成長期を迎えても身長があまり伸びていないと「私に似て背が低いのかも」と、子供に対して申し訳なく思ってしまいがちです。
ですが、身長は確かに遺伝も関係しますが、生活習慣による影響も大きいので、あきらめるのはまだ早いです!

また、乳幼児の身長の伸び率が極端に低い場合は、病気の可能性もあります。
身長が伸びないのはどうしてなのか、改めてチェックしてみましょう!

身長が伸びない原因

身長が伸びるためには、「睡眠」「栄養」「運動」の3つが非常に需要です。
また、身長はどの程度遺伝するものなのでしょうか?身長が伸びない原因を紹介します。

睡眠不足

成長期に睡眠が大切な理由

ぬいぐるみと一緒に眠る小学生

身長が伸びるために必要な成長ホルモンは、脳も休息をとる深い眠りであるノンレム睡眠時に分泌されます。

一般的に成長ホルモンは、入眠後のおよそ3時間に最も多く分泌されるため、就寝時はスムーズに深い眠りに入れるよう一日の生活リズムを整え、最適な睡眠習慣を確保するのが理想的です。
成長期のうちは規則正しくたっぷりと睡眠をとりましょう!

睡眠時間の長さだけでなく、質も重要!

睡眠は、時間の長さだけでなく、質も非常に重要です。

良い睡眠のためのOK習慣

  • 部屋を暗くする
  • 寝る1時間前までにぬるま湯にゆっくり浸かる
  • 適度な硬さのベッドやマットレス

お風呂は就寝の1時間前に済ませます。人間は、体温が下がるときに眠くなるので、寝る直前にお風呂に入ると脳が興奮してしまいます。

また、寝る直前のテレビやスマホも、脳が刺激されて寝付きが悪くなる原因となります。子供も学校で頑張っているので、夜はなるべく好きなことをさせてあげたいですが、時間を決めて快適な眠りに入れるように環境を整えてあげてください。

その他、身体の大きさにあった枕、清潔なシーツなど、柔らかすぎないマットなど、熟睡しやすい環境が整っていれば、入眠後に成長ホルモンが最大限、分泌されます。

運動不足

運動は成長ホルモン分泌を促す

適度な運動は、骨や筋肉に刺激を与えて、成長ホルモンの働きを活発にします。
また、運動すると、脳や体はエネルギーを消費するので、夜、ぐっすり眠りやすくなります。ただし、過度な運動は骨や関節に負担を掛けますので、注意しましょう。

縄跳びする小学生

身長が伸びる運動はあるの?

ジャンプをする運動は、身長が伸びそうなイメージがありますが、科学的な因果関係は見つかっていません。子供が好きなスポーツをさせてあげることが一番です。

「運動が大事」と聞くと、クラブに入れて本格的にスポーツをさせたほうが良いか迷われるかもしれませんが、子供とボール遊びや縄跳び、ジョギングなど親子で一緒に運動をするだけでも十分です。

身長が伸びる運動!自宅で簡単に取り組む運動&ストレッチ
身長が伸びる運動!自宅で簡単に取り組む運動&ストレッチ

栄養不足

人間の身体は食べ物で作られる

背を伸ばすためには、バランス良く食事をして、身体に必要な栄養を摂り入れることが必要です。

「背が伸びる=牛乳」などと思いつきますが、あくまでバランスが大切です。炭水化物、タンパク質、ビタミン、脂質、食物繊維、ミネラルの6つの栄養素をしっかりと摂ることにより身長が伸びやすくなります。そのためには偏食をさせないようにしましょう。

朝食はしっかり食べよう

朝食のご飯を食べる小学生

親が朝食抜いてしまうと、子供も朝食を食べない習慣が付いてしまう傾向にあります。
ですが、子供は大人とは違い、小さなうちは1回に大量に食べられませんし、成長期には大人以上のカロリーを必要とします。朝食の欠食は、1日に必要な栄養素が摂りにくくなる原因となります。

また、朝、しっかりと食べることで脳が活性化し、体内時計も整います。家族で早起きして、朝食を食べるように心がけましょう。

成長期のダイエットに要注意

最近は、ダイエットの低年齢化が進み、中学生の10人に1人が体重を減らすためのダイエットを行ったというデータもあります(注1)。中には、小学校高学年からダイエットを意識するケースもあり、成長期のダイエットは栄養不足の原因になりますので要注意です。女の子場合、月経不順などを招き、将来的な妊娠や出産に影響する可能性もあります。

正しい食生活を身につけさせ、夜食やジャンクフード、お菓子の摂りすぎを控えさせましょう。

遺伝

身長は遺伝的要因が影響するのは、間違いありません。しかし、どの程度遺伝するかは議論が分かれており、現段階では明確な結論は出ていません。

25%前後が遺伝による影響とする説、70%前後が遺伝による影響とする説など、結局どの程度影響するのか、現段階ではあまりにも幅が大きいため、気にする必要はありません。

親の背が低くても、背の高い子供はたくさんいるので、子供の身長が伸びる環境作りをしてあげましょう。

身長が伸びないと悩んでいる人に知っておいてほしい2つのこと

睡眠・運動・栄養には十分に気を付けている。それにも関わらず、身長が伸びない!
そんな時に知っておいてほしい2つのことをご紹介します。

1つは、焦らずに、そのまま規則正しい生活を続けていれば、伸びる可能性はあります。
2つ目は、「身長が伸びない病気」についての解説です。

2の場合は、早期の病院受診を検討してください。

1.身長が伸びるペースには個人差がある!

身長が違う小学生が並んで立つ

身長は、成長ホルモンの分泌がピークを迎える10代にもっとも大きな伸び率を記録します。ただし、10代といっても、中学生~高校時代にかけて少しずつ伸びる子もいれば、小学校高学年ぐらいに急激に伸びる子もいます。

身長が伸びる時期、伸びるペースは、個人差が大きいため、みんなが同じ時期に背が伸びるわけではありません。

日本人の平均身長は?

厚生労働省の調査によると20歳の男性の平均身長は171.6cm、20歳の女性の平均身長は158.1cmです(注2)。
まわりに背の高い子供が多いと自分の子供の背がとても低く感じているかもしれませんが、日本人の平均身長と同じくらいという可能性はありませんか?

身長が伸びる時期、成長ホルモンの恩恵を最大限受けるには
身長が伸びる時期、成長ホルモンの恩恵を最大限受けるには

2.身長が伸びない病気「低身長症」とは?

身長は個人差が大きいとはいえ、身長が伸びない病気も存在し、それらは総じて「低身長症」と呼ばれています。
低身長症の判断基準や原因を解説します。

低身長症とは?

「成長ホルモン分泌不全性低身長症」「ターナー症候群」など、身長が伸びない病気には、種類があるのですが、低身長症とはそられすべての症例をまとめた総称です。

低身長症は、子供の100人に2~3人が該当するといわれており、主に乳幼児期に成長速度の遅さによって発見されます(注3)。

低身長症の判断基準

女医が成長曲線に注意喚起する

低身長症は、平均身長との差を示した(SD値)で判断します。

医学的な低身長の判断基準は、以下の2パターンです。

  • -2.0SD以下で、帯の下に外れた状態。
  • -1.5SD以下の状態が2年間続いている。

母子手帳には、年齢ごとの平均身長が記載された成長曲線が掲載されているはずです。
「-2.0SD」とは、折れ線の1番下の線です。子供の身長がこの1番下の折れ線より下にある状態が続いている場合、一度小児科や専門医を受診しましょう。

低身長症の原因

「低身長症」の原因には、大きくわけて以下の4つが考えられます。

(1)成長ホルモンの異常
成長ホルモン分泌不全性低身長、甲状腺機能低下症

(2)染色体の異常
ターナー症候群
プラダ―ウィリ症候群
ヌーナン症候群、

(3)骨や軟骨の異常によるもの
軟骨無形成症
軟骨低形成症

(4)子宮内発育不全
SGA性低身長症

低身長症の治療

上記の4つが原因となる低身長症は、成長ホルモンの投与によって治療が可能です。治療は健康保険の適応範囲であり、乳幼児医療費助成や高額療養医制度もあります。低身長症が疑われる場合、まずは、早期に病院を受診しましょう。

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